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ワインは素敵な恋の道しるべ

白ワインは天使の如く貴方の心を解き放ち、赤ワインの真紅のグラスの底には悪魔が潜む。そして貴方は天使の如く大胆に、悪魔の如く繊細に、新たな恋の道を歩み始める。

4月のこと、彼女と『虎ノ門ヒルズ ステーションタワー』のイタリアン、『Wトラノモン ザ・マーケット』で過ごす楽しい夜の続き。

 

レバーパテが届く。

 

濃厚で美味い。

 

パテがたっぷりあるので、パンを追加。

 

レバーパテに合わせ、赤ワインを飲むことに。

チリのエミリアーナ、エコ・バランス、カベルネ・ソーヴィニヨン、オーガニック、2023年。

 

エミリアーナは、チリ最大のオーガニック栽培のワイナリー。

馬が畑を耕し、放し飼いにされた孔雀や鶏が害虫を駆除する。

ぶどうの自然な力強さを感じさせるワイン。

流石ワイン・レストラン、良いワインをフリーフローに使っている。

 

続く料理は、有機野菜のグリル、蟹味噌ソース。

 

焼いた野菜の自然な旨味が素晴らしい。

蟹味噌が良く合う。

 

野菜料理に合わせ、白ワインを注いでもらう。

白も赤と同じく、チリのエミリアーナ、エコ・バランス、シャルドネ、オーガニック、2024年。

 

このシャルドネも豊かな果実味を持ち、自然な大地の恵みを感じる。

 

アサリの白ワイン蒸し。

 

これは白ワインに良く合う。

 

と思ったら、白ワインを飲み干し、再び赤ワインを飲んでいる。

 

白ワインとガーリックの香りが鼻腔をくすぐる。

残ったスープはパンを浸して残らずいただく。

 

肉料理が届く。

これを食べるために、このコース料理を選んだ。

 

和牛のグリルは他のコースには含まれていないのだ。

 

焼きレモンをさっとかけ、黒胡椒と生マスタードで食べる。

サシの甘みが素晴らしく、口の中でとろける美味しさ。

 

桜海老とズッキーニのアーリオオーリオペペロンチーノ。

ここではプリモとセコンドの順番が逆に出される。

日本人にはこの食べ方の方が合っている。

 

春を感じるパスタの香りが素晴らしい。

 

彼女はお腹がいっぱいとのことで、私が多めに食べることに。

最初は二人に均等に綺麗に盛り付けたが、彼女の分が半分乗っかってきたので乱雑な盛り付けとなった。

 

彼女はパスタに白ワイン、私はスパークリングワイン。

彼女が取り残した桜海老とズッキーニも私が完食。

 

私が飲んでいるスパークリングワインは、スペイン、カタルーニャ州、ペネデスのラ・ロスカが造る、カヴァ、ラ・ロスカ、ブリュット。

 

満腹満足で店をあとにする。

店内だけでなく、バーカウンターにもいっぱいの客。

やはりここは人気店だ。

彼女と過ごす、虎ノ門の楽しい夜でした。

 

 

 

 

 

4月のこと、彼女と虎ノ門でディナーの約束。

 

向かったのは、「虎ノ門ヒルズ ステーションタワー」。

ステーションアトリウムには「デザイン あ 展」の大きなバナー。

 

エスカレーターでB2からB1へ上がり、バナーの裏側を見る。

裏側も同じデザイン。

このバナーは二重になっていて、どちらから見ても同じデザインなのだ。

奥の鏡の壁に反対面がミラー反転して映っている。

 

まずは「cask」でお買い物。

 

「cask」は信濃屋が運営するスーパーマーケット。

目的の場所は、この大きなワイン・セラー。

 

ここのワインの品揃えは圧巻。

ワインを管理されているソムリエの川上さんはセンスが良いので、ワインの話をしていて楽しい。

 

ブルゴーニュの好きな造り手のピノ・ノワールを買うつもりだったが、何と品切れ。

 

するとソムリエの川上さんが魅力的なワインを紹介してくれた。

この謳い文句を読むと、買わないわけにはいかない。

赤、ロゼ、白を購入。

続いて、ボルドーの銘醸ワインを在庫一掃で特別価格で販売していますとのことで、ポイヤックの格付けワインを購入。

スプマンテも1本加え、ブルピノを1本買うだけのつもりが結構な散財となってしまった。

 

買い物を済ませると、お隣のワイン・レストラン、イタリアンの『Wトラノモン ザ・マーケット』に場所を移す。

 

店の奥で私に向かって手を振る女性の姿に驚く。

待ち合わせ時間より10分ほども早いのに、彼女は既に到着済。

ここは人気店で、今夜も満席の予約。

 

何時もはワインは「cask」で購入してここに持ち込んでいるが、今夜は初めてフリーフロー付きのコースを予約。

何故なら、そのコースの料理がとても美味しそうだったから。

早速スパークリングワインを抜栓して乾杯。

 

スペイン、カタルーニャ州、ペネデスのラ・ロスカが造る、カヴァ、ラ・ロスカ、ブリュット。

瓶内二次発酵方式で造られ、最低9ヶ月の瓶内熟成を経てリリースされている。

ぶどうは、チャレッロ、マカベオ、パレリャーダ。

 

和牛カルパッチョ。

カルパッチョは本来牛肉を使った料理だが、日本では魚の刺身を使った鮮魚のカルパッチョが主流となった感がある。

鮮魚のカルパッチョを考案したのは、『ラ・ベットラ・ダ・オチアイ』の落合務シェフだと言われている。

 

二人に取り分け。

肉は柔らかく、旨味が凝縮されている。

これは良い肉だ。

 

ここのナイフは、最初からラギオール。

肉料理が得意なことの表れだろうか。

 

続く料理はシーフード。

 

イワシのマリネとローストしたパプリカ。

 

脂がのったイワシが美味い。

光物は大好物。

 

プロシュートと季節のフルーツ、モッツアレラストラッチャッテッラ。

 

嬉しいことに、大きなストラッチャッテッラが一個丸々。

 

ストラッチャッテッラを乗せた手のひらに見える。

ワインに合う料理でグラスが進み、ラ・ロスカを一本空けてしまった。

 

プロシュートの塩味とストラッチャッテッラのクリーミーな甘みが絶妙なハーモニーを奏でている。

 

窓の外に見えているのは、ステーションアトリウム。

彼女と過ごす、虎ノ門の楽しい夜は続きます。

 

 

 

 

 

 

4月のこと、ちぃさんと「麻布台ヒルズ」で過ごす楽しい夜の続き。

 

『Pizza 4P's』を出ると、ガーデンプラザから中央広場に出る。

日本一の高層ビル、森JPタワーが夜空に聳え立つ。

 

目を左に向けると、東京タワー。

 

タワープラザに入り、エスカレーターを上る。

 

目的のお店は、『The Lovers’ Lounge』。

 

入り口の左右にテーブル。

 

そしてカーテンの奥にはバーカウンター。

 

私たちはバーカウンターの更に奥のテーブル席に進む。

他のテーブルからは離れた、こちらのソファー席に着く。

 

ちぃさんは、スペイサイド・モルトのザ・グレンリベット、12年をハイボールで。

ザ・グレンリベットはハイボールで飲んで美味しいシングルモルトと言われている。

 

私は、アイラ・モルトのブナハーブン、12年をオン・ザ・ロックスで。

 

ブナハーブンはアイラ・モルトとしては珍しく、ヨード香が殆ど無いシングルモルト。

 

乾杯。

「ここ、とっても素敵」と、ちぃさん。

「気に入ってもらえて良かった」と、私。

 

おつまみが届く。

お腹はいっぱいなので、これで充分。

 

ちぃさんの二杯目は、ヘンドリックスのジントニック。

イギリス、スコットランドのヘンドリックス蒸留所が醸す、少量生産のプレミアム・ジン。

11種類のボタニカル(香草、薬草、種子類)とバラの花びらのエキスやキュウリのエキスが加えられている、ちょっと珍しいジン。

 

私の二杯目は、京都蒸留所が造る、季の美 京都ドライジンをオン・ザ・ロックスで。

 

京都、河原町通にある京都蒸留所のブランドハウス、『季の美ハウス』を訪問してからは、すっかり季の美のファンになってしまった。

 

バックラベルの説明によると、”お米からつくったスピリッツと伏見の名水をベースに、宇治「堀井七茗園」の玉露、柚子、山椒などの素材を6つに分類し別々に蒸留後、絶妙なバランスでブレンドしました”とのこと。

 

スピリッツを飲みながら、まったりと過ごす大人な時間。

 

一時間余りゆったりと過ごし、帰途に就く。

 

中央広場に出ると、ほとんど人影が無くひっそりと静まりかえっている。

 

ちぃさんと過ごす、「麻布台ヒルズ」での楽しい夜でした。

 

翌朝はお持ち帰りした、焼いたシンプル・ドウを食べることに。

 

パックが入っていた袋は、環境に配慮した生分解性素材で作られている。

 

ブルーチーズをのせてリベイクし、蜂蜜をかけて食べる。

最高に美味い。

また『Pizza 4P's』に行くことにしよう。

 

 

 

 

 

 

4月のこと、神谷町でちぃさんと待ち合わせ。

 

向かったのは「麻布台ヒルズ」。

 

今日のディナーのお店は、ホーチミンシティ発祥のピッツェリア、『Pizza 4P's』。

昨年10月にホーチミンシティで食べて美味しさに感動し、一昨年11月に開業した東京店を訪問することにした。

 

ホーチミンシティ発祥でも創業者は二人の日本人。

『Pizza 4P's』について詳しく知りたい方は、料理通信の記事をご参照下さい。

 

ホーチミンシティでの『PIZZA 4P'S』訪問記事はこちら。

 

 

 

開店時間前に到着したが、私たちは行列の三組目。

一ヶ月先までの予約を受け付けるシステムだが、常に一ヶ月先まで満席の予約で、予約取得至難のお店。

窓際の明るいテーブルに案内される。

 

平日の夕方早い時間だが、次々と客が入店し、あっという間にほとんど満席に。

面白いことに、日本人はテーブル席、外国人はカウンター席に案内されている。

実は私がホーチミンシティのお店に行った時も、カウンター席に座っていたのは私を含め全員外国人だった。

 

『PIZZA 4P'S』では地球環境に配慮した取り組みを数多く進めている。

例えばカトラリーは、武器から平和な製品を作る運動の一環として、カンボジアの銃弾の空薬莢から造られている。

 

まずは冷えた生ビールで乾杯。

 

グラスの写真はボケボケで良く見えないので、サッポロのH.P.の写真を貼り付け。

泡のきめが細かく、爽やかで美味い。

銘柄は、サッポロの白穂乃香。

 

季節の有機ファームサラダ。

 

新鮮な野菜たちが溌溂として自己主張を競っている。

 

いったい何種類の野菜が使われているのだろうか。

キャロット・ドレッシングも美味い。

 

生ビールを飲み干すと、白ワインを抜栓。

 

フランス、ロワール、シュヴェルニーのエルヴェ・ヴィルマードが造る、ソーヴィニヨン、2023年。

 

シトラスや青林檎の香り。

引き締まった果実の凝縮感、活き活きとした酸とミネラル、後味にはグレープフルーツの皮の軽い苦み。

ぶどう栽培はビオロジック。

EUのオーガニック認証マークのユーロリーフが付いている。

 

鮮魚と発酵万願寺唐辛子のセビーチェ。

 

今日の鮮魚は真鯛。

グリーンの柔らかな色調が美しい。

 

二人の皿に取り分け。

アボカドが良い味の変化を付けている。

 

いよいよピッツァが届く。

お店を代表する二種をハーフ&ハーフで。

左が、4P'sシグネチャー ブッラータ、生ハム、ルッコラ since 2013。

右が、自家製モッツアレラのマルゲリータ。

 

撮影が済むと、お店のスタッフがブッラータを切り分けてくれる。

ブッラータもモッツアレラも千葉県から届くフレッシュミルクを使い、お店で作られている。

 

スタンバイ完了。

 

自家製モッツアレラのマルゲリータ。

お店の説明によると、「自家製モッツアレラを贅沢に使用し、その風味を存分に味わえるピザ。生地はもちろん、イタリア現地で選び抜いたトマトソースの味わいもポイントです」とのこと。

 

4P'sシグネチャー ブッラータ、生ハム、ルッコラ since 2013。

お店の説明によると、「4P'sの原点となるピザ。素焼きしたピザに、ルッコラ、トマト、無添加の生ハム、自家製のブッラータチーズをのせています。素材本来の味とそのハーモニーを楽しめます」とのこと。

 

店長さんがテーブルに来られたので、「ホーチミンのお店では焼いたドウがおつまみに出されますが、日本店では無いのですか」と私。

「済みません。ここでは出していません。でもちょっと待っていて下さいね」と店長さん。

すると程なく、焼いたドウが届いた。

 

ベトナムの『PIZZA 4P'S』で出されるワインやビールのおつまみは、こんな感じ。

 

これが軽い塩味で美味いのだ。

「私以外誰もベトナムのお店に行っていないので、これをおつまみに出していることを知らないんです。スタッフはみんな生地だけ焼いてどうするのですかと不思議がっています」とニコニコ笑いながら店長さん。

美味いがお腹はいっぱいで、二切れはお持ち帰り。

 

さっと食べて一時間くらいで席を立つ外国人客も多いが、席が空いても直ぐに次の客で埋まっている。

二時間あまりディナーを楽しみ、店長さんに見送られ、店をあとにする。

やはり『Pizza 4P's』は格別に美味い。

ちぃさんと過ごす、麻布台の楽しい夜は続きます。

 

 

 

 

 

 

4月のある休日、「東京ミッドタウン」の『ニルヴァーナ・ニューヨーク』を出ると、次の目的地に向かう。

メンバーは、Daisyさん、mamiさん、みんみんさん、そして私。

 

まずキャノピー・スクエアに出る。

この屋根を支える構造を見ると、何時もサグラダ・ファミリアを連想する。

ここから外苑東通りには出ず、奥の階段を下り裏道に出る。

 

裏道から六本木通りに出て向かったのは、『ケントス六本木』。

ここは『ケントス』発祥のお店。

 

このメンバーで『ケントス』を訪問するのは三度目。

これで都内の『ケントス』三店舗を巡ったことになる。

 

一度目の『ケントス銀座』訪問記事はこちら。

 

二度目の『ケントス新宿』訪問記事はこちら。

 

 

今夜のステージは5回。

その二回目に間に合うように急いで移動した。

 

階段を下り、室内に歩を進める。

 

銀座や新宿店に較べると狭く、踊るスペースも限られている。

二回目の演奏が始まる前に急いで注文を済ませる。

 

いよいよ二回目のステージが始まる。

演奏グループは、レギュラーバンドのザ・フレイムス。

 

私達もステージ前に出て、踊りに加わる。

楽しい時間の始まり。

 

ステージの最後には、mamiさんのお誕生日のお祝い。

名前が呼ばれ、ステージ上に。

 

ザ・フレイムスのメンバーと記念撮影。

 

そしてプレゼントされたシャンパーニュを飲み干すmamiさん

 

ステージが終了し席に戻ると、改めて「お誕生日おめでとう」の乾杯。

 

選んだワインは、カリフォルニアのガロ・ファミリー・ヴィンヤードが造る、カベルネ・ソーヴィニヨン、2022年。

 

みんみんさんには白のハーフボトル。

フランス、ラングドック地方の地中海沿岸でフォルタンが造る、リトラル、シャルドネ。

ぶどうは、シャルドネ100%。

 

『ニルヴァーナ・ニューヨーク』でスパークリングや白のワインをたっぷり飲んできているが、赤ワインは飲んでいない。

ということで、赤ワインが進む。

 

三回目のステージが始まる。

 

ダンシングフロアに出てノリノリに踊るメンバー。

左手前から、私、Daisyさん、mamiさん。

撮影はみんみんさん。

 

演奏が終了すると、一番若いメンバーがテーブルに挨拶に来てくれる。

 

mamiさん、お誕生日おめでとうございます!

 

夜も更け、そろそろ帰途に就くことに。

 

興奮冷めやらぬ四人は、お店の前で自撮り。

 

今回も楽しい、友人たちと過ごす六本木の夜でした。

 

 

 

 

 

 

4月のこと、友人たちと六本木のお気に入りのインド料理店、『ニルヴァーナ・ニューヨーク』で過ごす楽しい夜の続き。

今夜のメンバーは、Daisyさん、mamiさん、みんみんさん、そして私。

 

タンドールプレートが届く。

タンドリー チキンティッカ。

タンドリー フィッシュティッカは、メカジキ。

タンドリー プラウン。

タンドリー ベジタブルは、カリフローレ。

これは三人分。

 

みんみんさんには別のプレート。

チキンが苦手なみんみんさんのために、引地シェフが代わりにジャガイモのローストを加えてくれている。

 

三人に取り分け。

一つ一つのポーションが大きく、これだけでお腹が満たされてしまいそう。

 

フランスのヴァン・ムスー、ベルトゥーレ、ブリュットは二本目。

 

Daisyさんとmamiさんはスパークリングワインを飲みながらも、カクテルも注文。

左はmamiさんのカルダモンサワー。

右はDaisyさんのオールドモンク・ラムチャイ。

オールドモンクはインドを代表するラムのブランド

インドで一番飲まれているハードリカーは、ラム。

インドでは砂糖はサトウキビから造られているので膨大な量のサトウキビが栽培されており、これを原料とするラムが安価に大量生産されている。

オールド・モンクは品質が高く、バレルエイジドはかなり美味い。

 

ハイダラバーディー・ビリヤニとシーズナルプレートが届く。

 

ハイデラバーディー・ビリヤニはインドで一番美味しいビリヤニと言われている。

何時もはチキンビリヤニなのだが、みんみんさんのために、桜海老で作ってくれた。

 

今夜のシーズナブル・プレートは、鯖のグリル。

オリジナルはバルサミコがかけられているが、バルサミコが苦手なみんみんさんのために、生マスタードに代えられている。

 

四つの皿に取り分け。

柘榴の実が酸味を加えて良いアクセントとなっている。

 

鯖は腹の部分と尻尾の部分に分かれていたので、それぞれを二分してmamiさんとシェアー。

 

ヴァン・ムスーの二本目を飲み干すと、白ワインを抜栓。

チリ、セントラル・ヴァレーのクレマスキ・フルロッティが造る、カサ・クレバール、シャルドネ、2023年。

パイナップルやマンゴーの香り。

フレッシュな果実味を持つ、爽快なシャルドネ。

 

ここの水のボトルはとても素敵。

このボトルは、ニューヨーク州、ロングアイランドのウォルファー・エステートが造る、サマー・イン・ア・ボトル、ロゼ、2022年。

 

〆のカレーが届く。

 

ここの人気No.1、チキンバターカレー。

 

もう一皿は、ダルカレー。

 

ナンも届く。

 

チキンが苦手なみんみんさんには別メニュー。

ダルカレーは同じだが、もう一品は海老のカレーとのこと。

 

個別の容器にカレーを取り分け、ナンと共に味わう。

私は右手だけでナンをちぎり、カレーに浸けて食べる。

これはインドで教えてもらった食べ方。

みんみんさんがインドに旅行される予定なのでインドの話題で盛り上がる。

私はインドに30回ほど行ったことがあるので、インドでの注意点も詳しくお話しする。

(インド/パキスタン紛争が勃発し、みんみんさんのインド旅行は取り止めとなりました。)

 

食後の飲み物は、Daisyさんと私はインドのラム、オールド・モンクのダブルをオンザロックスで。

mamiさんとみんみんさんもそれぞれお好きなものを飲まれている。

 

樽熟成されたオールド・モンクのラムが濃厚で美味い。

 

インドで購入したオールド・モンクを飲んだ時の記事があるので、興味がある方はこちらをどうぞ。

 

 

私たちは次の予定があるので、早めに席を立つことにする。

手前の私たちが居たテーブルを除けば、店は満席。

相変わらず人気のレストランだ。

友人達と過ごす、六本木の楽しい夜は続きます。

 

 

 

 

 

 

4月のこと、久し振りに会う友人たちとディナーの約束。

 

待ち合わせの場所は、六本木。

右奥に「六本木ヒルズ」の「森タワー」が見えているが、今日の目的の場所はそちらではない。

 

友人達と向かったのは、ここ。

「東京ミッドタウン」に来ると必ず撮影する安田侃氏の作品、「意心帰」。

 

反対側には穴がある。

この中に入ると、安心感、安らぎを覚えるのだろうか。

ちゃんと靴を脱いで入っている子供が可愛い。

 

「ガレリア」に歩を進める。

 

実際のソメイヨシノは既に葉桜になっているが、「ガレリア」内は今も花盛り。

 

芝生広場では”DIOR ADDICT FACTORY”が開催中。

 

芝生広場に出ると、ピンクの”DIOR”。

紹介文によると、”〈ディオール アディクト〉のリップスティックが生まれる舞台裏をテーマにした期間限定イベント。ディオール アディクトのポップでファッショナブルな世界に紛れ込んだようなイマーシブ体験やゲーム、プロのアーティストによるメイクアップサービスも”とのこと。

 

ミッドタウンガーデンの桜並木は既に葉桜。

僅かに残る花を撮影。

 

桜並木には、”ROKU〈六〉 MIDTOWN BLOSSOM LOUNGE”。
「ザ・リッツ・カールトン東京」が考案する、サントリーの六ジンを使ったオリジナルカクテルやフード、スイーツを楽しめるとのこと。

 

今日のディナーの場所は、「ガーデンテラス」。

 

そろそろレストランの開店時間となったので、ガーデンアーチを渡り、ガーデンテラスに向かう。

 

今夜のディナーの場所は、『ニルヴァーナ・ニューヨーク』。

ニューヨーク、マンハッタンにあった伝説的名店、『ニルヴァーナ』を東京で再開させたお店。

 

ここは18年前の開店時から通っている馴染みのお店。

60回ほどは来店していると思う。

 

流石ニューヨーク発祥のお店、インテリアはミッソーニ。

スタイリッシュなお店でおよそインド料理店とは思えない。

 

それでも入り口の生花の足元には、インドの像が置かれている。

 

大きな窓の外には、ミッドタウンガーデンと芝生広場。

「ガーデンテラス」の名前通り、各店には広いテラスがある。

 

皆さんにテラスをご案内。

テラス席でも食事を楽しむことが出来るが、今日は気温が低いので店内のテーブルを選択。

 

四人で記念撮影。

今日のメンバーは、Daisyさん、mamiさん、みんみんさん、そして私。

 

テーブルに戻ると、スパークリングワインで乾杯。

 

グラスが華やか。

ミッドタウンガーデンのソメイヨシノの花は散ってしまったが、ここのテーブルは花盛り。

 

抜栓したボトルは、

フランスのC.F.G.V.(Compagnie Français des Grands Vins)が造る、ベルトゥーレ、ブリュット。

C.F.G.V.はフランスのシャンパーニュを除くスパークリングワイン市場で最大のシェアーを誇る生産者で、創業者は、密閉タンク内二次発酵方式=シャルマー方式を開発したユージン・シャルマー氏。

 

柑橘系の香りを持つ、爽やかなブリュット。

アルコール度数は11%と低め。

ぶどうは、ユニ・ブラン100%。

 

最初の料理は、グリーンサラダ。

べジファーストが嬉しい。

 

葉物野菜のほかに、ミニトマト、オリーブ、ブルーベリーなどが入り、エディブルフラワーのアリッサムや菜の花が添えられている。

 

胡麻とレモンのドレッシングが野菜に良く合って美味い。

 

友人達と過ごす、六本木の楽しい夜は続きます。

 

 

 

 

 

 

3月のこと、ちぃさんと丸の内のフレンチ、『エリックス バイ エリック・トロション』で過ごす楽しい夜の続き。

ここは、フランスの人間国宝と称されるM.O.F.(国家最優秀職人賞)に輝くエリック・トロション氏の名を冠するお店。

 

今夜はシャンパーニュ・ディナー。

一本目のトリュドン、アンブレマティス、二本目のパイパー・エドシック、エッセンシエル、エクストラ・ブリュットに続き、三本目を抜栓。

 

ランソン、ブラックラベル、ブリュット。

1760年設立の由緒あるメゾンで、二代目がマルタ騎士団の騎士であったことから、マルタ騎士団のエンブレムである赤い十字架のモチーフがエチケットに記されている。

 

柑橘系の爽やかな香り。

フレッシュな果実味と活き活きとした酸が印象的で、後味には炒ったナッツやブリオッシュのニュアンス。

セパージュは、ピノ・ノワール50%、シャルドネ35%、ピノ・ムニエ15%。

10のヴィンテージのワインがブレンドされ、瓶内熟成期間は36ヶ月以上と長い。

 

ポワソンは、本日の旬魚。

今日の魚は真鯛。

ソースは、真鯛のジュを加えたブールブラン。

 

付け合わせは、インゲン、スナップエンドウ、ブロッコリー。

 

パリッと焼かれた皮が香ばしい。

身はジューシーで美味い。

 

ポワソンと共に、シャンパーニュが進む。

 

ヴィアンドに合わせ、赤ワインも飲むことに。

 

ソムリエの菅原さんに相談して選んだのは、ロワール、トゥーレーヌのジャン・モーリス・ラフォーが造る、シノン・ルージュ、クロ・ディゾレ、2021年。

3haの畑では1938年以前に植樹されたぶどうが今も維持されている。

 

ラズベリーやレッドチェリーなどの赤系果実の香り。

しっかりとした果実味とタンニンを持ち、スミレやバラのニュアンスも。

ぶどうはカベルネ・フラン100%。

ぶどう栽培はオーガニックで、認証マークのABとユーロリーフが付いている。

 

ヴィアンドは、蝦夷鹿、蕗の薹、菜の花。

大好きな蝦夷鹿が嬉しい。

 

部位は内腿、この焼き色が食欲を誘う。

焦がしバターと花山椒と蝦夷鹿のジュのソース。

 

添えられているのは、菜の花のフリット。

 

菜の花のピューレ。

 

蕗の薹の合わせ味噌。

苦みに春を感じ、良い味変になる。

 

樹齢の高い樹のぶどうで造られた複雑なストラクチャーが蝦夷鹿に良く合う。

 

食後は再び、ランソン、ブラックラベル、ブリュット。

 

デセールは三種盛り。

 

このプリンが美味いのだ。

 

チーズケーキの上には、オレンジピールのコンフィチュール。

添えられているのは、パッションフルーツのソース。

 

そして、生チョコレート。

 

スイーツが苦手なちぃさんも何時もは少しは食べるのだが、今夜はお腹がいっぱいとのことでそのまま私の前に。

美味しいスイーツを二人前食べる幸せ。

 

今夜飲んだシャンパーニュのミュズレ。

左の二つは持っているが、一応持ち帰ることにする。

 

外は夜の帳に覆われ、東京駅丸の内駅舎が明るく輝く。

 

ソムリエの菅原さんに見送られ、満腹満足で店をあとにする。

仲良しの大塚店長が今日はお休みだったのは残念。

 

エレベーターを使わずに、何となくエスカレーターで地下まで下る。

「新丸ビル」から地下道を通り、「丸ビル」へ。

 

向かったのは、「富澤商店」。

ここでレンズ豆を買いたかったのだ。

 

見ていると美味しそうな食材や面白い調味料があるので、ついつい色々買ってしまう。

 

今夜も食べ過ぎ飲み過ぎ。

『エリックス バイ エリック・トロション』の料理とワインは質が高く大満足。

ちぃさんと過ごす、丸の内の素敵な夜でした。

 

 

 

 

 

 

今朝のベランダ菜園での鷹の爪の収穫。

 

秋が深まり鷹の爪の色付きが悪くなったが、今週の久し振りの日差しと20℃を超える気温により、49本を収穫することができた。

これで三株の鷹の爪の今年の収穫本数は、853本となった。

1000本達成まであと150本、何とか晴れた暖かい日が続いてもらいたい。

 

3月の記事がまだ残っていたことを発見。

ちぃさんと二重橋で待ち合わせ。

 

行幸通り地下道を丸の内側に向かう。

 

向かったのは「新丸ビル」。

地下1階に出来た新しいお店、『スパイス・シアター』に立ち寄ってみる。

カレー料理店だが、夜は酒の肴で飲むこともできるようだ。

 

エレベーターでレストラン階の5階へ。

ここには多くの名店が軒を連ねる。

 

今夜のディナーのお店は、フレンチの『エリックス バイ エリック・トロション』。

ここは、フランスの人間国宝と称されるM.O.F.(国家最優秀職人賞)に輝くエリック・トロション氏の名を冠するお店。

 

靖国神社の標本木はやっと開花したばかりだが、ここの桜はもう満開。

 

カウンターの何時もの席に着く。

目の前には銘醸ワインが並ぶセラー。

今日は店長の大塚さんがお休み。

ソムリエの菅原さんが、「今夜は高原様に万全のサービスを心掛けるようにと大塚から厳命を受けておりますので、よろしくお願いします」とのこと。

 

背中側の壁には、ブルゴーニュ、コート・ドールのグラン・クリュ街道の地図。

銘醸地の村名が並ぶ。

コロナ前、ここを車で走ったことを懐かしく思い出す。

 

菅原さんが、「今夜ご用意したシャンパーニュはこの三本です」とカウンターに並べてくれる。

 

まず抜栓したのは、三本の中で唯一飲んだことのないシャンパーニュ。

 

ヴァレ・ド・ラ・マルヌのR.M.、トリュドンが造る、シャンパーニュ、アンブレマティス。

畑の土壌は粘土質でピノ・ムニエの生育に適している。

セパージュは、ピノ・ムニエ85%、ピノ・ノワール15%。

リザーブワインを40%と多く用い、ドサージュは7g/ℓと少なく、瓶内熟成期間は36ヶ月と長い。

 

ちぃさんと乾杯。

熟したアプリコットやマンゴーの香り。

活き活きとした酸とミネラルが心地よい。

新しいワインに出会うのは本当に楽しい。

 

グラスはシュピゲラウ。

南ドイツ、バイエルン地方の名門グラスウエアブランド。

とても薄くて口当たりが良く、しかも耐久性に優れている。

 

アミューズ・ブーシュは焼き立てグジェール。

まさに焼き立ての香り。

ソースは、ハーブ入りのフロマージュブラン。

 

グジェールの中にはハモン・イベリコ。

この塩味がグジェールの味を引き締めている。

 

「この三本に加え、よろしければこのシャンパーニュもお飲みいただけます」と、ソムリエの菅原さんが新しいボトルを出してくれる。

 

お言葉に甘え、パイパー・エドシック、エッセンシエル、エクストラ・ブリュットを抜栓。

 

マリー・アントワネットやマリリン・モンローの逸話が残る深紅のエチケットのパイパー・エドシックは、ミュズレも赤。

 

エチケットにセパージュ等の情報が記載されているのはありがたい。

ピノ・ノワール45%、ピノ・ムニエ36%、シャルドネ19%。

リザーヴワイン比率は23%、熟成庫への入庫は2017年。

 

デゴルジュマンは2022年11月、ドサージュは6g/ℓと少ない。

まさにパイパー・エドシックの特徴を体現した、白い花の豊かな香りを持つ、切れの良い辛口。

 

第一のアントレは、サーモン、クスクス、桜花。

 

サーモンのタルタルには塩漬けの桜花、その上にはフロマージュブラン、トップにはディルとピンクペッパー。

サーモンのタルタルの下には、バジルで色付けしたクスクス。

 

バゲットも届く。

これは美味いが、料理の品数が多いので食べ過ぎ注意。

 

第二のアントレは、和牛、フロマージュブラン、西洋わさび。

黒いソースはバルサミコ、白い粉は岩塩。

白いソースは西洋わさびを入れたフロマージュブラン。

 

和牛のローストビーフがアントレとは驚き。

ヴィアンドと言っても良いくらいのヴォリュームがある。

そして美味い。

添えられているのは、エンダイヴ、赤ワインヴィネガーのソース。

 

第三のアントレは、グリーンアスパラガス、トリュフ、半熟卵。

 

グリーンアスパラガスは長崎県産。

根元まで柔らかく、筋が無くて旨味が強い。

黒トリュフとマヨネーズのソース、散らされているのはグラノパダーノ。

 

ディナーの開始時間に入店したので客は少なかったが、一時間もすると増えてきた。

窓のシェードが上げられ、東京駅丸の内駅舎が見えるようになった。

3月も末になり、陽が長くなっている。

ちぃさんと過ごす、丸の内の素敵な夜は続きます。

 

 

 

 

 

 

4月のこと、彼女と丸の内のお気に入りのブーランジュリー・レストラン、『ポワン・エ・リーニュ』で過ごす楽しい夜の続き。

 

三種類目のワインは、カリフォルニアの白。

オニール・ヴィントナーズが造る、ファイアブランド、シャルドネ、2023年。

オニール・ヴィントナーズはワイン一家の三代目、ジェフ・オニールが2004年に設立したワイナリー。

 

オレンジやライチ、続いてパッションフルーツ、パイナップル、バニラの香り。

濃厚な果実味を持ち、リッチで重層的なボディ。

ぶどうの産地は主にパソ・ロブレス、アロヨ・セコ、モントレー、ロダイ、栽培はサスティナブル農法。

 

三籠目のパンが届く。

今日は食べるピッチが速すぎる。

 

右はピヨトル:クルミと白ブドウのレーズンを生地に対し200%配合。

大好きなパンだ。

左はメイプル:カナダ産最高級メイプルシロップのブリオッシュ風。

上はルパ:ローストした小麦胚芽を配合した香ばしい食事パン。

 

ポワソンは、シーフードマリネ。

 

大好きな水蛸。

 

コウイカ。

 

真鯛。

 

四種類目はオレンジワイン。

ここはグラスワインが充実しているのも魅力。

 

ルーマニアのクラメレ・レカシュが造る、オレンジ・ナチュラル・ワイン、2023年。

クラメレ・レカシュは1447年創業の、ルーマニア最大規模のワイナリー。

 

ぶどう栽培はオーガニックで、EUのユーロリーフとフランスのエコサートの認証マークが付いている。

酸化防止剤無添加で、ヴィーガンにも対応。

ブラッドオレンジやルビーグレープフルーツの香り。

まろやかな果実味にしっかりとしたタンニン、オレンジの皮のニュアンスがボディを引き締める。

セパージュは、リースリング46%、ソーヴィニヨン・ブラン30%、マスカット・オットネル18%、ピノ・グリージョ6%。

 

肉料理に合わせ、新しいカトラリーが出される。

WAとのみ書かれたカトラリーは、新潟県燕市のワダコーポレーションのステンレス製品。

多くの飲食店で採用されている隠れた名品。

 

ヴィアンドは、岩中豚のグリル、マスタードソース。

 

最近、岩中豚を食べることが多くなった。

岩手県の銘柄豚で、美味しいだけでなくSPF豚なので安心感がある。

この焼き色が食欲を誘う。

 

付け合わせの野菜は、カブ、ニンジン、ベイビーコーン、サツマイモ、イエロービーツ。

 

五種類目のワインは、イタリアの赤。

 

シチリアのドン・トーマシが造る、ヤート・ロッソ、2021年。

 

ダークチェリー、ブルーベリー、プルーンの香り。

充分な果実味とタンニンを持つが、重過ぎず洗練されたボディ。

ぶどうはネロ・ダーヴォラ100%、栽培はオーガニック。

 

旨味が強い肉なので、赤ワインが良く合って美味い。

彼女もこのワインが気に入ったとのことで、二人とも三杯も飲んでしまった。

 

四籠目には、驚いたことにパンが4種類も。

 

上はショコラ:カカオバリーチョコを贅沢に加えた究極のチョコパン。

パン生地の中にはチョコチップがゴロゴロ。

右はレジェルテ:マスカルポーネクリームを配合したふわふわ生食パン。

左はハニーオーツ:オーガニックオーツ麦と蜂蜜入り、植物性のパンドミ。

下は初めて食べるブルークルチャ:熟成ブルーチーズと蜂蜜をさっくりナン生地で。

 

グランノワが好きだという話をしたら、更に持ってきてくれた。

グランノワ:テーブルパンとしても楽しめる大型くるみパン。

今夜は何とパンを14切れも食べてお腹がはち切れそう。

 

今夜も満席の賑わい。

 

満腹満足で店をあとにする。

 

直ぐ近くに移転開業した一保堂茶舗でお家用の茶葉を購入。

彼女と過ごす、食べ過ぎ飲み過ぎた丸の内の楽しい夜でした。