急なディナーは馴染みのお店で、ミタン バイ エリック・トロション、丸の内 | ワインは素敵な恋の道しるべ

ワインは素敵な恋の道しるべ

白ワインは天使の如く貴方の心を解き放ち、赤ワインの真紅のグラスの底には悪魔が潜む。そして貴方は天使の如く大胆に、悪魔の如く繊細に、新たな恋の道を歩み始める。

今朝のベランダ菜園の収穫。

 

三株植えた鷹の爪の二度目の収穫は、129本。

あまりの暑さでミニトマトは枯れ、ピーマンは日焼けで多くの実が腐ってしまったが、何故か鷹の爪は元気。

これで今年の収穫は183本となった。

ベランダで一番元気なのは台湾パイナップル。

春には20cmしかなかった株があっと言う間に成長し、高さが1m、茂った葉の径が1.2mくらいになっている。

昨年に続き、来年にはパイナップルの実を収穫できそうだ。

 

12月のこと、彼女から今夜丸の内で一緒にお食事をしたいと急なお誘い。

でも12月中旬の丸の内で空席があるレストランなんて無いはず。

案の定、幾つかの馴染みの店に電話したが、どこも満席。

一箇所だけ「カウンターで良ければ」ということで何とか席を確保。

 

丸の内に早めに着いたので、少し散策。

行幸通り地下通路では、行幸マルシェが開催されている。

 

ということは、今日は金曜日。

 

待ち合わせのお店に向かう前に、「丸ビル」のTSUTAYAに寄り道。

プレゼント進呈の案内をいただいたので、引き取りに来たのだ。

 

いただいたのは、2024年の丸の内ブライト・ホリデーのテーマ、スーパーマリオがデザインされたランチバッグ。

これは私が使うには可愛すぎるので、誰か小さなお子さん(またはお孫さん)がいる方に差し上げるとしよう。

 

待ち合わせの時間が近づいたので、地下通路を通って「丸ビル」から「新丸ビル」へ移動。

 

ようやく席が取れたお店は、『ミタン バイ エリック・トロション』。

フレンチの巨匠、エリック・トロションのカジュアルなお店。

店の前で撮影していると、彼女が到着。

 

オフィスアワーが終ったばかりの時間なので、まだ店内に客は少ない。

でも満席の予約。

「今夜はカウンターですね」と私。

「大丈夫です。高原さんに狭いカウンターでという訳にはいきませんので、何とか一番良いテーブルを確保しました」と斉藤店長。

 

お店に一つだけあるボックスシートに案内される。

斉藤さんに感謝。

乾杯のスパークリングワインはお店から。

 

ミタンサラダが届く。

 

シェフの気まぐれサラダとのことで、随分多くの種類の野菜が盛り込まれている。

野菜の価格が高騰している年末、このヴォリュームが嬉しい。

 

タマネギとマスタードのドレッシングが美味い。

取り皿が小さいので一人四回ずつ盛り付ける。

 

鮮魚のカルパッチョ。

今夜の魚は真鯛。

 

スパークリングワインの後には白ワインと赤ワインをボトルで飲むつもりだったが、彼女が体調がいまいちということでワインは赤1本だけにする。

そこで、ワインリストで一番良いワインを注文。

 

ニュージーランド、マールボロのチャートン・ワインズが造る、ナチュラル・ステート、ピノ・ノワール、2022年。

 

取り扱いはベリー・ブラザーズ&ラッド。

BB&Rのワインは高品質なものばかり。

ぶどう栽培はビオディナミでニュージーランドのオーガニック認証機関、バイオグロの認証が付いている。

 

料理がどんどん届き、テーブル上が賑やかになる。

テーブルの端に、ワインを入れる穴が開いているのが便利。

 

フランボアーズ、レッドチェリーの香り。

フレッシュでピュアーな果実味、綺麗な酸、そしてしっかりとしたタンニン、錆びた鉄や腐葉土のニュアンスも。

ピノ・ノワールのストライクゾーンが狭い彼女も「美味しい」と高評価。

 

黒毛和牛のローストビーフ。

宮崎牛なのだそうだ。

 

この肉は柔らかく旨味が凝縮され、見た目以上に美味い。

 

豚肉のリヨン。

表面をカリッと香ばしく焼かれた豚肉は食感が良く、肉の中はジューシー。

自家製BBQソースが良く合う。

 

バゲットも届く。

 

国産蝦夷鹿外モモのグリル。

 

少し火が入り過ぎているが、肉質はとても柔らかく、血の香りもちゃんとある。

カシスと胡椒のソースは、甘みがあってスパイシーで蝦夷鹿の旨味を引き立てる。

 

もうお腹はかなりいっぱいだが、彼女が「今夜は飲まない分、いっぱい食べたいの」と言うことで、パスタを追加。

体調がイマイチでも食欲は落ちないのが不思議。

本日のパスタからボンゴレ・ビアンコを選ぶ。

 

面白いことに、牛蒡が入っている。

この歯応えがパスタに良い変化を付けている。

 

二人に取り分けてもこんなに量がある。

結局彼女は食べきれず、残した半分は私が食べることに。

 

店内はあっという間に満席。

左側のテーブルは椅子を増やして大人数で忘年会。

急な予約にも拘わらず、こんな中でゆったりとしたボックスシートを用意してくれた斉藤店長に感謝。

彼女と過ごす、年末の丸の内の楽しい夜でした。