トウダイリケジョの婚活記
  • 08Aug
    • 普通の人と結婚したい

      ブログを再開してから、あえて多用してきた言葉がある。「普通」「普通の人と結婚したい」結婚を望む女性が多く口にする言葉。玉の輿に乗りたいわけではない。ただ人並みに、普通の人と結婚したいだけ。筆者もそう思っていた。しかし、これに対し、読者の皆さまから、結婚相談所のおばさまから、言われ続けてきた。「高望み」「身の程知らず」ちなみに、筆者が以前、普通と考えて示した条件はこちら。これは、一般的にはハイスペックにあたるらしい。婚活市場において最低スペックともいえる筆者に、これを望む権利はないということらしい。結果として、筆者は普通の人と結婚した。先に掲げた条件は当然満たしている。残念な人でも、めでたい人でもない。感性と価値観は似たものを持っている。自分よりも賢く、尊敬に値する。筆者にとって、普通の人である。婚活市場においては、本来マッチングするはずのない、低スペック女性と高スペック男性が結婚したことになる。では、どのように大逆転を成し得たのか。奇跡か。巧みな戦略か。特別なことは何もない。ただただ、妥当な結果だったのだ。「普通」普通という言葉を使う場合、多数派、標準的、いわば偏差値50を指すことが多い。これが、結婚という個人的な事柄について使うと、違う。誰も標準的な人と結婚したいわけではない。自分のものさしで測って「普通」の人と結婚したいのだ。価値観、感性、学歴、容姿、所作、育ち、あらゆる項目が自分の知る得る範囲に収まっているかどうか。おそらく、夫にとっても、筆者は普通の人だと思う。筆者が、身の程知らずと言われようとも、高望みと言われようとも、屈せずに抗ってきた根拠はここにある。東大以上の方が、東大を普通と捉える可能性が高い。理系の方が、リケジョを普通と捉える可能性が高い。その可能性に賭けたのが、筆者の婚活だった。側から見れば無謀な婚活。市場の原理において、高い価値の者同士、低い価値の者同士がマッチングすべきというのもわかる。しかし、純粋な市場の原理で結婚相手は決まらない。「普通」の結婚を望む者がいる限り。普通の結婚を望むことは贅沢じゃない。いま婚活に疲れた人に伝えたい言葉。自分自身も、友人に言われて救われた言葉。さて、また戯言を書いてしまいましたが、今後もゆるりと、筆者が結婚できた理由を紐解いていきたいと思います。

  • 26Jul
    • なぜ結婚できたのか その3

      さて、今回は<筆者の視点>で考える、交際に至った理由。胸を焦がすような恋に落ちたわけでも、何かすごい戦略があったわけでもない。ただ、流れに身を任せただけ。しかし、そこにはたしかに“流れ”があった。夫の押しという流れだけはなく、きっと自分の中にも流れがあったはず。●普通の人だった初めて夫に会った日の感想は、「普通の人だった」である。所作、発言、考え方、いずれも違和感がなく、すっと馴染める感覚があった。筆者視点での普通。やや話がずれるが、筆者の出会ってきた男性には、“残念な人”と“めでたい人”が多かったように思う。これ、筆者独自の分類。残念な人:ひとつの成功によって得た自身の立ち位置に満足し、そこから下の世界を見下す人。例えば、高学歴でそこそこ名の通った企業に勤めているだけで、自分以外全員バカ扱いする人。例えば、一度結婚しただけで、全てを知ったように婚活指南してしまう人。めでたい人:自身の立ち位置が正しく認識できず、実態よりも高い位置にいるような錯覚に酔っている人。例えば、起業家たちの集まる勉強会に参加しただけで、自分も起業家気分でものを言う一般サラリーマン。例えば、婚活アプリのいいね!の数にモテ期の到来を感じ、自分の市場価値を誤認する婚活女性。筆者は、残念な人とめでたい人が苦手である。夫はどちらでもない、普通の人。やはり普通が一番。●自分の好みを自覚した夫は「対抗馬はいない」と判断したそうだが、実際は逆だった。この頃なぜだか、筆者は出会いに恵まれていた。相談所で仮交際中の方。学士会のお見合いパーティーから仲良くなった方。職場関係の合コンで知り合った方。自身を受け入れてくれる人なら誰でもいい。そう思っていた。しかし、個性の異なる複数の男性を前にしたことで、そうではないことに気づかされる。自分に厳しくストイックな精神 よりも 多様なものを受容する柔軟な思考おごる気前の良さ よりも 気の利いたお店選びワインのうんちく よりも マニアックな数学の話トライアスロンを踏破する体力 よりも 感動を共有できる感性鍛え上げたマッチョな肉体 よりも 体型に合ったスマートな着こなしどんな人と一緒に時間を過ごしたいのか、相手に何を求めているのか、自分の“好み”がだんだんと明らかになっていった。今さら。しかし、比較しなければわからなかったかもしれない。そう思うと、タイミングも大切だ。筆者の見解を要約すると、自分好みの普通の人が偶然にも自身を気に入ってくれたから、交際に至ったということらしい。

  • 18Jul
    • なぜ結婚できたのか その2

      さて、本題に戻らねば。どうにも面白く書けない筆者の結婚までの顛末。―出会いから交際まで―まずは出会いについて。筆者と夫は、婚活アプリを介して知り合った。これまで、アプリで数多の出会いを重ねながら、交際に至る方はいなかった。お断りしたり、とんずらされたり、詐欺未遂だったり…しかし、今回に限っては、あっさりと交際に至った。なぜ?自分でも不思議である。そこで、夫にも事情聴取しつつ、交際へと発展した経緯を整理してみた。<所与の条件>本人たちの意思とは関係なく、与えられた前提条件のうち、交際発展に寄与したと思われるものを挙げた。●活動地域が近い住んでいる地域、勤務地が比較的近く、互いに行き来がしやすかった。結果として、面会の頻度が高かった。過去には、新幹線や長距離バスで面会に来る者、交通費を出すから面会に来いと言う者もあった。しかし、会うこと自体に労力を要するため、頻度は低くなる。むしろ会うことが面倒になる。LINEや電話で十分に関係を構築できるという方もいらっしゃるだろうが、人間関係の築き方が原始的な筆者にとっては、23区内、平日に会える距離、が適切であった。●バックグラウンドが似ている育った環境、受けた教育が似ていた。大学の同窓生であり、年齢も近いため、共通の知人、共通の話題も豊富だった。ゼロから関係を構築しなければならない婚活。会話はいつも手探りである。共通の話題があれば、話題に困らない。共通の知人の存在は、相手への警戒心を和らげる。何より同じ大学というのは気兼ねがなくてよい。「東大生も医者の前では等しく患者だ!」などと意味不明のけん制をされる必要もない。なんと気楽なことか。<夫の視点>夫も筆者に負けず劣らず、長らくアプリを利用していたようだ。これまで交際に至る女性はいなかったそうだが、なぜ筆者と交際に至ったのか、聞いてみた。●初回面接で、筆者を気に入った夫は、初回の面接で筆者を気に入ってくださったという。聞けば、彼の心を打った場面があったそうだ。それは、筆者がとった奇怪な言動。おそらく、大半の男性に嫌われる、婚活には不適切な言動。筆者自身も「しまった、やってしまった」と思ったことを覚えている。しかし、彼は「こんなに変わった女性はいない!」と好意的に受け取ったようである。これが、筆者との交際を強く希望する契機となったそうだ。何が功を奏するかわからない。●対抗馬がいないと思った筆者が頻繁に彼の誘いに応じることから、「対抗馬はいないはず。押せばいける。」という確信を持ったそうだ。男性には狩猟本能がある。一般的には、簡単には落とせない女を演出し、追わせることがよしとされる。しかし、筆者の場合は逆だった。簡単に落とせる女だったから好まれた。負けたくないから、勝てる勝負しかしない。プライドの高い高学歴男性には、そんな思考の男性も含まれる。夫はそれに該当したようだ。夫の見解をようやくすると、筆者が他の男性にはモテない変わった女性で簡単に落とせそうだったから、交際に至ったということらしい。さて、次回は筆者の視点を整理する。

  • 13Jul
    • 結婚までの時間

      また1か月以上あいてしまった。いろいろに追われて、自分の時間を確保できずにいる…そんなわけで、今回の主題は時間。筆者が、夫との出会いから結婚に要した時間は1年未満である。出会いからプロポーズまで半年弱、プロポーズから挙式・入籍まで半年弱。これは短いのだろうか、長いのだろうか。もちろん、時間の感覚は人によってさまさざま。しかし、結婚した先に妊娠・出産を見据えた場合、女性にはタイムリミットがある。また、女性は男性に比べ、加齢による価値の低下速度が速い。それゆえ、時間に対する意識は、女性の方がより強いと思っていた。筆者が取り憑かれたように婚活していたのも、時間の経過に対する漠然とした不安があったからだ。しかし、実際には少し違うような気がした。筆者が第三者に結婚を報告した際、「交際期間が短い」「スピード婚」と驚くのは、たいてい女性である。先般、職場の女性にこう言われた。同僚「すごいですねー。1年前は、出会いがないってあんなに嘆いてたのに!あっという間に結婚!よかったですね」そうか、やはり1年以内での結婚は早いと感じるのか。発言者の気持ちも理解できた。なにしろ、筆者自身が、このペースに疑問を抱いたことがあったからだ。こんなにあっさり決めてしまっていいんだろうか。もっと時間をかけて見極めるべきだったのではないか。「焦って手を打った」と友人に揶揄されるのではないか。結婚に向けて走り出した直後、そんな不安に駆られたことを覚えている。一方、驚きを表明する男性はいなかった。それほど筆者に関心がないからかもしれない、そう思っていた。親しい先輩男性に、お酒の席で婚約を報告したときのこと。筆者「やっぱり、早すぎましたかね?スピード婚て言われるし、ちょっと心配で。」先輩A「え?そんな早かったの?実際どれくらい?」筆者「夏から付き合い始めて冬休みにプロポーズされてるんで、半年経ってないです…」先輩A「なんだー。それだけ付き合ってれば十分でしょ。」先輩Aは35歳の頃に、もうお一方の先輩Bは40を過ぎてご結婚された方である。ご家族にもお目にかかったが、お二方とも素敵な家庭を築かれている。ご当人はどうだったのか聞いてみよう。筆者「そうですか?AさんとBさんはどのくらいで結婚決めたんですか?」先輩A「おれ?3か月くらいかな。」先輩B「僕は1か月で決めたよ笑。」筆者「えー!!早いですね!!」先輩A「逆にその歳で、それ以上引き延ばしてどうするの?結婚するなら早い方がいいし、結婚しないならそれ以上付き合っても無駄でしょ?ダメならさっさと次探した方がいいじゃん。」先輩B「大丈夫、結婚する相手なんて1か月もあれば見極められるよ。全然心配することなんかないよ。」極めて合理的。たしかに、人間の相性などすぐわかる。その他の条件だって、情報さえそろえば判断に時間はかからない。では、なぜ、筆者やまわりの女性たちは、交際期間が短いと思ったのだろう。何が足りないと思ったのだろう。女性は少なからず結婚に夢を抱いている。そして、そこまでの過程にも。素敵な男性に出会って、どきどきしながら少しずつ仲良くなって、二人でたくさんデートして、年中行事を楽しんで、1年目の記念日にプロポーズそんなところだろうか。そうか。足りないのは時間ではなく“夢”だったのか。男性の方が、結婚をより現実的に考えているのかもしれない。時間の観念の差は、そんな新しい気付きを与えてくれた。ともあれ、1年で全てをこなすのは、体力的にも気力的にも結構大変である。

  • 05Jun
    • 一年前の疑問

      筆者が1年前に書いた記事をAmebaさんが教えてくれた。“結婚は、マイナスを埋めるためにするものなのか”その疑問と戦っていた。自身が成した結婚について、これを問うてみる。答えは否である。たしかに、ここに挙げていたようなマイナス要素(運転免許、時事への関心)は埋められた。しかし、それ以上にプラスの要素の方が多い。筆者は伴侶を得たことで、別の視点からのものの見え方を知った。知らなかったモノやコトを知った。見える世界はより広く、立体的になったと思う。おそらく、彼にとってもそうだ。彼は筆者のことを“変わっている”と評する。彼にとって異質な感覚、異質な考え方は、彼の人生のマイナスを埋められるはずもない。付加的な要素に過ぎないのだ。「君に男なんて必要ないだろう?」そう愚問を繰り返してきた者たちに告げたい。ええ、必要ありません。他人で自分の不足を埋めようとするあなた方は。世界が広がると同時に、食い違いや衝突もプラスされたことは、ここでは言及せずにおこう…。

  • 30May
    • なぜ結婚できたのか その1

      結婚相談所での体験はじめ、いろいろ振り返るつもりだったが、せっかく事実を公にしたので、考察してみることにした。筆者はなぜ結婚できたのか。しかし、いざ考えてみると難しいものである。これまでは、失敗を考察し、学びを得ることに努めてきた。成功を考察し、なぜ目的を達成できたのかを紐解くのは今回が初めてかもしれない。昨年の夏まで鳴かず飛ばずだった筆者。身の程知らずだと言われ続けた筆者。一体どうして結婚に至ったのだろう。考え方が大きく変わったわけではないし、行動を変えたわけでもない。メイクも服装も今まで通り。一つ特別なことをしたと言えば、“神頼み”くらいだろうか。縁結びの神社を訪れ、良縁を願った。そして、巡り会った。筆者を認めてくれる人に。笑っていても泣いていても、元気なときも調子が悪いときも、プラダを着ていてもパジャマを着ていても、ばっちりメイクでもすっぴんでも、筆者を受けて入れてくれる人に。これに尽きる気がする。これでは何の考察にもなっていないではないか…もう少し時間をかけて考える必要がありそうだ。******ちなみに、人生の伴侶となったお方は、このブログには登場していない方です。リアルでもよく聞かれますが、国籍は日本です。

  • 27May
    • ありがとうございます

      皆さま、たくさんのコメントをありがとうございます!!当初は、このようなご報告をする日がくるとは想像しませんでしたし、まさか、こんなにも多くの方に祝福いただくことになるとは、思いもよりませんでした。開設当初からずっと読んでくださっている方、いつもコメントやメッセージで励ましてくださった方、今回初めてコメントくださった方。一つ一つ大切に拝読しました。本来であれば個別にお礼を申し上げるべきところですが、この場を借りてのご挨拶になりますことをお許しください。実は、ブログを再開した際は、書きたいことを全部書いた時点で、結婚報告とともに幕引きしようと考えていました。しかし、皆さまから励ましの言葉を頂戴するたびに、欺いているようで心苦しく、これ以上事実を伏せたまま続けることはできないと判断しました。以降は、婚活回想録としてつづってまいりますので、ゆるりとお楽しみいただければ幸いです。まずは、御礼とご報告のみで失礼いたします。

  • 26May
    • 婚活やめました

      2016年1月に始めたこのブログ。気が付けば、3年以上が経過していた。元号も変わった。筆者、現在33歳である。筆者が結婚を望む理由は、折に触れて述べてきた。しかし、思い返してみると、婚活を始めた本当の動機は、「結婚したいから」ではなかった。ブサイクだから。理系だから。東大院卒だから。第三者に対して、自分に対して、そう言い訳しながら、筆者は恋愛や結婚と対峙することを避けてきた。一人で生きていくのかな。冷静にその未来を見据えつつ、どこか諦められない気持ちもあった。両親も然り。娘が嫁がない現実をそう簡単には受け入れられない。母親はたびたび苦言を呈した。「学生のときの○○くんにしておけばよかった」「貴女がえり好みするから結婚できない」「どなたかご紹介くださる方はいないの?」そうだ。ならば証明してみせよう。筆者が結婚できないことを。婚活したけどダメだった。その事実があれば諦められる。親も、自分も。わずかな望みを捨て、現実を受け入れることができる。あられは結婚できない。このことを証明するために始めた婚活だったのだ。そうは言っても、人間は欲深いもの。婚活すればするほど、諦められなくなり、泥沼にはまっていったのは、皆さまご存じの通りである。ただ、一つだけ決めていたことがある。33歳になったら婚活をやめる。高齢出産を回避しようと思えば、33歳がボーダーだ。女性としての市場価値は大きく下落する。この時点で結婚のめどがついていなければ、きっぱりと足を洗うことを決めていた。そして、筆者、現在33歳である。婚活からは足を洗った。長い間、応援してくださった読者の皆さま、ありがとうございました。皆さまの温かいお言葉が、わたしの支えでした。ご報告が遅れましたこと、お詫び申し上げます。お前みたいなやつ一生結婚できるわけない、そう嘲笑ってくださる皆さま、ご期待に沿えず申し訳ございません。わたくし、あられ、結婚しました。

  • 23May
    • 書類選考のプロセス

      いわゆる“ハイスペック”の男性たちは、女性から数多くのお見合いの打診を受ける。もちろん、おばさまからの毎月の紹介案件もある。数多の女性を書類選考でふるいにかけ、実際にお見合いする相手を選ばねばならない。では、その選考プロセスは一体、どのようなものなのだろうか。これについて、前回の記事に登場したC氏に話を聞くことができた。興味深いものだったので、紹介したい。まず、C氏のスペックを簡単に。東京大学卒業後、メーカーに就職。その後、外資系コンサルに転職。父・兄も東大卒。(初回お見合い時の話題はほとんど父と兄の自慢だった)年齢は筆者の一つ下。身長は170cm弱。C氏は、多くの女性から申込みを受けているそうだ。スケジュール、お見合いの料金(1万円/回)を考慮し、書類選考で効率的にスクリーニングしているとのこと。筆者「大変ですね。どうやって実際に会う人決めるんですか?」C氏「まずは、顔ですね。」筆者「やっぱりルックスですかー。」C氏「そうですよ笑。あられさんは、ほんとにきれいな人だと思いました。会社で開けたんですけど、隣に座ってる上司もそう言ってましたよ!」同じ東大だから、あるいは賢い女性が好きだから、じゃないんですか。まぁ、写真は盛っておいて損はないってことですね。一つ気になるのは、相談所からの封書って会社で開けるものですか?お見合い相手の写真、上司に見せる?その感覚まったく理解できないのですが…今は突っ込まずにおこう。筆者「そんなそんな、写真盛ってますからね笑。顔の次は、何を見るんですか??」C氏「疑問を抱かずに、プロフィール読み通せるかどうかです。」筆者「どういうことですか?」C氏「例えば、聞いたことのない大学だと、『え?なんでその大学行ったの?』と疑問に思ってしまうし、年収200万だと『それしかもらえないってどんな仕事?』と疑問に思っちゃうじゃないですか。」C氏「そういう疑問なく、さーっと読めたらそれでOKです。」なるほど。シンプルながら、とても分かりやすい。「普通の人と結婚したい」筆者はそう思いながら婚活を続けてきた。C氏の書類選考のプロセスは、これに即したものだと感じた。疑問を抱かない。すなわち、その人の“普通”あるいは“常識”から逸脱しないということ。他の男性がどのように書類選考しているかはわからないが、示唆に富んだ一例だったと思う。何はともあれ、最初の審査項目は顔。これは男性に共通なものかもしれない。

  • 18May
    • 結婚相談所を辞めた日

      もちろん、筆者が結婚相談所で成果が出せなかったことは、自分自身に原因があると思っている。結婚相談所が悪かったからダメだった、とは思っていない。ただ、消費者として、提供されるサービスには常々疑問を抱いていた。某男性(C氏としよう)と仮交際中のこと。C氏にお目にかかったのは、数回。LINEだけマメな方だった。筆者は相談所が面倒になっていたこともあり、C氏がLINE友達を継続する意向なら、仮交際を終了したいと考えていた。そこで、おばさまに相談してみた。筆者「かくかくしかじかで、このまま進展する可能性が低いなら、仮交際を終了しようと思っています。Cさんは人気の方だと思います。進展する可能性があるか見極めるために、わたしの位置づけを探っていただくことはできますか?」おばさま「交際終了の連絡は来ていませんので、C様はあられ様と交際中という認識です。会員様の交際人数、活動状況をお知らせすることはできません。」交際人数を聞いたつもりはない。担当おばさま同士で世間話でもして、様子をうかがってほしい、程度のお願いだったのだが、数回メールを往復しても伝わらなかった。おばさま「C様とお話いただき、ご自身でお気持ちをお確かめください。交際終了の場合、両者合意の上、こちらにご一報ください。」つまり、おばさま方は何もしない、ということらしい。面倒な駆け引きはおばさまが引き受けてくれるものかと思っていたが、見当違いだった。待てよ。では、月々納めている“交際サポート費”とは何たるか。今まで何か“サポート”された記憶はない。筆者「つかぬことをおうかがいしますが、月々の“交際サポート費”にはどういったサービスが含まれているのでしょうか。」おばさま「交際サポート費は、毎月会員様から交際状況についてのご報告をいただき、次の月にどのように進めていくかをご相談のうえ、コーディネーターが動いたほうが良い場合には最善の方法で対応していくことにより、発生するものとお考え下さい。」仮交際が始まってからこれまで2か月間、おばさまから音沙汰はなかった。次の月の進め方を提案されたことなどない。今回の筆者からの相談にも、おばさまは応えなかった。そもそも、おばさまの文面によれば、「対応することにより発生する」費用とのこと。発生ベース?月々定額で徴収されているのは、何かの誤りか…製品ではなく、サービスを提供する業種。美容、医療、教育、交通などなど。どのようなサービスであれ、消費者は対価にふさわしいサービスを享受することができる。しかし、結婚相談所という特殊な業種において、この市場のルールは適用されないようだ。人の弱みにつけ込む商売って嫌なものね。この一件を機に、筆者は退会を決意した。

  • 08May
    • 結婚相談所の選び方

      結婚相談所を利用する方々は、何を根拠に結婚相談所を選ぶのだろうか。サービス内容?料金システム?認知度?筆者の選定理由は、在籍者のスペックであった。学士会主催の良縁倶楽部にあっせんされた結婚相談所。当然、学士会員が多く在籍するものと考えた。(実際には旧帝大よりも圧倒的に早慶が多い印象)サービス内容などどこも似たりよったりだろう。料金が多少高かろうとも、在籍者のスペックが高ければ惜しくない。他社と比較することもなく、入会を決めた。費用は、入会時の初期費用で30万程度。月々の費用は2~3万円(お見合いの件数に応じて増減)であった。成婚料はなし。それが高いか、安いか、について言及するつもりはない。問題は、成婚料の有無である。成婚料の有無によって、相談所にとっての“良いお客様”は異なる。営業努力の方向も異なる。①成婚料あり入会時の初期費用や月々の会費は比較的安価で、成婚した際に一定の成婚料が求められる相談所の場合、相談所は、会員が成婚して初めて大きな収入を得る。したがって、成婚する会員が、“良いお客様”である。そして、相談所は、会員の成婚に向けて営業努力する必要がある。②成婚料なし一方で、成婚料を課さない相談所の場合、収入源は入会金と月々の会費。入会金を納め、継続的に月会費を納める会員、すなわち成婚しない会員こそ“良いお客様”なのである。相談所にとって、会員の成婚は、収入源を一つ失うことを意味する。したがって、積極的な営業努力は必要ない。この仮説が確信へと変わった瞬間があった。37or38歳の一橋大卒金融機関勤務の方とのお見合いでのこと。立ち会ったのは、男性側の担当コーディネーターであった。一足先に着いた筆者は、コーディネーターおばさまと他愛もない話をしていた。その中で彼女は高らかに笑いながらこう言った。おばさま「○○くんも入ったときは若かったんだけどね。いつの間にかおじさんになっちゃって笑。かれこれ何年になるかしら。」かれこれ何年…?筆者は言葉を失った。この相談所の在籍期間は1年と決められている。1年経てば、成婚せずとも退会のはず。その男性は、退会後再入会を繰り返しているのだろう。再入会に要する費用は存じ上げないが、まとまった金額が求められるのは、想像に難くない。この相談所にとっての太い客、優良会員は、成婚できずに何年も婚活し続ける者だ。そう理解したとき、背筋が凍った。******皆さま、コメントをお寄せいただきありがとうございます。全て拝読しておりますが、時間の都合上、返信は控えます。ご了承くださいませ。

  • 27Apr
    • 妥協すべきだったのか

      結婚相談所でお会いした男性について触れておこう。と言っても、もう記憶も曖昧である。そんな中、ここのところ続いた“東大”ネタで思い出した方がいる。結婚相談所のネット部門でご連絡いただいた方だった。同年代東大院卒メーカー技術職と申し分ないスペック。顔写真を公開していない方だったが、容姿に特別な要望はないため、お見合いすることにした。お見合いが成立すると写真が公開された。いかにも東大然とした雰囲気を感じたことを覚えている。B氏としよう。お会いした印象も、変わらず“いかにも東大”であった。とにかく目が合わない。とにかく言葉遣いが丁寧。(正しくは覚えていないが、一人称が「小生」くらいの丁寧度)とにかく飲み物を飲む。その程度の印象で、大きな問題はなかった。しかし、筆者は徐々に違和感を覚え始める。B氏の勤務地は、首都圏からほど近い地方都市である。平日はその地方都市に住まい、週末には新幹線で首都圏の実家に帰ってくるそうだ。筆者「お住まいの場所、美味しいものたくさんありそうですね!」B氏「観光客向けですから、普段は大して美味しいものなんて食べられませんよ。週末に食べる母の食事が一番です。」筆者の趣味に触れ、運動の話題になった。筆者「Bさんは運動されるんですか?」B氏「わたしは全くしません。」筆者「運動せずにスマートな体型を維持されてるのすごいですね!」B氏「わたしが健康と体型を維持できているのは、母の食事のおかげです。母には本当に感謝しています。」今度は旅行の話題。筆者は海外旅行が多いが、B氏は国内旅行のみだという。筆者「国内はどういったところに行かれるんですか?」B氏「歴史に残る将棋の対局の多くは、地方の旅館で行われています。」B氏の趣味は将棋である。筆者「そうなんですか。全然知りませんでした!」B氏「そういった旅館に母と泊まりに行くことが多いです。」一緒に過ごした時間は、1時間半ほどだっただろうか。その間、幾度となく“母”が登場した。筆者は察した。これは、ホンモノだ。以前、東大男子の女性観でも触れたが、高学歴男性は母親との精神的なつながりが強い場合が多い。しかし、ここまで母親への愛情を公にする男性に会ったのは、初めてだった。強烈なまでの、母親の存在感。“マザコン”の4文字が頭をよぎる。筆者は自分を説得しようとした。お酒も飲まない、遊ぶ友達もいない。首都圏から新幹線通勤すると言ってくれている。スペックもお家柄も申し分ない。。母親への強い愛情?良い方向に転じれば、家庭を第一に考える良い夫になるかもしれない。筆者が母親に代わる存在になればよいではないか。回答期限ぎりぎりまで逡巡した結果、お断りした。先方からは、いいお返事をいただいていたようだった。マザコンを受け入れるべきだったのか。なぜわたしは妥協できないのか。何をどこまで妥協すれば許されるのか。終わりの見えない婚活地獄から逃げ出したい。そう思った瞬間だった。

  • 24Apr
    • 東大女子の7割は東大男子と結婚する

      東大女子の 7 割は東大男子と結婚するんでしょ?まわりは男子ばかりなんだから、モテるに決まってる。選り取り見取りの環境だったのに結婚できないなんて、本人によほど問題があ るのよ。こういった声をよく見聞きする。筆者は、そのたびに、発言者の算数の不得手を憂う。算数の不得手は、事実の誤認を招くのか。ご存じの通り、筆者の独身は、自身の性格、容姿の難に起因するものである。それは否定しない。しかし、冒頭の解釈は一般論としては間違いである。「東大卒女性の配偶者の 70%が東大卒男性である」という事実は、「東大卒男性 の多くが東大卒女性を需要する」こと意味するものではない。東大の女性比率は約 20%である。東大卒女性が全員結婚するとは考えにくいため、結婚する確率を 80%と仮定する。その配偶者のうち 70%が東大卒男性である。0.2×0.8×0.7=0.112これを男性の割合に換算してみる。0.112÷0.8=0.14東大卒女性を配偶者にもつ東大卒男性は、14%。すなわち、東大卒女性を需要する東大卒男性は 2割に満たないのだ。50 人のクラスを思い浮かべてみる。うち女性は 10 人、男性は 40 人。将来、東大女子と結婚する男性は 5~6 人。自身の環境にも思いを馳せてみた。筆者の所属していた専攻科は、60 人。うち男性は 48 人であった。先の計算が正しいとすれば、東大卒女性と結婚する男性は、6~7 人いるはずで ある。卒業から 10 年ほど経過した今、同級生同士での結婚は 1 組のみ。友人男性(10 数名)の中に、東大卒女性と結婚した者はいない。14%すなわち 6,7 人の需要があるにも関わらず、同学年かつ友人、というフィルタがかかった時点で、その数は 1 にまで減ってしまった。“選り取り見取り”とは対極の環境である。「東大卒女性の配偶者の 7 割は東大卒男性である」という事実が意味すること。それは、「東大卒女性と結婚する東大卒男性は 2 割にも満たない」という現実。それは、「東大卒女性を娶ってくれるのは東大卒男性くらい」という真実。*****ちなみに、同級生の女性たちは、先述の同級生と成婚した者が 1 名、異なる学年、異なる専攻の東大卒男性と成婚した者が 4,5 名、他大卒の男性と成婚した者が 2 名。残りは独身である。すでに半数以上が結婚したいま、残る席はあとわずかかもしれない。東大卒男性と成婚するか、あるいは生涯独身か。

  • 19Apr
    • 守ってもらえる価値

      先週、東京大学入学式で述べられた上野千鶴子氏の祝辞が大きな反響を呼んだ。卒業生である筆者は、ただただ共感しかなかったが、これほどまで世間から注目されたのは意外だった。東大という閉ざされた学びの園の生々しい現実が語られたこと自体が、センセーショナルだったのかもしれない。あるいは、閉ざされた園の現実が、開かれた社会の現実に酷似していることへの驚きだったのかもしれない。学びの園における性差別。筆者のような小者が騒ぐことは許されても、あのように公に声を上げることは禁忌であった。あの祝辞が大学に是認され、公表されたことは、大きな一歩だと思う。天下取りのごとき浮かれ気分の新入生たちには、届かないのだろうと憂いつつ、思い出したことがある。同じく東大卒の職場の先輩(男性)に言われた言葉。「学内で縁がなかったならもう諦めた方がいい。一歩外に出たら、東大女子をもらってくれる人なんていないよ。」「職人やアーティストに照準を合わせれば、可能性もあるかもしれないね。」これまた突飛なことを言う。と驚いたことを覚えている。“愛される、選ばれる、守ってもらえる価値には、相手を絶対におびやかさないという保証が含まれています”上野氏の祝辞の一節。この一節に触れたいま、こう解釈できる。東大女子をもらってくれる人なんていない。東大女子は愛されない、選ばれない、守ってもらえない。それは、われわれが彼らをおびやかす可能性があるから。会社勤めをする人の多くは、履歴書を使って就職をした過去がある。すなわち、学歴という礎の上に、社会での実績を積み上げている。学歴において男性を上回ることは、彼らの礎をおびやかす可能性をはらむ。職人やアーティストはどうだろうか。彼らの礎は、技術あるいは才能。学歴は、彼らをおびやかす要素にはなり得ない。学歴とは関係のない枠組みの中で生きる男性であれば、”東大女子”を脅威に感じない。これが先輩の伝えようとしたメッセージかもしれない。いずれにせよ、筆者ごときにおびやかされるような奴はこちらから願い下げである。守ってもらいとうございません。******皆さま、コメントをお寄せいただきありがとうございます。全て拝読しておりますが、時間の都合上、返信は控えます。ご了承くださいませ。

  • 11Apr
    • 素朴な疑問

      多くのコメントをお寄せいただき、ありがとうございました。これほど長い間更新していなかったのに、以前と変わらぬ温かいお言葉の数々。嬉しい限りです。誤解のないようにお伝えしておきますが、結婚相談所の退会は、成婚退会ではございません。悪しからず。。。ブログは、細々と続けて参る所存です。リハビリとして、しばらくは徒然なるままに雑感をつづりたいと思います。******かねてより疑問に思っていることがある。情報番組の食レポ等でしばしば耳にする表現。「飲みやすい」「食べやすい」「飲みやすーい。これならビールが嫌いな人でも飲めますね。」「食べやすーい。これならパクチーが苦手な人でも食べられますね。」これは、果たして褒め言葉なのだろうか。ビールの苦味は、国際的な指標で数値化される、ビールの味を示す重要な要素である。パクチーは、香菜、コリアンダーと呼び名を変え、世界各地で使われてきた香草である。ビールの苦味を好まない人が、飲める苦くないビール。パクチーの香りを苦手とする人が、食べられる無香のパクチー料理。それぞれの食品のアイデンティティともいうべき要素を失ったモノ。もはや、なぜそれをビールと呼ぶのか、パクチーと呼ぶのかわからないモノ。しかし、人々はそれらを「飲みやすい」「食べやすい」という言葉で称賛する。より多くの人間に受け入れられることこそが、正しい。マスマーケットの定めか。結婚相談所において、筆者は似たような感覚に襲われた。貴女はパクチーだ。しかし、パクチーが好きな人など稀有だ。だから、貴女はレタスを装わなくてはならない。より多くの男性が好む、レタスを。では、どうだろう。レタスだと思ってかじった葉が、パクチーの香りを放ったら。そして、その人がパクチー嫌いだったら。たとえ、見た目をレタスに似せられたところで、話せばすぐに化けの皮ははがれる。香るパクチー。自らの手で、無香のパクチー料理にまで昇華することはできない。レタス好みの男性に吐き捨てられるだけ。なぜ、レタスを装わなければならないのか。レタスを好む人を騙そうとするよりも、パクチーを好む人を探す方が確実ではないか。葛藤を抱きながらも、筆者は、レタスに化ける努力をし続けていた。より多くの男性に受け入れられるために。マスマーケットの定めに従い。

  • 06Apr
    • ご無沙汰しております

      結婚相談所を退会しましたので、差し止められていた過去の記事を再度公開しました。(もう一件は、引き続きアメ限で公開しております。)どなたかが相談所に通報してくださったようで、相談所から関連記事の削除と、その後の投稿中止を求められていました。それが、わたくしがブログから離れることになった理由の一つです。他にも何人かお目にかかった方がいらっしゃいますし、相談所の活動については考えさせられる部分も多かったので、いつの日かご報告したいと思います。こうしてブログの更新を止めてからも、多くのコメントやメッセージを頂戴し、恐縮しきりでございます。幸い、忙しくも健やかに日々を過ごしております。新年度、気持ちも新たにブログを再開できればよかったのですが、一度ついた怠け癖を直すのは至難の業。長い目で見ていただければ幸いです。

  • 14Jun
    • 趣旨説明のはずが弱音

      皆さま、平素より当ブログをご愛顧いただき、ありがとうございます。先日は、思わぬ大炎上を引き起こしてしまい、ご迷惑をおかけしました。以前にも増して、多くの方の目に触れるようになったことは、大変光栄なことです。一方で、ウェブログの難しさも感じております。そこで、今一度、本ブログの趣旨をお伝えしたく。まず、当ブログは、一個人の雑感を綴った記録です。“婚活”を主題に、一人の女性が目にし、耳にした情報をもとに、己の頭で考えたことを記録するブログ。“婚活”を主題としたブログは、移ろう感情を徒然なるままに綴ったものや、己の経験からHow toを指南するものがほとんどです。そこで、わたしはそれらとは違うものを目指しました。わたしの視点で、わたしの表現で、わたしの婚活を綴ることで、おもしろい読み物になるはず。その確信があったからです。「おかしい」「間違っている」そう思われて当然かもしれません。何しろ、人と違う視点で、違う方法で語ろうとしているのですから。しかし、この手法が人に不快感を与える可能性をはらんでいることを、今回改めて感じました。不快な文章を読んでいただく必要はありません。危険を感じたら、そっと目をそらしてください。テレビのチャンネルを変えるように。「変な奴いるなー」「こいつイタいなー」そんなスタンスでくすっと笑っていただければ、それが一番うれしいです。ついでに、一つ反論。というか、誤解を解いておきたいと思います。「東大だからって偉そうに」「どうせ親に洗脳されてガリ勉したんだろう」「過去の栄光にすがって醜い」そんな言葉も頂戴しますが、偏見です。それこそ、わたしの思考が偏っているのと同様に偏っています。東大は、最も学生数の多い、国立大学です。多くの人間を受け入れている。学費も最低限。いわば、誰にも門戸の開かれた大学(医学部除く)なのです。だから、わたしは進学しました。大した志もない凡庸な人間が、努力もせずに、とりあえず進学しただけです。そこに、自負も優越感もありません。自分、普通だな。わたしからすれば、芸術大学や留学、私大医学部の方が、よほど特別。本人の強い意思と才能、家庭の経済力、家族の支援、いろいろなものがなければ達成できませんので。普通未満の世界も、わかりません。わたしは、普通の視点で、普通の尺度で、世の中を見ているだけなのです。それがおかしいと思うのであれば、それは、視点、尺度が違うから。円柱は上から見れば円形ですが、横から見れば四角形です。見る角度によって色も違うかもしれません。距離が違えば大きさだって違って見えます。全体を俯瞰するこができれば大正解ですが、ある一つの視点から見る世界もまた正解のはず。言葉で伝えるって難しいですね。ブログ開設当初に比べると、我ながら文章も面白くなくなったと思います。あんなに書くことが楽しかったはずなのに…最近は、いろいろなことがありすぎて、モチベーションが下がり気味。そんなわけで、少しお休みするかもしれません。でも、また気まぐれに書くかもしれません。わたしは、そんな適当な人間です。

  • 07Jun
    • 現実を目の当たりにした夜

      ある日の就業時間後。集中力の切れた筆者は、同期の邪魔をしていた。同期「じゃあ飲みに行くか。」ベルギービールを飲みに行くことに。ところが数分後、同期が筆者の元にやって来た。筆者「ん?もう出れるの?」同期「なんか友達夫妻がごはん食べようって言うんだよね。」筆者「そっか。じゃ、また今度。」同期「いや、一緒に来いよ。ベルギービールじゃなくて某チェーン店だけど笑。」同期は京大院卒の高学歴である。そして、筆者の到底太刀打ちできない切れ者。表向きはガサツな関西人で、賢さをカモフラージュしている。同期の友人は、京大・東大ばかり。おそらくは、関西トップ男子校時代の友人たちだろう。そんな方々であれば、親交を深めて損はない。夫妻と仲良くなれば、また他の出会いにもつながるかもしれない。それに、“夫妻+1”という境遇が気まずいのは、共感できる。筆者にはよくある状況。ふと我に返ると途方もなく悲しくなることを知っている。そうして、筆者は、同期とその友人夫妻と食事に行くことになった。きっと、若くてキャッキャした女子が現れるのだろう。揚げ物チェーンに行きたいというのだから、元気な若者に違いない。筆者は見下されないよう、気休めにメイクを直した。先に到着していた同期の友人と、3人で奥様の待つ駅に向かう。筆者「仲良さそうだけど、3人とも同級生なの?」同期「ん?俺とこいつは同期やけど、全然関係ない。こいつの奥さんは38歳や。」年上。しかも6歳も。6歳年下の高学歴男性を落とした女性とは、どんなに美しい方なのだろう。完敗だ。同期「あれや!」どれや?わからない。次の瞬間、同期とその友人が話しかけたのは、スレンダーで美しい大人の女性…ではなく、ずんぐりした残念なオバさんであった。え…?その後の2,3時間、ともに時間を過ごした。人生初の某チェーン店で。しかし、筆者が彼女に抱いた印象が変わることはなかった。知性も品性も感じない。かといって、可愛らしさも色気も、清潔感すらない。コミュニケーションに長けているわけでもない。化粧っ気はなく、肌と毛髪の劣化は、年齢以上のものを感じさせる。衣類と持ち物は、何の変哲もない安物。ご贔屓のお店は某チェーン店。職業は一般事務とおっしゃっていた。おそらく、非正規雇用。筆者の知るアラフォー女性は、皆輝いている。華がある。しかし、独身。負け組。一方、目の前にいるアラフォー女性は、勝ち組である。6歳年下のハイスペック男性に見初められた、勝者。そんな現実を目の当たりにした筆者は、絶望の淵に立った。筆者は負けている。このくたびれたオバさんに。奥様「近くに縁結びの神社あるんでしょ?行ったら?うちも京都で行ったでー。」こんな屈辱を味わうくらいなら、今すぐ白旗を上げたい。婚活戦線から離れ、一人ひっそりと生きていきたい。自分には、職がある、スキルもある、資格だってある。一人で生きていく。そう宣言すれば、きっと楽になる。絶望に打ちひしがれることもない。筆者は今、何と闘っているのだろう。

  • 30May
    • 条件設定の論理

      結婚相談所に入所して4ヶ月、在籍期間の三分の一が経過した。サラリーマン部門とWeb部門は細々と活動している。しかし、医師部門は未だ一度も面接に至らない。そこで、担当のおばさまに相談のメールを差し上げた。筆者「現状を打破すべく何か対策を講じたく思います。到底話にならないブスということであれば諦めますが、できる努力をしたいです。助言をいただけますでしょうか。」おばさま「お相手のご条件等についてご来社いただきご相談させていただけますでしょうか。」筆者は、自身に問題があるならば、それを改善したいと思っている。それゆえ、どう変えればよいか問う。しかし、助言は得られない。これが初めてではない。おばさまはいつも「貴女はそのままでいい」とおっしゃる。変えるべきは“条件”。友人にも同様のことを言われた。友人「チャレンジ校や本命校ばかりじゃなくて、滑り止めも受けたら?」人気の層ばかり狙わずに、確実な層に狙いを下げるべきという助言。しかし、筆者にはこの論理が理解できない。条件を下方修正すれば、筆者の需要がある。果たしてそうだろうか。男性はみな、優しくて家庭的な、若くてかわいい女性を求める。引く手数多の30代医師たちも例に漏れない。では、少々条件の劣る方々はどうだろうか。例えば、身長低め、頭髪薄め、偏差値低め、バツイチ、40過ぎの医師なら、理屈っぽくて生活感のない、年増で顔くどめの東大女子を求めるのだろうか。そんなはずはない。到底同意できない。何せ、身分不相応にも相手に高いものを求める、悪条件の女性がここにいるのだから。相手に求める条件は普遍的。みな、身の程をわきまえずに、条件を掲げる。過去の投稿でも似たようなお話をしたが、母集団が変わろうとも、需要の傾向は変わらないのだ。学力偏差値の低い男性と顔面偏差値の低い女性の成婚率が高い身長の低い男性と学力偏差値の高い女性の成婚率が高いそんな統計があれば、喜んで条件を下方修正する。しかし、きっとそんな相関は存在しない。根拠のない仮説を信じるよりも、自身を変える方が確実。直せるところは直せばいい。本人にその気概があれども、おばさまはそれを制する。おばさま「例えば、身長の部分で少し条件を緩和いただければ、ご紹介できる方も増えると思います。」ほぉ。条件を緩和すれば、月2名のはずの紹介案件が、3名や4名に増えるのか。筆者「実際に紹介いただける人数は決まっていると思いますよ。」おばさまの言葉は、根拠どころか論理を欠いていた。(注)医師部門で設定している条件・年齢:+10歳上まで(39歳以下が理想)・婚歴:初婚のみ・地域:関東・北関東・静岡・身長:168cm以上(170cm以上が理想)・お相手のお父様:大卒・お母様:短大卒医師・歯科医師という条件のみで、学歴は指定できない。おばさまの選んだ候補が毎月2名送付される。

  • 27May
    • 轟さん手配の合コン

      書くべき内容は山積している。どれから書けばいいのかわからない。これも、サギえもんに時間を取られたせいだ。そんな不満はさておき、記憶の新しいうちに轟さん手配の合コンについて。薄い内容であったため、時間が空くと忘れてしまいそう。まず、みなさんの関心事、E子は合コンに来たのか。はい。彼女は前触れ通り、来てくれました。10年ぶりに会った筆者の感想。「か、かわいい…」昔から可愛らしかったのだが、10年の時を経てその美しさは増していた。この美貌をもってして、なぜ婚活戦線に立たないのか。年齢が彼女の美しさを奪う前に、今こそ売るべきでは。短絡的な筆者は、そう思った。しかし、この美貌は、彼女の「結婚には興味がない」という立ち位置を裏付けるものでもあった。本気を出せばいつでも結婚できる。でも、本人にその意思はない。それだけのこと。E子「わたし合コンなんて慣れてないから…黙ってていい?てか、相手変な人じゃない?」そう言いつつ、清楚なネイビーのワンピースに白カーデ。最も男性に好まれそうな衣装である。その他の女性参加者も女性らしい装いであったが、筆者は不運にも現場打合せの日。スカート、ヒールはご法度である。日程が決まった時点で、筆者は戦線を離脱した。参加者の構成は以下。男性陣:・京大卒弁護士・某自動車メーカー企画職・韓国コスメ社長・美容外科医師(幹事)女性陣:・某メーカー海外営業職・地方公務員・E子・筆者(幹事)仰せの通り、“インテリジェンスレベルの高い”女性をそろえた。全員早慶以上。容姿は、キレイ系からかわいい系まで。どうだ、この品揃え。筆者は保護者ですが、何か?男性陣の品ぞろえもなかなかであった。合コン百戦錬磨と見える、チャラい自動車メーカー。見た目は地味だが手堅い弁護士。兵役で鍛え抜かれたボディと若干可愛らしい日本語がウリの韓国社長。とにかくお金の匂いのする美容外科。前半で、盛り上がったのは、職業当てクイズであった。男性陣が、女性陣の職業を予想するという。メーカー、公務員、筆者、とクイズを経て、ラスボスはE子。E子の生業を知らなかった筆者も参加する。E子「いや、わたしの仕事、全然面白くないので。予想しなくていいです。自分で言っていいですか?」そうして、E子は淡々と現在の自身のステータスについて語った。全員「あ、うん、そっか。」その瞬間、E子に嫌な思いをさせたかもしれない。あるいは、他の人を白けさせたかもしれない、と筆者は憂いた。しかし、杞憂。みな、楽しそうに時を過ごしていた。衝撃的だったのは、男性陣のつながり。職業に共通点がないことから、高校の友人なのだろうと予測していた。しかし、そのつながりは、轟さんならでは。車。車好きという共通点で集まった方々らしい。通りでお金を持っていそうな職業の方ばかりだ。轟さん×4で、もはや車の字が12コ。とはいえ、轟さんご本人は、意外にも面白い発言をしたり、ギャルソンのTシャツが可愛くて、やっぱりおしゃれだな、と思ったり。意外といい物件だったかもしれないと反省した。飲み会はそれなりに盛り上がりを見せ、幕引きとなった。友人の一人は、韓国社長に連絡してみると言う。筆者は、弁護士合コンにつなげるべく、弁護士に連絡する。しかし、2,3往復ののち、未読スルー。さようなら。轟さんからは、飲み会直後に連絡があった。轟「今日はありがとう!!また今度ごはん行こう!」いや、あなたとごはん行ったことありませんけど。筆者「うん、また行こー♪」轟「お願いします!!」ついでに訊いてみた。筆者「今日は気に入った人いなかった?笑」轟「みなさん素敵な方でした。ただ、大変失礼ながら、僕の好みでは…。」正直か!!合コンなんてそんなもの。その場限りの楽しい飲み会に過ぎない。E子が成果を残したか否かは定かではない。