意外なメリット
米国の自動車関税のおかげで、全世界の自動車会社の株が爆下げしている。
直接、米国に完成車を輸出している自動車メーカーは多く、バカ高い関税は、売り上げの大幅減に関係する。
ところが、中国のBYDの株は爆上がりしているのやね。
BYDは直近で400万台の製造実績を持ち、日本のトヨタには及ばないが、他のメーカーをごぼう抜きにしているのやね。
ところが、皆さんは、BYDが一台も米国に売れてないのをご存じだろうか。
中国は格安EVを国内と米国以外の国に売りまくっているのやね。
実際、中国はメキシコなどの米国周辺国に、中国の自動車部品メーカーが進出していて、日本のメーカーも、その部品メーカーから部品を調達しているケースが多い。
つまり、BYDは、米国進出を虎視眈々と準備しているのやね。
トランプの狙いは、まさに、この中国の戦略を粉砕することにある。
迂回輸出に近いところまで規制することによって、中国による自動車産業の寡占を阻止したい戦略なんやね。
実は、これによって、日本の自動車メーカーは、米国市場を中国企業に侵される危険から、守られるという意外なメリットがあるのやね。
とかく、トランプ規制を危機だ危機だと煽り続けている日本のマスコミも、実は、こんなメリットもあることを、意外と指摘する向きは少ないのやね。
日本メーカーは、その半数は現地生産。
米国国民は、テスラの充電の不便さに飽きた後、それでも自動車をどこかから買わなけりゃいけない。
日本の自動車メーカーの優位性は、意外と米国市場で、守られる可能性が高いのやね。