Sheehan症候群
病気がみえるシリーズ⑨を参考にしています気になる方は近くの書店やネットを探してみてください〇Sheehan症候群分娩時の大量出血によるショックが原因で下垂体の虚血性壊死が起こり、下垂体前葉が機能低下した病態。第2度無月経、性器・乳腺の萎縮、やせ、乳分泌低下、易疲労感、低血糖等の症状がみられる。ACTH(副腎皮質刺激ホルモン)・LH・FSH・PRL等が低値を示すGnRH試験にてLH・FSHが低~無反応。MRI検査にてトルコ鞍空洞を示すことが多い※トルコ鞍空洞(頭の下垂体直下の骨性部分の名称)低Na血症、低血糖、コレステロール高値、貧血の数値を示す ⇓Sheehan症候群と診断。ただし、トルコ鞍空洞が無ければリンパ球性下垂体炎を考慮。●治療 甲状腺ホルモン不足の場合 サイロキシン(T4)の補充療法 副腎皮質ホルモン不足の場合ヒドロコルチゾン(コルチゾール)の補充療法 無月経・更年期様症状の場合カウフマン療法 挙児希望がある場合hMG製剤を用いたゴナドトロピン療法●臨床像発症例は減少しつつあるが、全身の倦怠感や貧血として長期間見逃されることも少なくない。分娩時、約1リットル以上の出血で発症するリスクがある。初発症状として産褥期の乳汁分泌不全が多く、その後上記様な症状など下垂体前葉ホルモン低下による様々な症状を呈する。軽症では無月経が続いたり、希発月経等の月経異常が起こるだけ。重症では甲状腺、副腎機能障害により無気力・易疲労感などがみられ、ホルモン補充療法を行わないと生命にかかわる。※各ホルモンの低下により、鬱・便秘・筋力低下・体脂肪増加など様々な症状が出る。『間話 各治療法』治療法についてまとめていた方が今後良いと思いました。この記事は随時更新していきたいと思います。 クロミフェン療法(クロミッド療法)内服の排卵誘発剤…ameblo.jp次回月経関連:多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)読んでいただきありがとうございますいいね・フォローもありがとうございます資格で「上級妊活マイスター」というものを受けてきます。試験があるので合格できると良いですが頑張って勉強してきます