トウダイリケジョの婚活記
  • 14Jun
    • 趣旨説明のはずが弱音

      皆さま、平素より当ブログをご愛顧いただき、ありがとうございます。先日は、思わぬ大炎上を引き起こしてしまい、ご迷惑をおかけしました。以前にも増して、多くの方の目に触れるようになったことは、大変光栄なことです。一方で、ウェブログの難しさも感じております。そこで、今一度、本ブログの趣旨をお伝えしたく。まず、当ブログは、一個人の雑感を綴った記録です。“婚活”を主題に、一人の女性が目にし、耳にした情報をもとに、己の頭で考えたことを記録するブログ。“婚活”を主題としたブログは、移ろう感情を徒然なるままに綴ったものや、己の経験からHow toを指南するものがほとんどです。そこで、わたしはそれらとは違うものを目指しました。わたしの視点で、わたしの表現で、わたしの婚活を綴ることで、おもしろい読み物になるはず。その確信があったからです。「おかしい」「間違っている」そう思われて当然かもしれません。何しろ、人と違う視点で、違う方法で語ろうとしているのですから。しかし、この手法が人に不快感を与える可能性をはらんでいることを、今回改めて感じました。不快な文章を読んでいただく必要はありません。危険を感じたら、そっと目をそらしてください。テレビのチャンネルを変えるように。「変な奴いるなー」「こいつイタいなー」そんなスタンスでくすっと笑っていただければ、それが一番うれしいです。ついでに、一つ反論。というか、誤解を解いておきたいと思います。「東大だからって偉そうに」「どうせ親に洗脳されてガリ勉したんだろう」「過去の栄光にすがって醜い」そんな言葉も頂戴しますが、偏見です。それこそ、わたしの思考が偏っているのと同様に偏っています。東大は、最も学生数の多い、国立大学です。多くの人間を受け入れている。学費も最低限。いわば、誰にも門戸の開かれた大学(医学部除く)なのです。だから、わたしは進学しました。大した志もない凡庸な人間が、努力もせずに、とりあえず進学しただけです。そこに、自負も優越感もありません。自分、普通だな。わたしからすれば、芸術大学や留学、私大医学部の方が、よほど特別。本人の強い意思と才能、家庭の経済力、家族の支援、いろいろなものがなければ達成できませんので。普通未満の世界も、わかりません。わたしは、普通の視点で、普通の尺度で、世の中を見ているだけなのです。それがおかしいと思うのであれば、それは、視点、尺度が違うから。円柱は上から見れば円形ですが、横から見れば四角形です。見る角度によって色も違うかもしれません。距離が違えば大きさだって違って見えます。全体を俯瞰するこができれば大正解ですが、ある一つの視点から見る世界もまた正解のはず。言葉で伝えるって難しいですね。ブログ開設当初に比べると、我ながら文章も面白くなくなったと思います。あんなに書くことが楽しかったはずなのに…最近は、いろいろなことがありすぎて、モチベーションが下がり気味。そんなわけで、少しお休みするかもしれません。でも、また気まぐれに書くかもしれません。わたしは、そんな適当な人間です。

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  • 07Jun
    • 現実を目の当たりにした夜

      ある日の就業時間後。集中力の切れた筆者は、同期の邪魔をしていた。同期「じゃあ飲みに行くか。」ベルギービールを飲みに行くことに。ところが数分後、同期が筆者の元にやって来た。筆者「ん?もう出れるの?」同期「なんか友達夫妻がごはん食べようって言うんだよね。」筆者「そっか。じゃ、また今度。」同期「いや、一緒に来いよ。ベルギービールじゃなくて某チェーン店だけど笑。」同期は京大院卒の高学歴である。そして、筆者の到底太刀打ちできない切れ者。表向きはガサツな関西人で、賢さをカモフラージュしている。同期の友人は、京大・東大ばかり。おそらくは、関西トップ男子校時代の友人たちだろう。そんな方々であれば、親交を深めて損はない。夫妻と仲良くなれば、また他の出会いにもつながるかもしれない。それに、“夫妻+1”という境遇が気まずいのは、共感できる。筆者にはよくある状況。ふと我に返ると途方もなく悲しくなることを知っている。そうして、筆者は、同期とその友人夫妻と食事に行くことになった。きっと、若くてキャッキャした女子が現れるのだろう。揚げ物チェーンに行きたいというのだから、元気な若者に違いない。筆者は見下されないよう、気休めにメイクを直した。先に到着していた同期の友人と、3人で奥様の待つ駅に向かう。筆者「仲良さそうだけど、3人とも同級生なの?」同期「ん?俺とこいつは同期やけど、全然関係ない。こいつの奥さんは38歳や。」年上。しかも6歳も。6歳年下の高学歴男性を落とした女性とは、どんなに美しい方なのだろう。完敗だ。同期「あれや!」どれや?わからない。次の瞬間、同期とその友人が話しかけたのは、スレンダーで美しい大人の女性…ではなく、ずんぐりした残念なオバさんであった。え…?その後の2,3時間、ともに時間を過ごした。人生初の某チェーン店で。しかし、筆者が彼女に抱いた印象が変わることはなかった。知性も品性も感じない。かといって、可愛らしさも色気も、清潔感すらない。コミュニケーションに長けているわけでもない。化粧っ気はなく、肌と毛髪の劣化は、年齢以上のものを感じさせる。衣類と持ち物は、何の変哲もない安物。ご贔屓のお店は某チェーン店。職業は一般事務とおっしゃっていた。おそらく、非正規雇用。筆者の知るアラフォー女性は、皆輝いている。華がある。しかし、独身。負け組。一方、目の前にいるアラフォー女性は、勝ち組である。6歳年下のハイスペック男性に見初められた、勝者。そんな現実を目の当たりにした筆者は、絶望の淵に立った。筆者は負けている。このくたびれたオバさんに。奥様「近くに縁結びの神社あるんでしょ?行ったら?うちも京都で行ったでー。」こんな屈辱を味わうくらいなら、今すぐ白旗を上げたい。婚活戦線から離れ、一人ひっそりと生きていきたい。自分には、職がある、スキルもある、資格だってある。一人で生きていく。そう宣言すれば、きっと楽になる。絶望に打ちひしがれることもない。筆者は今、何と闘っているのだろう。

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  • 30May
    • 条件設定の論理

      結婚相談所に入所して4ヶ月、在籍期間の三分の一が経過した。サラリーマン部門とWeb部門は細々と活動している。しかし、医師部門は未だ一度も面接に至らない。そこで、担当のおばさまに相談のメールを差し上げた。筆者「現状を打破すべく何か対策を講じたく思います。到底話にならないブスということであれば諦めますが、できる努力をしたいです。助言をいただけますでしょうか。」おばさま「お相手のご条件等についてご来社いただきご相談させていただけますでしょうか。」筆者は、自身に問題があるならば、それを改善したいと思っている。それゆえ、どう変えればよいか問う。しかし、助言は得られない。これが初めてではない。おばさまはいつも「貴女はそのままでいい」とおっしゃる。変えるべきは“条件”。友人にも同様のことを言われた。友人「チャレンジ校や本命校ばかりじゃなくて、滑り止めも受けたら?」人気の層ばかり狙わずに、確実な層に狙いを下げるべきという助言。しかし、筆者にはこの論理が理解できない。条件を下方修正すれば、筆者の需要がある。果たしてそうだろうか。男性はみな、優しくて家庭的な、若くてかわいい女性を求める。引く手数多の30代医師たちも例に漏れない。では、少々条件の劣る方々はどうだろうか。例えば、身長低め、頭髪薄め、偏差値低め、バツイチ、40過ぎの医師なら、理屈っぽくて生活感のない、年増で顔くどめの東大女子を求めるのだろうか。そんなはずはない。到底同意できない。何せ、身分不相応にも相手に高いものを求める、悪条件の女性がここにいるのだから。相手に求める条件は普遍的。みな、身の程をわきまえずに、条件を掲げる。過去の投稿でも似たようなお話をしたが、母集団が変わろうとも、需要の傾向は変わらないのだ。学力偏差値の低い男性と顔面偏差値の低い女性の成婚率が高い身長の低い男性と学力偏差値の高い女性の成婚率が高いそんな統計があれば、喜んで条件を下方修正する。しかし、きっとそんな相関は存在しない。根拠のない仮説を信じるよりも、自身を変える方が確実。直せるところは直せばいい。本人にその気概があれども、おばさまはそれを制する。おばさま「例えば、身長の部分で少し条件を緩和いただければ、ご紹介できる方も増えると思います。」ほぉ。条件を緩和すれば、月2名のはずの紹介案件が、3名や4名に増えるのか。筆者「実際に紹介いただける人数は決まっていると思いますよ。」おばさまの言葉は、根拠どころか論理を欠いていた。(注)医師部門で設定している条件・年齢:+10歳上まで(39歳以下が理想)・婚歴:初婚のみ・地域:関東・北関東・静岡・身長:168cm以上(170cm以上が理想)・お相手のお父様:大卒・お母様:短大卒医師・歯科医師という条件のみで、学歴は指定できない。おばさまの選んだ候補が毎月2名送付される。

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  • 27May
    • 轟さん手配の合コン

      書くべき内容は山積している。どれから書けばいいのかわからない。これも、サギえもんに時間を取られたせいだ。そんな不満はさておき、記憶の新しいうちに轟さん手配の合コンについて。薄い内容であったため、時間が空くと忘れてしまいそう。まず、みなさんの関心事、E子は合コンに来たのか。はい。彼女は前触れ通り、来てくれました。10年ぶりに会った筆者の感想。「か、かわいい…」昔から可愛らしかったのだが、10年の時を経てその美しさは増していた。この美貌をもってして、なぜ婚活戦線に立たないのか。年齢が彼女の美しさを奪う前に、今こそ売るべきでは。短絡的な筆者は、そう思った。しかし、この美貌は、彼女の「結婚には興味がない」という立ち位置を裏付けるものでもあった。本気を出せばいつでも結婚できる。でも、本人にその意思はない。それだけのこと。E子「わたし合コンなんて慣れてないから…黙ってていい?てか、相手変な人じゃない?」そう言いつつ、清楚なネイビーのワンピースに白カーデ。最も男性に好まれそうな衣装である。その他の女性参加者も女性らしい装いであったが、筆者は不運にも現場打合せの日。スカート、ヒールはご法度である。日程が決まった時点で、筆者は戦線を離脱した。参加者の構成は以下。男性陣:・京大卒弁護士・某自動車メーカー企画職・韓国コスメ社長・美容外科医師(幹事)女性陣:・某メーカー海外営業職・地方公務員・E子・筆者(幹事)仰せの通り、“インテリジェンスレベルの高い”女性をそろえた。全員早慶以上。容姿は、キレイ系からかわいい系まで。どうだ、この品揃え。筆者は保護者ですが、何か?男性陣の品ぞろえもなかなかであった。合コン百戦錬磨と見える、チャラい自動車メーカー。見た目は地味だが手堅い弁護士。兵役で鍛え抜かれたボディと若干可愛らしい日本語がウリの韓国社長。とにかくお金の匂いのする美容外科。前半で、盛り上がったのは、職業当てクイズであった。男性陣が、女性陣の職業を予想するという。メーカー、公務員、筆者、とクイズを経て、ラスボスはE子。E子の生業を知らなかった筆者も参加する。E子「いや、わたしの仕事、全然面白くないので。予想しなくていいです。自分で言っていいですか?」そうして、E子は淡々と現在の自身のステータスについて語った。全員「あ、うん、そっか。」その瞬間、E子に嫌な思いをさせたかもしれない。あるいは、他の人を白けさせたかもしれない、と筆者は憂いた。しかし、杞憂。みな、楽しそうに時を過ごしていた。衝撃的だったのは、男性陣のつながり。職業に共通点がないことから、高校の友人なのだろうと予測していた。しかし、そのつながりは、轟さんならでは。車。車好きという共通点で集まった方々らしい。通りでお金を持っていそうな職業の方ばかりだ。轟さん×4で、もはや車の字が12コ。とはいえ、轟さんご本人は、意外にも面白い発言をしたり、ギャルソンのTシャツが可愛くて、やっぱりおしゃれだな、と思ったり。意外といい物件だったかもしれないと反省した。飲み会はそれなりに盛り上がりを見せ、幕引きとなった。友人の一人は、韓国社長に連絡してみると言う。筆者は、弁護士合コンにつなげるべく、弁護士に連絡する。しかし、2,3往復ののち、未読スルー。さようなら。轟さんからは、飲み会直後に連絡があった。轟「今日はありがとう!!また今度ごはん行こう!」いや、あなたとごはん行ったことありませんけど。筆者「うん、また行こー♪」轟「お願いします!!」ついでに訊いてみた。筆者「今日は気に入った人いなかった?笑」轟「みなさん素敵な方でした。ただ、大変失礼ながら、僕の好みでは…。」正直か!!合コンなんてそんなもの。その場限りの楽しい飲み会に過ぎない。E子が成果を残したか否かは定かではない。

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  • 22May
    • 56人目 ドラえもんの正体に迫る

      筆者は好奇心が強い。路地があれば曲がってみたいし、穴があれば覗きたい。初めてのものを食べてみたい。そして、物事の真理に近づきたくなる。理系人間の性。それゆえ、婚活の域を超えて、興味関心で動いてきた。明らかに婚活には無益な相手にもお会いしてきた。しかし、今回は自身の好奇心を呪った。踏み入ってはならない世界に踏み入ったのだ。まず、結論からお伝えする。一刻も早く警鐘を鳴らすために。O氏は、結婚詐欺まがいの行為をはたらく、サギえもんである。刑事事件にはなっていないため、詐欺罪ではない。しかし、数年前から実在する医師の氏名、経歴を語り、詐欺行為をはたらいていた。実際にO氏が、女性から金銭を受け取った事案も存在することが確認できた。筆者がどのようにその事実を知り得たのか、詳細は伏せるが、信憑性の高い情報である。氷山の一角やもしれない。しかし、ペアーズ、東カレデートを利用の皆様には、くれぐれもお気をつけいただきたい。東カレデートには報告済みだが、O氏は健在。たった一人の通報は無力なのだ。改めてO氏のプロフィールを抜粋する。・年齢:36歳・身長:168cm・職業:医師(2018年夏、都内に開業予定)・年収:2000~3000万円・学歴:地方国立大学医学部卒・活動範囲:名古屋、東京・アカウント名:誰でも知っている皮膚科外用薬の名称このプロフィールにピンと来た方は、是非警戒を。ちなみに、恐怖の面接直後。O氏「次の週末、また東京行くから土日どっちかディナーしよう!」筆者「そうなんですか。考えておきます笑。」O氏「拒否権はないでしょ!」筆者「ん?」O氏「だって、運命だから」筆者「残念ながら、わたしは微塵も運命を感じなかったので、遠慮します。」そして、筆者はO氏の婚活友達を買って出た。真実に近づくためだけに、LINE電話を継続し、情報を収集してきた。まさに、探偵あられとサギえもんの化かし合い。筆者との一次面接があった週末、東京で7名との面接を予定していたそうだ。うち、3名ドタキャン。面接に至った4名のうち2名は好感触の後、音信不通。飽和状態の東京は分が悪いとこぼした。それ以降は、次々にマッチングした女性の情報、LINEの画面が送られてくる。すっかり敵の懐に入ることができた。真実は目の前。そう思われた。しかし。不穏な動きを察知したのか、昨日ブロックされた模様。真実を明らかにすることはできなかった。O氏は何者なのか。氏名が偽りなのか。あるいは、医師という職業が偽りなのか。そもそも全てが偽りなのか。ただ一つ明らかなのは、O氏に複数の余罪があるということだけ。踏み入ってはならない世界に立ち入った筆者。そろそろ潮時だろうか。サギえもんが医師を語れば、数多の女性を騙すことができる。そんな世界に絶望する。ドラえもーん、なんか道具出してー。

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  • 20May
    • 56人目:またしても変わった医師 その3

      不本意ながら完全に仕事に時間を奪われている。この週末は、ランチ面接後、仕事。早く怪しい医師の話を完結させなければ、他の方々の記憶まで薄れてしまいそうだ…。*********O氏の偽りの可能性は二つ。①婚姻状況の偽りGoogle検索で現れた別人とO氏が同一人物で、既婚者である可能性。②氏名の偽りO氏がGoogle検索で現れた別人の名前を語っている可能性。いずれにしろ、会ってみなければわからない。①であればその場で立ち去ればいい。筆者は、O氏との面接を受ける決意をした。場所は、銀座三越。なぜ?筆者は無類のアイスクリーム好きである。O氏との電話でもアイスクリームが話題になったことがある。そのとき、行きたいと考えていたアイスクリームの催事について触れたところ、O氏が乗った。人の多い昼間の百貨店。危険はあるまい。警戒心を最大限にして、待ち合わせ場所へと向かった。先に到着したO氏が休憩しているという、ベンチを目指す。ベンチを見渡し、一周した。いない。もう一周して、ようやくそれらしき人を見つけた。ここで、①の可能性はなくなった。明らかに同姓同名の方とは、姿かたちは異なっていた。しかし。想像していた姿かたちとも大きく異なっていた。第一印象は、ドラえもん。公称身長は168cmだが、おそらくそれに満たない。気を遣ってローヒールのパンプスにしたが、無力。プロフィール上の表記は“細め”の体型だが、首から肩までむっちりとお肉がついている。ちょっと太っちゃって…という段階ではない。そして、どこで売ってるのか甚だ疑問の上下スウェット。手には、OLがランチ時に貴重品を入れて持ちそうな、小さなトートバッグ。謎のセンスに、やはり未来からやって来たドラえもんを疑う。筆者は、ネコ型ロボットにいざなわれ、催事会場へと向かった。電話と同じ調子で、親しげに話している。エスカレーターはO氏が先に乗った。背が低い男性の習性だろうか。振り返ったO氏に頬をつつかれた。にわかに寒気が走った。この時点で、O氏の嘘などどうでもよくなった。嘘があろうがなかろうが、生理的に受け付けない。しかし、アイスクリームは食べたい。カップルと女子グループばかりのこの会場で、ソロ活動をする勇気はない。アイスクリームを食べるという目的を達成するまで、我慢すればいい。O氏「どれでもあられちゃんの食べたいのでいいよ。並んでいろいろお話しよう♪」並んでいる間の話題は、主にO氏の恋愛遍歴であった。O氏「客室乗務員も美容部員もレースクイーンも付き合ったことあるよ。」ドラえもんが美の頂点の女性と並んでいる姿は想像しがたい。やはり医師資格は無敵の印籠なのか、あるいは名古屋の美的感覚が異なるのか。O氏「元カノに早慶、京都まではいるんだけど、東大はいないんだよね。」筆者「東大が加わればコンプリートですか?今回はコンプリートできなくて残念ですね。」O氏「やっぱり学歴って大事だと思うんだよね。学歴は一生ついて回る!と母に教え込まれてきたんだ。」収集癖かと思いきや、学歴マニアだ。これ以降も、数々の元カノの大学名を挙げ、校風と偏差値について語る。ふと疑問に思う。そこまで学歴にこだわりがあるのに、なぜご本人は中途半端な駅弁大学なのか。母の教えは何処へ。筆者「Oさんはなんでその大学進学したんですか?」O氏「名古屋大学は届きそうになかったから。まぁ、親元を一度離れたいという気持ちもあったんだけど。」そして、O氏の婚活もとい女漁りの遍歴もすさまじかった。30代前半は合コンに興じ、年間100回を超える数をこなしたという。数年前からアプリに注力。同じカフェで1日中面接を繰り返したそうだ。筆者「え?ひまなの??」その暇人ぶり、明らかに若手勤務医ではないだろう。O氏「暇じゃないよ。寸暇を惜しんで頑張ったんだよ!」O氏「でも、もうそんな生活もおしまい。こうして最後の人にめぐり会えたから。」これに騙される女性がいるのだろうか。いたから数々の元カノ実績があるのだろう。いや、そもそも元カノも妄想かもしれない。ちなみに、これらの話は全て行列の中で話している。そして、O氏は声が大きい。前後に並んでいる方々の視線が痛かった。筆者「遠征婚活も大変ですね。今回は成果ありそうですか?」O氏「何言ってるんだよ!今回はあられちゃんだけだよ。一本釣りの遠洋漁業に来たの。」お目当てのアイスクリームを食べ終えたところで、茶番もそろそろ幕引きである。終始嫌われるよう努力するのも意外に骨が折れる。その足で名古屋に帰るというO氏とともに、駅へと向かった。筆者は地下鉄。新幹線ならO氏はJRかと思いきや、一緒に地下鉄の階段を下りる。階段を数段下りたところで、足がすくんだ。O氏は、背後から筆者の肩に短い腕を回し、耳元で囁いた。O氏「今日は会えてうれしかったよ。」突然の奇行に身動きが取れなかったが、ドラえもんを投げ飛ばしたい衝動に駆られた。未来へお帰りください。↓今回はO氏の装いをご紹介

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  • 13May
    • 56人目:またしても変わった医師 その2

      ある日O氏から電話があった。内容は覚えていないが、筆者の抱いた印象は、以下。おかしい。あやしい。それ以降、頻繁に電話がかかってくるようになった。朝晩2回3日間連続かかってきたこともある。この電話攻戦を複数人に仕掛けていたら、相当の暇人である。O氏は、端々に“結婚”の文字を散りばめる。「あられちゃんに最後の人になってほしいと思ってる。」「僕たちはすごく価値観が合うよね。絶対結婚すべきだと思う。」「信じてくれないなら、今度会うときゼクシィ持っていくからな。」「ご両親への挨拶は、このレストランにしようと思う。6月くらいかな。」目論みは不明。筆者に、詐欺でもぎ取るような財産はないし、ネットナンパでワンナイトを狙いたくなるような上等な女でもない。ただのヤバい奴か。そもそも、ここまで付き合っている筆者もなかなかの暇人である。「わたしは話半分で聞いてますけど、30代女性にそういうこと言うのやめた方がいいですよ。結婚詐欺だと思われますよ。」プロフィールでは開業医となっているが、O氏はまだ開業していない。知人とともに都内に7月開業予定だという。現在は名古屋で非常勤の勤務医だそうだ。おそらく記載された収入も、開業した暁の予想価格。筆者「Oさんは苗字なんておっしゃるんですか?結婚するなら、名前も大事だなーと思って」O氏「〇〇だよ。」氏名を入手。おしえてGoogleせんせーい医師であれば、氏名、診療科目、出身大学がそろえば簡単に特定できるはず。しかし。検索して現れたのは、別人。出身大学も、診療科目も、氏名も同じ。年齢もほぼ同じ。違うのは、勤務する土地。そして、婚姻状況。同姓同名のその医師は、既婚、二児の父であった。どんなに探しても、O氏と思しき医師の情報は見つからない。筆者は動揺した。写真を見比べる。別人といえば別人だが、同一人物といえば同一人物。確信が持てない。FBのアカウントも探した。O氏のものと思われるアカウントは2本存在する。1本の友達は、医療関係者や同じ高校出身者など、本アカウントと見える。もう1本は、アフィリエイト等商用アカウントの友達ばかりで、アプリ用ダミーアカウントの様子。同姓同名の医師のアカウントもまた別に存在する。O氏は一体何者なのか。筆者はまた、医師に騙されようとしているのか。何もかもを嘘で塗り固めていた耳鼻科医の記憶が、脳裏をよぎった。

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  • 10May
    • 56人目:またしても変わった医師 その1

      やけくそでアプリに興じた4月。そんな4月を締めくくったのは、またまた怪しい医師であった。怪しい医師シリーズもネタ切れしないもので、人間の多様性に感銘を受ける。30代にして一般市場に出回っている医師は難がある。医療従事者からも再三忠告いただくが、それは筆者も重々承知している。しかし、なぜか医師からの入札は多い。そして筆者は、医師という職にある種の憧れがある。どの難なら耐えられるか、妥協できる難を見つければいい。そう思って医師との面接を重ねてきた。今回のO氏については、何が難なのかわからない。まさに受難の出会いであった。筆者がO氏から入札いただいたのは、ほとんど使っていなかった東カレデート。序盤からメッセージがとんちんかん。いかにも多数並行型。数撃ちゃ当たるのネットナンパか。怖いもの見たさでLINEに移行したところ、間違いメッセージを頂戴した。筆者「お間違えですよ。多数を相手にするのも大変ですよね。」O氏「痛いところを…こちらの過失です。失礼しました。」筆者「その戦い方、打率低そうで心配になりますが、頑張ってください。」見事に幕引きかと思いきや、これが受難の始まりであった。アプリで公表されているO氏の概要は以下。・年齢:36歳・身長:168cm・職業:医師(開業医)・年収:2000~3000万円・地方国立大学卒ペアーズも併用し、名古屋および東京で活動中。ピンと来た方は、ご自身の体験と重ねながら以降のお話をお楽しみいただきたい。連休明け、仕事に追われているゆえ、さわりだけで失礼します。。。

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  • 04May
    • 55人目:朗らかなIT系技術職   ―ペースがつかめない―

      もう一人記憶を掘り起こす。55人目は、外資系IT企業勤務のU氏。アカペラがご趣味というU氏とは、音楽ネタでメッセージが盛り上がっていた。相手: 35歳 外資系IT企業技術職 横浜国立大学卒業方法: Omiai場所: 都内某所クラフトビアバー筆者の勤務地近くまでお越しくださるというので、お店は筆者が手配した。待ち合わせ場所に早く着いた筆者は、友人とのLINEに興じていた。(そういう詰めの甘さには改善の余地あり)「あられさん!」と声をかけられる。筆者「友達の転職話に夢中になってました…ごめんなさい。わざわざ足を運んでいただいてありがとうございます!」U氏「いえいえ、通り道ですから!」U氏は、写真に偽りなく、年齢からはかけ離れたかわいらしいお顔立ちであった。妹さんは川口春奈似だという整ったお顔立ち。毎日、川口春奈をご覧になっていた方が、筆者を見てなんと思うのだろうか。はたして人間と認識できるだろうか。筆者は負け戦を覚悟する。お店は例のごとく、筆者お好みのクラフトビール店。ゴールデンエールで乾杯する。話題は、メッセージから継続して、音楽ネタ。また、外資系企業在勤ということで、英語も共通の話題である。U氏は中高を海外で過ごした、帰国子女のようだ。筆者「わたし、典型的な日本人で、読み書きはできるけど、話すの苦手なんですよ…」U氏「え?ぼく英語教えましょうか?」フレスコボールというマニアックなスポーツもやっているらしい。筆者「こんなスポーツあるんですねー!楽しそう!!」U氏「やってみます?明日練習あるから、よかったら」趣味ないの?生きる意味ないんじゃない?と切り捨てる方よりも、こうして、誘ってくださる方に好感を覚える。他力本願だが、楽ちん。U氏はとにかく朗らかだ。純粋で誠実な印象を受ける。U氏「共通の話題がたくさんあって、楽しいですね僕たち気が合いそうですね(^∇^)」1軒目のお店を早々に後にし、少し歩きましょう、というU氏。少しふらふらして、カフェに入った。筆者「スイーツ見ると美味しそうに見えちゃいますー笑」U氏「今日は止めませんよ。結婚したら止めるけど(^∇^)」意外な発言に一瞬戸惑う。U氏「結婚してもきれいなままでいてほしいですからね(^∇^)」確かにU氏はデブが嫌いだとおっしゃっていた。カフェでの会話では、端々に“結婚したら”のニュアンスを感じる。U氏「次に住みたい場所とか考えてますか?」筆者「実はわたし横浜に住みたいと思ってるんですよー。」U氏「横浜いいですね!でも、ちょっと通勤が大変になるなぁ…そっち側で仕事ないかなぁ(^∇^)」結婚を前提に考えていただけるのはうれしいことだが、なぜだろう。つかみにくいペースで、やや先を行かれると、ついていけなくなっていく。その後もU氏は朗らかに、今後の二人について語っていた。カフェを後にし、駅へと向かう。別れ際、再度週末のフレスコボールに誘われたが、適当に返事を濁してしまった。乗るべきところで乗れない筆者。気にかかったのは、U氏の雇用形態。外資系IT企業在勤ではあったが、直接雇用ではない。別の会社から派遣されたSE。筆者は、SEという職種についてはよく存じ上げない。正規雇用なのか、非正規雇用なのかもわからない。収入の大小にはこだわらない。しかし、結婚を考える前に、せめて雇用形態を知りたい、というのが正直なところ。これもまた、贅沢なのだろうか。帰宅後のLINE。見覚えのあるスタンプが送られてくる。U氏「おそろいのスタンプ買っちゃいました(^∇^)」やはりU氏は前向きに考えてくださっているようだ。と思いきや、その後の1週間、U氏からの連絡はなかった。やはり、筆者のつれない様子を察したのだろうか。

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  • 01May
    • 54人目:高身長メーカー技術職   ―学歴ロンダリングの憂い―

      (注)学歴ネタがお気に召さない方は、閲覧をお控えください。さて、記憶を掘り起こして54人目。53人目と同じく、メーカー技術職のN氏。業種と勤務地から、おおよそ勤務先は特定できた。写真はいかにも地味な理系男子だが、黒縁メガネがややおしゃれ。身長も180cmと高い。気がかりなのは、学歴が不明であることと、尋常でなくメッセージが長いこと。相手: 34歳 メーカー技術職 東京工業大学大学院修了(推定)方法: Omiai場所: 恵比寿のバル日曜日の恵比寿。猫背気味な高身長のN氏は、細身のパンツにボーダーTシャツ、カジュアルジャケット、黒縁メガネ。カメラを趣味にしていそうな、理系男子の風貌である。ヘアは、生え際が後退した額を隠す長めの七三分けスタイル。この日は風が強く、長い前髪がすべて持ち上がってしまう姿が少し悲しい。物腰はとても柔らかい。聞けば、姉と妹に挟まれた真ん中っ子だという。前日の53人目に比べると、とても話しやすい。緊張することなく、世間話をすることができた。当たり障りのない世間話ゆえ、あまり記憶には残っていない。N氏のプロフィールには、大学名の記載がなった。面接でも、筆者の学歴に言及しつつも、自らのそれについては、明かすつもりはないようだ。地理情報等から、大学院は推定できた。しかし、違和感が残る。・N氏がいたであろうキャンパスは、3年次以上の一部の専攻のみ。・しかし、N氏はそのキャンパス周辺にしか住んだことがない。・都内に友達が多くなさそう。・理系単科大学のはずなのに、文系の学生の生態をご存知。・自己評価が高め。以上の所見から、N氏は学歴ロンダリングの可能性が高いことが予想された。おそらく、大学院だけが東工大、学士は地方大学。それゆえ、自身の学歴については語らない。ロンダリングも程度問題だが、口に出さないところ見ると、大幅な塗り替えだったのだろう。学歴ロンダリングについては、以前、コメントで問われたことがある。なぜ、そこまで敬遠するのか、と。筆者が、学歴ロンダリングを嫌う理由は二つある。一つは、彼らの目的。彼らが学歴を塗り替えるのは、就職活動を優位に進めるためである。学術的な目的や研鑽の意図があって、他の大学院に進学するわけではない。筆者のまわりにも、ロンダリング組は存在した。大学で姿を見るのは、入学から1,2ヶ月。修士1年の夏になると、東大の名前を語って就職活動を始め、ほとんど大学には現れなくなる。必要な単位と適当な修士論文をそろえ、卒業。彼らが欲しかったのは、就活に使える大学名だけなのだ。もう一つの理由は、大学院の難易度である。おそらく、多くの方が、「東大大学院に進学した」と聞けば、大したものだと思うだろう。しかし、大学に比べ、大学院は圧倒的に入りやすい。世間のイメージは大学も大学院も同じだが、水準はまったく異なる。彼らは、本来ならその大学には進学できない学力。大学院の入りやすさを利用して、有名大学の名前を手に入れるのだ。筆者が嫌悪を抱くのは、このしたたかさ。そして、世間の評価による過信。学歴ロンダリングへの疑念はあるものの、N氏、悪い人ではなさそうだ。前日M氏の反省もあり、何とか次につなげようと思った。LINEで話題になったスイーツネタで次の面接をほのめかしてみる。N氏はのらりくらりと色のない返答。ダメだ。筆者「これまでアプリでお会いになった方々とはいかがでした?」N氏「だいたい1回会っておしまいですよね。他にもいるかなーって。」筆者「じゃあ、わたしも1回きりなんですねー。残念。」N氏「そんなことないよー。」二次面接はないと確信する。それ以降の数日、LINEでのメッセージは続いた。やはり、尋常でなく長いメッセージ。やがて、連絡が途絶えた。おや、ブロックされている。メッセージの長さが示すのは、好意の程度だけではない。論理的に文章を構築する、基礎学力も示しているのかもしれない。

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  • 28Apr
    • 女のプライド?

      箸休めの四方山話。轟さんとの合コンメンツ集めに奔走していたときのことである。10年以上会うことも、連絡を取ることすらもなかった高校の友人E子に声をかけた。彼女は文系の東大卒。小さめサイズで可愛らしい。比較的気分の抑揚が大きく、突然音信が途絶えたりするタイプ。現在の職業も存じあげない(訊いても回答を得られない)。久々の連絡が合コンの案内というのもさみしいが、他の参加者2名も高校の同級生ゆえ、お声かけした。E子の警戒心が強いことも承知している。包み隠さず経緯を説明した。男性幹事と筆者の関係、筆者の婚活状況など。E子「そうなんだ婚活中なんだね~私あんまり結婚興味なくて…ぼんやりしてるw」筆者「わたしもすごい結婚したいわけじゃないんだけどね…社会に認められるためにやってるって感じ(´・ω・`)」E子「したくないなら無理にする必要なくない...?そういう時代でもなくなってきてるし...」筆者「ほんとのところ、経済的にも精神的にも1人で生きていく自信はないのよね。。。」E子「 そっか~私そういうまともな危機感が無いからな...でも子どもがいらなければ結婚自体はいつでもできるし、焦らなくてもいいのでは...?」その後も懇々と諭された。たしかに、結婚など眼中にない女性からすれば、筆者の行動は異常だ。いかがわしいアプリで、見ず知らずの男性と言葉を交わすのだから。嫌悪感を抱かれても仕方がない。軽蔑されたかもしれない。合コンメンツは他を当たろう。筆者「変なお誘いごめんね無理はしなくていいからね!で、どうする??」E子「一応行く…と思う。けど100パーではないかも…はっきり言えなくてごめんね。」NOではない。しかしYESでもない。筆者は、E子の結婚観や恋愛観を知りたいわけではない。ただ、合コンの参加者を揃えたいだけ。めんどくさい。これだから、女性は苦手なのだ、と思ってしまう。相手が男友達なら、「じゃあ来ないってことね?」「いやいや、はっきりしてよ。」と言えるのに。対女性のコミュニケーションにおいては、微妙な心理を忖度することが求められる。面倒になった筆者は、共通の友人に尋ねた。E子は来ると思うか。ドタキャンに備え増員すべきか、欠員を許容すべきか。友人は、E子らしい緩さと評し、直前になると面倒になってドタキャンする可能性が高いと予測した。結果、期限を定め、その時点で100%ではない場合、欠席とみなすことにした。(結局筆者らしい冷徹な方式)しかし、興味深かったのはこの経緯に関する、友人の見解である。友人「なんだか女のプライドを見た気がする。」筆者「女のプライドなの?」友人「私は焦ってないし、困ってないし、別に結婚しなきゃいけないわけじゃないし、結婚だけならいつでもできるし、子供だって産まなきゃいけないわけじゃないし、養子だっていいんだし…と自分を正当化しつつ、でも合コン断るでもなく、誰か良い人いないかなとは言ってるから、別に完全に興味ないわけじゃないんだなと笑」たしかに、E子はこうも言っていた。E子「理系の研究者みたいな人で独身で良さげな人いない...?結婚にはあまり興味ないけど理系の研究者には興味あるから...w」筆者は、E子に諭され、恥も外聞もなく婚活する自分を省みた。少し。彼女は一歩先を歩いている気がした。しかし、友人の見解を聞き、目が覚めた。E子は興味がないと言いつつ、異性との出会いを欲している。危うく欺かれるところだった。「わたし全然勉強してないよー。」と言いつつ、必死に猛勉強している感じ。やはり忖度は苦手だ。とにかく来るのか来ないのか、それだけはっきりしてほしい。

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  • 23Apr
    • 53人目:ハイソな理系男子   ―自立した女性の要件 その3―

      ここまでのお話↓53人目:ハイソな理系男子 ―自立した女性の要件 その1―53人目:ハイソな理系男子 ―自立した女性の要件 その2―とりあえず、もう一度お会いしてみよう。筆者はそう思った。しかし、駆け引きも苦手、やきもきも苦手。そこで、結婚相談所を見習い、直接的に進退を問うことにした。M氏なら答えてくれそうである。伸るか反るか。筆者「わたし、Mさんの飄々とした雰囲気好きですよ。わたしがご期待に添えたかはわかりませんが、またお会いしたいと思ってます(^-^)」M氏「ありがとうございます。」M氏「ただ、申し訳ないですが、免許持ってないのと趣味と呼べるものがないというところで、ちょっと合わないかなと思いました。」このたびも見事落選でございます。落選理由は、自動車運転免許と趣味の未取得。筆者は、ある程度の知能と技術を有し、専門的な職に就いてる。メディアへの露出も増え、単発ながら大学の教壇に立つ機会もいただけるようになった。高収入には程遠いが、自活できる程度の収入はある。自立した女性の部類に属すると思っていた。しかし、それはとんだ勘違いだった。自立した女性に求められるのは、衣食住+遊のライフスタイル。遊すなわち、衣食住をまかなって余りある、金銭、時間、精神の余裕。たしかに自立した女性を見渡すと、みなリア充である。金融、ゼネコンはゴルフを嗜む。テニス上級者はテニススクールに通う。ココブラつけてタヒチアンダンスに興じる者もいれば、にんにく注射にサプリ漬けでパーソナルトレーナーをつけてボディメイクする者もいる。そう、筆者のように、暇さえあれば婚活と衣装と食べ物のことばかり考えている人間など、自立しているとはいえないのだ。食事も旅行も一人でできるけれど、それも友達がいない非リア充の営みに過ぎない。今の筆者には、“自立した女性”市場で戦う資格はない。まずは武器を、趣味と運転免許を手に入れなければ。と自身を省みたものの、どこか腑に落ちない。筆者とM氏では、環境も、条件も違う。電灯もまばらな山奥のメーカー寮は、いわば独身男性の巣窟。健康な独身男性が何十人、何百人と集い、無料で使える運動場ならいくらでもある。運転免許がなければ生活もままならない。食事は、セブン、ファミマ、ローソンのローテーション。キッチンに立つことのなかった父親を見習い、一切自炊はしない。衣服は近隣に唯一存在するユニクロで調達。春夏は同じTシャツ、秋冬は同じハイネックフリースと、チャーリーブラウンも真っ青。散髪は4ヶ月に一度だけ。では、筆者が、食事をコンビニで調達し、4ヶ月に一度しか美容院に行かず、毎日ユニクロに身を包んですっぴんで過ごしていたらどうだろうか。そして、毎週末スポーツに興じていたらどうだろうか。称賛されるのだろうか。M氏のお眼鏡にかなったのだろうか。女性はキレイにしていて当然、料理ができて当然、その上スポーツに打ち込まなければならない。時間的にも金銭的にも、そこには明白な差がある。同じ土俵で語られたくはない。管を巻いたところで、敗者は筆者である。負け犬の遠吠えをご容赦ください。筆者「やっぱりそうですよね◎うっすら気づいてました笑。出直してきます!」完。

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  • 21Apr
    • 53人目:ハイソな理系男子   ―自立した女性の要件 その2―

      M氏には、もう一つ趣味があった。それは、ゲーム。「電車の中で、タブレットを使って猛然とゲームをする人が理解できない」とうっかり筆者が発言したことで明らかになった。M氏は無類のゲーム好きで、高校生の頃は渋谷のゲームセンターに入り浸りだったという。ゲームセンターの常連客でつるみ、他のゲームセンターに出向いては道場破りをしていたそうだ。道場破りは遠く大阪のゲームセンターまで。現在は、専らインターネット対戦ゲーム。衝撃的だった。運動する人はゲームをしないと思っていたし、何より良家の子女がゲームセンターに入り浸りという状況が、にわかに信じられなかった。筆者とて当時、渋谷のゲームセンターには出入りしたことがある。プリクラを撮るために。ゲーム機のコーナーは下を向き、早足で歩いた。渋谷のゲームセンターは危険な場所として認識していた。しかし、筆者の先入観で、遠い昔のことで、否定するのは間違っている。笑顔、理解、共感。筆者「そういう世界もあるんですね!全然知らなかった!」M氏「女友達でも趣味がないって言う子がいたけど、僕みたいに趣味が多すぎて困ってる人に相談されてもね。」筆者「そうですよね。わたしも何か新しいこと始めます!」M氏「コーヒーでも飲む?」あまりにお腹が苦しかったのと、淀んだ空気を入れ替えたかったため、少し歩くことを提案した。赤レンガ倉庫まで歩く。しかし、閉店間際。飲み物をテイクアウトすることになった。まずい。これは、飲み物を買って車に移動する流れだ。去り際を見極められず、駐車場までお供してしまった。山へ帰るM氏とは真逆へ帰る筆者。乗車したとて、どうすれば…。そうだ、都合のいい駅で降ろしてもらおう。駐車場に入ると目の前にドイツ車が停まっていた。その車の横を通過しようと、M氏の後にとぼとぼと続く。M氏「いや、助手席そっち。鍵あいてる。」通過しようとしたドイツ車がまさにM氏の愛車であった。理系男子は国産ハイブリット車とばかり思っていた筆者は意表を突かれた。やはりM氏は慶應ボーイらしい価値観をお持ちだ。筆者「あの、適当な駅で降ろしてください。」M氏「家まで送るよ。どうせ俺は明日も横浜だから、実家帰った方が近いし。」M氏のご実家は筆者の住まいと目と鼻の先だった。そんなところに実家があるのか、と驚く一等地。(筆者の住まいは一等地ではない)M氏はもしかすると、幼稚舎から慶應のお方かもしれない。この際だから、お言葉に甘えよう。開き直ったら気が楽になった。他愛もない話をしつつ、夜のドライブを楽しむことができた。もしかすると、さっきはM氏も気が張っていたのかもしれない。「雨が降ってきたから気を付けて」というメッセージや、「チーズがたくさんのところ食べていいよ」というピザの配分には、優しい心遣いを感じる。理系な思考は親しみやすいし、お家柄も申し分ない。趣味は、筆者がゴルフを始めればいい。M氏とて、気に食わない相手を家まで車で輸送したりしないだろう。ドライブしているうちに、ポジティブな思考に傾き、筆者は車を降りた。筆者「今度はMさんのお住まいのエリアに遊びに行きますね」つづく。

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  • 19Apr
    • 53人目:ハイソな理系男子   ―自立した女性の要件 その1―

      筆者の自己紹介文が気に入った、と入札をくださった53人目M氏。M氏の自己紹介文には、ゴルフをたしなむ方の希望、飲酒・喫煙しない方の希望が記されていた。相手: 33歳 メーカー技術職 慶應義塾大学大学院卒方法: Omiai場所: みなとみらいのレストランゴルフには無縁の筆者は、メッセージ序盤で確認した。筆者「わたし、ゴルフできませんが、大丈夫ですか?」M氏「将来やってみたいという気持ちがあれば問題ありません。いかがですか?」筆者「長く続けられそうなスポーツなので、機会さえあればやってみたいと思ってます。」M氏「逆にわたしはお酒飲めませんが、大丈夫ですか?」筆者「お酒はコミュニケーションツールとして使いますが、経済的にも健康的にも良くはないと思ってます笑。」そして、面接を打診された。週末に仕事でみなとみらいを訪れるM氏に合わせ、みなとみらいでの面接とした。M氏「横浜まで来てもらうから、あられさんの好きなもの食べよう。」筆者「和食かエスニックがいいかな」翌日54人目との面接がイタリアンで確定していた筆者は、西洋は避けようという算段。M氏「別にいいけど、おれお腹弱いんだよね。」変更を提案せども、別にいいけど、の応酬。初対面で無理して苦手なものを召し上がっていただく必要もあるまい。M氏のプロフィール情報から好きな食べ物を探す。筆者「あ、ふとピザも思い浮かびました!」M氏「ピザめっちゃ好きなんだよ、おれ。」存じ上げております。調べましたので。お店もこちらから提案した。少々手間はかかったが、前日の仕事の会食から3日続けてイタリアンだが、よしとしよう。M氏の仕事の終わる頃合を見計らい、みなとみらいへ向かった。M氏は横浜まで車でいらしたようだ。車を停め、途中まで迎えに来てくださったM氏と落ち合った。長身にメタルフレームの眼鏡をかけ、写真よりも堅い印象を受ける。テンション低めの淡々とした語り口。予約時間にはまだ早いが、M氏が空腹ということで、レストランへ向かった。テラスと海を臨む席に通された。我ながらお店選びは正解。いかにも技術系会社員のM氏だが、グレーのツイードのジャケットにバーバリーの紫のストライプシャツを合わせ、こぎれいな印象。やはり時計には疎い筆者には、時計が判別できないが、良いものに見える。それもそのはず。M氏は、中高附属の根っから慶應ボーイである。飲み物は、M氏に合わせ、炭酸水にしようと決めていたが、強く勧められたため、1杯だけ乾杯の食前酒をいただくことにした。料理のオーダーは、ピザ2枚。以上。前菜などには目もくれない。ピザを食べに来たらピザ。潔い。一点集中型と見える。前半は仕事にまつわる話が主だった。スケールこそ違えども、ものづくりという分類は共通する。それぞれの専門や、業界の潮流について情報交換する。飛び交う言葉は、赤外線、セルロース、コンデンサ、半導体、磁場、公差など。マニアック感がたまらない。しかし、なぜだろう。M氏の淡々とした語り口に気圧され、筆者は常に緊張している。とにかく、笑顔、理解、共感に努める。後半の話題は余暇。M氏は、とある関東の山奥の研究所に勤め、付近の寮にお住まい。最寄りの市街地までは10kmほど離れているという。週末は、同僚とテニス、ゴルフ、バスケ、フットサル、スノボ。アクティビティには事欠かない。むしろ身体が足りないという。M氏「お休みの日は何してるの?」筆者「のんびり過ごしてますよ。朝は軽く走るかヨガ。家事をこなしたら、お買い物したり友達と会ったり。パン屋さんをめぐったり、カフェで過ごすのも好きです。」M氏「趣味はないの?」筆者「これと言って自慢できる趣味はないですが、ピアノは好きで、月一回実家に帰って弾いてます。レース編みもはまってましたが、地味なので自粛です笑。」M氏「え、じゃあ走るのとヨガだけ?フルマラソンとか出るの?一人でただ走るだけって趣味になるのかなぁ。」筆者「あ、いえ、趣味とは言えないです。健康増進のために走ってるだけですし…」その後も、料理やインテリアやら、ゴネてみた。M氏「つまり、“衣食住”だけなんだね。」51人目のときと同じだ。趣味のない、つまらない人間。ゴルフどころの話ではない。誤りを認識しながら、改善しなかった筆者が悪い。M氏「もう1品くらい食べる?選んでくれる?ピザじゃなくてもいいけど。」やはり一点集中型。本日のお食事、ピザ3枚。普段、夕食に炭水化物を摂取しない筆者には、胃腸の負担が大きく、翌日昼過ぎまで食物を受け付けなかったことは、彼は知る由もない。つづく。

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  • 15Apr
    • 婚活依存症

      相変わらず、結婚相談所のお見合いは成立しない。写真を変えても、やはり顔面偏差値の低さは隠せなかった模様。グループ交際は、その後一度飲みに行って終了。乗り気だったのは女性陣だけなのかもしれないし、男性は二人とも友人をお気に召したのかもしれない。あとは休眠または終了案件ばかり。週末、男性に会う予定がない。募る焦燥感。結婚を目的とした婚活ではなく、ただ婚活状態を維持することが目的化している。結婚できないという現実を認めたくないがために、“婚活中”を維持する。もはや婚活依存症である。焦燥感に駆られ、頼るのは婚活アプリ。この1週間メッセージに尽力し、面接が4件確定した。まじめにやれば面接の成立するアプリはやはり手軽。クセの強い医師も、エリート意識の強い高収入文系職も、もうこりごり。実直で誠実な技術職が一番。というわけで、理系男子に照準を合わせた。①33歳 メーカー技術職 慶應院卒②35歳 メーカー技術職 学歴不明(推定・東工大院卒)③35歳 外資IT技術職 横浜国立大学④36歳 開業医 国立大医学部4人目の開業医は何とか回避しようと思案中だが、先方はがぜん乗り気。LINEで電話もかかってくるわ、なかなか面倒くさそうである。本日、すでに一人目の方との面接を完了したため、順にご報告していきたい。しかし、婚活依存症の治療も考えなくては。

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  • 12Apr
    • そしてまた淡い期待をする

      騙され、見下され、完全にやる気のそがれた筆者は、K氏との連絡の頻度を落とした。短文で素っ気ない文章に努める。去っていただいても構わない。それでも日に1,2往復の連絡を継続していた。そんなある日。K氏「そうそう、東大女子の話をしたら、よく一緒に飲んでる友人が合コンしてほしいって。」は今度は合コンですって??どの口がそんなこと言ってるんですか??“あられちゃんの話”じゃなくて、“東大女子の話”?ちょうどいいブスどころでなく、やはりあなたにとっても珍獣“東大女子”に過ぎなかったんですね。大好きな車もろとも東京湾に沈めて差し上げま・・・・K氏「そいつは京大出身で弁護士してて、嫁を探してるんだけど、インテリジェンスレベルも求めてるらしい。」はいわたくし立候補しますK氏は、せめてもの償いのつもりなのかもしれない。筆者「おもしろそうだからやろっか、合コン笑」現金な奴だろうが構わない。好機を見す見す逃すわけにはいかないのだ。というわけで、提案に乗ることにした。淡い期待は禁物とくぎを刺されたにも関わらず。さてさて、陣営を組み立てねば。珍獣“東大女子”をお好みなら、中でも珍しいロリータさんなどお連れしようか。そもそも女性の友人が少ない上に減りつつある独身者。合コンの陣営を組み立てるのも一苦労である。

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  • 08Apr
    • 31人目 おしゃれ医師と二次面接   ―その3―

      到底長居するような空間でない、物販店舗の傍らのカフェコーナーで3時間が経過した。打診時の“彼氏立候補”発言はどこへやら。全く具体的な話は出ない。往々にして記憶は美化されるもの。久々に実物を見て、自身の誤りに気付いたのだろう。今回も二次面接で落選。それなら、早く解放してほしい。筆者「時間、大丈夫?」何度か問いかける。結局、K氏が動いたのは、ぎりぎりの時刻だった。仕事だというのに悠長だ。着替えの時間はあるだろうか。K氏「今度はゆっくりごはん行こうね。」そう言って、駅で別れた。筆者は不毛な午後休を悔いつつ、帰路に着く。その直後、K氏からLINE。K氏「今日はありがとう。久しぶりにいろいろ話せて楽しかったよ。今度はゆっくりごはん行こう!」正直に聞いてみた。落選したと思った、と。美化された記憶と実物の差に落胆するのも無理はない、と。K氏「えっどうしてまた?そんなことないでしょ笑」それからも毎日メッセージの往来。おや?これは落選ではないのだろうか?確かに車とお金への執着には理解できない部分もある。しかし、大好きな車を手に入れるために、勉学に励み、大きな収入を得られる職に就いたのだから、その努力と意志の強さは称賛に値する。話題が乏しいのも、まだわれわれが不慣れなせいかもしれない。日本人男性には期待の薄い、エスカレーターのエスコートは自然にこなせる。K氏が承認してくれるなら、悪い話ではないかもしれない。40歳で捨てられるリスクははらんでいるけれど。そんな、捕らぬ狸の皮算用をしていたある日、ふとFacebookでK氏を探してみた。トップに表示されたのは、K氏がどこぞの高級外車ショールームのパーティーに参加している様子。“仲良くしてもらっている金持ちおじさんたちに誘われて―”また“金持ち”って本当に品がない。よく見ると、見覚えのあるお召し物のK氏が写っている。あの時と同じ服だ。投稿日を見ると、二次面接の夜。パーティーの開催日をGoogle先生に訊いてみた。二次面接の日の18:00から。ドタキャンの理由は、仕事ではなかった。車。さすが轟さん。いや、感心している場合ではない。K氏は、筆者がK氏と時間を過ごすために、休暇を取得したことを知っていた。それでも、突然舞い込んだ車のパーティーを優先した。嘘が嫌いな筆者は、嘘をつかれたことに憤りを感じた。そして、K氏の価値観に嫌悪感を抱いた。彼にとって最高位にあるのは、車。次に、車を得るための手段である、医療という仕事。それ以外は、取るに足りないものなのだ。筆者の仕事も、時間も、気持ちも。轟に改名して、車と結婚したらいい。一つ残念だったのは、かつてタイトルに冠した“おしゃれ”という形容は、筆者の過大評価だったことだ。二次面接時のお召し物は、通勤着にしか見えなかった。パーティーには相応しくない。LVのリングに金ぴかの腕時計。それで“金持ち”に仲間入りの気分なのかもしれないが、小物だけが浮いている。“パーティーに紛れ込んだ下品な成金趣味の若造”がいいところ。おっしゃってくだされば、スタイリングして差し上げたのに。中身まで下品な成金だと思われたくなければ、言葉遣いにお気を付けあそばせ。

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  • 05Apr
    • 31人目 おしゃれ医師と二次面接   ―その2―

      「あなたの提供価値は何か」コメントなどでしばしば問われる。男性が求めているのは、温かい味噌汁と温かい笑顔で迎えられる癒しの家庭だ。あなたにその価値は提供できない。さようでございますか。味噌汁と笑顔ならいくらでも提供いたしますが。しかし、第三者ができないと見るのであれば、世の男性も同じでしょう。そこで、筆者の提供価値について考えてみた。筆者は、学生の頃から男友達に相談を受けることが多かった。相談といっても、女友達のそれとは少し違う。女性の悩み相談に求められるのは、共感、同調。相談者の気持ちに寄り添うのが被相談者の役割である。一方の男性は、共感を得たいわけではない。彼らが求めていたのは、違う視点の見解、意見。筆者は、彼らの話を聞く。意味もなく同調しない。否定もしない。ただ、違う視点の解釈を、自身の思うところを伝える。しかもその解釈がどうやら少し変わっているらしい。他者に弱みを見せることを嫌う彼らに重宝されていたのは、そういうところが所以かもしれない。新しいものの捉え方、考え方を与える。これが、筆者に提供できる価値ではないかと。これに関連して、過去に最も響いたのは、週刊ダイヤモンドのこの論考↓誰もが勘違いしている、福山雅治が結婚したホントの理由とは?とはいえ、提供すべき価値は、顧客のニーズ次第。お相手が筆者に求める役割は何か。お相手が価値とみるのは筆者のどの部分か。これまでも、男性にお会いするたび、ニーズの把握に努めてきた。しかし、求められる役割の大半は、男性の学歴・職歴コンプレックスの穴埋め。次に多いのは、自己評価の高い男性の自己陶酔への貢献。その次に容姿だろうか。つまり、価値として認められているのは、学歴と容姿だけ。さて、ずいぶん話が逸れたが、K氏の話題に戻ろう。K氏は、とりわけニーズのわからない方である。コンプレックスは感じないし、自己陶酔も感じない。話題は、ただただ車とお金。車は門外漢ゆえ、気の利いた一言も出ない。新しい視点は与えられない。だからこそ、自身がここに居る理由がわからなかった。K氏は筆者に何を期待しているのか。K氏「友達はもうみんな結婚してる?」不意に、結婚の話題を出された。筆者「文系の友達は大体結婚したけど、学科の友達は半々かなー。男の子もこじらせてる子が多いよ笑。」K氏「こじらせてるってどんな?」筆者「一人は、40歳の女性と結婚前提に同棲したんだけど、親に反対されてるみたい。」K氏「40絶対無理だー笑。自分が50歳になっても40歳の女性無理かも。」あなたが50歳のころ、わたしは51歳ですが。筆者「でも、40歳でもきれいな人はきれいじゃない?」K氏「確かに。うちの患者さんでもきれいな人いるなー。そこらへんのアイドルよりずっときれい。」筆者「アイドルも診たりするんだ。すごいね。」K氏「でも、全然可愛くないよ。君がアイドルで大丈夫?って感じの子も結構いるもん笑。」アイドルでも可愛くないなら、わたしは人間に見えますか。なるほど。ようやく、自分に求められる役割がわかったかもしれない。ちょうどいいブス。筆者は、日々美しい女性を診て疲れた目を癒す、ちょうどいいブスだ。手を加えていない素朴感とどこか懐かしい安心感。ほら、筆者にだって癒しは提供できるのだ。新しいかたちの癒し。癒しは味噌汁だけではない。そんなことを考えながら、相変わらず車と金の話を聞く。車の次は都心のタワマンを探すらしい。さて、長くなったので、次回で締めます。

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  • 02Apr
    • 31人目 おしゃれ医師と二次面接   ―その1―

      1年以上前、東カレデート(当時マッチラウンジ)を介してお会いした31人目K氏。以降、2ヶ月ほどLINE文通を続けたが、二次面接はなかった。数ヶ月前、筆者が誤ってOmiaiで足跡をつけてしまったことがきっかけで、一度連絡を取ったことがある。そんなK氏から、久々に連絡が来た。K氏「都合いいときにご飯行こう!」筆者「びっくりした笑」K氏「突然だよね・・・今お付き合いしてる人いるの?」筆者「いませんよ笑」K氏「立候補します!笑」1年間誰にも相手にされなかったのか、あるいは、比較検討がやっと一周終わったのか。真意はわからない。しかし、いまは、来るもの拒まず、去るもの逃がさず。二次面接に応じることにした。当初、K氏のお休みの日に食事をする予定だったが、季節がよいこともあり、筆者からお花見デートを提案した。車にしか興味のないはずのK氏が珍しく乗り気。筆者は午後休を選択した。もはや仕事と婚活の優先順位が逆転し始めている。しかし、カップル然として堂々と桜を愛でられる機会などまたとない。しかも、人出のすくない平日に。衣装を考えあぐねる前夜、K氏から連絡がきた。K氏「明日なんだけど、急きょミーティングが入っちゃって、18:00に職場に行かなきゃならないんだ。楽しみにしてたのに、ごめんね。あられちゃんの職場近くでお茶にしない?」なんと。お花見中止の連絡。筆者の午後休パーでんねん。とはいえ、休日に仕事をねじ込まれ、気の毒なのはK氏の方だ。つかの間の休日にわざわざ会いたいと言ってくださるのは、光栄なことかもしれない。就業時間中に職場付近をうろつくのは気が引けたため、K氏の通勤経路の駅で待ち合わせた。1年ぶり2回目のK氏は、前回とは異なり、ジャケットをお召しになって現れた。ダミエのサックプラ(紙袋のような四角い手提げバッグ。もう廃盤なんですね。)を提げ、人差し指には同じくLVのリング。時計は眩しいほどにきらびやかだが、時計に疎い筆者はにわかに判別できない。ちょうど1年前の春、総合病院から自由診療科目のクリニックに転職したK氏は、すっかり“それらしい”身なりになっていた。予想以上のギラつき具合に一瞬ひるんだが、挨拶を済ませ、気を取り直す。駅近くのカフェに向かった。まずは、転職から1年のK氏の近況をうかがう。筆者「もうそろそろ1年だよね。どう?もう慣れた?」K氏「うん。〇〇(地名)に異動してからも、もう半年経ったかな。」筆者「そっか。順調そうでよかった。」K氏「それにしても、意外と〇〇ってXXXいないねー。」筆者はK氏の言ったXXXが聞き取れなかった。K氏「もっと金持ちいると思ったんだけどね。金持ちはごく一部。」聞き取れなかったXXXは“金持ち”であった。近況報告は、異動先の土地に“金持ち”がいないという事実。筆者は、どう受け止めればよいのかわからない。適当に聞き流し、次の話題へ。K氏は念願のスーパーカーを購入し、まもなく納車されるらしい。目下の悩みは車庫。K氏「実家の敷地に車庫建てようかと思ったら、それもなかなか大変でさ。ほんとどうしようか悩んでるんだよー。」K氏「ディーラーに訊いたら、みんなグランドハイアットとかホテルに預けてるらしいんだよね。やっぱりセキュリティ万全じゃないと。」そりゃそうでしょう。不動産のごときお値段の動産ですからね。そして、K氏はスマホで、車庫について熱心に調べ始めた。初めは筆者に解説したりしていたが、やがて。無言。筆者は窓の外に目をやる。以前にも増して金の亡者と化した轟さんが、必死に車庫を探している。筆者は自身がここに居る理由がわからない。かつてこんなにも無駄な有給休暇があっただろうか。その2につづきます。

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  • 29Mar
    • 花の季節に思うこと

      毎日、桜並木を通って通勤している。この季節には、多くの人々が足を止め、薄紅色に染まる空を見上げ、笑顔になる。一年で一番幸せな季節。そんな桜並木の足元には、クリスマスローズが植えられている。彼女たちは、桜の蕾が膨らみ始めたころから、咲いていた。寒い雪の中でも、ただひっそりと、うつむいて。筆者は昔からクリスマスローズが好きだ。その控えめな出で立ちと、お洒落な色。厳しい寒さの中で咲く、力強さ。しかし、この桜並木で彼女たちを気に留める者はいない。皆、上を見上げ、足元になど目もくれない。それどころか、桜を見ようと彼女たちを下敷きに腰掛ける。この光景を見ると、毎年胸が苦しくなる。彼女たちのうつむいた姿が、まるで桜から目をそらすようで。自分など咲くべきではなかったと悔やむようで。筆者は、彼女たちに自分を重ねているのだ。皆に愛される花ではない。誰も気に留めない地味な花。美しい花から目をそらしたくなる気持ちはよくわかる。しかし、わずかな望みを持っていた。地味な花に目を向けてくれる人がいるかもしれない。1人でいい。誰か。久々に開いた婚活アプリで、男性からこんなメッセージを頂戴した。「女性は異性に対するニーズが多様だと思うんです。外見がイマイチでも内面で逆転できる男性もいるし、草食系好きな女子もいるし、肉食系好きな女子もいるし。年齢で見ても40代のおじさま好きな方とかもいるし。」「男性の方が好みの分散は小さいです。ですが、こと外見の話で言うと、女性は化粧とか、服装とか、男性より努力のし甲斐があるんですよね。だから、ニーズは偏ってるけど、そのニーズに合わせて、努力した女性が勝つのかと。」モテることの正しさ↑この方もそうであったが、アプリの男性は親切である。見ず知らずの筆者に、桜の正しさを教えてくれるのだから。知ってます。わかってはいるんです。わたしだって、桜が好きだもの。というわけで、自我を捨て、自尊心を捨て、お見合い写真を撮り直した。これでダメなら、花ではなく、シダ植物だったのだと諦めよう。

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      テーマ:

プロフィール

あられ

性別:
女性
お住まいの地域:
東京都
自己紹介:
2015年末に30歳を迎えた東大理系女子。 婚活市場に参入するも苦戦を強いられる悲しい運命。

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