ワインは素敵な恋の道しるべ -5ページ目

ワインは素敵な恋の道しるべ

白ワインは天使の如く貴方の心を解き放ち、赤ワインの真紅のグラスの底には悪魔が潜む。そして貴方は天使の如く大胆に、悪魔の如く繊細に、新たな恋の道を歩み始める。

2月のこと、彼女と品川で待ち合わせ。

この冬はまだオイスターバーに行っていないねということで、フレッシュオイスターを食べにいくことにした。

 

待ち合わせ場所は、JR品川駅の2階コンコースにあるトライアングルクロック。

 

平日の夕方、品川駅の人の多さに驚く。

コロナの頃は、在宅勤務が推奨される中で、こんなに多くの人がマスクをつけて出勤しているとしてここの映像が毎日流されていたことを思い出す。

 

向かった先は、「アトレ品川」。

訪日外国人の姿も多い。

 

夕方早い時間なので4Fのレストランフロアはそれほど混み合っていない。

 

予約しているお店は、『グランド・セントラル・オイスター・バー&レストラン』。

ニューヨークのグランド・セントラル駅にある老舗のオイスターバーの東京店。

好きなお店で、ニューヨークの本店に10回ほどは訪問している。

丸の内にも支店があって結構通っていたが、今は『ウルフギャング・ステーキハウス』になってしまった。

 

店に入ってすぐ右側にはバーコーナー。

並んでいるボトルはここのハウス・シャンパーニュ、G.H.マム、グラン・コルドン。

 

案内されたテーブルは、店の奥の部屋の一番奥。

ここなら静かに寛いで食事を楽しむことが出来る。

 

私たちのテーブルからエントランス側を撮影。

丸みを帯びた石造りの天井と柱、そして赤白のチェックのテーブルクロスはニューヨーク本店を忠実に再現している。

 

先ずはスパークリングワインのボトルを抜栓。

オーストラリアのドメーヌ・シャンドンが造る、シャンドン、ブリュット。

 

フランスのモエ・エ・シャンドンが海外でシャンパーニュ方式による高品質スパークリングワインを作り始めたのは、1959年。

 

アルゼンチンを手始めに、1973年にはカリフォルニアとブラジル、1986年にオーストラリア、2013年に中国、2014年にインドと生産国を広げてきた。

オーストラリアのシャンドンは日本で飲むことが出来る。

あとの五か国のシャンドンは、それぞれの国で飲んだことがある。

 

ミュズレに入った1959の年号は、最初のシャンドンがアルゼンチンに設立された年。

 

ここに来た目的は、もちろんフレッシュオイスター。

一番個数が多い、四種類の牡蠣の盛り合わせをオーダー。

 

兵庫県赤穂。

お店の説明を貼り付け。

”山から川へと流れた綺麗な水やミネラル豊富な瀬戸内海で育った、エグミのない味わいの牡蠣です。大きさもあり肉厚で現地にいくファンが多い生牡蠣”。

 

福岡県糸島みるく牡蠣。

”糸島半島の西部に位置する(糸島富士)と呼ばれる可也山から唐津湾に天然のミネラルが流れ込み、ミネラルを栄養にして育ったプランクトンが芳醇な海で養殖しているため、身入りがよく栄養が詰まった天然のミルクを多く含んだ旨味が抜群の生牡蠣”。

 

大分県ひがた美人。

”日本初の干潟で養殖された牡蠣です。干潟での養殖により、独特の歯ごたえと、深い味わいです。プリッとした味わいと甘みが特長です”。

 

長崎県九十九島。

”長崎県は山もあるため、そこから海の中にどんどん栄養が流れこむようになっています。このような地形によって、入り組んだ海岸線の中に豊富なプランクトンが生息するようになり、美味しい牡蠣が育ちやすい環境です。殻いっぱいに身が詰まり、食感もプリップリで味が濃厚です”。

 

レモンのほかに、薬味は三種類。

トマトケチャップ、ホースラディッシュ、ヴィネグレット。

 

更にタバスコも持ってきてもらう。

 

彼女と過ごす、品川の楽しい夜は続きます。

 

 

 

 

 

2月のこと、ちぃさんと六本木一丁目の『麻布箪笥町 天涼庵』でシャンパーニュと純米大吟醸のランチを楽しんだあとは、麻布通りに出て次の目的地に向かう。

 

気温は低いが日差しがあるので寒くはなく、ほろ酔い加減で気持ち良く散策。

 

向かったのは「麻布台ヒルズ」の「タワープラザ」。

右奥に東京タワーが見えている。

 

目的のお店は、4Fの大垣書店の中にあるカフェ・バー、『SLow Page』。

 

カウンター8席の小さなお店なので、入店できるかどうかは運次第。

幸いなことに2~3分待っただけで席に案内される。

この後、残りの2席もすぐに埋まってしまった。

 

メニューを検討し、飲み物を選ぶ。

 

選んだのは、この二本。

 

ちぃさんはスペイサイド・モルトのザ・グレンリベット12年をハイボールで。

 

私はアイラ・モルトのラフロイグ10年をストレートで。

 

ちぃさんと乾杯。

 

お腹はいっぱいなので、お供はミックスナッツ。

 

二杯目はジントニック。

 

ちぃさんのジンは、ロンドンドライジン No.3。

 

私のジントニックは、京都蒸留所の季の美。

昨年5月に京都の「季の美 House」を訪問したばかりなのでこのジンを選んだ。

 

「季の美 House」訪問記事はこちら。

 

 

ジントニックでも乾杯。

『麻布箪笥町 天涼庵』でシャンパーニュを1本と日本酒を8合飲んできているので、二人とも結構酔っぱらって上機嫌。

小一時間色々お話しして楽しむと、店をあとにする。

 

3Fにもこんな素敵なバー・ラウンジがある。

『SLow Page』が満席の時は、『The Lovers Lounge』にしようと思っていた。

地下に下ると、神谷町から日比谷線に乗り帰途に就く。

 

電車の中で「最近、〆ラーをしていないね」と話しているうちに乗換駅を通り過ぎてしまい、着いたのは終点の北千住。

ここはエキナカに飲食店がいっぱいあるので、改札を出ることなく〆ラーが出来る。

目的のお店は、『北海道らーめん 奥原流(おくはらりゅう) 久楽(くら)』。

 

休日の夕方、次々と客が入店し、結構な賑わい。

『久楽』は札幌本店を含めて北海道に6店舗、そして北千住と国分寺に展開するラーメン店。

 

ラーメンの着丼前に、ハイボールで乾杯。

今日は飲み過ぎているが、場所が変わればまた飲めるものだ。

 

ここのハイボールはデュワーズ。

ダブルエイジ製法で造られた、ブレンデッド・スコッチウイスキー。

 

ちぃさんは、カレーらーめん。

 

私は醤油らーめん。

 

記憶はないが、写真を見るとすりおろしニンニクをトッピングしたようだ。

 

麺リフト。

太麺にスープが絡んで美味い。

叉焼は好みの柔らかさ。

美味しく完食。

食後はちぃさんとさよならをし、再び日比谷線に乗って帰途に就く。

余談だが、帰宅後にコートを脱いでびっくり。

ジャケットの上に、『久楽』の黒い紙エプロンを着けたままだった。

酔っぱらいあるあるの、楽しく飲み過ぎた休日でした。

 

 

 

 

 

 

2月のこと、ちぃさんと六本木一丁目の『麻布箪笥 天涼庵』で過ごす楽しい午後の続き。

 

天麩羅を食べ終えると、今度は目の前の鉄板で季節野菜が焼かれ始める。

 

続いて、ステーキ。

 

国産牛サーロインステーキ、季節の焼き野菜。

薬味はヒマラヤの岩塩と山葵。

 

焼き色が素晴らしい。

口の中でとろける美味しさ。

 

日日とみむろ杉の純米大吟醸を飲み干すと、次の酒を二種類選ぶ。

 

愛知県名古屋市の萬乗醸造が醸す、醸し人九平次 純米大吟醸 雄町 ソヴァージュ 2023年。

萬乗醸造の当主、久野九平治さんにはお会いしたことがあり、色々話を伺ったので馴染みのある酒だ。

 

使用米は雄町、精米歩合は50%。

 

和歌山県海南市の平和酒造が醸す、紀土 -KID- 純米大吟醸。

 

山田錦を50%まで磨きこんで醸された人気の酒だ。

 

〆の食事が炊きあがった。

金目鯛土鍋炊き込みご飯。

 

金目鯛の身がほぐされ、お茶碗に盛られて届く。

お供はお味噌汁とセロリの香の物。

 

この炊き込みご飯が最高に美味い。

 

〆のご飯が届いても、まだ飲んでいる。

五種類目と六種類目の酒を選ぶ。

 

広島県三原市の酔心山根本店が醸す、名譽酔心 特撰 純米大吟醸生地(純米大吟醸原酒)。

 

山田錦等を50%まで磨きこんで醸されており、強いボディの飲み応えのある酒だ。

 

宮城県大崎市の新澤醸造店が醸す、伯楽星 純米吟醸。

 

使用米は蔵の華、精米歩合は扁平精米で55%。

新澤醸造店は能登半島地震で蔵が大きな被害を受けた能登町の数馬酒造の支援に宮城県からトラックで駆け付け、タンクに残っていた醪を引き取り自社蔵で搾って瓶詰し、数馬酒造に届けた。

その話を知って以来、伯楽星を見付けると飲むようにしている。

 

その話しの記事はこちら。

 

 

土鍋にはまだ金目鯛の炊き込みご飯が残っている。

 

ちぃさんはお腹がいっぱいとのことなので、私が残りを美味しくいただく。

 

岡内店長が日本酒を二本持って来られ、「リストに載っていない酒が二種類入荷しているので飲まれませんか」と嬉しい提案。

どちらも人気の酒だ。

 

福島県河沼郡会津坂下町の廣木酒造本店が醸す、飛露喜 純米吟醸 黒ラベル。

使用米は山田錦、五百万石、精米歩合は麹米が40%、掛米が50%。

やはり飛露喜は美味い。

 

青森県青森市の西田酒造店が醸す、田酒 特別純米酒。

昔は普通に飲んでいたが、今はなかなか手に入らなくなった。

 

使用米は華吹雪、精米歩合は55%。

 

名譽酔心と伯楽星がまだ残っているので、カウンター上がとても賑やかになっている。

 

食後のデザートは、抹茶アイスクリーム。

 

今日はシャンパーニュを1本、日本酒を8合と飲み過ぎてしまった。

食後の熱いコーヒーが美味い。

 

店長の岡内さんに見送られ、満腹満足で店を出る。

ちぃさんと過ごす、六本木一丁目の楽しい午後は続きます。

 

 

 

 

 

2月のこと、ちぃさんと六本木一丁目で待ち合わせ。

 

今日のランチの場所は「六本木グランドタワー」の飲食店街、「グランドプラザ」の中。

 

予約しているお店はお気に入りの和食店、『麻布箪笥町 天涼庵』。

 

カウンターの何時もの場所に座ると、店長の岡内さんがシャンパーニュを抜栓してくれる。

G.H.マーテルが造る、シャンパーニュ、ポル・ジェス、ブリュット。

G.H.マーテルは1869年設立の老舗メゾン。

岡内さんによると、このシャンパーニュは近々廃版となるとのこと。

今日が飲み納めとなるかもしれない。

 

ちぃさんと、今日も楽しく飲みましょうの乾杯。

 

グレープフルーツやライチの香り。

黒果実の強い凝縮感、そして活き活きとした酸がボディを引き締める。

後味は切れのあるブリュット。

セパージュは、ピノ・ノワール55%、ピノ・ムニエ40%、シャルドネ5%。

 

店内には、カウンター席のほかに、テーブル席、個室がある。

昨年8月には一番大きな個室で、福岡の遊歩さん、名古屋のなぎささんと海の桜さん、そしてしづちゃん、mayuさん、私で食事会を開催した。

 

今日は、期間限定特別コースをお願いしている。

 

ここの箸袋は富嶽三十六景。

私の絵は、甲州石班澤(こうしゅうかじかざわ)。

ちぃさんの絵は、東海道品川御殿山ノ不二。

 

前菜が届く。

 

白子の茶碗蒸し、柚子餡かけ。

茶碗蒸しと白子の柔らかく優しい味わいが空いた胃に染み渡る。

 

お造りは、寒鰤と本鮪の赤身。

 

天麩羅を揚げる準備が始まった。

 

天麩羅の皿と天つゆが届く。

お店自慢の鰹出汁の天つゆと、紅しょうがを煮出した天つゆ。

塩は、藻塩。

 

海老は藻塩で食べてくださいとのこと。

 

蓮根は二種の天つゆで食べ比べてくださいとのこと。

 

鱚は天つゆで。

 

菜の花は紅生姜の天つゆで。

 

そして穴子は藻塩で。

揚げ立てで熱々の天麩羅が美味い。

やはり天麩羅はカウンター席に限る。

 

シャンパーニュのボトルを飲み干すと、日本酒に切り替えることにする。

まず二種類の純米大吟醸を選んだ。

 

京都府京都市伏見区の日々醸造が醸す、日日 第三酒造期。

澤屋まつもとの杜氏を務められていた松本日出彦さんが設立された新しい酒蔵で、今年で三年目の醸造となる。

 

兵庫県産山田錦を用い、精米歩合は非公開。

純米大吟醸仕様とのこと。

 

奈良県桜井市の今西酒造が醸す、みむろ杉 純米大吟醸。

 

桜井市にある『ひらまつ』のホテル、『オーベルジュ・ド・ぷれざんす 桜井』に宿泊した時、近くにある今西酒造を訪問したことがある。

 

山田錦を50%まで磨きこみ、ご神体”三輪山”の伏流水で醸されている。

 

酒は一合ずつ注いでくれる。

ぐい呑みは四つ。

日日とみむろ杉を飲み較べて味わう。

ちぃさんと過ごす、六本木一丁目の楽しい午後は続きます。

 

 

 

 

 

 

2月のこと、友人たちと六本木のお洒落なインド料理店、『ニルヴァーナ・ニューヨーク』で過ごす、楽しい夜の続き。

今夜のメンバーは、きゅーちゃん、ちぃさん、ピエールロゼさん、そして私。

 

食べているのは、マハラジャ・タンドリー・プレート。

タンドール料理は、チキン、海老、メカジキ、カリフローレ。

 

今夜のシーズナブル・プレートは、ホタテのグリル。

 

こんがり焼かれたホタテがジューシーで美味い。

 

スパークリング・ワインを二本飲んだあとは、白ワインを抜栓。

チリ、セントラル・ヴァレーのクレマスキ・フルロッティが造る、カサ・クレバール、シャルドネ、2023年。

 

パイナップルやマンゴーの香り。

フレッシュな果実味を持つ、爽快なシャルドネ。

 

続く料理は、ハイデラバーディー・チキンビリヤニ。

 

ハイデラバード発祥のビリヤニはインドで一番美味しいビリヤニと言われている。

 

ワインを三本飲んだあとは、生ビールに切り替え。

 

”ニルヴァーナ”の店名が入ったグラスの中身は、アサヒスーパードライ。

この四人の会の名称は、チーム・スーパードライ。

このメンバーで初めて訪れた場所が守谷のスーパードライ・ミュージアムだったことから、チーム・スーパードライと呼ぶことにした。

不思議なのは、このチームで訪問するレストランの多くで出されるビールがスーパードライということ。

 

〆の料理は、カレー。

 

バターチキンカレー。

ここで人気No.1のカレーだ。

 

ほうれん草とマッシュルームのカレー。

サグカレーは大好き。

 

ナンも四枚届く。

 

小さなカップにカレーを取り分けて味わう。

美味いが、お腹はもういっぱい。

 

生ビールを飲み干すと、再びスパークリングワインを抜栓。

 

フランスのC.F.G.V.(Compagnie Français des Grands Vins)が造る、ベルトゥーレ、ブリュットの三本目。

 

グラスがシャンドンの名前入りに代わっている。

 

ここで、きゅーちゃんとちぃさんにサプライズのハピバプレート。

 

「お誕生日おめでとう」の乾杯。

 

お店の方が記念撮影をしてくれる。

 

私が4人に取り分け。

気が付くと3時間余りが過ぎ、ワインは5本を飲んでいた。

満腹満足で店をあとにする。

 

ガレリアを通って帰途についても良いが、イルミネーションが綺麗なのでガーデンアーチからミッドタウンガーデンに出る。

 

今はイルミネーションで美しいこれらの樹々はソメイヨシノで、あと二ヶ月弱で開花する。

イルミネーションの奥に見えているのが、先ほどまでディナーを楽しんだガーデンテラス。

 

ミッドタウンガーデンは美しく輝くが、2月の夜に歩いている人はほとんどいない。

 

何だか賑やかな音楽を鳴らす派手なバスがやってきた。

これは、車内でパーティーを開催しながら街をクルージング出来る”Ultimate Party Bus”。

 

食事前には多くの来場者で混雑していたジョージアとコナンのコラボ企画会場にも、既に人の姿はない。

そろそろ帰途に就くことにしよう。

友人達と過ごす、六本木の楽しい夜でした。

 

 

きゅーちゃんの記事はこちら。

 

ピエールロゼさんの記事はこちら。

 

 

 

 

 

 

2月のこと、友人たちと六本木のお気に入りのインド料理店でディナーの約束。

 

「東京ミッドタウン」に来ると必ず撮影する、安田侃氏の作品、「意心帰」。

 

待ち合わせより早く着いたので、まずは「ガレリア」へ。

 

加賀鳶の福光屋に立ち寄り、日本酒をチェック。

買いたい酒もあったが、会食前なので重い買い物は控える。

 

ガレリア内部でウインドウショッピング。

 

2月前半なので、こんな企画も。

 

アリーナではコナンとジョージアのコラボ企画。

 

ジョージアを1缶もらえ、大きなジョージア缶の中で記念撮影が出来るそうだが、長い入場待ちの列が出来ていて待ち合わせ時間までに終わりそうにないので断念。

 

ミッドタウンガーデンの芝生広場のコーセー ミッドタウン・アイス・リンクには多くのスケーター。

 

ガーデンアーチに出てみる。

今夜のディナーの店は、右の「ガーデンテラス」の中。

表の外苑東通り側に較べてミッドタウンガーデン側は土地が低くなっているので、建物の表記は一番下の階がB1F、ガーデンアーチと同じ高さの階が1F。

 

開店時間になったので、予約しているお店へ。

お店の前で今夜のメンバーのお一人、きゅーちゃんと合流。

 

今夜のお店は、お洒落なインド料理店『ニルヴァーナ・ニューヨーク』。

マンハッタンにあったセレブが集う伝説的レストラン、『ニルヴァーナ』を東京で復活させたお店だ。

お気に入りのお店で、開業以来50~60回ほどは通っている。

 

長いアプローチを通って店内に歩を進めると、美しい生花が迎えてくれる。

 

インテリアはミッソーニ。

とてもインド料理店とは思えないお洒落な空間。

 

今夜は四人での会食なので、一段高くなったこちらのテーブル。

下の段は、二人用のテーブル。

外には広いテラスがあり、暖かくなると外での食事が楽しいお店だ。

 

きゅーちゃんを案内してテラスに出る。

アイス・リンクには多くのスケーター。

 

夕方になり、樹々のイルミネーションが光り始めている。

ここは桜の名所でもあり、二ヶ月弱後には多くの花見客でこのテラスは賑わう。

あとのお二人もここで合流し、室内へ。

 

「きょうも楽しく飲みましょう」の乾杯。

今夜のメンバーは、きゅーちゃん、ちぃさん、ピエールロゼさん、そして私。

 

抜栓したボトルは、フランスのC.F.G.V.(Compagnie Français des Grands Vins)が造る、ベルトゥーレ、ブリュット。

C.F.G.V.はフランスのシャンパーニュを除くスパークリングワイン市場で最大のシェアーを誇る生産者で、創業者は、密閉タンク内二次発酵方式=シャルマー方式を開発したユージン・シャルマー氏。

 

柑橘系の香りを持つ、爽やかなブリュット。

アルコール度数は11%と低め。

ぶどうは、ユニ・ブラン100%。

 

最初の料理は、グリーンサラダ。

べジファーストが嬉しい。

 

葉物野菜のほかに、ミニトマト、オリーブ、ブルーベリーなどが入り、エディブルフラワーのアリッサムが添えられている。

 

胡麻とレモンのドレッシングが野菜に良く合って美味い。

 

マハラジャ・タンドリー・プレートが届く。

タンドール料理がてんこ盛りになっている。

手前はチキンティッカ。

 

カリフローレのロースト。

その奥がタンドリープラウン。

 

真ん中にはフィッシュティッカ。

その上には生マスタード。

 

四人の皿に取り分ける。

ここのタンドール料理は美味い。

友人達と過ごす六本木の楽しい夜は続きます。

 

 

 

 

 

 

1月のこと、彼女と表参道のお気に入りのレストラン、『カフェ&ダイニング ゼルコヴァ』で過ごす素敵な夜の続き。

 

ポワソンは、本日のお魚、トマトソース。

本日のお魚は、メカジキ。

 

メカジキの上には牛蒡のフリット。

メカジキは身がパサつきやすいが、実にジューシーに仕上げられている。

 

熱々のオニオンブレッドが届く。

これが美味いのだ。

 

飲んでいるシャンパーニュは、宮澤支配人が特別に用意してくれた銘柄。

ロジャー・バルニエ、ブリュット、キュヴェ・ブランシェ、ミレジム、2016年。

 

8年余りの熟成を経たシャンパーニュは濃厚で素晴らしく美味い。

ぶどうはシャルドネ100%。

今夜は彼女もグラスを重ねているので、抜栓した二本目も最後の一杯となった。

 

ヴィアンドは、ジャークチキンのグリル、アヒ・デ・ガジーナ。

アヒ・デ・ガジーナはペルーの黄色い唐辛子を使った雛鳥の煮込み料理。

スペイン語でアヒは唐辛子、ガジーナは雛鳥。

 

スパイスが利いた鶏肉が美味い。

赤はトマトベースのソース。

淡い黄色はクリームベースのソース。

 

鶏肉に添えられているのは、ガリニャーダ。

ガリニャーダは鶏肉をトマトソースで煮込み、ご飯と混ぜたブラジル料理。

 

パンが美味しいので二個目。

 

デセールは、フランボワーズのソルベ。

 

ヴィアンド用に赤ワインを頼もうかと思ったが、彼女がこのシャンパーニュが好いというので三本目を抜栓している。

そこで、デセールにもシャンパーニュ。

 

食後の飲み物は、熱いコーヒー。

 

三本目のシャンパーニュの最後の一杯と共に味わう。

 

柱の向こう側は、カフェコーナー。

入店した時は多くの客で賑わっていたが、今はもう客の姿はない。

 

一方、ダイニングルームの方はほぼ満席の賑わい。

 

今夜はシャンパーニュが美味しく、飲み過ぎてしまった。

歳を考えると、二人でシャンパーニュ3本は多すぎるので、これからは2本にしようと反省。

 

宮澤支配人に今夜の礼を述べ、見送られて店をあとにする。

 

『ゼルコヴァ』は表参道の欅並木に面したテラス席が人気。

冬でも厚いビニールのカーテンで覆われているので、快適に過ごすことが出来る。

 

クリスマスには全館ティファニーブルーに染まったが、今は控えめな照明。

彼女と過ごす、表参道での素敵な夜でした。

 

 

 

 

 

1月のこと、彼女と表参道のお気に入りのレストランで待ち合わせ。

 

メトロ表参道駅から地上に出ると、日本とは思えない建造物の中に出る。

奥に見えているのは、「ザ・ストリングス表参道」の結婚式場。

 

こんなコリドーを通り、同じ建物内にある今夜のディナーの店に向かう。

 

今夜のレストランは、「ザ・ストリングス表参道」の『カフェ&ダイニング ゼルコヴァ』。

 

ここはカフェコーナー。

この鳥籠席が人気だが、実際には狭くてあまり寛ろげないので、他のソファー席の方が好きだ。

 

彼女との待ち合わせまで時間があるので、先ずはこの長い廊下を通ってお化粧室へ。

 

昨年末にnaonaoさんのクリスマスコンサートのあとの打ち上げの時、このソファーでnaonaoさんとのツーショット写真を撮影したことを思い出す。

 

今夜のテーブルはダイニングルームの一番奥の、何時もの私の指定席。

 

テーブル上のキャンドルライトの炎が揺らめくが、よく見るとLEDライト。

手をかざしても熱くない。

 

彼女が到着し、支配人の宮澤さんがさっそくシャンパーニュを注いでくれる。

 

今夜は宮澤さんが、特別なシャンパーニュを用意してくれた。

 

ロジャー・バルニエ、ブリュット、キュヴェ・ブランシェ、ミレジム、2016年。

ロジャー・バルニエは5世代にわたってシャンパーニュを造り続ける高品質少量生産のR.M.(レコルタン・マニピュラン)。

 

ミュズレにもコルクにもヴィンテージが記載されている。

 

熟した洋ナシ、アプリコット、パッションフルーツの香り。

8年間の熟成を経て、果実の熟成感、凝縮感が素晴らしい。

勢いのあるガス感、活き活きとしたミネラルは健在。

ぶどうはシャルドネ100%。

瓶内熟成期間は55ヶ月と極めて長く、ドサージュは5.5g/ℓと少ない。

 

お酒を飲むときには、水もたっぷり摂取。

グラスにもゼルコヴァ(欅)の名前と欅の葉のイラスト。

 

生ハムと季節フルーツのサラダ仕立て、バルサミコソース。

 

ベジファーストが嬉しい。

 

プロシュート、モッツァレラチーズ、イチゴ、ミニトマト、グリーンリーフ、アルファルファがたっぷり。

 

続いてカボチャのポタージュスープが届く。

 

濃厚なカボチャの旨味が胃を温める。

彼女と過ごす、表参道の素敵な夜は続きます。

 

 

 

 

 

 

1月のこと、「虎ノ門ヒルズ ステーションタワー」のワイン・レストラン、『W トラノモン ザ・マーケット』で彼女と過ごす素敵な夜の続き。

 

パトリック・ピウズのクレマン・ド・ブルゴーニュ、ノンドゼのボトルを飲み干すと、白ワインをグラスで。

 

カリフォルニア、ソノマ・ヴァレーのセバスチャーニ・ヴィンヤーズ&ワイナリーが造る、セバスチャーニ、バターフィールド・ステーション、シャルドネ、ノース・コースト、2022年。

セバスチャーニはイタリア移民のサミュエル・セバスチャーニが1904年にソノマに設立したワイナリー。

 

トロピカルフルーツの濃厚な香り。

カリフォルニアらしいブレッド&バターの味わい、後味には炒ったナッツや樽のニュアンスも。

ぶどうはシャルドネ100%、熟成は65%をオーク樽で7ヶ月間。

アルコール度数は13.5%。

 

ファーマーズサラダ。

赤と緑の濃厚な色合いが素晴らしい。

見ているだけで元気になりそうだ。

 

真っ赤な人参、ビーツ、赤キャベツ、ブロッコリー、ケール、そして苺など。

 

二人に取り分け。

 

新鮮な野菜の歯応えが素晴らしく、ドレッシングが良く合って美味い。

 

「cask」で選んで持ち込んだ赤ワインを抜栓。

彼女が好きなフレデリック・マニャンのワインを選んだ。

 

フレデリック・マニャン、マルサネ・ルージュ、ロンジュロワ、2021年。

フレデリックとは、彼女と共にランチをご一緒したことがある。

とても話しやすく、お洒落で素敵な人物だった。

それ以来、フレデリックのワインはお気に入りになっている。

 

コルクの状態はとても良い。

コルクにもフレデリック・マニャンのトレードマークの地球と太陽と月の刻印。

 

Marsannay Rouge “Longerois” / Frederic Magnien

地球は父親のミシェル、太陽は母親のドミニク、月はフレデリック本人を表している。

太陽が圧倒的に大きく、小さな地球の周りを更に小さな月が回っている。

 

このぶどう畑は、マルサネの銘醸畑クロ・デュ・ロワに隣接していることから、ロンジュロワと名付けられた。

プルミエ・クリュへの格上げをI.N.A.O.(The National Institute of origin and quality=(国立原産地名称研究所)に申請中とのこと。

 

松阪ポークのグリル。

薬味は、生マスタード、フルール・ド・セル、粗挽き胡椒、そして焼きレモン。

 

ほんのりピンクの焼き色が食欲をそそる。

 

二人に取り分け。

骨は私がいただく。

驚くほど肉は柔らかく、旨味が凝縮されている。

「今まで食べた豚肉の中で一番美味しいかも」と彼女。

 

〆はパスタ。

二人分とはいえ、驚きのヴォリューム。

 

ツナとほうれん草のトマトソース。

 

二人に取り分け。

何だか盛り付けが雑になってしまった。

 

トマトソースがとても濃厚なので、ブルゴーニュのピノ・ノワールとの相性も良い。

 

最後の一杯を名残惜しく楽しむ。

色合いは薄旨系のピノ・ノワール色。

フランボワーズ、ダークチェリーの香り。

しっかりとした果実の凝縮感、果実味に溶け込んだ強いが綺麗なタンニン、活き活きとした酸、シガー、腐葉土、錆びた鉄のニュアンスを持ち、余韻は長い。

やはりフレデリック・マニャンのピノ・ノワールは美味い。

 

彼女のドルチェは、チョコレート・テリーヌ。

 

私はティラミス。

 

熱いコーヒーでいっぱいになった胃を癒す。

ゆっくり飲んで食べてお話しをしていたので、気が付くと三時間近くが経過していた。

 

店内は満席でかなり賑やかになっている。

今夜は客層が若い。

お隣は男性10人のグループ。

一段上のテーブルは女性5人に男性1人のグループ。

 

店長に見送られ、店をあとにする。

今夜の料理もワインも素晴らしかった。

彼女と過ごす虎ノ門の夜は素敵に更けていきました。

 

 

 

 

 

 

1月のこと、「虎ノ門ヒルズ」で彼女とディナーの約束。

今夜のお店は「虎ノ門ヒルズ ステーションタワー」のワイン・レストラン。

 

虎ノ門ヒルズ駅の改札を出て右に進むと、そのまま「虎ノ門ヒルズ ステーションタワー」のB2F、ステーション・アトリウムに至る。

ここの「T-MARKET」にも良いお店があるが、今夜の場所はここではない。

 

向かったのは1階上のB1Fにある、「cask」。

 

ここはスーパーマーケットとレストランが融合した施設。

左側には「信濃屋」。

 

右側には『W トラノモン ザ・マーケット』。

 

ここが今夜のディナーのお店。

 

「信濃屋」と『W トラノモン ザ・マーケット』の間には高級ワインのセラー。

 

そして大きなワインショップ。

 

まずはここで今夜のボトルワインを選ぶ。

これだけ多くのボトルの中から選ぶのは大変。

 

でも今夜はブルゴーニュのピノ・ノワールを選ぶことにしているので、対象のワインはこの範囲に絞られる。

 

選んだワインをレストランの店長さんに預けると、テーブルに案内される。

私たちの席は、一番奥の広いテーブル。

ここならゆっくり食事を楽しむことが出来る。

 

一番奥から店内を撮影。

 

一段上にも大きなテーブルがある。

窓際には二人用のテーブルが並ぶが、先客がいるので撮影は控える。

今はまだ客は少ないが、満席の予約なのだそうだ。

 

テーブルのセッティングはシンプル。

 

ナイフはラギオール。

 

彼女が到着し、お店のリストから選んだスパークリングワインを抜栓。

 

彼女と乾杯。

エチケットには、ピウズ、ノンドゼとしか書かれていない。

 

シャブリの名手、パトリック・ピウズが造る、クレマン・ド・ブルゴーニュ、メトード・トラデショナル、ノンドゼ。

ドサージュを行わずにぶどうが持つ糖分のみで造られるスパークリングワイン。

ぶどうはシャルドネ100%。

 

青林檎やレモンの香り。

果実の甘みを感じさせない、極めてドライなボディ。

私は好きなタイプのスパークリングだが、彼女の評価はイマイチ。

彼女は芳醇なタイプのスパークリングが好きなので、ノンドゼは苦手。

以前、ジャック・セロスの高価なシャンパーニュを飲んだ時、美味しくないと言われてショックを受けたことを思い出した。

 

アンティパストミストが届く。

 

パテ・ド・カンパーニュ。

ピクルスと生マスタード添え。

 

イワシのマリネ、ロースト・パプリカ添え。

 

シャルキュトリー盛り合わせ。

プロシュート、プロシュート・コッパ、モルタデッラ、パンチェッタ。

 

二人の皿に取り分ける。

 

アンティパストミストでスパークリングワインのグラスがどんどん進む。

彼女と過ごす、虎ノ門の素敵な夜は続きます。