年末のこと、友人たちと代官山の素敵なフレンチ、『メゾン ポール・ボキューズ』で過ごす、楽しい年忘れの会の続き。
メンバーは、しづちゃん、ちぃさん、naonaoさん、mayuさん、そして私。
アミューズ・ブーシュは、ジャガイモとポワロのムース、コンソメのジュレ、黒トリュフのアクセント。
滑らかなムースにコンソメのジュレの塩味と旨みが絡んで口の中で調和する。
黒トリュフの香りも心地よい。
飲んでいるシャンパーニュは、ドゥラモット、ブリュット、ブラン・ド・ブラン、プール・ヒラマツ。
パンとバターも届く。
バターは、エシレ。
アントレは、オマール海老のラヴィオリ、甲殻類のムースリーヌ、冬野菜と共に。
オマール海老のビスクソースのエキュームの香りが素晴らしい。
大きなラヴィオリの中には、ホタテ、白身魚のムースリーヌがたっぷり。
アントレとポワソンに合わせるワインは、私が大好きな造り手のもの。
ブルゴーニュ、コート・シャロネーズのクローディ・ジョバールが造る、リュリー、モンターニュ・ラ・フォリ、2016年。
クローディはリュリーの畑からドメーヌを立ち上げ、今では色々なアペラシオンに畑を広げている。
自らのドメーヌを運営する傍ら、ブルゴーニュの名門ネゴシアン・エルブール、ルモワスネの醸造責任者も務める注目の女流醸造家。
パイナップル、ライチ、洋梨、そして熟成からくる軽いエステル香。
濃密な果実の熟成感、後味には蜂蜜やブリオッシュのニュアンス。
綺麗に熟成したシャルドネだ。
ドゥラモットの最後の一杯とリュリーの並行飲みも楽しい。
一年間の色々な思い出話にも花が咲く。
naonaoさん、mayuさんとは二度の町田食べ歩きにご一緒した。
mayuさんの案内で、しづちゃん、naonaoさんと四人での鎌倉散策も楽しかった(記事未アップ)。
しづちゃんとは高知のかずみさんご夫妻を訪ねての飲み歩き旅も実行した。
naonaoさんのクリスマスコンサートは、ちぃさん、mayuさんと一緒に聴かせていただいた。
ちぃさんとは、一年を通じて歌舞伎鑑賞をし、12月にはクリスマスイルミネーションやクリスマスマーケットをいっぱい楽しむことができた。
その他、このメンバーとはこの一年も数多くのランチやディナーにご一緒し、楽しい思い出ばかりだ。
ポワソンは、平目のムニエル、ノワイリー酒のソース、ケッパー風味のブールノワゼット。
ヴェルモットとブールノワゼットの香りが素晴らしい。
平目は肉厚でかなりの大物。
平目の下にはインカのめざめ。
平目の上にはケッパーとオリーブのディップ、アーモンドのスライス。
ヴィアンドに備え、赤ワインを抜栓。
ワインはパニエに入っていたので、空になってからボトルを撮影。
ドメーヌ・ルイ・ジャド、サヴィニー・レ・ボーヌ、プルミエ・クリュ、ラ・ドミノード、2016年。
ラ・ドミノードの畑はサヴィニー・レ・ボーヌの南側、ボーヌとの境に近い場所。
ルイ・ジャドはネゴシアンであると共に、ブルゴーニュで最大級の自社畑を保有するドメーヌでもあり、その保有する畑のほとんどがグラン・クリュとプルミエ・クリュ。
ルイ・ジャドのドメーヌ物は高品質で美味しいので大好きだ。
コルクの状態、香りともとても良い。
黒果実の濃厚な果実味、強くしなやかなタンニン、黒い土、鉄の複雑なニュアンス、そして長い余韻へと続く。
このワインを飲むのは五本目だが、とても良く出来たピノ・ノワールだと思う。
まだまだフレッシュで、更なる熟成のポテンシャルを感じさせる。
ぶどう栽培はビオディナミ。
友人たちと代官山で過ごす、年末の楽しい午後は続きます。