2月のこと、彼女と品川で待ち合わせ。
この冬はまだオイスターバーに行っていないねということで、フレッシュオイスターを食べにいくことにした。
待ち合わせ場所は、JR品川駅の2階コンコースにあるトライアングルクロック。
平日の夕方、品川駅の人の多さに驚く。
コロナの頃は、在宅勤務が推奨される中で、こんなに多くの人がマスクをつけて出勤しているとしてここの映像が毎日流されていたことを思い出す。
向かった先は、「アトレ品川」。
訪日外国人の姿も多い。
夕方早い時間なので4Fのレストランフロアはそれほど混み合っていない。
予約しているお店は、『グランド・セントラル・オイスター・バー&レストラン』。
ニューヨークのグランド・セントラル駅にある老舗のオイスターバーの東京店。
好きなお店で、ニューヨークの本店に10回ほどは訪問している。
丸の内にも支店があって結構通っていたが、今は『ウルフギャング・ステーキハウス』になってしまった。
店に入ってすぐ右側にはバーコーナー。
並んでいるボトルはここのハウス・シャンパーニュ、G.H.マム、グラン・コルドン。
案内されたテーブルは、店の奥の部屋の一番奥。
ここなら静かに寛いで食事を楽しむことが出来る。
私たちのテーブルからエントランス側を撮影。
丸みを帯びた石造りの天井と柱、そして赤白のチェックのテーブルクロスはニューヨーク本店を忠実に再現している。
先ずはスパークリングワインのボトルを抜栓。
オーストラリアのドメーヌ・シャンドンが造る、シャンドン、ブリュット。
フランスのモエ・エ・シャンドンが海外でシャンパーニュ方式による高品質スパークリングワインを作り始めたのは、1959年。
アルゼンチンを手始めに、1973年にはカリフォルニアとブラジル、1986年にオーストラリア、2013年に中国、2014年にインドと生産国を広げてきた。
オーストラリアのシャンドンは日本で飲むことが出来る。
あとの五か国のシャンドンは、それぞれの国で飲んだことがある。
ミュズレに入った1959の年号は、最初のシャンドンがアルゼンチンに設立された年。
ここに来た目的は、もちろんフレッシュオイスター。
一番個数が多い、四種類の牡蠣の盛り合わせをオーダー。
兵庫県赤穂。
お店の説明を貼り付け。
”山から川へと流れた綺麗な水やミネラル豊富な瀬戸内海で育った、エグミのない味わいの牡蠣です。大きさもあり肉厚で現地にいくファンが多い生牡蠣”。
福岡県糸島みるく牡蠣。
”糸島半島の西部に位置する(糸島富士)と呼ばれる可也山から唐津湾に天然のミネラルが流れ込み、ミネラルを栄養にして育ったプランクトンが芳醇な海で養殖しているため、身入りがよく栄養が詰まった天然のミルクを多く含んだ旨味が抜群の生牡蠣”。
大分県ひがた美人。
”日本初の干潟で養殖された牡蠣です。干潟での養殖により、独特の歯ごたえと、深い味わいです。プリッとした味わいと甘みが特長です”。
長崎県九十九島。
”長崎県は山もあるため、そこから海の中にどんどん栄養が流れこむようになっています。このような地形によって、入り組んだ海岸線の中に豊富なプランクトンが生息するようになり、美味しい牡蠣が育ちやすい環境です。殻いっぱいに身が詰まり、食感もプリップリで味が濃厚です”。
レモンのほかに、薬味は三種類。
トマトケチャップ、ホースラディッシュ、ヴィネグレット。
更にタバスコも持ってきてもらう。
彼女と過ごす、品川の楽しい夜は続きます。