自分を責めることは、傘をささずに雨に濡れるのと同じ
自死ゼロ・事故ゼロの世界を創るメンタルコーチ安田伸也です。何かに失敗したとき、うまくいかなかったとき、「なんで自分はこうなんだろう」って責めてしまうこと、ありませんか?わたしはあります。正直、たくさんあります。でもね、それって、雨が降ってるのに傘をささずに歩いてるようなものなんです。傘をささずに歩いていると、冷たい雨に濡れて、どんどん体も心も冷えていく...それでも「これが当然」って思って、傘をさそうとしない。気づいたらびしょ濡れになって、風邪をひいて、寝込んでしまう。それって、ばかばかしいと思いませんか?・雨(=ストレスや失敗)は、誰にでも降るまず大前提として、「雨」は誰の上にも降る。つまり、失敗したり落ち込んだり、嫌なことが起きたり。これは、どんな人でも避けられないんですよね。「メンタルコーチなんだから、落ち込まないんでしょ?」ってよく言われるんですが、まっっったくそんなことありません(笑)わたしも失敗したら落ち込むし、時にはずぶ濡れにもなります。でも、落ち込んだまま、なかなか立ち直れない人と違うのは、雨に濡れないための「傘」を持ってるかどうかなんですよね。「傘」すなわち心を回復させる方法です。そして、その傘をさすことを“自分に許しているかどうか”。・傘をさす=自分を守る・整えるたとえば、失敗して辛いとき。傘の代わりになるのは、自分を癒す時間や習慣です。温泉に行ってのんびりする好きな音楽を聴く映画やカラオケで気分転換する思いきって仕事を休んでしまうそういう「心の傘」を、ちゃんと自分に差し出してあげる。そして、「今日は濡れないで済んだね」って、少しでも自分を労ってあげること。それができるかどうかで、心の回復力、つまりレジリエンスは大きく変わってくるんです。・レジリエンスは“傘を差しながら前に進む力”レジリエンスって、「落ち込まないこと」じゃありません。「落ち込んでも、そこから立ち直る力」のことです。もっと言えば、雨の中でも、傘をさして「歩き続けられる力」。そしてこの力は、失敗や困難と向き合ったときに、少しずつ育っていきます。でも、ここで自分を責めてしまうと…せっかくのレジリエンスが育たないんですよね。雨に打たれて、「私なんてダメだ」「もう無理」って立ち止まってしまう。だからこそ大切なのは、自分を否定しないこと。「失敗したけど、傘を差して歩いてる私、偉いじゃん」って言ってあげることなんです。・自己受容=心のカッパと長靴もっと言えば、「どんな自分も受け入れる」ということは、雨の日でも外に出られる“カッパと長靴”を持っているようなものです。ちょっと濡れても大丈夫。転んでも起き上がれる。濡れた自分も、泥だらけの自分も、「それでいい」って思える強さ。この“自己受容”こそが、レジリエンスを育てる土台になるんです。・雨の日があるから、晴れが嬉しいわたし自身、起業してからたくさんの失敗をしてきました。やることなすこと全て上手く行かず、落ち込んで何もできなかった時期もあります。でも、あの「ずぶ濡れ」の経験があったからこそ、今の私があります。傘の差し方を覚えたし、雨の日の過ごし方もわかってきた。そして今は、その経験をこうして誰かに伝えることができる。それって、本当に幸せなことだなと思っています。・最後に、心に灯るアドラーの言葉をわたしが、長く続いた雨から立ち直るきっかけとなった、アドラー心理学の創始者・アルフレッド・アドラーの言葉を、最後にお届けします。“暗いのではなく、優しいのだ。のろまではなく、丁寧なのだ。失敗ばかりではなく、たくさんチャレンジしているのだ。”どうか今日、あなたが自分に差し出す“傘”が、ほんの少しでも心をあたためてくれますように。【お知らせ】最近疲れが取れないとか寝付きが悪いなどの方は「心の疲労度チェック」もお試しください。安田伸也 心の疲労度チェック「あれ?疲れてるのかな」と思ったら - リザスト事故防止|講演|コーチング|うつ|カウンセリング|研修 自死ゼロ・事故ゼロの世界を創るメンタルコーチ 安田伸也resast.jpうつや不安が多い方などのメンタルが不安定な方向けに、セミナーなども開催しています。ほぼ毎日メルマガ書いてます。メルマガの登録、ご相談・セミナーの情報なども▼こちらから