京都発、言いたい放題!~毎日更新~ -781ページ目

個人情報「過」保護条例。。。

6/3(土) 皆さんは、よく救急車やパトカーの音を聞くことがあるでしょう。警察が何かの取り調べやら、現場検証をしているところを、見かけたことのある人も多いと思います。でも、その事件や事故のほとんどは、新聞やテレビに出て来ない場合がほとんどです。どかーんと、名神で大きな人身事故があったのに、夕刊を見ても、次の日の朝刊を見ても、何も出ていない。そんなケースはけっこう多いものです。

 以前、うちの会社に2度もガラスを割られて泥棒が入った事がありました。幸い、金目のモノはあんまり置いてないので、安いレーザープリンターだけ被害に遭いましたが、他は何も盗られませんでした。盗るものも無いですけどね・・・。2回とも警察が来て、犯人の足跡を黒いごみ袋のようなもので、採取して行きましたけど、それっきりです。それにしても交番の2軒となりに泥棒に入るか。。。。新聞にも載りませんでした。。。。

 世の中、物騒になってきたもので、目に見えない事件や、ひったくり、窃盗、強盗などの犯罪は、確実に増えているような気がします。それだけ、治安が悪くなってしまっているということでしょうか?いちいち、小さな事件は新聞にも出ないし、テレビなどで報道されることすら有りません。自宅の前で起こったひったくり事件も、犯人はまだ捕まっていません。いちいち報道していたら、紙面がいっぱいで載せられないほど、たくさん発生しているのでしょうね。。。

 しかし、素朴な疑問として、どの事件に、ニュースバリューが有って、どの事件が無いなんて、誰が判断するのでしょうかね・・・。盗られた金額の多さでしょうか。被害者のケガの大きさでしょうか。その事件の社会的な影響力の大きさでしょうか。その事件の当事者が美人?だったら、話題にするのでしょうか???私の感覚では、この記事にするしないは、記者の感覚だけで決まっている。そんな感じがします。

 平穏な日には、記事になっていても、事件が多い日には、同じような事件事故でも載らなかったりする・・・。まぁ、基準なんて、有って無いようなものなんでしょうね・・・。だから、このような事件事故の統計は、警察任せになってしまう場合がほとんどやと思います・・・。マスコミ側がいちいちチェックするなんて、とても出来て無いと思う訳です。事件事故が起こった時の、報道姿勢にも、かなりのバラツキがあります。新聞やテレビによって、41歳の男性であったり、実名報道であったり、元韓国籍の日本人男性であったり、元暴力団組員であったり、ただの会社役員であったり、金融会社の下請け会社の責任者であったり、いったい何にスポットを当てるかによって、その当事者の横顔をどう紹介するのかで、その事件事故に対する報道機関の姿勢というのが違って来ます。

 マスコミにとって、どうでもええ事でも、その事件事故に遭った当事者からしたら、一大事というケースも多いと思います・・・。ひったくりにあった被害者は、実名報道なんかされたら、ご近所に、全部知れ渡ってしまいます・・・。町を歩いているだけで、この前は大変やったねと、慰めてもらえるのが、何か、この人が悪いことでもしたみたいに、変に情報が一人歩きして伝わってしまうこともあるでしょう・・・。だから、実名の報道は、いくら被害者でも、絶対に慎重にしなければならないのです。

 犯人にとったら、被害者の証言が自分の逮捕に直結しますから、この被害者を特定出来てしまう報道をするということは、被害者の生命に危険が及ぶ可能性もあることになります。お礼参りも、当事者にとったら、ホントに怖い事ですからね・・・。だから、個人が特定出来てしまうような報道は、本当に慎重な配慮が必要になるのやと思います・・・。犯人逮捕に協力した人が表彰されている記事がよく新聞に載りますけれど、これも、犯人が自分を逮捕させた憎いヤツと認識される危険性が高いという配慮もすべきやと思うのです・・・。本来の意味の個人情報保護とは、こういう事を言うべきだと思うのです。

ところが、現状はどうでしょう・・・。「個人情報保護」というのが、変に一人歩きしてしまっていて、かえって不便な世の中にしているのではないでしょうか・・・。必要以上の個人情報の「過保護」が、自らの足を縛ってしまって、個人情報を人に知られないことが、最大の自己防衛のような気になっている人が多いのもおかしいと思います。。。

 例えば、東京都のある住所にその人が住んでいるという情報。これは、その人の存在そのものを証明していることでもあると思うのです。この人が賃貸のマンションに住んでいるとして、この人が、もともとどこに本籍地があって、何人家族で、何のお仕事をしていて、ここに住んでいるのかという基本的な情報ぐらいは、大家さんが知っていてもらわないと、万一、何かトラブルが起こっても、全く身寄りのない人と同じになってしまうやないですか・・・。

 個人の基本的な情報を、誰にも知らせずに、どんな人も金さえ出せば、住めてしまうことは、犯罪人も、住む事が出来ることになります。つまり、このことは、素性の判らないような人に、部屋は貸せないという当たり前の、セキュリティチェックを、逆に否定してしまう事になるのです・・・。つまり、個人情報を出さない事で、本当に危険な人物であろうが、北朝鮮の工作員であろうが、中国マフィアの蛇頭であろうが、ロシアの諜報員であろうが、テロリストであろうが、自分のお隣に誰でもが住めてしまうというアホな状況を作ってしまっていることになるのです。クワバラ、クワバラ・・・。

 個人情報は、人と人のコミュニケーションをするのには必要不可欠なものです。問題は、この情報が、誰でも簡単に手に入れることが出来てしまう状況を作ってしまっていた事にあるのです。赤の他人が、個人の住民票を取れるのは、おかしいでしょう・・・。不動産会社の営業社員が、簡単に人の土地の登記簿謄本なんていう極めて、他人に知られたくない情報を、いとも簡単に入手出来てしまうのも、おかしい・・・。例えば、その土地を担保に借金をしているかどうか・・・なんていう、恥ずかしい事も、知られてしまうのやからね・・・。

こんな、情報が流出してしまっている現状をまず、何とかすべきやろうね。。。。それから、市営住宅なんかで、表札のない家。これも困ります。最低限、これは表示してくれ・・・。宅配のオッチャンも困ります・・・。インチキして入居しとるヤツ。これも、困る・・・。ヤバイ人は、住まわせたらあかん。犯罪の温床になる。こんなことから、ちゃんとした日本の秩序が取り戻せるかも知れませんね・・・。

コンプライアンス(法令遵守)

6/2(金) さて、昨日から道交法が改正になって、駐車禁止の取り締まりが一斉に厳しくなった。さすがに初日は、宣伝が浸透していたのか、違法駐車や放置駐車が激減したようである。そのニュースの中で、ちょっと気になる報道もあった。大阪の食堂のおばちゃんのコメントで、ウチのところは、タクシーの運転手さんのお客が多い。駐車禁止を厳しく取り締まられたら、お客さんが激減して、ウチら、ご飯が食べていかれへん。と、いうのであった。

 世の中、何が公平かは、難しいのだが、お客さん用の駐車場のある食堂と、駐車場の無い、路上駐車の客を相手している食堂が同じように商売していて、一方は、高い駐車場代を店の経費で負担している。一方は、この負担が無い。これがフェアーな競争やろうか。私はノーやと思う。大阪の食堂のおばちゃん。それは、あんたのとこが、いわば、公共の道路を、自分とこの駐車場代わりに、無断で独占的に、今まで使ってきたということなんやで・・・、と、言いたいね。。。

 何でも、庶民の味方の振りをするマスコミは、物事の、とらえ方が少し間違っている時がある。このおばちゃんの味方をするのは、犯罪を幇助するに等しい行為なんやと、いう認識が、やっぱり必要やで・・・。

 また、給食介護をしている会社を取材して、今までお弁当を一人暮らしのお年寄りに届ける際に、世間話のひとつもしてあげられたのに、駐車禁止の取り締まりが厳しくなったから、それが出来なくなったのが寂しい・・・。と、いうインタビューも、いかにも、社会的弱者の立場に立った良い報道や・・・と、自己満足しているけど、実は、駐車違反が犯罪であるという、大原則に目をつぶっていると、私は思うのである。

 いつも万引きして、一人暮らしのおばあちゃんに、その盗ったものを届けているのに、万引きの取り締まりが厳しくなったから、それが出来なくなったと、言っているのと、罪であるという点においては、同じ意味なのである。どちらの概念を優先させるか。それは、やっぱり、遵法意識の方を優先させるしか、ないのやないの?法律違反であることと、お年寄りの身の上話を聞いて上げるということと、ごっちゃにすること自体が、卑怯である。。。と、私は思う。

 法律をちゃんと守ることを、今風に言えば「コンプライアンス」という英語を最近よく使う。法令遵守という、至極当たり前の概念である。何故、いま、これがこれほど注目を集めているのか。それは、それだけ、法律を守ってないヤカラが多いということである。法律ギリギリで、グレイゾーンで、うまいことやる・・・こんなのが今、もてはやされているのだが、何か危ない橋を渡らないと、また法律違反になるギリギリの行為をやらないと、他の競争相手に打ち勝てないという概念は、不幸である。

法を守るという、社会のルールの中で、みんながやっているのに、自分たちだけ特別な扱いを受けて、優位に立とうとする・・・。これはフェアやない。村上ファンドもインサイダーで上げられたことやし、悪い事をしたら罰を受けるのは当たり前。誰が見ても盗作やと思う絵画を、盗作ではないと主張しよるヤツ。それを友達やからと言って、助ける森村誠一・・・・。あんたらのことを、全国のみんなが見とるんやで、神妙にお縄を頂戴したらどうやねん。。。見苦しいわい。。。

売る方の都合でお中元の時期まで変えてええのか?

6/1(木) いつの間にか6月・・・。昨日までがあまりにも忙しすぎて、そんな感じや。。。さて、6月になると始まるのがお中元戦線。お盆までに贈るお中元を、何で6月に手配せなあかんのか・・・。訳が分からんけど、毎年、このお中元セールの時期がだんだん早くなってきている。これは、関東の方の風習が原因である。関西地方ではもともと8月13・14・15日あたりがお盆休みになるのが多い。いわいる旧盆地域なわけだが、関東地方はそれより、1ヶ月ほど早いところが多い。

 この中元は陰暦7/15頃のことで有名だが、上元と下元というのも、あるのをご存知だろうか。上元は、1/15、下元は10/15の事なんだそうである。上と下の間にあるから中元なんて、意外と安直なネーミングなんやね・・・。

 関西ではお中元の時期と言ったら、8/1~8/15にお届けするのが、常識やった。ところが、最近は、関東式に7/初旬~中旬に贈ってしまう人がほとんどになってしまった。おかしな話なのだが、ホントである。百貨店やら流通大手の都合で、因習まで変えてしまった変な例である。

 お商売が因習を捏造しているという意味もある。母の日にカーネーションを贈るのも、バレンタインデーにチョコレートを贈るのも、節分に巻きずしを丸かじりするのも、クリスマスにケーキを食べたりするのも、ある意味、捏造された風習である。でも、これを、みんなが受け入れないと、定着しないし、広まらない。ブームは仕掛けるものだが、これが定着すると、風習になってしまう。

そこで、いろいろな業界の団体なんかは、○○の日というのを作るのに躍起である。今月だけを見ても、6/3はムーミンの日、6/4はムシの日、6/6はカエルの日、6/11はカサの日、6/12は恋人の日、6/16は和菓子の日、6/18は父の日、6/22はボウリングの日、6/26は露天風呂の日なんだそうである。意味不明の日もあるけど、下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる。6/16に和菓子の売上が普段の何倍になるのかは知らないが、別に良いではないか。みんなで、それにのってあげたら、みんなが幸せになるかも知れない。。。たまには、騙されてみるのも、ええやんか。。。

よく生きる

5/31(水) 続く時には、続くもので、先週の金曜日に、久しぶりにお通夜の仕事が入って、翌土曜が告別式、その日の夜にまたお通夜が入った。2つ珍しく続いたなぁ・・・と、思っていたら、何と、翌日の日曜の告別式の後、買い物をして帰宅した途端、また連絡があり、日曜の夜もまたまたお通夜が入った・・・・。と、いうことは当然月曜の朝もお葬式があった。火曜日が友引だから火曜日のお葬式は普通無い。だから月曜の夜は久々にゆっくり夕食を食べられたが、火曜の夜は、またお通夜がダブルヘッダー。そして水曜の朝のお葬式もダブルヘッダー・・・。

 つまり、先週以来、毎日喪服を着続けている・・・しかし、ここまで続くのは珍しいね。。。ホント・・・。

 人は、いつ死ぬものなのか判らないけど、季節の変わり目、ちょうど寒い頃から急に暑い日に変わるこの時期、体調を崩して亡くなってしまう人が意外と多いというのは、よく聞く話である・・・。これから暑くなると、だんだんカラダも暑いのに慣れてきて、意外とお葬式は続かないのだが、夏から秋の季節の変わり目にまた少しだけバタバタと忙しくなるから、不思議なものである・・・。月の満ち欠けが関係していると、誰かが言っていたけど、これはわからん・・・。

 ギフト業の方で、お葬式関係の仕事をしていると、六曜でいろいろな予定を立てる場合が多い。六曜とは、先負、仏滅、大安、赤口、先勝、友引の6つの曜日のこと。1ヶ月を5等分して6日間を1つの周期とした暦のひとつで、友引の日に火葬場がお休みになる所が多いから、葬儀関係者は、この六曜を目安にお休みを設定する人が多い。もっとも、京都などの大都市では、火葬場は365日開いているし、キリスト教式や神式のお葬儀には関係がないのやけどね・・・。

 さて、ある人が亡くなったとしよう。大概、人が亡くなるのは夜中か未明が多い。亡くなったら葬儀社と葬式の打合せをするのだが、大概、遠方から親戚が来られたり、死亡の連絡に時間がかかることもあり、亡くなった当日にお通夜をするのは稀である。普通、その翌日にお通夜をするケースが多いのやないやろうか・・・。ところが、亡くなった日の翌々日、つまり告別式の日がたまたま「友引」になるケースが1/6の確率であるのである。

 こうなったら大変である。何とか、1日早く亡くなった日の夕方に、強引に、お通夜をやってしまうか、友引の日の葬儀を1日遅らせて、2日後にお通夜をするか、どっちかの選択をしなくてはならないのである。冬場ならまだ良いのだが、夏の暑い時は、ご遺体の腐敗の関係上、使うドライアイスの費用も1日15000円とバカにならない。友引開けの「引き開け」に回したら、ドライアイス代だけで、最低3~4日分で、45000円~60000円もかかるのである。

 だから無理して、亡くなった日の夜(友引の日の前々日・引け前)にお通夜をなんとかやってしてしまおうという、お家が多い。こんなことから、友引の前日である先勝の日の告別式が多く、友引の日の夜にあるお通夜も、多くなってしまうのである。この日に当たったら、小さな火葬場なら、人が多いし、混雑もする。骨上げまで順番待ちなんていう事もあるらしい・・・。

 人一人が死ぬということは、大変なことである。つい昨日まで、世の中に存在していた人が、ある日突然、その存在自身が無くなってしまうということやからね・・・。死というものは、誰にもいつかは訪れるもので、それから逃げられないものなんやけど、出来ることなら、苦しまないで、ある日、突然死にたいものである。病院で長い間闘病して、周りのみんなに迷惑かけて、お金も山ほどかけて、死ぬよりも、ポックリ、ある日突然死ねたらどんなに、嬉しいやろう・・・。これは、葬儀社の社長さんの口癖である。

 いろいろな人の死と向き合って来たからこそ、言える言葉やろうけどね・・・。人は、どう生きるかより、どう死ぬかや・・・・。人は死ぬために生きているんや・・・こんな禅問答みたいな言葉も、出て来るのだけれど、私は「どうせなら、よく生きたいね。」と、答えてみた。「よく生きる」とは、「一生懸命に死ぬまでの時間を悔いなく過ごす事」と、解釈していただきたい。「よく」は「良く」なのか、「欲」なのか、「抑」なのか・・・・いろんな意味がある。良く生きる。欲を求めて生きる。自分を抑して生きる・・・。

人の生き方はそれぞれかも知れないけど、意外と人は同じ目的を持って生きているのやないかね・・・。そんな気がする。。。

アジアの経済統合は不可避?

5/30(火) 私はあんまり格闘技好きではないのだが、プライドという競技があるのぐらいは知っている。そのプライドの選手でマッハという選手のことが、今朝の新聞に載っていた。この人は、深夜の1時というから、多分お酒を飲んでいて街をうろうろしていたのだろうが、ある車にコツンと膝を当てられたんだそうである。

 何をするねんと、その運転手をにらんだら、その運転していたヤツが、なにを睨んどるねんと、イチャモンを付けてきた。そして、殴りかかってきたのだという。偉かったのは、このマッハという選手や。殴りかかってきたヤツを避けることもなく、やりたいままに殴らせていたのだという。もし避けたら余計に逆上しよるしね。。。格闘家がまともに、素人相手に喧嘩したら、勝つのに決まっとる。おまけに、マスコミに載せられて、大騒ぎになって、試合にも影響する。ここは、じっと我慢や・・・。で、耐えはったんやろうね。偉い!

 このマッハという選手は、何事も無かったように、誰にも何もこのことを言わなかったし、自分のブログにも書かなかったそうである。でも、さすがに、頬が痛くて医者に行ったら、何と骨折していたそうで、仕方なく被害届を出したそうや。

 何でも、自分を売り込むネタにしようとする人が多い中で、何の反論もせずに、何の抵抗もせずにいたこの選手の行動。。。今時の日本人からしたら、少しすがすがしいような気持ちになった。あ~っ、まだこんな昔の日本人の良い所を持った人もいるんや・・・。かっこええなぁ。。。日本男児ここにありやなぁ。。。

 さて、話は変わって、今日はアジアの経済統合のお話。ご存知の通り、ユーロは、欧州の多くの国がお互いに関税を無くして、共通の通貨で大きな経済圏を作ろうという壮大な夢のような計画やった。ドイツとフランスが主導したこのユーロ計画は、もともと、米ドルという基軸通貨に対抗しうる通貨を持たないと、世界経済の中で、アメリカの好きなように為替操作をされて、独自の経済政策が打ち出せないというジレンマがその背景にあった。

 ドイツマルク、フランスのフラン、イギリスのポンド、各々の通貨は、世界的に見れば、経済規模が小さく、米ドルや日本円に対抗出来なくなった。そこで欧州の国々が協力して、1つの通貨の大きな市場となって、世界の中での役割を大きくしようとした。その壮大な計画は、かなりの成功を見て、ユーロは世界的価値を確立し、アメリカドル一辺倒の世界経済にくさびを打つことに成功した。

 ユーロ成功の鍵となったのは、欧州各国の経済格差が比較的少なかったことである。その国の経済力にあまりにも大きな格差が有ると、経済力の強い国が弱い国を隷属的に従属させてしまうことになってしまうからである。つまり生産性の低い仕事は所得の低い国に集まり、付加価値の高い仕事は、経済力のある国に集中してしまうのである。これが有る程度の枠を設けることによって、うまくいったのがユーロやろうね。。。

 アジアでも、この経済統合を目指そうとする動きがある。私的には、まだまだ時期尚早だとは思うが、おおよそ2050年、つまり21世紀半ばぐらいなら可能ではないだろうかと思う。中国の今のペースでの経済成長、民主主義国家への生まれ変わりが大前提ではあるけどね・・・。なぜ、アジアの経済統合が必要なのかと、言えば、理由は、脱アメリカドルなのである。今の日中は米国への膨大な輸出でドルを稼いでおる。このドルで日本は米国債を買い続け、中国は外貨準備高を積み増し続ける。

 ところが、米国が米ドルの為替を、ちょこっと操作するだけで、日中の稼ぎが簡単にフイにすることが出来るという、ものすごいリスクをアメリカに握られてしまっているのである。せっかく稼いだ米ドルも1ドル150円なら良いが、1ドル80円にされてしまったら、値打ちは半分や。つまり、米ドルを基軸通貨にしている限り、こんなペテンが、為替操作をするしないは別問題として、結果として出来てしまうのである。これは、経済大国として、いつまでたってもアメリカの優位性を認め続けなければならないことになる。

 そこで、機が熟せば、アジア独自の基軸通貨を作って、このようなアメリカに、好きな事がされないように、自分ら独自で世界経済の運営をしようという流れになるはずである。これがアジア経済統合である。日本のエン・中国のゲン・韓国のウォンこれらがメインになるやろうね・・・エン・ゲン・ウォン・・・アジアの通貨は「ン」が後に付く。アジアの「ア」に「ン」を付けて、「AN(アン)」とでもするか。。。

 今の日中韓の空気は、戦後一番悪い。国の考え方も、体制も、国民感情も全然違う。経済的な格差も大きい。もし、今、アジア経済統合なんてしたら、日本はえらいことになる。韓国、中国、タイ、インドネシア、フィリピン、ベトナムなどいろんな負担が大きすぎて日本にはメリットがあまりない。でも、世界的な経済バランスからしたら、この流れは、遅かれ早かれ出て来るやろう。。。日本と中国のどちらがイニシァティブを取るかなんて、つまらない争いは止めて、どうしたら良い風になるか・・・。いずれ考えなければならない事になるのやろうね・・・。

日本人はもとはと言えば、大陸から来た人種。韓国も中国も似たような顔をした人種や。遠いご先祖様は同じ・・・。いつかは分かり合えなあかん。今は仲が悪くても、根っこは繋がっている。。。。そんな基本的な関係を作っていくのが大事である・・・。いずれ、経済統合で同じ国の国民になるのかも知れないのやからね・・・。

嫌とか、好きとかの感情論は、まだまだ根深いが、これが出来ないと、アジアは、いつまでもアングロサクソンの経済植民地のままや。。。

究極の行政サービス

5/29(月) 今の日本の消費税は5%だが、その前は3%、その前は0%やった。この税金は、どうも日本人、というより自民党にとっては、鬼門の税金で、これを作った内閣はことごとく次の選挙で惨敗、退陣している。つまり、日本人にとって消費税は、ものすごいアレルギーのある税金なのである。

 フランスの消費税は20%なのだが、フランス人は当たり前のようにこれを払っている。つまりフランス人は、この税に対してあんまり痛税感が無いようなのである。モノを買った全ての人が支払う消費税は、一見すると、ものすごく公平な税金のように見える。ただ、外国人旅行者も納税しなくてはならないし、たくさんの収入のある人も、少ししか収入の無い人も、ご飯を食べる量はそんなに変わらない。お金持ちも貧しい人も所得格差が10倍あっても納税額は3倍ほどしか変わらない。

 だから、比較すると、もし、税体系の中で、もし、税金をこれだけにすると、お金持ちに有利で、貧乏な人に不利な税額であると言えるやろうね・・・。そこで、提案なんやけど、消費税は5%のままで変えずに、他の所得税で、払う率を調整すべきやないやろうか・・・。ただし、その前に、脱税の温床になっている納税者番号制度を、徹底的に確率すべきやろう。お上に全ての所得を掌握されるのは嫌やと、勝手なことを言う人がいる。こんな人の言い分を一々聞いていたら、何にも出来ひん。こんな人は、何か自分に、グレーな部分があるから、こんな事を主張するのに違いないからや・・・。

 一元管理を国にされるのは、かなわん・・・という考え方は、昔の特高警察が、国民の思想をいちいち統制して、反政府分子を封じ込めようとしたそんな時代のイメージを持っているのやろう・・・。でも、もう今はそんな時代やないで・・・。個人情報保護条例以来、どうも個人情報が過保護になっていて、本来必要でないレベルまで秘匿しとる。

 反対に、国が国民を把握するのが難しいという、アホな状況になっておる・・・。行政は、出生届、婚姻届、死亡届など、戸籍制度によって、国民を掌握する。引越をした人は転出届、引越をしてきた人は転入届、これを住民票として管理する。ところが、国民として当たり前のこんな事をしない不届きな輩がおる。

 不法就労の外国人、犯罪者、密航者、外交特権を持つ外交官、在日米軍、工作員・・・こんな人たちである。こんな人たちは、選挙権は無いし、年金も入ってないし、健康保険も無い。当然、いくら酷い生活をしていても、生活保護の対象にはならない。つまり、日本の福祉制度の恩恵を受けたり、国民の権利を主張するためには、国や地方自治体に「私は、ココで生きて生活していますよ」と、何らかの方法で伝えないと、何もしてもらえないということである。これは、至極当たり前のことである。

 ところがところが・・・。この戸籍以外に、実態として国が、国民を掌握する唯一の機会である国政調査に、何と3割もの人が協力せずに、未調査になっている地域が東京にあるのだそうである・・・。ほんと驚きや。。。日本みたいな島国のええところは、どこには、どんな人がどれだけの人数で住んでいることが、地域の人には判っているという「村社会」的なところであったはずや。

 ところが、昨今、これが都市化に伴って、隣に住んでいる人の顔すら知らない。全く付き合いもない・・・。こんなところばっかりになってしまった。。。これは、日本にとって、ものすごく不幸なことである。犯罪者や密航者が容易に身を隠せるし、悪い犯罪にも使えてしまう・・・。昔の日本やったら、警察が力を持っていて、どこどこには、こんな危ないヤツが住んでいるから、要チェックや・・・とかいう、あんちょこを付けていた。

 ところが今は、こんな個人の権利を害するような行為はアカンときた。おかしな事である。危ない人を監視出来ないために、一般の善良な市民が危険にさらされる・・・。これが法治国家であると言えるのか・・・。警察などの行政は、もっと住民の生活を守るために、土足でもええから、地域住民の生活に入り込んで、犯罪を未然に防ぐ活動を一生懸命やるべきである。

 市役所や府庁県庁の人間を半分に減らしても、その分、優秀な警察官を3倍にしてほしい。そんな安全を変えるなら、納税者も納得すると思うのやけどね。。。

これは、私が良い案やなぁと思っている事なんやけど、警察と、生活保護をやっている役所、徴税する税務署、年金保険料を集める社会保険事務所、などを全部1本化して、この町内のことは、この人という担当を決めてお世話をしてもらえへんやろうか・・・。行政官なんていう名前にして・・・。1人の公務員さんが警察と税務署員と、社会保険事務所、など国民の一切合切を兼務してやってもらうんや。ただし、この人らは、1人が50か100人ぐらいの相手をするように、小さい小さい範囲にする。こうしたら、その職員さんは、自分の担当地域にどんな人が住んでいて、どんな事をやっていて、どんな危なそうな人がいて、どんな綺麗な人がいてまで、掌握してもらう。もちろん、腐敗しないように毎年交代は必要やけどね。。。。

人口147万人の京都なら、14700人の行政官が、担当地域の一人あたり、100人の人のお世話を全部やる。税金、年金の相談やら年金の相談、犯罪歴のある人の把握監視やら、不法滞在者のチェック。これ、究極の行政サービスやと思う・・・。そのかわり、この人にあんまり過大な仕事をさせすぎないように地域で気を付ける。こんな関係がきづけたら、日本は良い国になるのやろうけどね・・・。地方自治体は国民を完全に掌握するのが当たり前。これが出来無いのなら、給料取るな。これが仕事やで、ほんま。。。

道交法改正を治安向上につなげよ

5/28(日) 来週の6月1日から道交法が改正になって、大きく警察の取り締まり方法が変わるそうである。今回の改正点は大きく分けると2つである。1つは、駐車禁止の取り締まりを初めて民間委託すること。もう1つは、駐車違反の逃げ得を許さないために、車の所有者に罰金を科すようにした点である。今までいくら駐車違反を検挙しても、他の人に車を貸していただけで、私は知らない。と、いうのを許さなくした。ということである。

 今回の改正で、初めは、かなりの迷惑駐車抑止効果が上がると考えられる。ただ、いろいろなトラブルも最初は多いやろうけどね・・・。民間に駐車違反の取り締まりを委託すると言っても、警察の新たな天下り先を作るだけやないのか・・・という批判もある。ヤーサンの車にもちゃんと違反摘発してくれるのやろうなぁと、いう懸念もある。インチキ診断書をグルになった医者に書かせて、身障者になりすまし、駐車禁止除外指定の証書を取っているヤツらも、もっとちゃんと厳格に調べないと不公平やろうね。

 反面、1分でも車を離れていたら違反摘発される可能性があるということは、駐車場の無い喫茶店やお店や、小さな会社、幹線道路沿いにある商店などでは死活問題になりかねないかもね・・・。ますます郊外型のショッピングセンターが客を集めて、まちなかの手軽にお買い物が出来ていた中小スーパーやら商店街やらが寂れることになりそうやね。。。

今回の法改正でねらい打ちになるのは、原則的には放置駐車と呼ばれるものである。迷惑駐車の9割がこれにあたる。つまり運転する人が近くにいない駐車。これが対象になる。つまり、個人宅への宅配便、コンビニでのちょっとした買い物など、車が見える範囲での駐車は、交通監視員が写真を撮ったり、データを入力しているのが判るから、シールを貼り付けるまでに移動したらセーフであるということになる。

ところが、時間のかかるオフィスビルやお店への荷物の配達、配送、マンションへの宅配、これが難儀である。働いている方からしたら、何で仕事していて駐車違反を摘発させられなあかんね・・・。と、いうことになる。いちいちコインパークに駐車させられていたら、その費用は誰が払うのか。当然利用者に負担してもらわないといけない。だから宅配便料金やら運賃は上げざるを得なくなるやろう・・・。

 ヤマトは、地域にデポを確保して、台車で集荷、配達をする作戦を採っている。佐川急便は、何と交通巡視員の会社を作って、取り締まる側を買収?する手に出た???佐川サポートサービスは、この会社なのだが・・・果たして自分の親会社の駐車違反をちゃんと取り締まるんやろうか・・・。何かズルい手やね・・・。

 迷惑駐車が無くなるのは大変けっこうな事である。渋滞している幹線道路の左側にびっちり駐車してある車。これは、日本の恥でもある。せっかく広い道路を1車線狭めて、交通事故の遠因も作っている。自転車やバイクは、大変危険な目をして、違法駐車の車の間をすり抜けなあかん。だから、やっぱり厳格なルールは必要である。駐車場が少ないのは、違法駐車の取り締まりが少ないのも原因である。取り締まりが厳しくなったら、どこの駐車場も満員になるやろう・・・。駐車場が不足がちになれば、儲かるからもっと大きな駐車場を経営しようとする人が出てくる。こうして、需要と供給のバランスが正しくとれてくる。

繁華街の道路を占拠していて見苦しいのは、実は客待ちタクシーである。タクシーは、今回の法改正でも全くおとがめがない。大阪の北新地辺りに行ったことのある人はご存知なのだが、広い大通りは4重駐車、5重駐車である。これが全部客待ちのタクシー・・・。酷いもんや・・・。2重以上はルール違反やろう・・普通・・・。交通監視員は、これも是非頑張ってもらえんやろうか・・・。その前にタクシー台数、もうちょっと少なくしなあかんのと違うやろうかね。。。。あれ、見たら・・・。

交差点内やら、交差点の30メートル手前は道交法で駐停車禁止区域のはずや。繁華街などのまちなかで、これを厳格に適用したら、客待ちタクシーは全部違法になる。タクシー乗り場に並べる数台だけがセーフ。このルールをもっとちゃんとすれば何とかなるのだろうけどね・・・。

違法駐車の無いすっきりした街に、生まれ変われるかどうか。6月1日が楽しみである。警察さん、今度こそ本気でちゃんとやってや。このことが、ひいては街の治安維持に良い影響を及ぼす事が期待出来る。警官もどきの人がうようよいたら、悪いことをしようとする人もやりにくくなるやろうからね。。。

ヒルズ族は果たして日本人の目標か・・・

5/27(土) 耐震強度をごまかす。年金掛け金を払っている人数をごまかす。見本市の入場者数をごまかす。決算の数字をごまかす。駐車場の利用者数をごまかす。税金の支払い額をごまかす。。。。

 よくも、まぁこれだけ続くもんや・・・。日本人は、確か、「誠実」が取り柄だったのではないか・・・。日本は、少し前までは、「嘘をつくということ」は、恥ずかしいことであるという国やったはずや。恥を最も嫌う国やったはずや。ところが、最近、これが平気なことに、なってしもた・・・。これが今の日本の病状を端的に表しているのやないかね。。。

 国家の品格とか、国柄とか、最近、復古調の言葉がポンポン出るようになってきたのも、こんな現状を嘆いてのことやろう・・・。私は、「人から尊敬されること」と、「人より稼ぎがあること」の2つを天秤に掛けたとき、大きな稼ぎがある人の方が、社会的に認められているというのが、あかんことやと思う・・・。尊敬される人は、昔の日本人の概念からしたら、人生の目標でもあった。末は博士か大臣か・・・・。人から尊ばれることは、日本人として、一番素晴らしいことやったはずや・・・。

 ところが、博士は女子高生のスカートの中を携帯カメラで撮影したとして逮捕されるし、大臣は賄賂をもらったり、桃色接待を受けたとして辞任するし、「偉い人」の権威というものが、地に墜ちてしまっている。カネはあんまり無いけど、素晴らしい研究を残したり、素晴らしい発明をしたり、世界の恵まれない子供たちのために働いたり、日本人としての心の支えになったり、今でも、そういう概念を素晴らしいことであると思う人はまだまだ、多いはずやと思う・・・。

 でも、それより、六本木ヒルズに住んで、勝ち組になることや、国益のため、とかいって、国としての目先の利益を追うこと、マスコミの話題になること、真っ白のベンツに乗って、特別の美男美女をはべらかせて、派手で華麗な生活をずっと送ること、の方がよっぽどええ人生やと思う人が増えてきてしまったのが、この国の不幸なのかも知れないね。。。

 こんな生活がいかに、空虚で、虚しいものであるか、いくら高いもの、良いものに囲まれていても、心の奥底でどこか、えもいわれない不安感がある。この正体が何であるのかが、気付かない人は、やっぱり不幸なのやろうと思う。人は何のために生きるのか。心の安寧や、欲望の充足、種の継続のために多分生きている。

嘘をつく人は、「本来、正直である自分」を裏切ることを出来る人である。良心をいとも簡単に捨てられることは、その人の人格自身を否定してしまうことに他ならない。「嘘を付くこと」を「悪いこと」と思わなくなった。これは、ある意味、病気であると私は思いたい。人はもともと、悪いことをしないものだという、性善説でいたい。これが日本という国の大前提なのだからね・・・。ごまかし人間が、当たり前になってしもたら、日本人は常に、見張ってないと悪いことをしでかす国民性やということになってしまう。こんな人間が、尊敬されるハズがないし、もし、こんな国民性を目指すとするのならば、国の指針が完全に間違っとる。。。

世間知らずこそ、株をやれ!

5/26(金) 朝、起きて、会社へ出かけるまでの時間というのは、大事である。この時間帯に見ていたテレビが、暗いドラマやったりすると、朝っぱらから、テンションが下がり過ぎやし、元気で明るいのやったりしたら、何やら元気になる。ちょっと前まで、風のはるかやったのが、純情きらりになって・・・、と言えばNHKの朝の連ドラ。この僅か15分の番組に、ストーリー性を持たして、1年間もするのは、難しいやろうね・・・。

 空襲で生き別れた「君の名は・・・」の再放送やったりすると、テーマが重すぎて、朝から気持ちが下がりっぱなしになるから不思議なものである。。。ニュース番組もそうである。朝っぱらから小さい子どもが殺されたり、事故で死んだり・・・なんていうニュースをされると、1日中、憂鬱になる。出来ることなら、こんなニュースは聞きたくないね。。。

 さて、私は株を少々やる。この2週間ほどで大きく相場が下がったのは、株式投資をやっている人にとったら、頭の痛い事やろう。逆に、大きく下げて来たから、この時はチャンス。安く株式を仕込めるからね。。。相場というのは、難しいもので、人と違う事をやってたら儲かるし、人と同じ事やら、人の後追いしてたら、損をするものである。だから、相場が下がったら、「買い」だし、上がったら「売り」という人の逆をいかなあかん。これが大変難しいし、背の中の空気を読まないとあかん。

 私の買い方は、株主優待優先という、本当に株式投資をしている人にとったら、許し難いほど軟弱な投資目的なのだが、これがあながち、捨てたものではないのである。0金利時代に、例えば1000万円を銀行に預けておいても、1年にいくらになる?利息はたいした額にはならないし、ぼろもうけしとる都市銀行に、儲けさすぐらいなら、少しは自分でリスクがあるけど株でもやってみようとする人は多い。

 よく株式投資をバクチと「一緒くた」にする人がいるが、これは大きな間違いである。ギャンブルは、一か八かのセカイ。掛け金が0になるか10倍になるかである。だから100回やったら、必ずそのバクチの主催者が勝つように出来ておる。確率ゲームやからね。これは宝くじも一緒や。投資したお金、全部が無くなってしまうというリスクは、異常に高い・・・。

 投資信託やら、外貨投資、商品先物、などの一部に、自分の身の程を知らないような人が陥りやすい罠のような金融商品があるが、普通の株式投資は、まぁ、自分の投資額がいきなり0になる危険性は極めて低い。よっぽどの鈍感か、情報収集能力が極めて低い人はやめておいた方が良いが、普通に新聞やテレビを見ている人なら、判る。ライブドア株かて、いきなり上場廃止にはならへん。その前に売る事も出来た。つまり、自分でここまで負けたら、やめておくという一線を引けるのである。

 こうして、主婦や会社員が株を少しづづ買う。そういう人は何を目印に株を買うか。例えば、自分がいつも行く回転寿司のお店が、いつ行っても繁盛している。かっぱ寿司か・・・ここの株なら、買っても大丈夫やろう。それに株主優待で、けっこう、食事券も送ってくるし。。。これだけでもお得や・・・。株に正しい買い方なんて無いと私は思っている。この人は、この人で良い株式の買い方をしていると思うのである。

 良い株主優待をしている会社は、往々にして元気がよい。会社の業績も好調だから、多く配当もするし、良い株主優待をして、もっと株主を引きつけたいと思うし、安定して多くの個人株主に株を持って貰う事は、会社にとっても、M&Aの対象になり難いし、永く株式をホールドしてくれる人は、その会社のファンになってくれる人である。会社にとって、ファンはお客様であり、資本でもあるわけである。

 さて、ここ数日の下げ相場で、一昨日、私は吉本興業を利食い売りして、JR西日本・近鉄百貨店・アルペン・ワタミなんていう株を買った。面白いもので、そうしたら新聞にかっぱ寿司がコンビニのampmを近鉄から買った記事が出たし、ゼンショーという牛丼をやっている会社が好決算とかいう記事が出るし、王将フードサービスが自社株を金庫株として、市場で買い付けたとかいうニュースが出る。

 自分の持っている株のことがニュースになると、株価に敏感に影響する。これがけっこうおもろいのである。これを株屋さんは、材料が出たとか言うのであるが、これは、インサイダー取引と紙一重である。そんなニュースをいち早く掴んでいた人は、稼げるし、知らなかった人は振り回されて損をする。厳しい世の中やね。。。

世間知らずと自分が思う人ほど、株をしたらよい。自分のお金で買うと、愛着も湧くし、世の中の動きに自然と関心が向く。ただし、株は、買うのは簡単。売るのは、かなり難しい。有る程度の割り切りと、勝負勘も必要や。そして、自分の余裕資金でやること。バクチで株は絶対にやったらあかん。下手したら、身上潰すで・・・。

社会保険庁なんて要らんわ・・・

5/25(木) 社会保険庁でまたまた不祥事。。。特に大阪がひどくて、国民年金の徴収率が上がったように見せかけるために、「分母減らし」という手を使っていたんやて・・・。本来、国民年金の掛け金を払わなければならない人が、その地区に1000人いたとしよう。このうち実際に払っている人は5割の500人やった。なんや、半分の人が払ってないのか。。。そんなら、私も払わないわ・・・。社会保険事務所の職員は何をやっとるんや。やる気があるのかという批判が出るのは、当然やね。

 ところが、年金掛け金を払ってない人の中で、何らかの理由で掛け金を払わなくて良い人が、いたとしたらどうやろう。例えば200人もこんな人がいたら、今までの計算が500/1000で50%だった徴収率が、500/800で62.5%になるやんか。だから12.5%も徴収率が上がったように見える。これが分母減らしや。。。実際は、払っておる人の数は全く変わらないし、不公平極まりない状況は、何ら変わっていない。

 問題は、本来、本人が私はこうこうの理由で年金掛け金を払わなくて良い手続きをしますという、本人申告制なのに、これを勝手に職員が、自分らの成績を上げるために、やっておったということや・・・。こいつら、全部腐っとる。。。。テレビの取材にも、先輩の時代から、ずっとやってきたこと・・・・、と、悪びれた様子や、反省の弁もない。こんな奴らの給料も、我々の年金掛け金から支払われとると思うと、情けなくて涙が出るわ。。。

 もう、ここらで、社会主義国みたいな、国民皆保険とか、国民皆年金なんていう夢は、諦めた方がええのかも知れん。みんなからカネを集めて、お年寄りになったときの不安を解消しようなんて、絵空事は、とおに、もう崩壊しているやんか・・・。もともと、自分の支払った年金掛け金の3倍や5倍もの年金を、貰えること自体がおかしい。

 早く亡くなった人の分が、永く生き延びている人に回るだけならええけど、これだけ平均寿命が延びて、支払過剰になるのが、はっきり判っているのに、制度改革は遅れっぱなしやし、10人に4人はカネを払ってないのに、貰う者だけ貰いよる。これは、乞食のための制度か・・・。生活保護と、話がゴッチャになってへんか。。。

 厚生年金の掛け金を半分企業が出すというのも、おかしい。こんな制度にするから、これを払いたくない企業が、正社員をクビにして、パートや契約社員ばっかりの会社にしよる。だから、物凄く不安定な身分のバイトやパートがバカみたいに増えてしもた。いつクビにされても良いような立場で、良い仕事なんか出来るハズがないやんか。。。

 日本は、自由主義国や。年金は、各個人が、自分の老後のために積立てる制度にせなあかんと思う。国は、それに利子補給するほどの関与でええ。全国民が所得のうち数パーセントを強制的に貯金させられて、解約出来無くさせる。65歳になったら、そこに貯まったお金の残高に応じて、年金が支給される。それの方が公平やんか。。。。

 年金だけで生活している人は、税金で助けるべき、生活保護者や。これは国の政策でやらんとあかん。でも、今みたいに、不払い得、ええかげんなヤツが年金だけ貰い得の、けったいなルールにしてしもたんは、大失策やったと、素直に認めるべきやろうね。。。

 社会保険庁なんていう役所は要らん。国税庁が集金係になって、必要なお金は全部集めたらええ。何のノウハウもない、ど素人集団の社会保険庁に、掛け金の徴収率を上げるなんて、期待するのは無理や。だから、こんな人は要らんのや・・・。

 今回、不祥事が発覚した大阪の社会保険事務所は、何と30000人以上の人を、掛け金を払わないでよい人に勝手に偽装していたんやて。これって、会社で言えば、完全に粉飾決算やんか。公的文書に嘘を記述した罪。国民を欺こうとした罪、で、逮捕、監禁、懲役にせえへんのか・・・。何で取り調べを警察でせえへんねん・・・。こいつら、絶対罪人やんか。。。。謝って済む事と違うわ。。。

大阪の局長を更迭といったって、どうせ2年ほどしたら、またどこかの天下り団体の役員か何かになっとるんやろう・・・。そんなの絶対許したらあかん・・・。もっと厳罰にせんと、こんなことをやるヤツらの見せしめにならへんわ。。。関わったヤツら豚箱に入れろ。こいつらは、間違いなく犯罪者やんか・・・。

悪いことをしたら、牢屋に入れられる。だから、悪いことをしようとする人が無くなる。こんな当たり前の日本に戻さんと、あかんで。。。