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ワインは素敵な恋の道しるべ

白ワインは天使の如く貴方の心を解き放ち、赤ワインの真紅のグラスの底には悪魔が潜む。そして貴方は天使の如く大胆に、悪魔の如く繊細に、新たな恋の道を歩み始める。

昨年11月のこと、大学時代の友人たちと巡る京都旅の続き。

今夜のディナーのお店は綾小路の人気店、『吟味屋 菜々色』。

 

三種類目と四種類目の酒を注文。

 

右側の酒は、石川県白山市の小堀酒造店が醸す、萬歳楽 純米 初しぼり 生酒 石川門。

使用米は白山市産の石川門、精米歩合は70%。

石川門は石川県の酒造好適米。

 

左側の酒は、京都市伏見区の北川本家が醸す、富翁 しぼりたて 無濾過生原酒。

使用米は非開示、精米歩合は70%。

アルコール度数は19%もある。

 

鰻とチーズの春巻き。

鰻とチーズとは面白い組み合わせ。

 

揚げたての春巻きが熱々で美味い。

えびせんが付いてくると、タイ料理のようだ。

 

鶏料理が届く。

 

一目見たとき、グルヌイユ(カエル)かと思ってしまった。

でもよく見ると皮が付いていて、確かに鶏だ。

 

甘辛くて美味しく、酒が進む。

 

五種類目、六種類目の酒を選ぶ。

右は、兵庫県姫路市の下村酒造店が醸す、奥播磨 芳醇辛口 純米吟醸。

使用米は、麹米が兵庫県産山田錦、掛米が兵庫県産兵庫夢錦、精米歩合は55%。

左は、新潟県加茂市の加茂錦酒造が醸す、加茂錦 荷札酒 黄水仙 純米大吟醸。

使用米は岡山県産雄町(80%)、精米歩合は50%。

アルコール度数は13%に抑えられている。


秋刀魚が届く。

三人ともこの秋は秋刀魚を食べるのは初めて。

 

鰈の骨せんべいはお店のサービス。

「今日は鰈の身は食べていないよね、骨だけ食べるのは初めてかも」、などど言いながらも美味しいので食べ進む。

 

七種類目と八種類目の酒。

右は、新潟県魚沼市の緑川酒造が醸す、緑川 純米。

使用米は五百万石、精米歩合は60%。

左は、奈良県奈良市の今西清兵衛商店が醸す、春鹿 鬼斬 山廃純米 超辛口 原酒。

使用米は五百万石、精米歩合は58%、日本酒度は+13。

 

〆はおにぎり。

米の価格が高くなったという話でひとしきり盛り上がる。

 

飲んだあとのおにぎりは美味い。

 

と言いながら、まだ飲んでいる。

九種類目と十種類目の酒は最初に飲んだ酒に戻って注文。

右が、三重県鈴鹿市の清水清三郎商店が醸す、作 純米吟醸 和悦。

左が、京都府京都市上京区の佐々木酒造が醸す、西之極 秋上がり 蔵出原酒。

 

デザートは、レアチーズケーキ。

 

〆は熱いお茶。

これがほっこりする美味しさ。

 

最後に、オーナーの林英作さんと名刺を交換してご挨拶。

 

友人宅に車で戻ると、直ぐ近くのスーパーマーケットで朝食用のパン、牛乳、オレンジジュース、ヨーグルト、カット野菜などを調達。

ついでに、海苔巻き、稲荷ずし、押し寿司のパックとキムチを購入。

 

バランタインのボトルを開栓し、夜話会。

学生時代のノリで飲んでしゃべってボトルを空けてしまった。

大学時代の友人たちと過ごす、楽しい京都の旅は続きます。

 

 

 

 

 

 

昨年11月のこと、大学時代の友人たちと巡る京都旅の続き。

智積院を出ると、ディナーの店に向かう。

 

京都の友人が予約してくれたのは、人気の割烹。

前回は老舗の小料理屋を二ヶ所回ったので、今回は友人も初めての新しいお店。

 

綾小路の『吟味屋 菜々色』。

和創作料理のお店だ。

 

一階はカウンター席。

二階に案内される。

私たちのテーブルは窓際。

 

大正時代の町家を改装しているのだそうだ。

窓側の席に座り室内を見ると、京の町家らしく奥が深い。

 

先ずは生ビールで乾杯。

ここはキリンブラウマイスターのお店。

東京ではスーパードライやモルツを飲むことが多いが、京都では昼も夜も一番搾り。

 

前菜盛りが届く。

これは三人分。

 

6種類の前菜を皿に取り分ける。

モロコ、菊芋、長芋、湯葉、しめじのチーズマヨネーズ、万願寺唐辛子のおじゃこがけ。

モロコはコイ科の淡水魚で、元々は琵琶湖の固有種。

今では色々な湖に移植され、生産量は埼玉県が一番多い。

 

酒粕汁も美味い。

 

酒を選ぶ。

 

メニュー以外に今夜はこの4本がありますと見せてくれる。

 

酒は一合ずつお願いし、色々な種類を飲むことにする。

 

右が、三重県鈴鹿市の清水清三郎商店が醸す、作 純米吟醸 和悦。

作は良く飲んでいるが、この作は初めて。

どうやら飲食店専用の作のようだ。

使用米は非開示、精米歩合は60%。

 

左が、京都府京都市上京区の佐々木酒造が醸す、西之極 秋上がり 蔵出原酒。

この酒は佐々木酒造のH.P.にも掲載されておらず、情報がない。

アルコール度数は19%と高い。

佐々木酒造は佐々木蔵之介さんのご実家。

 

お造りが届く。

 

醤油、そして醤油のゼリー。

 

サーモンは脂がのっている。

 

真鯛と鰤。

山葵と醤油ゼリーでいただく。

 

赤貝も新鮮で食感がとても良い。

 

蛤の酒蒸し。

 

蛤の身が大きい。

大学時代の友人たちと綾小路で過ごす、楽しい夜は続きます。

 

 

 

 

 

 

昨年11月のこと、大学時代の友人たちと巡る京都旅の続き。


河原町の『たつみ』で昼食を済ませた後に向かったのは、智積院(ちしゃくいん)。

 

まずは智積院の由来を学ぶ。

 

境内はとても広く、公園のように美しく整備されている。

 

今回の旅の目的の一つは、紅葉狩り。

智積院の紅葉も赤く紅葉し始めている。

 

今年(2024年)は10月が異常に暖かく、紅葉が遅れている。

遅れているだけでなく、紅葉しないまま葉が落ちている場所もあるようだ。

 

本堂に通じる参道の左右の樹々は、紅葉、そして黄葉している。


でも智積院に来た目的は本堂へのお参りではなく、別の建物。

 

宝物館の国宝「長谷川等伯障壁画」を観に来たのだ。

友人と旅の行程を相談した時、ノースカロライナのまちこさんからいただいた長谷川等伯のコメントを思い出し、智積院訪問を提案した。

 

この宝物館は”弘法大師空海ご誕生1250年”を記念して建立され、2023年4月4日に開館。

長谷川等伯一門による国宝障壁画を常時公開するほか、智積院が保有する約8万点の収蔵品の一部を順次公開展示している。

館内は撮影禁止なので、パンフレットの写真を添付。

 

「楓図」

桃山時代に全盛期であった狩野派に対抗し、長谷川等伯は独自の画風を確立。

その一派によって描かれた祥雲禅寺の障壁画の内、智積院に現存する絵は、楓図、桜図、松に秋草図、松に黄蜀葵(とろろあおい)図、雪松図、松に立葵図等。

 

「桜図」

その中でも「楓図」と「桜図」は日本の障壁画を代表するものとされている。

「桜図」は等伯の息子、久蔵が25歳の時の作品。

久蔵は26歳で急逝している。

 

次に向かったのは、講堂。

 

先ずは由来書きを熟読。

1995年の建立なのだそうだ。

 

見所の一つは、名勝庭園。

中国の廬山を模って造営されている。

 

石橋より奥の部分は祥雲禅寺時代に造られたもの。

 

庭園に面した広間には巨大な襖絵。

 

奥の上座の絵も素晴らしい。

 

縁側に座り、雨に煙る名勝庭園を眺める。


こんなに寛いだ気分になるのは何年ぶり、いや何十年ぶりだろう。

 

時計を見ると、三人でのんびり小一時間は話しをしていたようだ。

 

講堂の中もゆっくり時間をかけて見学。

講堂の中には、平成20年(2008年)に現在日本画壇の第一人者、東京芸術大学名誉教授、田渕俊夫画伯の襖絵60点が奉納されている。

素晴らしい襖絵だが、撮影は禁止。

 

雨の中、和装の女性お二人が参道を歩かれている姿は絵になる。

でもこのお二人は訪日外国人。

大学時代の友人たちと過ごす、楽しい京都の旅は続きます。

 

 

 

 

 

 

 

昨年11月のこと、大学時代の友人たちと巡る京都旅の続き。

またまた鯖寿司難民となり、やっと辿り着いた河原町の昼飲みが出来る居酒屋、『たつみ』での昼食の続き。

 

飲んでいる生ビールはキリン一番搾り。

 

大根ゆず味噌田楽。

取り分けた後に撮影。

 

あゆ佃煮。

稚鮎よりももっと小さい。

 

紫ずきん。

何かと思って頼んだら、京都丹波の黒枝豆だった。

 

いもぼう。

これも何かわからなかったので注文。

里芋と棒鱈の煮つけで、いもぼうだった。

 

生ビールを飲み干すと、それぞれが好きな酒を注文。

私の酒は、新潟県妙高市の鮎正宗酒造が醸す、鮎正宗 純米にごり酒 毘(びしゃもん)。

 

米の旨味を感じるまろやかな酒。

日本酒度は-10だが、酸があるのですっきり切れが良い。

使用米は新潟県産五百万石・越いぶき、精米歩合は70%。

 

料理がまとめて届いた。

 

かつお刺身。

すりおろし生姜がたっぷり。

 

鯖きずし。

鯖寿司のお店二軒に今回もふられたので、とにかく鯖料理を注文。

 

自家製つくね。

一皿二本だが、三本で作ってもらった。

 

名物料理とのことで、確かに美味い。

 

げそ天ぷら。

 

さつまいも天ぷら。

 

ごぼう天ぷら。

 

食事の〆は、瓶ビールで軽く乾杯。

 

ビールは、キリンラガー。

 

店内は次々と客が入れ替わるが、常に満席。

平日の昼過ぎだが皆さんガンガン飲まれている。

 

腹ごしらえもできたので、次の目的地に向かうことにする。

 

友人が、「今回はタクシーを使わずバスにするよ」とのこと。

バスアプリを使えば、京都市内の移動はとても便利。

大学時代の友人たちと過ごす、楽しい京都の旅は続きます。

 

 

 

 

 

 

昨年11月のこと、2024年二度目の京都旅行。

 

京都に行くのにも飛行機利用の私は、羽田空港第二ターミナルへ。

 

クリスマスツリーが季節感を演出している。

何時もはこの前で記念撮影をする人が多くいるのだが、早朝なので閑散としている。

 

手荷物検査を終えると、ラウンジへ。

 

晩秋の日の出は遅く、ラウンジから見える滑走路もようやく朝を迎えたところ。

 

早朝といえども朝ビールは美味い。

まずはアサヒスーパードライ。

 

二杯目は、丸くなるな星になれ。


三杯目は、青汁。

もちろんワンショットのメーカーズマーク入り。

これで機内で爆睡できる。

 

空が明るくなり、搭乗開始。

機内では爆睡するつもりだったが、映画「鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎」を観てしまったため、一睡もできず。

羽田から伊丹までは数十分のフライトなので前半分を観て、残りは帰り便で観ることにする。

 

映画を観ているとあっという間に大阪国際空港に到着。

 

そして人生二度目の大阪モノレール。

引退し迎えの車が無くなったのは寂しいが、急ぐ旅でもなくこれはこれで楽しい。

 

京都の友人宅で新幹線で東京から来た友人と合流すると、三人でランチに出かける。

前回5月の京都旅で私が「鯖寿司を食べたい」と希望したので友人が『末廣』に案内してくれたが、長い行列で入店できず。

翌日に『さか井』に連れて行ってくれたが、臨時休業で食べられず。

今回連れて行ってくれたのは、友人曰く「ちゃんと定休日も調べておいたので今日は大丈夫」と太鼓判を押す『いづ源』。

 

ところが、”諸事情”により臨時休業。

「諸事情って、君が京都に来るってことかもね」と友人。

 

大丸京都店の前を通り、ひたすら歩いて次の候補店に向かう。

 

到着したのは、前回の旅で振られた『さか井』。

 

ところが、今回も臨時休業。

この店は開いていることがあるのだろうか。

 

『さか井』の前は、「錦市場」。

 

reinaさんに教えていただいた、錦の『だいやす』へ。

ところが入店待ちの長い行列。

 

今回もランチ難民となり、仕方がないので昼飲みが出来る居酒屋に向かうことに。

京都の友人曰く、京都は大阪と違い昼飲みが出来る居酒屋は少ないのだそうだ。

 

途中こんな小路を通ったり。

 

前回の旅でも歩いた柳小路にも。

 

そして辿り着いたのは、居酒屋の『たつみ』。

昼飲みが出来る人気の店なのだそうだ。


確かに人気のお店で平日の昼だというのにほぼ満席。

嬉しいことにテーブルが一つだけ空いていて、着席。

 

壁にぎっしりと張られたメニューをチェック。

名前だけでは何なのかわからない料理もある。

 

日本酒も旨そうだ。

 

先ずは生ビール。

「お久しぶり。今回もよろしく」の乾杯。

大学時代の友人たちと過ごす、楽しい京都の旅の始まりです。

 

 

 

 

 

 

昨年11月のある休日、ちぃさんと池袋のフレンチ/イタリアン、『GINTO』で過ごす楽しい午後の続き。

 

ヴィアンドを食べ終えると、デセールの時間。

 

今日のデセールは、コーヒーのムース。

 

三色のムースがプリプリで美味しい。

 

デセールに合わせてコーヒーが届くが、まだシャンパーニュも飲んでいる。

 

ちぃさんから残りのデセールが届く。

コーヒームースは甘くないので、ちぃさんにしてはよく食べている。

 

ゆっくりお話ししながら飲んでいると、三本目のシャンパーニュも最後の一杯。

飲んだシャンパーニュは、ヴァレ・ド・ラ・マルヌ地区のバロン・フエシテが造る、シャンパーニュ、ジャン・ド・ヴィラレ、グラン・レゼルヴ、ブリュット。

 

ゆっくり食べて飲んでいたので、ほぼ満席だった店内に残る客は僅かとなっている。

店長の鈴木さんに見送られ、満腹満足で店をあとにする。

 

外に出ると、池袋の街には多くの人出。

 

気を付けて歩かないと他の歩行者にぶつかってしまいそう。

 

表通りを避け脇道に入ると、見覚えのある店を発見。

 

ここはベトナム料理&オイスターバーの『Asian Tao』。

 

ランチには遅くディナーには早い時間なので、店内に他に客は居ない。

平日はこの時間は休み時間だが、土日祝日は通し営業なのが嬉しい。

 

今日はシャンパーニュしか飲んでいない。

そこで、リセットビール。

ちぃさんは、アサヒスーパードライ。

私は、ビア・ハノイ。

先月訪問したホーチミンシティではビア・サイゴンばかりで、ビア・ハノイは飲んでいない。

 

お通しが届く。

 

まだお腹がいっぱいなので、料理は軽いものを注文。

ゴイクン(ベトナム風生春巻き)。

 

ホーチミンシティの料理教室で私が作ったものより、ずっと綺麗。

やはりプロの技は素晴らしい。

 

蒸し鶏とパクチーのグリーンサラダ。

 

これは大好きなサラダ。

 

サクッと飲むと、帰途に就く。

幸いなことに、私たちが店を出る前に新しい客が入店している。

 

相変わらず凄い人出で歩くのも大変なほど。

ちぃさんと池袋で過ごす、楽しい休日の午後でした。

 

 

 

 

 

 

今日はトリプルセヴンの七夕ですね。

そして7月7日は亡き母の誕生日。

今夜はお家で母を偲びながら美味しいワインを飲んでいます。

 

昨年11月のある休日、ちぃさんと池袋のフレンチ/イタリアン、『GINTO』で過ごす楽しい午後の続き。

 

スープは、紫芋のポタージュ、黄金生姜のクレームデピス。

 

濃厚な紫芋の甘みが心地よい。

点々と浮かべられた黄金生姜のクレームデピスが良いアクセント。

隠し味でブランデーが加えられている。

 

今日はシャンパーニュランチ。

飲んでいるのは、ヴァレ・ド・ラ・マルヌ地区のバロン・フエシテが造る、シャンパーニュ、ジャン・ド・ヴィラレ、グラン・レゼルヴ、ブリュット。

 

第二のアントレが届く。

ここでは、冷前菜、スープ、温前菜の順に料理が出される。

 

鴨のエピセキャラメリゼ。

鴨はマグレ鴨。

ちぃさんの鴨の方が見栄えが良いので、撮影。

いつも思うのだが、見栄えが良い方の皿が必ずと言ってよいほど女性に出される。

 

こちらが私の皿で、やはり見劣りがする。

ソースは、オレンジとジュと赤ワインのソース。

鴨にオレンジは王道の組み合わせ。

この料理もヴィアンドと言えるほどのヴォリューム。

 

ポワソンは、銀鱈のルロー。

身が柔らかな銀鱈を巻いてルローにするのは難しい。

 

私の銀鱈はあと少しで形が崩れてしまいそう。

 

一方、ちぃさんの銀鱈はきっちりと巻かれ、見た目も美しい。

ルローの下には、ソース・ヴェルト。

 

ヴィアンドは、三重県産A5松阪牛のミニッツグリエ。

これは私の皿。

 

やはり、ちぃさんの皿の方が肉の形が整っている。

ソースはシャリアピン。

 

付け合わせの野菜は全て北海道産。

濃厚な旨味を持つ松阪牛に、甘みのあるシャリアピンソースが良く合う。

 

肉料理に合わせ、パンも届く。

 

肉用に赤ワインを頼もうかとも思ったが、二本目のシャンパーニュがまだ残っていたのでそのままシャンパーニュで通すことに。

 

二本目を飲み干してしまった。

 

でも、まだ飲んでいる。

ちぃさんと過ごす、池袋の楽しい午後は続きます。

 

 

 

 

 

 

昨年11月のある休日、ちぃさんと池袋で待ち合わせ。

 

久し振りに東口に来ると、地階も一階も西武のシャッターが下りている。

 

西武池袋本店営業中と表記はされているが、ほとんどのフロアーが改装中。

ビルの名前も「ヨドバシHD池袋ビル」に変わっている。

 

目的のお店は楽天のお隣のビルの4階なのだが、目立たないので『くら寿司』の看板を目印にしている。

 

今日のランチのお店は、フレンチ/イタリアンの『GINTO』。

入り口でGINTO=銀の兎が迎えてくれる。

 

ビルのワンフロアーを占める店は広く、カウンター席、テーブル席、ボックスシート、半個室、個室が並ぶ。

 

二人の時は何時も半個室なのだが、今日は何故か個室に案内される。

4~5人用の部屋とテーブルなので、とても広い。

二人の席が離れていたので、お互いの椅子を近付けてから着席。

 

何時もはこの半個室で、この雰囲気も好きだ。

 

この重いドアを閉めると、室内は密室となる。

でも担当スタッフが丁度良いタイミングで顔を出してくれるので、ベルを鳴らして呼ぶ必要は一度もなかった。

 

ここではカトラリーは料理に合わせ、その都度出される。

何時もは布のセルヴィエットなのに、今日は何故か紙ナプキン。

スタッフによると、クリーニングが間に合わず、今日は紙ナプキンで凌いでいるとのこと。

 

これが何時もの”銀兎”の刺繍があるセルヴィエット。

 

今日はシャンパーニュ・ランチ。

早速抜栓し、乾杯。

 

抜栓したてのシャンパーニュは泡立ちが素晴らしい。

ヴァレ・ド・ラ・マルヌ地区のバロン・フエシテが造る、シャンパーニュ、ジャン・ド・ヴィラレ、グラン・レゼルヴ、ブリュット。

 

最初は酸を強く感じたが、時間と共に果実の凝縮感、熟成感が出てバランスが良くなる。

セパージュは、ピノ・ムニエ65%、シャルドネ35%、瓶内熟成期間は36ヶ月ととても長い。

 

冷前菜が届く。

タスマニアサーモンのコンパレゾン、あんぽ柿とマイヤーレモンのエーグルドゥース。

 

タスマニアサーモンのコンパレゾンは、ポワレとリエットの二種。

緑のソースは、春菊のクーリー。

 

ポワレの上には、あんぽ柿とマイヤーレモンのエーグルドゥース。

エーグルドゥースの名前通り、甘酸っぱいソース。

青紫のダイスはシャドークイーン。

 

サーモンのリエットは滑らかで美味い。

 

アントレというより、これはもうポワソン。

美味しくヴォリュームもあり、シャンパーニュが進む。

ちぃさんと過ごす、池袋の楽しい午後は続きます。

 

 

 

 

 

 

昨年11月のある週末、友人たちと銀座のフレンチ、『ブラッスリー ポール・ボキューズ』でフルコース料理とワインをたっぷり楽しんだあとは、〆のバーに向かう。

 

丸の内仲通りから入ったのは、明治安田生命ビルの中にある「マイプラザ」。

左奥に見えている歴史的建造物が、重要文化財の「明治記念館」。

 

「明治記念館」の地下にあるこの長い通路を進む。

 

突き当りには、目的の店、会員制クラブの『センチュリーコート』のサイン。

 

ここで記念撮影。

今夜のメンバーは、Daisyさん、mamiさん、みんみんさん、そして私。

 

更に先に歩を進めると、ようやく『センチュリーコート』に至る。

ここのバーは席数が限られているので、『ポール・ボキューズ』を出た時点で電話し、席を予約しておいた。

 

『バー・マーブル』は寛いで過ごすことが出来る大好きな場所。

 

四人それぞれが好きなものを注文。

バーテンダーの佐々木さんが作ってくれているのは、私がお願いしたカクテル。

 

四人で乾杯。

Daisyさんは、タンカレーを使ったジン・リッキー。

みんみんさんは、シェリーとベルモットのカクテル、バンブー。

mamiさんは、ラガヴーリンをオンザロックスで。

そして私はウォッカマティーニ。

 

ウォッカマティーニはグレイグースで作ってもらった。

グレイグースは、フランス、コニャック地方で造られるプレミアム・ウォッカ。

 

mamiさんが飲んでいるラガヴーリンは、2023年特別リリースの希少なボトル。

 

佐々木さんにお願いし、四人で記念撮影。

 

ここが初めての三人のために、クラブ内のツアー。

ここは昭和9年(1934年)に平岡権八郎によって『食館マーブル』として設立され、戦前は社交場として賑わった場所。

戦後はGHQの売店がここに11年間置かれ、その後2008年からは『センチュリーコート』として復活している。

 

壁には、GHQの売店だった時の名残が。

 

男性用化粧室の壁に掛けられたこの絵を見ると、戦前の社交界の雰囲気が伝わる。

 

さて、『バー・マーブル』に戻り、次の飲み物を物色。

佐々木さんはアイラ・モルトのアードベッグがお好きなので、多様なボトルが揃っている。

 

でも今夜は標準的なアードベッグ。

半分はストレートで、残り半分はトゥワイスアップで飲むことにする。

 

mamiさんも同じアードベッグだが、佐々木さんが特別なグラスを出してくれた。

 

この非対称なグラスは、樹(いつき)グラス。

これで飲むとワインもウイスキーもまろやかで美味しくなる不思議なグラス。

 

どなたかはXYZカクテルを注文されたような。

皆さん酔いが回り好い気分。

 

既に夜も更け、私たちが最後の客に。

 

『センチュリーコート』のサインが入るように、エントランス前で記念撮影。

 

支配人の谷内さんが見送りに来てくれたので、一緒に記念撮影。

谷内さんとはもう随分長いお付き合い。

 

来た時の通路は既に施錠されているので、別の出口から退出。

左には『センチュリーコート』、右には”重要文化財”のプレート。

 

ここはJRにもメトロ各線にも乗ることが出来る便利な場所。

お休みの挨拶をし、各自が便利な路線で帰途に就く。

 

丸の内仲通りにも既に人の姿はほとんど無い。

友人たちと過ごす、銀座と丸の内の楽しい夜でした。

 

 

 

 

 

 

昨年11月のある週末、銀座のフレンチ、『ブラッスリー ポール・ボキューズ』で友人たちと過ごす楽しい夜の続き。

 

青森県産マトウダイのポワレ、北海道美瑛産ジャガイモのソース。

マトウダイの名前の由来、そして英語でもターゲット・フィッシュと言うのですよと皆さんにご紹介。

フランス語のメニューにはこの魚は”Saint-Pierre”と書かれている。

そこで、この魚がサン・ピエールと呼ばれるようになった聖書の聖ペテロとこの魚の逸話もご紹介。

因みに、イタリア語はサン・ピエトロ。

 

見て美しく食べて美味い一皿。

半年前に就任された鈴木シェフの料理は二度目だが、なかなかのものだ。

 

ポワソンに合わせて飲んでいるのは、南ローヌを代表する造り手、ファミーユ・ペランがリュベロンで造る、ラ・ヴィエイユ・フェルム、ブラン。

美味しいので、グラスにたっぷり3杯飲んでしまった。

 

ヴィアンドに合わせて赤ワインが出される。

白と同じくファミーユ・ペランがヴァントゥーで造る、ラ・ヴィエイユ・フェルム、ルージュ。

写真ではわかりにくいが、透明感のある濃いルビー色。

熟したストロベリーやラズベリーの甘い香り。

柔らかいタンニンが果実味を包み込み、熟成感と相俟ってバランスの良いフル寄りのミディアム・ボディを構成する。

セパージュは、グルナッシュ 50%、シラー 20%、カリニャン 15%、サンソー 15%。

熟成はオーク樽で10か月。

 

ラ・ヴィエイユ・フェルム・ルージュ

これがラ・ヴィエイユ・フェルム、ルージュのオリジナル・ボトル。

(画像はY'NSトウキョーのH.P.からお借りしました。)

 

ヴィアンドは、牛さがり肉のロティ、ソースボルドレーズ。

牛肉にはボルドーの赤ワインを使ったソースが良く合う。

 

肉料理に添えられる焼き野菜をズッキーニで巻いて出されるのは、流行のようだ。


肉料理に合わせ、熱々のパンも追加。

 

デセールの前に、みんみんさんのお誕生日をハピバプレートでお祝い。

 

みんみんさんとmamiさん。

 

Daisyさんと私。

 

コース料理のデセールは、”ムッシュ ポール・ボキューズ”のクレーム・ブリュレ。

 

冷たく冷やされたクレーム・ブリュレが濃厚で最高に美味い。

 

〆は熱いコーヒー。

みんみんさんはハーブティー。

 

名前入りのコーヒーカップが可愛くて好きだ。

何時もは竹内支配人が色々とサーブしてくれるのだが、今日は残念なことにお休み。

代わりに顔馴染みのスタッフが色々と気を遣ってくれた。

 

ポール・ボキューズさんの写真の前で記念撮影。

 

今夜の『ブラッスリー ポール・ボキューズ 銀座』も美味しく楽しかった。

満腹満足で店をあとにする。

 

「マロニエゲート銀座1」を出ると、有楽町駅方面へ。

駅前には、二組のストリートミュージシャン。

二次会のお店は三つの案を提示。

皆さんが選んだお店は、一番の高級店。

 

一応、選ばなかった二つのお店も前を通ってご紹介。

 

一つのお店は、立ち飲みで時間制のワインバー、『nomuno』。

 

有楽町から「東京国際フォーラム」を通り抜け、丸の内へ。

 

もう一つのお店は「ブリックスクエア」の『マルゴ丸の内』。

ここは着席できるワインバー&ビストロ。

 

中庭に置かれたオブジェについて、「あれはヘンリー・ムーアの作品ですよ」などど説明しながら通り過ぎる。

 

丸の内仲通りに出ると、皆さんが行きたいという第三の候補に向かう。

友人たちと過ごす、丸の内の楽しい夜は続きます。

 

 

Daisyさんの記事はこちら。