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ワインは素敵な恋の道しるべ

白ワインは天使の如く貴方の心を解き放ち、赤ワインの真紅のグラスの底には悪魔が潜む。そして貴方は天使の如く大胆に、悪魔の如く繊細に、新たな恋の道を歩み始める。

2024年が終わろうという夜、六本木のイタリアン、『バー & レストラン ココノマ』で彼女と過ごす素敵な夜の続き。

 

今夜はシャンパーニュ・ディナー。

抜栓したのは、コート・デ・バールのヴーヴ・マリアンヌが造る、ブリュット、キュヴェ・アンフィニー。

 

フォカッチャとE.V.オリーブオイルが届く。

 

オリーブオイルにバルサミコが注がれ、完成。

 

料理は、世界三大珍味のコースをお願いしている。

フォアグラの次は、キャビア。

キャビアと炙り鮪のガーデンサラダ、シェリービネガー。

多くの種類の野菜が嬉しい。

 

鮪の上にはキャビアと金箔。

キャビアの量が前回より少ない気がするが、美味しいので良しとしよう。

 

テーブル上には金属の鈴。

VIPルームに居るので、スタッフに来てもらいたいときはこの鈴を鳴らす。

小さな鈴だが、美しく澄んだ音色が室外まで届き、スタッフがすぐに来てくれる。

 

最初のシャンパーニュを一本飲み干すと、二本目は彼女が好きな黒ぶどうの濃厚な味わいのシャンパーニュを選ぶ。

今夜は飲むピッチが速すぎて酔ってしまいそう。

 

ドメーヌ・シャルリエ・エ・フィスが造る、カルト・ノワール、ブリュット。

ドメーヌ・シャルリエ・エ・フィスは、ヴァレ・ド・ラ・マルヌ地区のメゾン。

 

ワインは樽発酵、樽熟成で、オーク樽での熟成期間は4年間。

リザーヴ・ワインが50%前後も使われている。

 

ボトリングは2020年5月、デゴルジュマンは2024年3月5日。

ドサージュは、7.8g/ℓ。

「これ、好きよ。ありがとう」と彼女。

黒ぶどうの濃厚な果実味と熟成感を味わえるシャンパーニュだ。

 

新しいカトラリーが届く。

これもクチポールだが、プリモ・ピアットのパスタに合わせてスプーンが届くのが面白い。

ひと昔前、ベネツィアのイタリアンで食事をした時のこと、パスタを運んできたカメリエーレが「日本人か」と聞くので「そうだ」と答えると、「ちょっと待って」と言って何かを取りに行った。

戻ってくるとスプーンをテーブルに置き、「日本人はパスタを食べるときにスプーンが必要ですよね」とにっこり笑ったことを思い出す。

 

プリモ・ピアットは、シェフお任せのパスタ。

オリーブオイルベースのソースには、塩レモンと出汁が加えられている。

 

パスタの上にはマコモダケ。

マコモダケはイネ科の多年草、マコモの茎の部分。

カラスミパウダーが散らされている。

 

ヴィアンド用のカトラリーもクチポール。

 

新しいフォカッチャも届く。

 

国産牛フィレ肉のポワレ、ペリグーソ-ス。

 

フォアグラ、キャビアの次は、トリュフ。

ソース・ペリグーは、フランス、ペリゴール地方の名産である黒トリュフをたっぷり使った濃厚なソース。

ソースだけでなく、肉の上にも黒トリュフ。

 

肉の焼き色が素晴らしく、柔らかな肉が美味い。

付け合わせは、カボチャとラタトゥイユ。

 

肉料理に合わせて赤ワインをグラスで。

 

ボルドー、グラーヴのシャトー・デュ・オー・マレ、2016年。

所有する畑が僅か3haの小さなワイナリー。

畑の土壌はガロンヌ川左岸にありながら、土壌はドルドーニュ川右岸のサンテミリオンやフロンサックに近い。

このため、ぶどうもメルロー主体となっている。

 

ブラックチェリーやブルーベリー、カシスの濃厚な果実味、熟成によるまろやかな酸とビロードのようなタンニン。

バランスの良い洗練されたボルドー。

セパージュは、メルロー70%、カベルネ・ソーヴィニヨン30%。

熟成はオーク樽80%、ステンレスタンク20%で22ヶ月。

彼女と過ごす、年末の六本木の素敵な夜は続きます。

 

 

 

 

 

 

2024年が終わろうという夜、彼女がシャンパーニュで一年を締めくくりたいというので、六本木でディナーの約束。

 

私は元々丸の内でお買い物の予定があったので、まずは丸の内仲通りへ。

12月25日までは”丸の内ストリートパーク”で賑わっていたが、今は閑散として寂しさを覚える。

 

国際ビルにはまだスーパーマリオの土管が。

クリスマスは終わっても、”丸の内ブライトホリデー”は2025年1月13日まで継続中。

 

目的の場所はエノテカ丸の内店。

(エノテカ丸の内店は国際ビルの建て替えに伴い、2025年3月末に閉店しています。)

 

ここで年始用のワインを購入。

 

丸の内からパピュ~ンと向かったのは、「六本木ヒルズ」。

ここで彼女と待ち合わせ。

 

夕暮れの空を背景にしたママン。

 

夕暮れには森JPタワーと東京タワーがより近くに見える。

秋ではなく季節は冬だが、「夕日のさして、山の端いと近うなりたるに」と枕草子の一節を思い出す。

現代語訳では「夕日が山の端に近づいた」となっているが、私は「夕日が射すことにより山の端が浮かび上がって近く見える」と解釈したほうが美しいと思っている。

 

彼女と合流すると、六本木通りを西麻布方面に下り、「ホテル&レジデンス六本木」に至る。

今夜のディナーの場所は、この中の『バー & レストラン ココノマ』。

 

先週はロビー内にクリスマスツリーが飾られていたが、今日はもう門松がエントランスに設置されている。

 

ロビーのフロントで名前を告げ、店内に案内される。

 

今夜はVIPルームを予約している。

このVIPルームは、店名にもなっている九間(ここのま)。

古来より最も寛いで過ごせる空間が三間x三間の九間とされており、この部屋は京都から招いた職人が仕上げたまさに癒しの空間。

床は手彫りの木材で、靴を脱いで部屋に上がる。

柔らかな木の肌触りが心地よい。

 

室内の生花も紅白の水引が使われ、お正月の雰囲気。

 

私たちのテーブルは、何時もの奥の窓際。

室内には四つのテーブルが置かれているが、結局今夜は貸し切りとなった。

 

カトラリーはクチポール。

和の要素も取り入れたイタリアンなので、箸も置かれている。

 

今夜はシャンパーニュ・ディナー。

抜栓したのは、コート・デ・バールのヴーヴ・マリアンヌが造る、ブリュット、キュヴェ・アンフィニー。

 

柑橘系の爽やかな香り。

果実味を綺麗な酸が包み込む、切れの良いブリュット。

セパージュは、ピノ・ノワール80%、シャルドネ15%、ピノ・ムニエ5%。

 

フォアグラのアミューズが届く。

皿の上には、縦切りにされた林檎が一切れ。

彼女も私も、「?」。

支配人の小林さんによると、「高原さんにまた来ていただいたので、アミューズを新しい料理に変更しましたとシェフが言っています」とのこと。

 

これが前回ここで食べたフォアグラのアミューズ。

 

林檎の果肉に見えるのは、フォアグラのムース。

種はカカオニブ、蜜はオリーブオイル。

赤い皮は色付けされたホワイトチョコレート。

林檎の、いや、フォアグラのムースの下には、林檎のコンフィチュール。

 

周りに散らされているのは、キャラメリゼされたナッツ類や、乾燥させた林檎。

食べるのがもったいないくらいの出来栄えだが、思い切って口に運ぶ。

口いっぱいにフォアグラの旨味が広がる。

支配人にお願いし、シェフに感謝の言葉を伝えてもらう。

彼女と過ごす六本木の素敵な年末の夜は続きます。

 

 

 

 

 

 

 

2024年の末、代官山の邸宅イタリアン、『リストランテASO』で年忘れの会を楽しんだあとは、しづちゃんと「虎ノ門ヒルズ」に移動。

 

年末の夕方早い時間ということで、「T-MARKET」でも「虎ノ門横丁」でも営業中の店がなかなか見つからない中で、ようやく入店できたのは馴染みのレストラン『ザ・グリル・トラノモン』。

 

店の奥の二人用のソファー席に案内されると、さっそく白ワインで乾杯。

代官山の『リストランテASO』でワインをたっぷり飲んできているが、いっぱい歩いたので酔いが醒めてきた。

 

抜栓したボトルは、イタリア、ロンバルディア州のグイド・マッツァレッドが造る、フラデイ、ピノ・グリージョ、2023年。

 

青林檎やグレープフルーツの香り。

爽やかな果実味と綺麗な酸を持つミディアム・ボディ。

 

料理は、ザ・グリル シーフード・プラッター。

 

カクテル・シュリンプ、スパイシー・カクテルソース。

 

フレッシュオイスターは岩手県広田湾産。

 

ロック・ドゥワート・サーモン。

帆立のセヴィーチェ、フレッシュハラペーニョとライム。

 

北海道根室産のイバラガニ、澄ましバター。

 

海老は立派な大きさでプリプリ。

スパイシー・カクテルソースが良く合う。

 

今年の三陸の生牡蠣は身がしっかり付いている。

 

ロック・ドゥワート・サーモンは、スコットランドのロック・ドゥワート社が養殖する、自然環境とサーモンの健康に最大限配慮した高級サーモン。

 

帆立のセヴィーチェはライムの香りとフレッシュハラペーニョの辛さが癖になる美味しさ。

 

イバラガニはタラバガニの仲間で、身の旨味はタラバガニより強いとされている。

 

厨房も忙しくなってきたようだ。

 

ダイニングルームを見ると、客が入り始めている。

 

ピノ・グリージョのボトルを飲み干すと、赤ワインのボトルを抜栓。

もうどうにも止まらない状態。

 

スペインのエデル・リオハ、ヴァルデラーナ、2022年。

 

ダークチェリーやカシスのフレッシュな果実味、活き活きとした酸とタンニンを持つ、バランスの良いミディアム・ボディ。

アルコール度数は14%としっかりしている。

ぶどうはテンプラニーリョ。

 

〆のパスタは、黒毛和牛のボロネーゼ。

 

話しは少し横道にそれるが、ここの塩と胡椒のミルはプジョー。

黒が塩で赤が胡椒。

一番上の銀色の金具にSとPと書かれているが、色のイメージで間違える人が多いのだそうだ。

 

パスタはリガトーニ。

 

ソースが強い黒毛和牛のボロネーゼなので、テンプラニーリョにも良く合って美味い。

 

とうとう二本を飲み干してしまった。

お腹もいっぱいになり、ほろ酔い加減で店をあとにする。

 

友人達と昼・夜と飲み続けた、年忘れの楽しい一日でした。

 

 

 

 

 

 

2024年の末、代官山の邸宅イタリアン、『リストランテASO』で年忘れの会を楽しんだあとは、恵比寿駅まで散策。

メンバーは、しづちゃん、naonaoさん、mayuさん、そして私。

 

ハリウッド・ランチ・マーケットの動物たちは今日も元気。

 

旧山手通りを下り槍ヶ崎交差点で駒沢通りを左折。

北側の銀杏の木は既に葉が落ちているが、南側はまだ黄葉が残っている。

 

途中、アンティークショップに立ち寄り。

 

ここは、アメリカ・ヨーロッパのアンティーク雑貨のお店、mu mu。

 

私もここに燭台を探しに来たことがある。

ここでは見付からなかったが、気に入った燭台はサンフランシスコのショップで買うことが出来た。

ありとあらゆる雑貨が展示されているので見ていて楽しい。

 

恵比寿でJR組とメトロ組に分かれ、解散。

メトロ組のしづちゃんと私は、もう少し飲もうかということで、虎ノ門ヒルズ駅で下車。

駅構内には大きなパブリックアート。

この作品は、清川あさみさんが原画・制作監修を担当したLED内蔵のステンドグラス、「Our New World (Toranomon)」。

 

ここに来たら、”トラのもん”にご挨拶。

 

「T-MARKET」の店にしようかと思い中を巡ったが、中途半端な時間なので営業中の店が少ない。

そこで別の場所にしづちゃんを案内する。

 

向かったのは、『W TORANOMON』のワインショップ。

丁寧に観ていると楽しくて幾ら時間があっても足りない。

 

海底熟成ワインが売られている。

値段を見ると・・・、買う気にならない。

ここで買ったワインはお隣のワイン・レストラン、『W TORANOMON』に持ち込んで飲むことが出来る。

でもまだディナーの営業時間前。

 

T-デッキに出て桜田通りを渡り、森タワー側に向かう。

 

オーバル広場には、スペインのアーティスト、ジャウメ・プレンサ作の「ルーツ」。

8つの言語の文字を使い、膝を抱えて座る人間を模った作品で、言語は日本語、中国語、アラビア語、ヘブライ語、ラテン語、ギリシャ語、ヒンディー語、ロシア語。

世界各地の歴史ある言語が選ばれ、スペイン語も英語も入っていない。

しづちゃんに促され、この前で撮影。

寒い日なのでフェルト帽を被っているが、良く見えない。

 

お返しに、インド人アーティスト、N・S・ハルシャ作の「マター」の前で、しづちゃんを撮影。

南アジアを中心に生息する手の長い猿、ラングールが地球のような球体を左手に持ち、右手で天空を指さしている。

 

向かったのは、ビジネスタワーの「虎ノ門横丁」。

ここにも松飾り。

 

なんだか人が少ない。

既に今年の営業を終了した店が多く、ここでも軽く食べて飲む場所を見付けられず。

 

そこで馴染みのレストランに電話。

まだディナー営業開始前だが、どうぞ来てくださいとの嬉しい返答。

 

オーバル広場に出ると、既に陽が落ち夕闇に包まれている。

 

再びT-デッキを渡り、ステーションタワーに出戻り。

 

出る時には気が付かなかったが、ここにも門松。

 

席を確保できたお店は、『ザ・グリル・トラノモン』。

今年(2024年)1月16日に開業した新しいレストランで、まだオープン後一年経っていないが、私がここで食事をするのは今回で9回目。

 

バーコーナーでは立ち飲みで酒を楽しむことが出来る。

 

まだディナー開始時間前なので、ダイニングに客の姿はない。

 

何時もは多くの料理人が忙しく立ち働く厨房も、今は二人だけで仕込み中。

しづちゃんと過ごす、年末の虎ノ門の楽しい夜は続きます。

 

 

 

 

 

 

2024年の年末、友人たちと恒例の年忘れの会の続き。

場所は代官山の邸宅イタリアン、『リストランテASO』。

メンバーは、しづちゃん、naonaoさん、mayuさん、そして私。

 

シャンパーニュ、ブルゴーニュのシャルドネの次は、ブルゴーニュのピノ・ノワール。

シャンパーニュは私が持ち込み、ブルシャルはmayuさんが持ち込まれたが、ブルピノはワインリストから選んだ。

イタリアン・リストランテだが、ワインは図らずも全てフランス産。

 

ドメーヌ・フェヴレ、ボーヌ、プルミエ・クリュ、クロ・ド・レキュ、モノポール、2006年。

フェヴレが2003年に入手したモノポール(単独所有)畑で、面積は2.37ha。

植樹は1980、89、94、98年と樹齢が高い。

ボトルを立てた写真は飲み終えたあとに撮影。

飲んでいるときはパニエに入っていた。

 

透明感のあるルビー色。

ラズベリー、レッドチェリー、カシスの香り。

強い果実味、酸とタンニンはこなれているがまだまだ健在でボディを引き締めている。

薔薇、シガー、腐葉土、スパイスのニュアンスを持ち、余韻は長い。

熟成は新樽比率2/3で、12~18ヶ月。

 

長い瓶内熟成の時を感じさせないほどコルクの状態は良い。

 

セコンド・ピアットが届く。

 

鴨胸肉とシャドークイーンのロースト、春菊グリルとエピスの香り、軽やかなオレンジソース。

鴨は北海道滝川市産。

手前は紫ニンジンのピュレ。

ジャガイモもニンジンも紫で統一。

 

鴨の焼き色が食欲を誘う。

オレンジソースはほんのり蜂蜜の香り。

やはり鴨にはオレンジのソースが良く合う。

 

美しいボディのブルピノが鴨にも素敵に寄り添ってくれる。

 

食後もボーヌのピノ・ノワールとペルナン・ヴェルジュレスのシャルドネのブルゴーニュ・コンビを並行飲み。

このひとときの満足感が嬉しい。

 

mayuさんのドルチェはハピバプレート。

 

紅玉のタルト、カカオのガナッシュモンテ、爽やかな青林檎の香り。

添えられているのは、ティムットペッパーのエスプーマ。

ティムットペッパーは柑橘系の香りを持つネパールに自生するペッパーで、別名はネパールペッパー。

 

ガナッシュモンテの上には紅玉のタルト、その上には青林檎のクリームと胡桃。

崩して食べるのが申し訳なくなる素敵なドルチェだ。

 

お茶菓子は、キャラメルのビターアイスクリーム。

この皿も額賀画伯の天井画のデザイン。

 

食後の飲み物は、皆さんはハーブティー、私はコーヒー。

砂糖は、インド洋に浮かぶフランス領レユニオン島のサトウキビで作られたプレミアム・シュガー、ラ・ペルーシュ。

 

今日のワインも素晴らしかった。

シャンパーニュは、シャンシーラ・ペール・エ・フィス、グラン・クリュ、オジェ、ブリュット、ブラン・ド・ブラン。

白は、ドメーヌ・タルデュイ、ペルナン・ヴェルジュレス、レ・ブーティエール、2022年。

赤は、ドメーヌ・フェヴレ、ボーヌ、プルミエ・クリュ、クロ・ド・レキュ、モノポール、2006年。

 

食後は中庭に出て記念撮影。

ここには年中花が絶えることが無く、美しい。

 

篠崎支配人が館内を案内してくれる。

ダイニングルームにはまだ客がいるので撮影は控え、写真はH.P.から拝借。

左のステンドグラスの中が、私たちが食事を楽しんだ個室。

 

ダイニングルームにも額賀加津己画伯の絵が並ぶ。

画伯は額賀三兄弟の二男で、長男はギャラリー額賀のオーナー(故人)、三男がひらまつグループの創始者の平松シェフ(平松は奥様の姓)。

 

続いてはサロン。

結婚披露宴やワインパーティーに使われている。

この写真もH.P.から拝借。

 

ここで開催されたパーティーには数多く出席しているが、コロナ以降はそんな大きなパーティーは開かれなくなったのが寂しい。

 

篠崎支配人と記念撮影。

 

続いては私も撮影。

篠崎さんとは長いお付き合い。

友人達と過ごす、代官山での素敵な年忘れの会でした。

 

 

 

 

 

 

2024年の年末、友人たちと恒例の年忘れの会の続き。

場所は代官山の邸宅イタリアン、『リストランテASO』。

メンバーは、しづちゃん、naonaoさん、mayuさん、そして私。

 

シャンパーニュを飲み干すと、mayuさんが持ち込んでくれた白ワインを抜栓。

 

ドメーヌ・ダルデュイ、ペルナン・ヴェルジュレス、レ・ブーティエール、2022年。

コート・ド・ボーヌの一番北、コート・ド・ニュイとの境界の村、ペルナン・ヴェルジュレスにある1947年設立のドメーヌ。

6つのグラン・クリュ、15のプルミエ・クリュ畑を有し、フラッグシップの畑はモノポールのレ・クロ・デ・ラングル。

 

コルクは状態も香りもとても良い。

 

モノポール畑、レ・クロ・デ・ラングルの名前はこのボトルのエチケットの左下にも、そしてバックラベルの説明にも記されている。

レ・ブーティエールは、ペルナン・ヴェルジュレスの南、サヴィニー・レ・ボーヌとの境界にある畑。

 

このワインを輸入しているのは、mayuさんのご友人の会社、ユカセレクション。

 

力強い果実味、綺麗な酸、溌溂としたミネラルを持つ、硬質で上質なボディ。

粘性があり、余韻はとても長い。

ぶどう栽培はビオディナミ、アルコール度数は14%と高い。

流石、ソムリエ・エクセレンスのmayuさんが選ぶワインは素晴らしい。

 

カリフラワーのパンナコッタ、魚介のマリネ。

 

黒いチュイルの下には、真っ白なカリフラワーのパンナコッタ。

濃厚なカリフラワーのとろけるような味わいが素晴らしい。

 

魚介のマリネは、ホタテ、サーモン、甘エビ、アオリイカ。

敷かれているのはラズベリーのソース、マリネの上にはオリーブのジュレ。

ホタテの上にはウニ。

 

シャンパーニュとシャルドネの並行飲み。

シャンパーニュはこれが最後の一杯。

飲んでいるシャンパーニュは、シャンシーラ、グラン・クリュ、オジェ、ブリュット、ブラン・ド・ブラン。

 

パンが届く。

ここのパンは大好きだ。

 

パンのお供はE.V.オリーブオイル。

 

そしてホイップバター。

 

E.V.オリーブオイルは、ペルー産のバジェスル。

多くのミシュラン星付きシェフが採用する、人気のオリーブオイル。

ペルーでのみ栽培されているクリオージャ種のオリーブから作られている。

 

プリモピアットが届く。

 

炙り蛸と芹のスパゲッティ、蛸のラグーソース。

散らされているのは黒オリーブのパウダー。

 

炙り蛸の香ばしい香りが食欲を誘う。

蛸の上に乗っているのは黒オリーブとケッパーで、蛸の吸盤をイメージしているのだそうだ。

 

今日は一階の個室での会食。

ドアのガラスのデザインが素敵。

 

部屋の中にはバーカウンターもある。

左下のボトルは飲んでいるミネラルウォーター、北イタリア、トレンティーノのスルジーヴァ・ナチュラル。

純度が極めて高く鉱物の残留が少ない軟水で、ワインの味を最も損ねないミネラルウォーターと言われている。

 

そして窓の外には中庭。

冬でも花が絶えることがない。

 

『リストランテASO』の開業は1997年。

2024年で27周年となる。

記念のポストカードをいただいた。

友人達と過ごす、代官山の素敵な午後は続きます。

 

 

 

 

 

 

2024年の年末も友人たちと恒例の年忘れの会を開催。

毎年決まった日に代官山のフレンチ、『メゾン ポール・ボキューズ』で開催しているが、2024年は定休日と重なってしまった。

そこで、同じく代官山にある邸宅イタリアン、『リストランテASO』で開催することに。

 

毎年年末に旧山手通りに来ると、ハリウッド・ランチ・マーケットの門松を撮影。

 

そしてフローリスト・イグサのガラス窓に貼り付けられたしめ縄も撮影。

 

今日のお店が見えてきた。

旧山手通りに面している建物は『カフェ・ミケランジェロ』で、その奥の白い邸宅が『リストランテASO』。

『カフェ・ミケランジェロ』の前には入店待ちの長い列。

 

道を渡ると、行列はここまで続いている。

 

『カフェ・ミケランジェロ』のドアには、”Villa ASO”の名前。

その下に、『リストランテASO』と『カフェ・ミケランジェロ』の名前が併記されている。

 

『カフェ・ミケランジェロ』の中を突っ切って奥に進むと、『リストランテASO』のレセプションに至る。

 

レセプションの壁の絵は、シャルル・シャプランの「A Time Silenced」。

2022年末に惜しまれながら閉店した、西麻布にあった『レストランひらまつ レゼルヴ』のレセプションフロアに飾られていた絵だ。

 

コートを預けると、階段室のソファーで全員が揃うのを待つ。

至る所に絵が飾られているが、レセプションのシャルル・シャプランの絵を除けば、その多くが額賀加津己画伯の作品。

 

階段室の天井画も額賀画伯が描かれている。

この絵は『リストランテASO』のシンボルで、この絵はショープレートにも使われている。

 

室内には絵画と生花が美しく飾られている。

それもここが好きな理由の一つ。

 

ソファーで寛いで待っているnaonaoさんとしづちゃんを撮影。

 

全員が揃うと、ダイニングルームに案内される。

 

今日はどのテーブルだろうと思っていたら、驚いたことに個室に案内される。

この広い個室を四人で使わせてくれるとは、篠崎支配人に感謝。

篠崎さんとはもう長いお付き合いなので、気心が知れている。

 

食事の前に、四人で記念撮影。

今日のメンバーは、しづちゃん、naonaoさん、mayuさん、そして私。

 

「今年一年お世話になりました。来年もよろしくお願いします」の乾杯。

 

最初のシャンパーニュは、私が持ち込んだボトル。

シャンパーニュ、コート・デ・ブランのオジェ村のシャンシーラ・ペール・エ・フィスが造る、グラン・クリュ、オジェ、ブリュット、ブラン・ド・ブラン。

 

ぶどうは、グラン・クリュのオジェ村のシャルドネ100%。

現当主のベルトラン・シャンシーラは7代目。

夫婦二人で造る、少量生産のシャンパーニュ。

瓶内熟成期間は36ヶ月と長く、ドサージュは6g/ℓと少ない。

 

ミュズレの絵は地下セラー。

これもコレクションに追加。

 

シャンパーニュを飲みながらも、私はワインリストを検討。

イタリア、フランスの銘醸ワインが並ぶが、どれも価格はかなり高くなっている。

でも、ここのような老舗の名門レストランにはお宝ワインが必ずある。

それを探し出すのも楽しみの一つ。

 

卓上のショープレートの絵は、階段室の天井に描かれた額賀加津己画伯の作品。

 

ショープレートの上にアミューズが届く。

越前産セイコ蟹のグジュエール。

面白いことに、グジュエールが蟹の殻の上に乗っている。

 

シューの中には、セイコ蟹の身がぎっしり。

一口でいただく。

美味い。

友人達と過ごす、代官山の素敵な午後は続きます。

 

前年(2023年)の年忘れの会の記事はこちら。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今朝のベランダ菜園の収穫。

 

三株植えた鷹の爪の二度目の収穫は、129本。

あまりの暑さでミニトマトは枯れ、ピーマンは日焼けで多くの実が腐ってしまったが、何故か鷹の爪は元気。

これで今年の収穫は183本となった。

ベランダで一番元気なのは台湾パイナップル。

春には20cmしかなかった株があっと言う間に成長し、高さが1m、茂った葉の径が1.2mくらいになっている。

昨年に続き、来年にはパイナップルの実を収穫できそうだ。

 

12月のこと、彼女から今夜丸の内で一緒にお食事をしたいと急なお誘い。

でも12月中旬の丸の内で空席があるレストランなんて無いはず。

案の定、幾つかの馴染みの店に電話したが、どこも満席。

一箇所だけ「カウンターで良ければ」ということで何とか席を確保。

 

丸の内に早めに着いたので、少し散策。

行幸通り地下通路では、行幸マルシェが開催されている。

 

ということは、今日は金曜日。

 

待ち合わせのお店に向かう前に、「丸ビル」のTSUTAYAに寄り道。

プレゼント進呈の案内をいただいたので、引き取りに来たのだ。

 

いただいたのは、2024年の丸の内ブライト・ホリデーのテーマ、スーパーマリオがデザインされたランチバッグ。

これは私が使うには可愛すぎるので、誰か小さなお子さん(またはお孫さん)がいる方に差し上げるとしよう。

 

待ち合わせの時間が近づいたので、地下通路を通って「丸ビル」から「新丸ビル」へ移動。

 

ようやく席が取れたお店は、『ミタン バイ エリック・トロション』。

フレンチの巨匠、エリック・トロションのカジュアルなお店。

店の前で撮影していると、彼女が到着。

 

オフィスアワーが終ったばかりの時間なので、まだ店内に客は少ない。

でも満席の予約。

「今夜はカウンターですね」と私。

「大丈夫です。高原さんに狭いカウンターでという訳にはいきませんので、何とか一番良いテーブルを確保しました」と斉藤店長。

 

お店に一つだけあるボックスシートに案内される。

斉藤さんに感謝。

乾杯のスパークリングワインはお店から。

 

ミタンサラダが届く。

 

シェフの気まぐれサラダとのことで、随分多くの種類の野菜が盛り込まれている。

野菜の価格が高騰している年末、このヴォリュームが嬉しい。

 

タマネギとマスタードのドレッシングが美味い。

取り皿が小さいので一人四回ずつ盛り付ける。

 

鮮魚のカルパッチョ。

今夜の魚は真鯛。

 

スパークリングワインの後には白ワインと赤ワインをボトルで飲むつもりだったが、彼女が体調がいまいちということでワインは赤1本だけにする。

そこで、ワインリストで一番良いワインを注文。

 

ニュージーランド、マールボロのチャートン・ワインズが造る、ナチュラル・ステート、ピノ・ノワール、2022年。

 

取り扱いはベリー・ブラザーズ&ラッド。

BB&Rのワインは高品質なものばかり。

ぶどう栽培はビオディナミでニュージーランドのオーガニック認証機関、バイオグロの認証が付いている。

 

料理がどんどん届き、テーブル上が賑やかになる。

テーブルの端に、ワインを入れる穴が開いているのが便利。

 

フランボアーズ、レッドチェリーの香り。

フレッシュでピュアーな果実味、綺麗な酸、そしてしっかりとしたタンニン、錆びた鉄や腐葉土のニュアンスも。

ピノ・ノワールのストライクゾーンが狭い彼女も「美味しい」と高評価。

 

黒毛和牛のローストビーフ。

宮崎牛なのだそうだ。

 

この肉は柔らかく旨味が凝縮され、見た目以上に美味い。

 

豚肉のリヨン。

表面をカリッと香ばしく焼かれた豚肉は食感が良く、肉の中はジューシー。

自家製BBQソースが良く合う。

 

バゲットも届く。

 

国産蝦夷鹿外モモのグリル。

 

少し火が入り過ぎているが、肉質はとても柔らかく、血の香りもちゃんとある。

カシスと胡椒のソースは、甘みがあってスパイシーで蝦夷鹿の旨味を引き立てる。

 

もうお腹はかなりいっぱいだが、彼女が「今夜は飲まない分、いっぱい食べたいの」と言うことで、パスタを追加。

体調がイマイチでも食欲は落ちないのが不思議。

本日のパスタからボンゴレ・ビアンコを選ぶ。

 

面白いことに、牛蒡が入っている。

この歯応えがパスタに良い変化を付けている。

 

二人に取り分けてもこんなに量がある。

結局彼女は食べきれず、残した半分は私が食べることに。

 

店内はあっという間に満席。

左側のテーブルは椅子を増やして大人数で忘年会。

急な予約にも拘わらず、こんな中でゆったりとしたボックスシートを用意してくれた斉藤店長に感謝。

彼女と過ごす、年末の丸の内の楽しい夜でした。

 

 

 

 

 

 

昨年12月のこと、ちぃさんと過ごす丸の内の楽しい夜の続き。

『AWキッチン』でイタリアン・ディナーを楽しんだあとは、丸の内仲通りのイルミネーションを鑑賞しながら日比谷までやってきた。

 

丸の内仲通りから晴海通りを渡り、日比谷仲通りへ。

日比谷仲通りのイルミネーションも美しい。

 

「東京ミッドタウン日比谷」のステップ広場にはクリスマスツリー。

 

開催されているのは、”ヒビヤ・ウインター・スクエア”。

「モアナと伝説の海2」の世界を表現する7本のクリスマスツリーが設置されている。

 

次々と変わる色が美しく、見飽きない。

でも外は寒いので、館内に移動することにする。

 

向かったのは、『三ぶん』。

 

ここは人気の割烹、『三分亭』の立ち飲みコーナー。

『三分亭』の美味い料理を美しい器で気軽に食べることが出来るお店。

 

カウンターの長辺には先客が四人。

入り口側のカウンターの短辺で飲むのは初めて。

 

ここでは日本酒を飲む前にお粥を一口飲むことになっている。

 

ワインをたっぷり飲んできているが、酒が変わればまた飲めるものだ。

ちぃさんの酒は、山形県東田川郡庄内町の鯉川酒造が醸す、鯉川 純米 うすにごり酒。

 

山形県産米を60%まで磨き、協会701号酵母で醸されている。

うすにごりだが日本酒度は+5で、米の旨味を持ちながらきりりと引き締まった辛口。

 

私の酒は、ちぃさんと同じく鯉川酒造が醸す、鯉川 純米 しぼりたて生酒。

 

山形県産米を60%まで磨き、山形酵母で醸されている。

上品なフルーツ香を持つ、フレッシュ&フルーティーな酒だ。

 

ちぃさんと乾杯。

飲み比べをした結果、ちぃさんはうすにごり、私は生酒の方が好みだった。

 

お腹はまだいっぱいだが、酒のアテにおでんを少し注文。

がんもどき、出汁巻たまご。

 

ちぃさんの二杯目の酒は、奈良県桜井市の今西酒造が醸す、みむろ杉 特別純米酒 辛口 露葉風。

 

奈良県唯一の酒造好適米、露葉風を60%まで磨いて醸された酒。

 

私の酒は、鳥取県境港市の千代むすび酒造が醸す、千代むすび こなき純米 超辛口。

境港は水木しげるさんの故郷なので、ラベルの絵も子泣き爺。

 

使用米は五百万石、精米歩合は60%、日本酒度は+15の辛口。

 

サクッと飲むと帰途に就く。

2階の窓から見下ろす7本のクリスマスツリーが美しい。

 

帰りは地下から。

日比谷アーケードにもクリスマスツリー。

ちぃさんと過ごす、丸の内、日比谷での楽しい夜でした。

 

 

 

 

 

 

12月のこと、ちぃさんと丸の内のイタリアン、『AWキッチン』で過ごす楽しい夜の続き。

 

セコンド・ピアット、今夜のメイン料理が届く。

 

福島県産黒毛和牛のロースト、ソースボルドレーズ。

 

焼き色が美しい。

 

サツマイモが添えられているのが珍しいが、これが甘くて美味い。

フランスやイタリアでは肉にサツマイモが添えられているのはあまり記憶にないが、アメリカではステーキにポテト、スイートポテト、スピナッチ、スイートコーンは必須アイテム。

 

白ワインを3杯飲んだあと、肉に合わせたのは白と同じシリーズの赤ワイン。

 

イタリア、プーリア州のチエーロ・エ・テッラが造る、プリミ・ソリ、サンジョヴェーゼ。

 

ラズベリーやダークチェリーの香り、柔らかなタンニンを持つミディアム・ボディ。

ぶどうはサンジョヴェーゼ100%。


次々と客が訪れ、開店から一時間半後には満席となっている。


ドルチェが届く。

 

今日のドルチェはティラミス。

マスカルポーネの風味が強くて美味い。

 

赤ワインを二杯飲んだあとは、熱いコーヒーで今夜を締めくくる。

 

スイーツが苦手なちぃさんのドルチェも美味しくいただく。

 

10年ぶりに訪問したが、『AWキッチン』は相変わらず人気店だった。

 

「新丸ビル」を出ると、丸の内仲通りのイルミネーションを鑑賞しながら散策。

行幸通りには、”丸の内ストリートリンク”ができている。

東京駅丸の内駅舎を背景に滑るのは気持ちが良さそうだ。

 

値段表を確認。

高校生の頃はスケートが好きだったが、今は滑ると転んで脳震盪を起こしそうだ。

 

行幸通りから丸の内仲通りの”丸の内ストリートパーク”に入る。

 

今夜も多くの人出。

でも、今年はメリーゴーランドも芝生広場も無く、出店数も少ない。

 

名和浩平さんの「Trans-Double Yana(Mirror)」は一層明るく輝いて見える。

奥に見えている「丸ビル」のスーパーマリオのツリーは既に何度も観ているので、今夜は省略。

 

明治安田生命ビルの「マイプラザ」のツリーを観に行く。

明治生命館が竣工90周年を迎えることから、今年のコンセプトは”時を奏でる”。

 

ティファニーの前には、ジャン・シュランバージェ、バード・オン・ア・ロック。

ティファニーブルーが美しい。

 

丸の内仲通りの終点、晴海通りまで来た。

ここには「ザ・ペニンシュラ東京」のクリスマスツリー。

 

数年前までは、メインのクリスマスツリーは皇居側の正面玄関前に設置されていたが、最近は人通りの多い丸の内仲通り側に置かれるようになった。

ちぃさんと過ごす、丸の内の楽しい夜は続きます。