2月も早、半ばを過ぎました。
この月の頭にやって来る立春が新たな年の始まりと教えてくれたのはとしさんだったなぁと思い出します。
こえのブログも終わってしまうそうで。
としさんのための機能(笑)!とまで思ってしまうくらい、メッセージに歌にと使いこなして下さったとしさん。
Ameba様、素敵なコミュニケーションツールをありがとうございました。
その立春から遡ること1カ月前に開催された艦これ新春ライブ。
とし提督の blog からはたくさんの映像のおすそ分けが届きました。
ありがとうございます。
18件…!
ちょいと戯れにリンクを貼ったら大変な数に。
この後も追加されるのでしょうか? 楽しみです!
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としさんから届いたショート動画の数々を観ながら、当日のことを思い出しています。
としさん1曲目の「提督(あなた)との絆」、素晴らしかったです。
2年前の新春ライブで初めて、としさんの歌う「提督との絆」をお聴きしたとき、「この声、誰だろう???」と聴き入って、タン塩を振る手がおぼつかなかったことを思い出しました。
東山奈央さんが歌うこの曲は金剛四姉妹の歌い分けや各艦の辿った最期がくっきり浮かび上がって、いつ聴いても涙を誘われます。
そしてこの時は東山さんもライブ出演者だったので、てっきり東山さんが歌われると思っていたのもあったかもしれません。
それにしても「これはとしさんなのか?」というくらい、新鮮な驚きを感じた歌声でした。
我ながら可笑しなことをとは思うのですが、視界に映るとしさんと聴こえてきた歌声が、最初はリンクしなかったのでした。
でも次第に、金剛が、榛名が、という「個」のエピソードを超えて、全ての艦娘の代表であり総意のような、大きな存在感が聴く私の足元から頭から沁みてきました。
ありきたりな表現ですが、包容力や浄化力を持つ「母なる海」の形代(かたしろ)のような。
この歌の裏側にいる(と勝手に妄想している)深海棲艦【しんかいせいかん:艦これのゲーム内での敵艦】でさえ包み込めるかもしれない。
とにかく。
この「母なる海」の化身のような第一印象がずっと私の中にあって、
今年またこの曲を聴いて、
第一声から胸に刺さって、やはり探照灯を振れなくなっていました。
(としさんの歌を集中して聴きながら何らかの動作をすることは私にとって非常に難易度が高い)
しなやかでつよくて、のびやかな声がすとんと刺さったところから涙がこぼれました。
海のようなとしさんの声に捕まえてもらって、その歌声に掴まって、波に揺られて、この歌声が好きだなぁという気持ちが溢れる、「としさんの歌を聴いた時あるある」状態でした。
タニベユミさんがトランペットを弾き歌う『渚を越えて』から『DIVA DIVA』のセクションはとりわけ熱かったです。
「寄せて壊れ燃え墜ちゆくの…」と歌う3番(?)も、
歌メロをトランペットで吹く2番(??)もすてきですが、
歌メロの裏に並走させたいほどに超かっこいいメロディーをトランペットで奏でる1番(???)に、こちらが燃え墜ちます。毎回。
(どんなジャンルでも、歌メロとその後ろでガンガン主張してくる流麗なギターメロとのハーモニーが好きです)
この曲はとしさんが艦これカバーアルバムを出したら絶対に入りますよねと勝手に思っています。
是非とも、ベルトが見えるくらいのショート丈のフーディ&革パンで歌ってください。萌え袖だとなお良し。
(足が長いとしさんがショート丈のジャケットをたくさん着て、スタイルの良さを見せつけてくれますように!)
『DIVA DIVA』といわず、この曲から声出していたかもしれません。
『DIVA DIVA』は、提督様の掛け声ありきで曲作りされたというだけあって、リアル提督様に寄せるとしさんの想いの深さが半端ないです。
そして、あれだけの分厚い声援をとしさんに浴びさせることができるのは、今は艦これ提督様だけだと思いました。
としさんのファンだけではとしさんに贈れない、唯一無二のプレゼントというか…。提督様だけがとしさんに見せることのできる非日常というか…。
そこには、護るために戦った艦艇たちやそれに携わって喪われた数多のいのちに深く心を寄り添わせているとしさんご自身やとしさんの歌そのものと、そのことを感じ取ってくれている提督様とがいらっしゃるだけ。
そのコールアンドレスポンス、呼ぶ声と応える声の純度の高さ。
誠実に向き合えば誠実が返され、熱狂を叩きつければ熱狂がぶち返ってくるという、素敵な関係性を見ることができた、まさに有り難いことでした。
としさんのファンやトシラブさん達が贈れる唯一無二のプレゼントも勿論あると思いますが、としさんのファンとして門外漢ながら新春ライブにお邪魔させてもらって、ステージ上のとしさんに向けられた凄まじい熱量の一端を体感しての率直な感想はこのようなものでした。
だから、としさんのファンとして、艦これのリアル提督様に改めて感謝です。
この場を設けて下さったこと、そしてこの1日のライブを実現に結びつける、日々の艦これ様の諸々に感謝です。
少し前までは母港拡張にしか課金していなかったのですが、とうとう艦娘様に指輪を渡し始めました
ささやかすぎる課金ですが、何かお返しさせていただきたく…ゆくゆくは艦艇にゆかりのある土地にお伺いしたいとも思います。
佐世保、呉、そして海防艦・稲木に興味を持ったので、八戸に行ってみたいです。
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『時雨』。
名実ともに、としさんが艦これの世界観を創る側に立った1曲。
去年の艦これ新春ライブからこの日までの間に、としさんも、艦これ関係者様の中にも、そして私自身も、死別とその喪失感を味わっているんだなぁという想いを、歌声の向こうに透かしながら聴きました。
なによりライブ開催の2日前、元日に大きな天災があり、明くる日にもショッキングな事故が起きてしまいました。
石川県に住む遠い親戚のなかには、連絡が取れなくなった人もいました。
それらの出来事とライブ開催とがあまりにも直近すぎて、事実を認識することもそれらを昇華も消化もする間もなくて、会場まで向かう力が湧かなくて、一旦はライブ参加を諦めました。
最終的には行くことができましたが、傷口がぱっくり開いたままパシフィコ横浜に飛び込んでいった感がありました。
傷口の縫合の仕方がわからない。
わからないけれど、いや、わからないから、としさんの歌が聴きたいのかもしれない。
今思えばそんな、頼りたくなる気持ちがあったかもしれません。
聴いている最中はただただ、としさんの声の波に揺られ揉まれるだけでしたが、
その余韻を噛みしめていると、
自分の今の感情を型にはめる必要はないんだとか
誰かの温度に自分の温度を無理やり合わせることもしなくていいんだなとか
感じたこと・湧きあがった想いに良いも悪いもないんだとか
今日ここに来ようと来るまいとどっちの選択をしてもマルだったけど、やっぱり来てよかったなぁだとか、
そんなことがふつふつと浮かんできました。
カタルシス効果とでもいうのでしょうか。
表面張力ギリギリまでかなしみや混乱、ショックなどが注がれたうつわに、
一緒にかなしんでくれるひとの涙がぽとり、ぽとりと入って
いつのまにか一緒にすべてが流れ出していったような……。
思考も聴覚も、1ミリの隙間もなくとしさんの声に埋め尽くされていくのとは対照的に、こころはほんとうに、そっと、そっと寄り添ってくるのが、もう、たまらなくとしさんでした。
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私がとしさんに学んだ在り方であり、
としさんと艦これの共通項でもあると思っていることがあります。
2020年の新春ライブ後の、感想。
戻らない、モドレナイいのちへの鎮魂と、
そこから一歩前へ進んで、今を楽しみきる姿。
それを目の前で、
「一度に」見せていただけた…。
これが、すごくすごく大きかったです。
逝ってしまったひと・もの・ことの心に静かに触れていながら、
その一方で、今、自分が生きて体験することの楽しさ喜びを爆発させる。
楽しむことは悪いことじゃないんだ、
遠慮しなくていいんだ、
いいんだ、今を全力で楽しんでいいんだ。
良いんだ、
人はそういうことができるんだ、
それでいいんだ。
何度もとしさんにそう教わっていたけれど、改めて示していただきました。
(中略)
モドレナイ状況の中で、一歩前に進む。
誰かを、何かを弔いながら、
同時に、
楽しい嬉しいという気持ちを抱くことを、自分に許す。
閉ざした場所で静かに佇む心と、空を向いて開いている心とを、両方持ち合わせていられる。
(中略)
ひとりの人の心におさめられそうにもないキワとキワにある、
かけ離れたようにみえるものを、
そっと抱え込んでしまえる、強くて美しい姿だな、と。
「閉ざした場所で静かに佇む心と、空を向いて開いている心と」のあいだを1日の間に、否、1秒の間に何回だって行き来しながら、
何なら、同時に両端を抱きしめながら、
グラデーションの想いの中で生きていけばいいんだな、と。
ひと色(いろ)に決めなくていいんだなと。
一つひとつの物事や感情の整理に時間のかかる私は
今回もまた、包容力たっぷりのとしさんや艦これさんに包まれながら
感情に寄り添う力と前に進む元気を頂きました。
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なんだかんだで一番楽しかったのは『艦娘音頭』でした!
いつか、とし提督に煽られながらエンドレスで踊り続け、みんなでもう勘弁してくれと泣きつく艦娘音頭耐久イベやっていただけませんかね…笑。
記憶の容量をとしさんに全振りしているのでその他の記憶がうつろなのが、通常営業とはいえ申し訳なく…
でも自分の人生で京本政樹様のお姿を肉眼に納められるとは思いませんでした。
深海磨鎖鬼様の情報を入れておけば台詞の一つひとつをもっと理解できたのだなと勉強不足を悔やみました。
立つだけで世界観を醸し出すお姿はさすがというほかありませんでした。
柳沢慎吾さんと共演していたバラエティ番組、好きでした。
1MYBの皆様は今年も最っ高にかっこよかったです!
インスト曲も聴かせどころ・魅せどころたっぷり、表情も音も生き生きしていて、バンドっていいなぁとぐっときました。
全てのパートの音がクリアーに聴ける席だったので、とにかく盛りあがりました!
ご出演の声優さんの中では、ネルソンを演じている野水伊織さんのコスチューム姿が相変わらずすごくお似合いでガン見していました…ミニスカ姿かわいい。
同じく野水さんの演じていらっしゃるキャラでは、若武者のような決戦瑞鶴のグラが超超好きです!カタパルトの一つは瑞鶴さんにあげようと思っています。
心残りといえば…
立って~と煽られてすぐ立てずもぞもぞしていた時、前列の提督様がこちらを振り向き、かがもうとしてくださったことに、後からお礼を伝えられなかったこと…
江戸の敵を長崎で討つのとは真逆ですが、ライブの御礼をゲームでお返しするぞの精神で、定期的に指輪に課金すること、そして放置時は第一艦隊に高レベルな艦娘を一人ないし二人置いていくことを徹底したいと思います
(鎮守府が違うかもしれないということはこの際気にしない)
昼戦しか申し込まなかったので『鉄底夜歌』は聴けませんでしたが、帰りの電車ですでに首と頭がバキバキでしたので、実際に聴いていたら次の日起き上がれなかったことでしょう…また今度の機会に、ステージの上の皆様も観客も万全の状態で聴けるように願います。
1年に1度、としさんの滾るROCK魂や情緒に訴えかける圧巻の歌声を、広いホールに満員の観客、最高のバンドで堪能させてくださり、本当にありがとうございます。
「忘れない」ことや「悼む気持ち」と、
そのために史実を時に楽しく、時にまじめに学べる素地を作ってくれる艦これがこの先も継続していきますように。
そんな艦これさんととしさんとがこれからも、お互いの大切なものを尊重しつつ繋がりながら、広がっていきますように。