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ワインは素敵な恋の道しるべ

白ワインは天使の如く貴方の心を解き放ち、赤ワインの真紅のグラスの底には悪魔が潜む。そして貴方は天使の如く大胆に、悪魔の如く繊細に、新たな恋の道を歩み始める。

昨年11月のこと、大学時代の友人たちと巡る京都旅の続き。

 

鹿苑寺(金閣寺)を出ると、ランチのお店に向かう。

その前に、豆政本店でお買い物。

鹿苑寺境内にも豆政の露店が出ていたが、やはり豆政の本店で買いたい。

 

美味しそうな豆菓子を何品か購入。

豆政の手提げ袋は緑鮮やか。

中身は全てグリーンピースなのではと思ってしまう。

 

今日のランチのお店は、ハンバーグとタンシチューが人気の『グリル デミ』。

11時30分開店で11時05分に到着したが、店の前には既に長い行列。

一回転目に入店できるか不安になる。

 

幸いなことに、最後のテーブルに案内される。

店内は先客で埋まっているので、厨房を撮影。

一挙に満席となり一斉に注文が入ったので厨房は大忙し。

 

壁の絵を見て、ここは元はラーメン店だったのではと思ったら、この龍の絵はこの店のために書き下ろされたのだそうだ。

確かに右の壁の絵の上部に”DEMI”と名前が入っている。

(写真はリーフ京都からお借りしました。)

 

”デミ”という名前は自慢のデミグラスソースからとった名前だそうだ。

 

注文を終えると、料理を待つ間に生ビールで乾杯。

 

ここもキリンビール。

京都で飲むビールは全てキリンだった。

 

まずはサラダが届く。

 

京都の友人が頼んだのは、鉄板ハンバーグステーキ、チーズデミの300g。

 

もう一人の友人と私は鉄板ハンバーグのデミ玉。

友人は200g、私は300g。

 

デミグラスソースをかけるとぐつぐつと泡立つ。

もちろん紙エプロンを付けている。

粗く挽かれた肉の食感が良く、ソースも美味しく人気の理由がわかる。

 

ランチのあとは友人宅で荷物をピックアップし、伊丹の大阪国際空港へ移動。

 

搭乗までの時間をラウンジで過ごす。

 

夕方になると、ラウンジは混み始める。

 

先ずは生ビール。

キリンばかり飲んでいたので、アサヒスーパードライ。

 

二杯目はメーカーズマーク入りのトマトジュース。

 

〆はミルク。

これにはアルコールは入っていない。

そろそろ搭乗時間だ。

機内では「鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎」の後半を観ることにしよう。

大学時代の友人たちと過ごす、楽しい京都の旅でした。

 

 

 

 

 

 

昨年11月のこと、大学時代の友人たちと巡る京都旅の続き。

 

北野天満宮を出ると、付近観光案内図で次に行くべき場所をチェック。

 

向かったのは、平野神社。

 

ここには訪日外国人は一人もいない。

静かな境内を進む。

 

重要文化財の本殿にお参り。

 

本殿の前には舞殿。

 

平野神社で有名なのは、この桜。

平安時代から植樹され、現在では約60種400本の桜が植えられている。

平野神社原木の桜も多い。

円山公園の枝垂桜、”祇園の夜桜”の原木もここにある。

種類毎に開花時期が異なるので、約一か月半の間、桜を楽しむことができる。

 

拝礼して桜苑を出ると、次の目的地へ。

 

きぬかけの路を進み、鹿苑寺へ向かう。

 

鹿苑寺境内も紅葉が進んでいる。

 

境内図を撮影したが、太陽光が強くよく見えない。

 

総門をくぐる。

 

鐘楼のまわりにも紅葉の樹々。

 

拝観料を支払うと、チケット代わりに御守りの札が渡される。

 

鏡湖池の向こうに舎利殿金閣が見えてきた。

ここに来るのは本当に久し振り。

 

晴天なので金閣が明るく輝く。

 

観光客が居ないように見えるが、カメラのアングルを下げるとこの混雑。

日本語はほとんど聞こえてこない。

良い撮影ポジションを確保するのはかなり大変。

 

池を少し回り込んで撮影。

 

屋根から横に突き出ている棒は何かと思っていたが、ここまで来ると判明。

上の屋根から落ちる雨水が下の屋根を傷めないように、雨樋が下の屋根の外まで張り出しているのだ。

西洋建築で言えば、ガーゴイル。

 

金閣の一層には、足利義満像。

(ここからの三枚は鹿苑寺のパンフレットから借用。)

 

二層には、岩屋観音と四天王像。

 

そして三層には仏舎利が納められている。

 

金閣を回り込むと、釣殿がある。

 

退出路は、背後の山を越える。

途中に銀河泉がある。

義満公御茶の水だそうだが、今は殆ど湧き出ていない。

 

山の上から見る舎利殿金閣。

ツアーバスのガイドさんが、ここが金閣を観ることが出来る最後の場所ですと引率する修学旅行の学生たちに説明している。

 

久し振りに見る金閣は美しかった。

鹿苑寺をあとにし、そろそろランチの場所に向かうことにしよう。

大学時代の友人たちと過ごす、楽しい京都の旅は続きます。

 

 

 

 

 

昨年11月のこと、大学時代の友人たちと巡る京都旅の続き。

一夜明けた三日目。

この日は神社仏閣を散策。

 

先ずは北野天満宮、のはずが、友人が案内してくれたのは上七軒。

ここに来るのは初めて。

 

ここは祇園と同じく花街。

友人が「提灯の色の組み合わせが祇園と反対でしょ」、と教えてくれる。

 

これが昨夜の祇園花見小路の写真。

提灯の赤と白が反転している。

 

ここは、”上七軒歌舞会”、”上七軒お茶屋協同組合”。

 

塀に囲まれた立派な建物が見えてきた。

 

ここは、上七軒歌舞練場。

 

正面玄関から中を覗くと、とても素敵な造りになっている。

 

上七軒で遊ぶのも楽しそうだ。

 

上七軒を抜けると、北野天満宮の楼門に至る。

ここは菅原道真公を御祭神としてお祀りする全国約1万2000社の天満宮・天神社の総本社。

 

由来書きをふむふむと学ぶ。

 

こちらは宝物殿。

奥は風月殿。

 

三光門から本殿に向かう。

 

国宝の御本殿にお参り。

 

再び三光門から外へ。

 

何かの祭礼の準備なのだろうか。

前日には御茶壷奉献祭・口切式が行われ、四日後には献茶祭が開催される予定。

 

ここにも多くの酒樽が奉納されている。

 

ここで観たかったもう一つの場所は、史跡 御土居。

 

御土居は、豊臣秀吉が長い戦乱で荒れ果てた京都の都市改造の一環として、外敵の来襲に備える防塁と鴨川の氾濫から市街を守る堤防として天正19年(1591)に築いた台形の土塁と堀で、総延長は22.5kmに及ぶ。

御土居の中が洛中、外が洛外と呼ばれた。

今では都市開発でほとんどが取り壊され、残った9か所の御土居が史跡に指定されている。

 

北野天満宮の御土居にはもみじ苑があるが、入り口は閉鎖されている。

 

仕方がないので、下から見上げて鑑賞。

 

北野天満宮の庭に戻る。

ここは船出の庭。

曲水の宴ができそうな庭だ。

 

ご本殿の裏をぐるりと回り、次の目的地に向かう。

 

境内北側の森も黄葉。

 

北門から退出する。

大学時代の友人たちと過ごす、楽しい京都の旅は続きます。

 

 

 

 

 

 

昨年11月のこと、大学時代の友人たちと巡る京都旅の続き。

ディナーのお店は、祇園にある町家造りの素敵なレストラン、『リゴレット スモーク グリル & バー 』。

 

スパークリング、白のボトルを空けた後は、赤ワインのボトルを抜栓。

 

イタリア、トスカーナ州のバローネ・リカーゾリ、ミッレ141、2021年。

リカーゾリはキャンティ・クラッシコ地区の名門。

 

ミッレ141=1141年はリカーゾリ家がワイン造りを始めた年。

 

ブラックチェリーやカシスの果実味、まろやかなタンニン。

バランスの良いミディアム・ボディ。

アルコール度数は14%と高い。

ぶどうは、サンジョヴェーゼ、メルロー。

 

セコンド・ピアットが届く頃には三人ともお腹はかなりいっぱい。

今夜は料理を注文し過ぎたようだ。

アップルウッドで燻製した丹波黒鶏のジョスパーグリル。

ジョスパーグリルは炭を熱源とし、蓋を閉めることでグリルと燻製を同時に行えるオーブン。

 

大きな胸肉と腿肉を私が解体し、三人に取り分け。

 

ミディアム・ボディのトスカーナ・ロッソが鶏料理に良く合う。

 

お腹はいっぱいと言いながら、三人ともデザートを食べる気満々。

 

無花果のパンナコッタ。

 

アイス・カタラーナ。

スペインのカタラーナを冷たく凍らせている。

 

私は、洋梨のタルト。

これはヴォリューミーだったが美味しく完食。

 

ワインは三人で三本なので適量だが、料理は食べ過ぎてしまった。

満腹満足で店をあとにする。

 

「今夜はまっすぐ帰ろうか、それとも・・・」と言っているうちに、石塀小路に来てしまった。

 

石畳の小路を歩いて向かったのは、5月にも立ち寄った、友人の馴染みの隠れ家。

 

『Tinto』は片岡仁左衛門さん所縁のお店。

店の内装をデザインしたのは、石原裕次郎さん。

 

仁左衛門さんは大好きな歌舞伎役者で歌舞伎座に仁左衛門さんが出演される演目はほとんど観ているので、女将さんと仁左衛門さんの舞台の話で盛り上がる。

店内は撮影できないが、女将さんの許可を得て壁に飾られた仁左衛門さんの隈取りを撮影。

平成23年6月の連獅子の十五代片岡仁左衛門と初代片岡千之助。

連獅子は親子で演じるのが普通だが、この時は祖父と孫で演じたようだ。

 

平成8年11月の土蜘の片岡孝夫。

孝夫は仁左衛門さんの旧芸名であり、本名でもある。

因みに息子さんは、片岡孝太郎。

 

平成14年6月の松王丸の十五代片岡仁左衛門。

 

今回も『TINTO』で過ごす時間は楽しかった。

友人のシーバスリーガルのボトルを飲み干してしまったが、このボトルにも仁左衛門さん、孝太郎さん、千之助さんのサインが入っていた。

友人は松嶋屋の皆さんと親しいのだ。

大学時代の友人たちと過ごす、楽しい京都の旅は続きます。

 

 

 

 

 

 

昨年11月のこと、大学時代の友人たちと巡る京都旅。

祇園にある町家造りの素敵なレストラン、『リゴレット スモーク グリル & バー 』でのディナーの続き。

 

シーザーサラダ。

べジファーストは大事。

 

ロメインレタスを切るのに出されたナイフはラギオール。

 

私が切り分けて三人の皿に盛り分け。

 

サラダでもスパークリングワインが進む。

 

飲んでいるスパークリングワインは、イタリア、ヴェネト州のコル・メシアンが造る、スプマンテ、コル・メシアン、ブリュット、ロゼ。

 

燻製きのこのアヒージョ。

 

ロメインレタスときのこのアヒージョ、この組み合わせがなかなか美味い。

 

スペイン風クリームコロッケ”クロケッタス”。

メニューは二個入りだったが、三個にしてもらった。

 

これは美味い。

ワインが進むのでスプマンテが空いてしまった。

 

続いて白ワインを抜栓。

イタリア、ピエモンテ州のマルコ・ポレッロが造る、ロエロ・アルネイス、2023年。

 

ロエロ・アルネイスは好きなぶどう品種。

ピエモンテ州の古い品種で、栽培が難しいことから絶滅しかかっていたが、ブルーノ・ジャコーザなどの有志の努力により復活した。

 

アンティパストのあとは、プリモピアット、マルゲリータ・エクストラ。

3人なので6っつに切られているのが嬉しい。

 

水牛のモッツァレラチーズ、トマトソース、バジルのシンプルなピッツァが一番好きだ。

 

ピッツァとロエロ・アルネイスが良く合う。

 

ここはイタリアン/スパニッシュのお店、ピッツァを食べたら、パエリアも食べなければ。

 

鬼手長海老とツブ貝のパエリア。

プリプリの海老とツブ貝が美味い。

 

入店した時は客の数はまばらだったが、今はもう満席。

大学時代の友人たちと祇園で過ごす、楽しい夜は続きます。

 

 

 

 

 

 

昨年11月のこと、大学時代の友人たちと巡る京都旅の続き。

伏見での酒蔵巡りを終えると、ディナーの店に向かう。

 

時間が押していると思って急いで移動してきたが、友人の勘違いでディナーの予約時間、そしてお店の開店時間は30分後。

そこで祇園界隈をしばらく散策。

 

白川の水は清らか。

 

日が暮れ、人出が増えている。

 

『いづう本店』の前を通過。

ここには何度か来ている。

 

続いて花見小路。

 

ここは祇園でも人気の場所なので、ガードマンさんが何人も出ていて人流整理をしている。

 

『一力茶屋』の前を通過。

 

崇徳天皇御廟にお参り。

崇徳天皇(第75代)は、平安時代の末、保元の乱(1156年)により讃岐の国へ御配流となり、彼の地で長寛2年(1164年)夏、46歳で崩御。
五色台白峰山の御陵に奉葬されたが、天皇の寵愛篤かった阿波内侍が遺髪を請い受けてここに塚を築かれたとのこと。

 

崇徳天皇御廟のお隣は、祇園花見小路甲部歌舞錬場。

 

歌舞錬場に祇園花街芸術資料館が2024年5月15日に開館している。

 

ここが祇園花街芸術資料館。

まだ紅白の幕が張られている。

 

祇園花見小路甲部歌舞錬場。

大阪の叔母(故人)が裏千家の幹部で、ここで開催される「都をどり」の席を取っていたので、若い頃は毎年観に来ていたことを思い出す。

80歳を過ぎても洋装の時は何時もハイヒールの素敵な叔母だった。

 

予約時間になったので、青柳小路の店に向かう。

 

茶屋造り一軒家は『リゴレット・スモーク・グリル & バー』。

 

東京の『リゴレット』ではよく食事をしているが、京都祇園店はまた違った趣があって素晴らしい。

暖簾をくぐり、店内に進む。

 

ここはスパニッシュ・イタリアン。

一階のメインダイニングは広いが、一時間後には満席となった。

 

まずはスパークリングワインを抜栓。

 

皆さんブログをしていないので、乾杯写真が上手く撮れない。

そこで、グラスをまとめて置いて撮影することに。

 

抜栓したボトルは、イタリア、ヴェネト州のコル・メシアンが造る、スプマンテ、コル・メシアン、ブリュット、ロゼ。

 

フランボワーズやストロベリーの甘い香り。

口に含むと、キリリと引き締まったブリュット。

 

ぶどうは、ピノ・ノワール、ガルガーネガ。

アルコール度数は11%と軽め。

 

グラスをよく見ると、ビルカール・サルモンのマークが。

ビルカール・サルモン、ブリュット、ロゼは、エノテカで買うと1本16,280円するので、飲んでいるスプマンテとは大違い。

好きなシャンパーニュで、今現在私のセラーには2本入っている。

大学時代の友人たちと祇園で過ごす、楽しい夜は続きます。

 

 

 

 

 

 

昨年11月のこと、大学時代の友人たちと巡る京都旅の続き。

 

月桂冠大倉記念館を見学し、濠川河畔を散策して向かったのは、寺田屋。

 

寺田屋騒動は二回あり、その一つが薩摩藩内の粛清事件とも言えるもので、島津久光が鎮撫使を派遣して尊皇急進派を鎮圧した事件。

京都市の説明文にはこの事件しか書かれていない。

 

一方、石造りの”史跡 寺田屋”には、”坂本龍馬先生遭難の趾”と書かれている。

これがもう一つの寺田屋騒動で、ここに宿泊していた坂本龍馬が江戸幕府の捕り方に襲撃され、何とか難を逃れた事件。

部屋の中には、この時の銃痕と刀傷が残っている。

 

観光的には坂本龍馬の方が受けが良いようで、絵馬の絵柄は坂本龍馬。

 

この井戸は維新当時の物なのだそうだ。

実は寺田屋は鳥羽伏見の戦いで焼失し、現在の寺田屋は建て替えられたものとの説が有力。

一方寺田屋側は、焼失したのは一部で、銃痕や刀傷は本物だと主張しており、どちらが本当なのかは不明。

 

これは寺田屋騒動記念碑。

薩摩藩内の粛清事件に関する記念碑で、上部の篆額は有栖川宮熾仁親王の筆。

 

寺田屋を出て向かったのは、黄桜酒造。

 

ここは、キザクラ・カッパ・カントリー。

 

先ずは酒の醸造工程を紹介するビデオ。

 

続いて黄桜の製品ラインナップ。

 

裏道に抜けると、向かい側も黄桜。

黄桜の敷地も広い。

 

黄桜のカッパの絵の作者は、初代は清水崑氏。

二代目の作者は小島功氏。

私には小島カッパの方が馴染みがある。

小島カッパは清水カッパには無かった乳首と臍が描かれていて、顔も派手で艶めかしい。

 

黄桜のコマーシャルの映像が延々と続くが、楽しくて見飽きない。

”かっぱっぱ ルンパッパ かっぱ黄桜 かっぱっぱ”の歌がしばらく頭の中で鳴り響く。

 

次の部屋はまさにカッパ・カントリー。

カッパに関する展示が部屋を埋めつくす。

 

中庭に出ると、ここにもカッパ。

中庭では黄桜の酒を飲むことができる。

でも、京都の友人から次の予定の時間が押しているので飲む暇はないと言われ、断念。

 

カッパ達を背景に、自撮り。

 

こちらが正門なのだろうか。

この門を出て駅に向かう。

月桂冠と黄桜をゆっくり見て歩いたので結構時間が経っている。

 

キザクラ・カッパ・カントリーから大手筋商店街に戻る。

商店街ではクリスマスの飾りつけの真っ最中。

 

驚いたことに商店街の終点は踏切で、電車が目の前を横切っていく。

私たちも電車に乗ってディナーの店に向かうことにする。

大学時代の友人たちと過ごす、楽しい京都の旅は続きます。

 

 

 

 

 

 

昨年11月のこと、大学時代の友人たちと巡る京都旅の続き。

 

念願の鯖寿司ランチを終えた後は、酒蔵訪問に向かうことにする。

先ずは、伏見の街の概要を頭に入れる。

 

ここは『京都・伏見 神聖酒蔵 鳥せい』。

神聖を醸す山本本家が運営する、鶏料理専門店。

昼から飲める、飲兵衛の味方のお店だ。

 

ここは人気のおでん専門店、『べんがらや』。

 

目的の場所に来た。

後ろを振り返ると、長く続く蔵。

 

前を見ても、長く続く蔵。

 

ここは、月桂冠大倉記念館。

 

レセプションで入館手続きをし、見学開始。

 

月桂冠の販売コーナーもあるが、見学後に立ち寄ることにする。

 

月桂冠の歴史、酒造りの紹介が充実していて楽しい。

 

今まで多くの酒蔵の見学をしているが、やはり大手の施設は規模が違う。

大量に撮影したが、切りが無いので2枚のみアップ。

 

見学が終わると、試飲ルームへ。

 

入館料には、ぐい呑みが一つと試飲で使うコインが三枚含まれている。

試飲できる酒は10種類で、その中から三種類を選ぶ。

 

ぐい呑みには月桂冠と大倉記念館の名前入り。

製造元は、美濃焼の小田井窯。

 

コインを投入し、飲みたい酒のボタンを押すと酒がぐい呑みに注がれる仕組み。

 

当然、高価な純米大吟醸から飲み始める。

最初の酒は鳳麟 純米大吟醸。

鳳凰と麒麟から名付けられた酒で、使用米は五百万石と山田錦、精米歩合は50%。

 

笠置屋 山田錦 大吟醸。

笠置屋は創業当時の屋号。

使用米は山田錦、精米歩合は35%。

 

京しぼり 祝米大吟醸。

京都産の酒造好適米”祝”を50%まで磨いて醸された酒。

 

試飲を終えると、中庭に出る。

とにかく敷地が広い。

 

これは創業当時から湧き出ている名水、”さかみず”。

水は飲まなかったが、試飲に使ったぐい呑みを持ち帰るためにここで洗わせてもらう。

 

見学を終えると、販売コーナーで購入する酒を選ぶ。

 

試飲はしていないが、月桂冠 新米新酒 純米大吟醸 生酒を購入。

月桂冠大倉記念館を出ると、次の目的地に向かうことにする。

 

月桂冠大倉記念館の裏を流れる濠川に架かる辨天橋を渡る。

 

ここには十石船の乗り場がある。

reinaさんはここから船に乗られたのだろうか。

 

これが、十石船。

濠川は、淀川の支流。

 

ここは日本では珍しい河港の伏見南浜港があった場所で、米が降ろされ、酒が積まれたのだそうだ。

 

川岸の遊歩道に降りる。

川面が近い。

向かい側には十石船の乗り場。

 

長い塀の向こう側は、先ほどまで居た月桂冠大倉記念館。

しばらく川沿いを歩くことにする。

大学時代の友人たちと過ごす、楽しい京都の旅は続きます。

 

 

 

 

 

昨年11月のこと、大学時代の友人たちと巡る京都旅の続き。

 

東福寺で紅葉を愛でたあとは、伏見稲荷大社に歩いて向かう。

 

神幸道には多くの人出。

人を搔き分けて前に進むが、驚くことに日本語は殆ど聞こえない。

 

ようやく楼門が見えてきた。

 

楼門の朱色が眼に鮮やか。

 

まずは境内案内図を見て配置を頭に入れる。

この案内図には何故か描かれていないが、千本鳥居の更に奥、稲荷山の頂上まで鳥居は続いている。

 

本殿にお参り。

 

いよいよ千本鳥居へ。

 

途中、石の鳥居から奥社奉拝所までの間は鳥居は左右二列になっている。

上りは右側の一方通行で、左側は下り専用。

 

奥社奉拝所から先はこの混雑でなかなか先に進めない。

私たちは稲荷山の麓の終点から左折して本殿に戻ったが、右に進めば再び鳥居の中を三ノ峰、二ノ峰、そして頂上の一ノ峰へと登り、左回りで鳥居の中を通って下山することが出来る。

 

伏見稲荷大社を出ると、電車で次の目的地へ。

ふしみいなり駅のホームにも、多くの狐。

 

次に向かったのは、伏見桃山。

大手筋商店街はとても賑わっている。

既に昼食時間を過ぎお腹が空いているので、急いで食事場所を探す。

 

このお店、『阿津満』にはなんと”鯖寿司”の看板がかかっている。

私が鯖寿司を食べたいと言ったので友人が案内してくれたが、5月の旅では『末廣』と『さか井』に振られて食べられなかった。

 

そして今回の旅でも初日にリベンジを図るため、友人が満を持して連れて行ってくれた『いづ源』が臨時休業、そして再度訪問した『さか井』も何故か休業。

 

京都らしく、店は奥が深い造り。

 

棚に飾られた古い看板を見ると、店名の”阿津満”は”あづま”と読むようだ。

 

11月も末になると結構涼しいので、暑いお茶が嬉しい。

 

三人とも京すしを注文。

本当は鯖寿司を一本丸ごと注文したかったが、ディナーの予約時間まで既に四時間を切っていたので我慢。

 

麗しき鯖寿司がとても美味い。

この店を選んで大正解だった。

軽い昼食にしようと思ったが、握り寿司と違って押し寿司はシャリがギュッと詰まっているので、思った以上にお腹がいっぱいになる。

 

お吸い物も上品で美味い。

 

美味しい昼食に満足した後は、友人が酒販店に案内してくれる。
ここは「吟醸酒房 油長」。
油長(ゆちょう)酒造と言えば、風の森を醸す奈良県の酒蔵。
でもここは、”あぶらちょう”と読むのだそうだ。
 
ここには伏見の18蔵の酒が揃う。
 
見ているとどれも買いたくなってしまう。
 
そしてここが人気なのは、伏見の18蔵の酒、約80種類を試飲することができるところ。
飲みたいがタイムスケジュールを考えればその余裕は無い。
そろそろ伏見桃山に来た目的の場所に向かうことにしよう。

大学時代の友人たちと過ごす、楽しい京都の旅は続きます。

 

 

 

 

 

 

昨年11月のこと、大学時代の友人たちと巡る京都旅の続き。

二日目の朝は早起きが出来なかった。

前夜友人宅に帰宅後ウイスキーを飲みながら話が弾み、午前一時まで飲み食いしてしまった。

 

前回5月の京都旅では清水寺に行くときは早朝に家を出たので、とても空いていた。

紅葉狩りに行くのに、この時間では混んでいるだろうね、と言いながらバスに乗る。

 

東福寺に向かう、通天橋道を進む。

 

まさに紅葉狩りの季節、既に多くの人出。

 

臥雲橋を渡る。

紅葉を撮影する多くの人。

ここは周辺住民の道にもなっているので、拝観料は不要。

 

臥雲橋が架かる谷は、洗玉澗(せんぎょくかん)。

この谷を流れる川は三ノ橋川。

洗玉澗には臥雲橋(がうんきょう)、通天橋(つうてんきょう)、偃月橋(えんげつきょう)という三本の橋が架かっていて、「東福寺三名橋」と呼ばれている。

紅葉の向こう側に見えている橋が通天橋。

 

日下門を入ると、正面に本堂である法堂。

 

法堂の中を拝観することはできないが、中を覗き込むと日本画家、堂本印象氏が16日間で描き上げた龍の天井画を観ることが出来る。

 

本堂の右奥には、国宝の三門。

 

まずは洗玉澗と通天橋に向かう。

 

拝観券を購入。

 

境内図を見て全容を把握。

 

洗玉澗に下る道の左右にも紅葉。

 

紅葉なのだが、まるで桜のような色に映ってしまった。

三ノ橋川を渡る。

 

川は小さな掘割と言った感じ。

行きつく先は、鴨川。

 

谷底から見上げる紅葉も美しい。

 

対岸の坂を上りながらも撮影。

 

通天橋が見えてきた。


いよいよ通天橋。

 

撮影スポットはかなり混んでいる。

 

通天橋から見る景色は美しいが、秋の気温が高かったため紅葉は遅れ、11月末でもまだ充分には色付いていない。

 

そこで、美しい写真を拝借して貼り付け。

「グランメゾン パリ」に繋ぐ「グランメゾン 東京」の続編でもここで撮影されていた。

因みに、「グランメゾン 東京」の続編で登場した京都のレストランは、『レストラン ひらまつ 高台寺』。

(写真は”そうだ京都行こう”からお借りしました。)

 

お庭に記念植樹の石碑が三本立っている。

手前から、三笠宮、高松宮、秩父宮。

 

三笠宮様の石碑には、百合子妃殿下のお名前。

ご冥福をお祈りいたします。

 

他にも常楽庵と枯山水など色々巡ったが、長くなるので省略。

最後は国宝の三門。

 

禅寺の三門としては、日本最古で最大。

 

普段は拝観できないが、二階には宝冠釈迦如来などの仏像が納められている。

(写真は”そうだ京都行こう”からお借りしました。)

 

東福寺を出ると、次の目的地まで散策。

途上、凌雲山南明禅院の石碑が眼を引いた。

 

”徳川家康公正室旭姫墓在院”と記されている。

友人達は歴史に詳しいので、「朝日姫(石碑には旭姫と記されているが通常は朝日姫)は豊臣秀吉の異父妹で徳川家康と政略結婚させられたけど、その時はもう結構な年齢で直ぐに亡くなったんだよね」などど話が弾む。

調べてみると、駿府に嫁いだ時は44歳(家康は45歳)、二年後には京都の聚楽第に戻ってしまい、その二年後に没している。

友人達は高校から文科系だが、私は高校は理数科特別コースだったので日本史は専攻していない。

まあそれでも大学の一次試験は7科目が必要だったので、社会は世界史と日本史で受験している。

大学時代の友人たちと過ごす、楽しい京都の旅は続きます。