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子肌育Blog アトピーに負けない生活。

子どものアトピー性皮膚炎治療、スキンケアなどについての正しい知識を、わかりやすくまとめています。

頭を洗いすぎて乾燥していないか?


こんにちは。橋本です。


子どもに頭のかゆみが続く。


そういった場合、かゆみがおさまらない理由は、どの子どもも同じとは限らず、それぞれのケースによって、さまざまな原因が考えられます。


詳しくはこちら ⇒ 子どもが頭をかゆがるけど、どうしたらいいのか?


原因の1つには、頭を洗い過ぎているために、かゆみがおこっているという場合があります。


洗うのがなぜいけないのか、どうすればいいのか、ちょっと詳しくみていきますね。


子どもの頭を洗う


 


親の感覚で洗っていませんか?


大人でも、頭を洗う頻度は、人それぞれ、まちまちですよね。


では、みんな、何にしたがって、「今日は頭を洗おう」とか「洗わない」とか決めているんでしょうか?


おそらく、その人、その人の自然な感覚ですよね。


「髪がベタベタする」とか「なんかニオイが気になる」、「汗をかいたから」とか「アカやフケが気になるから」などの理由だったり。


自分の実感にしたがって。


もしくは、「頭を清潔にキープするなら、毎日洗わなきゃ」というような、人それぞれが考える常識や習慣にしたがっているのかもしれません。


「毎日洗わないと、ベタついて気持ち悪いだろうから……」


こういった気持ちで、子どもの頭を毎日洗ってあげている家庭もあるかもしれません。


それぞれの家庭で習慣は、違うでしょうから。


しかし、「毎日洗わないと」というのは、親の感覚、親の常識からみた頭の洗い方です。


大人の皮膚と子どもの皮膚は、かなり条件が違います。


子どもの皮膚は、春夏秋冬をとおして、水分、皮脂ともに成人に比べ、あきらかに少ないことがわかっています 1)


皮脂量の変化


皮膚のバリア機能をはたす角層は、大人でも0.02~0.03mmという薄さですが、赤ちゃんの場合は、その半分程度の厚さしかないといわれています。


これだけ違う子どもの皮膚ですから、大人の常識や感覚で頭を洗っていては、肌が乾燥してしまっても無理はありません。


この洗いすぎによる肌の乾燥が、かゆみを呼びおこす可能性があるんですね。


では、実際にどうすれば、洗いすぎにならないんでしょうか?


 


頭皮がカサカサしていないか?


まずは、頭皮のチェックです。


髪をかきわけ、地肌を見て、触って、頭皮がカサカサしていないかチェックしてあげるのが、まず最初。


カサカサしていなければ、もちろん今まで通りの洗い方でOKです。


いい状態の肌にあえてケアを変えるなんて、おかしな話ですからね。


しかし、ちょっと頭皮がカサカサしてるなー、という場合は、少し洗い方を工夫してみたほうがいいかもしれません。


工夫のしかたには、おおまかに2つの方法があります。


洗浄剤を使う頻度を減らしてみる

洗浄剤を変えてみる


この2つですね。


 


頭を洗う頻度はどれくらいがいいのか?


保湿剤でほどほどのケアをしていても、なかなか頭皮のカサカサがおさまっていかない場合は、頭を洗う頻度を減らしていくのもひとつの手です。


ただ、肌のタイプやコンディションは、個人差がとても大きいです。


そのため、「頭を洗う頻度はコレぐらいがベストです」と、全員をひとくくりにして言うことはできません。


たとえば、毎日洗っていたのなら、まずは1日おきにしてみる。


もともと1日おきで洗っていたのなら、2日おきにしてみる。


2日おきに抵抗があるなら、その2日おきは、頭は軽いお湯洗いだけにしておく。


このように、頭を洗う頻度の減らし方には、いろんな手が考えられます。


頭や髪を清潔に保てれば、洗う頻度を減らしてもいいわけです。


必要以上の清潔にこだわるあまり、洗いすぎない。


でも、皮膚に汚れがたまるほど、髪が汚くなるほどには、洗う頻度を落とさない。


肌のコンディションと相談しながら、ほどほどの洗う頻度を見つけていくのがベストです。


もちろん、ベストな洗う頻度は、季節や成長、ライフスタイルによっても変わってきます。


すべては、肌のコンディションをみながらですね。


また、「洗いすぎない」という意味では、頭は手早く洗って、しっかりすすいであげることも大切です。


 


洗浄剤の種類を変えてみる


頭を洗う頻度、洗い方を工夫することで、頭皮のいいコンディションが十分キープできれば、わざわざ洗浄剤を変える必要はありません。


ごく一般的なシャンプーでも何も問題なく使い続けられる人がほとんど。


肌に問題がなければ、あえて洗浄剤の種類にこだわる必要はないと思うんですね。


ただ、入浴後の保湿、頭を洗う頻度、洗い方を工夫しても、なんだか頭皮が乾燥してしまう。


だから、子どもが頭をかゆがってしまう。


そういう場合は、洗浄剤の種類を変えてみるのも、ひとつの手です。


 


肌のバリア成分まで洗い流してしまいやすい洗浄剤


皮脂天然保湿因子(NMF)セラミド


角層にこれらのものが十分にあることで、皮膚の水分、皮膚のバリア機能はキープできます。


しかし。


洗浄剤が皮膚表面にある皮脂を落とすのは当然ですが、天然保湿因子(NMF)、セラミドなどといった肌を守るものまで、皮膚の外に洗い流してしまう可能性があるんですね。


一般的に、肌のバリア成分を洗い流してしまいやすい洗浄剤は、


高級アルコール系界面活性剤石鹸アミノ酸系界面活性剤


おおまかにいうと、このような順になります。


高級アルコール系界面活性剤がバリア成分を洗い流しやすく、アミノ酸系界面活性剤が洗い流しにくい。


ただし、この傾向は、あくまでも「おおまか」に言った場合です。


洗浄剤はたくさんの成分が組み合わさってできているものですし、製造方法もさまざま。


洗浄成分の違いだけで、その洗浄剤の性能がすべて決定されるわけではありません。


なので、それぞれの洗浄剤を比較するのは、現実的には難しいです。


それでも、使う洗浄成分によって、こういった違い、傾向があるのはたしかです。


「じゃあ、アミノ酸系界面活性剤は、汚れもあんま落ちないんじゃないの?」


そう思われがちなんですが、アミノ酸系界面活性剤には選択洗浄性という性質があります。


汚れなど不必要なものは洗い流し、もともと皮膚にあるバリア成分など、必要なものは肌に残す。


それが、選択洗浄性です。


アミノ酸系界面活性剤がどういうものかわからない方は、こちらで特徴や7つのメリットをつかんでおいてくださいね。


「アミノ酸系界面活性剤」ってなに?


では、アミノ酸系界面活性剤で頭を洗うなら、どれがいいんでしょうか?


 


泡ポンプタイプの赤ちゃん用シャンプー


私は、手に入れるのが困難なスキンケア用品はすすめません。


なるべくカンタンに手に入るもので、子どものケアをしてほしいなと思っています。


そういう意味では、シャンプーは、「泡ポンプタイプの赤ちゃん用シャンプー」がいちばん手軽です。


どこにでもあるようなドラッグストアで買うことができます。


赤ちゃん用シャンプー


ドラッグストアで売られている、ほとんどの「泡ポンプタイプの赤ちゃん用シャンプー」は、洗浄成分にアミノ酸系界面活性剤を使っています。


シャンプーの成分をみて、「アミノ酸系界面活性剤が使われているかどうか?」を知りたい場合は、こちらで成分の見方がわかります。


アミノ酸系界面活性剤一覧


泡ポンプタイプは、泡立てる手間が掛からないのがいいですよね。


ただその一方で、デメリットもあります。


泡ポンプタイプはそのまま泡立つように、液体タイプのシャンプーより濃度が薄められているため、経済的な面で割高になったり、好みの濃度に調整できなかったりといったことです。


では、泡ポンプ以外のタイプでは、どんなものがあるのか?


一般的なドラッグストアでは、洗浄成分にアミノ酸系界面活性剤だけを使ったような「液体タイプのシャンプー」は、ほとんど売られていません。


しいていうなら、「ミノン全身シャンプー」ぐらいです。


ミノン:全身シャンプー(さらっと)


固形タイプでいうと唯一、「ミノン スキンソープ」というのがあります。


これも洗浄成分は、アミノ酸系界面活性剤で、ミノン スキンソープは、添加物が最小限にとどめてあるのも特徴です。


ミノン スキンソープは、店頭においているドラッグストアも割と多いです。


ミノン:スキンソープ


 


まとめ


頭を洗いすぎて、頭皮を乾燥させていないか?


それをチェックするには、次のようなことを順番にみていきます。


頭皮をていねいに触ると、カサカサしていないか?

頭を洗う頻度が、多すぎないか?

肌のバリア成分を洗い流しやすい洗浄剤を使っていないか?


この3つですね。


子どもが頭をかゆがるのは、ひょっとして洗いすぎだからじゃないのか?


そう思うようなら、ぜひ一度チェックしてみてくださいね。


 


 


 


関連記事:

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泡で出るポンプ容器が売ってるけど?

洗面器のデザインなんてスキンケアに関係あるわけないでしょ?


参考文献:

1) 佐々木 りか子: アトピー性皮膚炎のスキンケア. MB Derma 95: 19-23, 2004.


システマティックレビューとは


システマティックレビューとは?…エビデンス(科学的根拠)の頂点である理由


こんにちは。橋本です。


「この手術は、あの手術方法よりいいのか?」


「この治療法は、本当に効果があるのか?」


「この薬を飲むことに意味があるのか?」


そんな具体的な疑問に対して、世界中の研究データ(論文)をくまなく探して、内容をまとめ、大きな結論を出したもの。


それをシステマティックレビュー(Systematic Review)、または日本語をあてて、系統的レビュー(けいとうてきレビュー)とよんでいます。


システマティックレビューは、「この治療法は本当に効果があるのか?」を証明するエビデンス(科学的根拠)としては、もっとも信頼できるものだといわれています。


 


もくじ

⇒ 1. ランダム化比較試験でさえも、得られる結論はさまざま

⇒ 2. システマティックレビューができる手順

             ⇒ 1) テーマを絞る

             ⇒ 2) 研究結果をもれなく集める

             ⇒ 3) それぞれの研究の質をチェックする

             ⇒ 4) 質の悪い研究は除外する

             ⇒ 5) データをまとめて分析する(メタアナリシス)

             ⇒ 6) 得られた結果から結論を出す

⇒ 3. システマティックレビューがあると、なんで助かるのか?


 


ランダム化比較試験でさえも、得られる結論はさまざま


「でも、治療法に本当に効果があるのかを調べるには、ランダム化比較試験の結果をみればわかるんじゃないの?」


たしかに、そうなんですが、通常、1つのランダム化比較試験の結果だけでは、「この治療法は本当に効果があるのか?」について、決定的な答えがでるわけではありません。


なぜなら、同じテーマでも、それぞれのランダム化比較試験によって、結果に違いが出るのはごく当たり前。


時には、正反対の結論になることがあります。


たとえば、浅い切り傷は、縫ったほうが治りがいいのか?接着したほうが治りがいいのか?といったテーマの場合。


「縫ったほうが、はるかに治りがいい」という結論が出る場合もあるし、「縫ったほうがわずかにきれいに治る」といった結論が出る場合も考えられます。


「どちらでも、そんなに変わらないよ」という場合もあるだろうし、「縫合したほうが治りが早かったが、接着したほうがきれいに治った」と真逆の結果になるかもしれません。


科学には、ただ1つの正解がある。


そう習ってきた学校の勉強、テストからすると、ちょっと意外かもしれませんが。


これが、現実の世界。


真実をゆがめてしまうようなバイアスをなくすよう、よりシビアに設計された試験、ランダム化比較試験であっても、結論にバラつきがおこってしまうのです。


なぜ、同じテーマにもかかわらず、バラバラな結論が出てしまうのかというと。


それは、体質、患者の選び方、測定方法など、偶然によっても、データにバラつきが出てしまうからなんですね。


そこでその異なった結論をうまくまとめていってくれるのが、システマティックレビューです。


では、どうやって、バラバラな結論をまとめていくのか?


システマティックレビューはどやって作られていくのか?


カンタンに流れをみていきましょう。


 


システマティックレビューができる手順


システマティックレビューを作るには、専門的な知識と、用意周到な計画が必要です。


ここでは、そこまでテクニカルな話には触れずに、システマティックレビューを作る手順を全体的にみてみますね。


システマティックレビュー作成の流れ

1) テーマを絞る

2) 研究結果をもれなく集める

3) それぞれの研究の質をチェックする

4) 質の悪い研究は除外する

5) データをまとめて分析する(メタアナリシス)

6) 得られた結果から結論を出す


 


1) テーマを絞る


システマティックレビューの作成は、具体的なテーマを決めるところから始まります。


たとえば、


打撲(だぼく)はすぐに冷したほうがいいのか?


とか、より具体的なテーマを絞り込みます。


「打撲の治療は、何がいちばん有効か?」というような、あいまいなテーマではダメなんですね。


「打撲に対して冷却が有効であってほしい」という決めつけからスタートするのもダメ。


「打撲を冷却しても本当にいいのか?」という、より具体的で、答えをあらかじめ決めつけることのないような疑問からスタートするのが大切です。


 


2) 研究結果をもれなく集める


はじめに立てた具体的な疑問。


それに答えるような、論文をできる限り収集します。


これもただの収集ではなく、全世界からテーマに該当する論文は、くまなく収集します。


ネットだけでなく、時には手作業で出版物を取り寄せるなどして、その時点で手に入れられる論文を、可能な限り集めるのが大事。


この時の勝負は、集める論文の数です。


システマティックレビュー:論文収集


 


3) それぞれの研究の質をチェックする


集めたすべての論文を細かく読んでいくことで、それぞれの研究の質を細かくチェックしていきます。


ここがシステマティックレビューの最大の特徴です。


たとえば、ある薬の効果をみたランダム化比較試験の論文なら、


チェックポイント

・ 参加者の条件、設定、場所が記載されているか?

・ それぞれの患者を、薬と偽薬に割り振った方法を記載してあるか?

・ その割り振り方法は、きちんとランダムに割り振られる方法か?

・ どのような工夫で盲検化を確実におこなったか?

・ どのように試験をしたか、参加者の流れを記載しているか?

・ いつまで参加者をフォローしたか、期間を記載しているか?

・ 重要なアクシデントや副作用が記載されているか?


などなど、嫌味なぐらい細かいところまでチェックします。


ときには、研究の資金がどこから出ているか?とか、著者の経歴を調べたり。


またときには、著者と連絡を取って、研究の内容について確認することもあるようです。


 


4) 質の悪い研究は除外する


それぞれの論文を細部までチェックして、試験のやり方がずさんなものなど、質の悪い研究は、すべてレビューから、振り落としていきます。


ふるいにかける感じですね。


ほんとうに、ここは疑り(うたぐり)の目を強くして、徹底的に批判的に、ひとつひとつの論文を深く吟味(ぎんみ)していく。


そうしてやっと残った、良質な、バイアスの少ない論文だけを、まとめていきます。


やり方にミスがある、やり方がずさんである研究まで、結果に含めてしまうと最終的な結論まで狂ってしまう恐れがあります。


質の悪い研究は、大きくバイアスがかかっている危険性があるのです。


バイアスが入り込む余地が大きいような質の悪い研究は、ここの時点ですべてふるい落とし、最終的にレビューが出す結論に影響を与えないようにしておくわけですね。


 


5) データをまとめて分析する(メタアナリシス)


論文のデータがひとまとめにできる内容なら、できる限りまとめていきます。


そのとき使う手法が、メタアナリシスという手法


メタアナリシスを使って、選別で残った研究結果、研究データを計算して、ひとまとめにしていきます。


内容的にひとまとめにできないようなデータなら、メタアナリシスを使わない場合もあります。


 


6) 得られた結果から結論を出す


批判的に吟味して残った良質な研究。


その結果をひとまとめにして出たデータ。


それを常識や思い込み、立場などを考えず、中立な視点で、注意深く結論を出します。


以上が、システマティックレビューがどうやって作られるか?のカンタンな流れです。


 


システマティックレビューがあると、なんで助かるのか?


これだけをみると、


なあんだ、システマティックレビューって、いっぱい論文を集めて、その中からいい論文のデータをまとめただけじゃん?


という見られ方をしたりします。


システマティックレビューは、研究としてはオリジナリティーがなく、人が作ったものを単にまとめただけ。


そう思う人もいるかもしれません。


しかし、誰かがシステマティックレビューをきちんとやってくれることで、実際にはとても助かっています。


何が助かっているか?


世界中で行われている臨床研究のデータを集積しているため、システマティックレビューさえ読めば、多くの文献を読む労力がはぶけるからなんですね。


時には、何千件という文献を集めたシステマティックレビューさえあります。


さらに集めた文献のひとつひとつを、批判的に選別して、良質なデータだけをまとめて結論を出しています。


だからこそ、事実をゆがめるようなバイアスが徹底的に少なくなっているため、信頼性が高いわけです。


世の中には、日々新たな臨床試験の結果が、論文として報告されてきます。


それにもかかわらず、お医者さんは、毎日の治療や診察で忙しく、新たな論文にすべて目を通す時間は、とてもじゃないけどありませんよね。


そこで、「この治療法は、本当に効果があるのか?」という疑問に答えてくれるシステマティックレビューがあれば、現場のお医者さんは助かる。


より少ない手間で疑問が解消され、より適切な治療がおこなえるわけです。


たとえば、一例として、サプリメントの抗酸化ビタミンには死亡率を低下させる効果はなくむしろ有害ですらあるかもしれない、というシステマティックレビューが2008年に出ています 1)


これはあくまでもサプリメントへの過剰な期待に警鐘を鳴らす内容ですが、つまり、システマティックレビューをおこなうことで新たに知る、研究が次のステップに進むことにもつながります。


そのほかにも、アトピーの治療ガイドライン、いわゆる標準治療といわれるものも、日本独自でおこなったシステマティックレビューをもとに作られました。


数多くの文献に目を通すことなく、科学的根拠にもとづいた意思決定をすることができる。


それが、システマティックレビューのメリットです。


 


 


 


関連記事:

EBMとは?・・・ベストな治療法の見つけかた

「ステロイドじゃないから安心」と思っていませんか?

「やればできる」を治療に生かす


参考文献:

1) Bjelakovic G, Nikolova D, Gluud LL, Simonetti RG, Gluud C. for The Cochrane Hepato-Biliary Group: Mortality in randomized trials of antioxidant supplements for primary and secondary prevention: systematic review and meta-analysis. JAMA 297(8): 842-857, 2007.


消化性潰瘍(しょうかせい・かいよう)


こんにちは。橋本です。


ステロイド薬を多量に長期投与すると、消化性潰瘍をおこすことがあるといわれています。


ただし、この意見には賛否両論がある状態です。


胃潰瘍:十二指腸潰瘍


 


消化性潰瘍とは?


消化性潰瘍とは、十二指腸(じゅうにしちょう)の粘膜、さらに深いところまでが傷いた状態になる症状です。


粘膜だけが傷つくのを、びらん(ただれた状態)といいますが、潰瘍(かいよう)は、さらに深くダメージを受けた状態です。


潰瘍になると出血することもあり、ときには胃に穴が開くこともあります。


長く潰瘍が続くと、胃がんになることもあるので、消化性潰瘍には大きな注意が必要です。


 


消化性潰瘍がおこる原因


消化性潰瘍がおこる原因は、バランス説が一般的です。


胃酸の分泌をうながす機能。


それと、胃や十二指腸の粘膜を保護する機能。


この2つの機能がバランスが崩れ、胃酸の分泌のほうが、まさってしまうと、消化性潰瘍がおこってしまうのではないかという説です。


胃酸がないことには、食べたものをうまく消化できないのですが、それ以上に胃酸が多く出過ぎてしまうと、今度は粘膜を攻撃してしまいかねません。


現在では、そのバランスを崩す最大の原因は、ヘリコバクター・ピロリ(ピロリ菌)の感染といわれています。


とはいうものの、日本人の約4割、50歳以上の8割近くは、ピロリ菌に感染しているという報告もあります。


そのため、潰瘍になるかどうかは、喫煙、飲酒、食事内容やストレスなど、ほかの原因も関係すると考えられます。


 


ステロイド薬が、どんな作用をおこすのか?


ステロイド薬を投与していると、胃酸の分泌がされやすくなる反面、胃粘膜の防御能力が低下し、粘膜が傷ついた場合でも再生能力が低下する。


そのため、潰瘍のリスクが高まるとされています。


ステロイド薬による潰瘍は、ステロイドの服用をはじめると、比較的早くあらわれます。


ステロイド薬使用中におこった潰瘍患者の約3割が、ステロイド薬の投与開始から1か月以内に発症したという報告もあります 1)


消化管障害は、胃と十二指腸が大半ですが、小腸や大腸にみられるケースもあります。


 


どんな症状が出るの?


胃潰瘍や十二指腸になると、みぞおちなどの腹部に、チクチクとした痛み、吐き気、嘔吐などの症状が出ることがあります。


消化性潰瘍:症状


胃潰瘍では食事後に痛みがおこります。


その一方、十二指腸潰瘍では空腹時に痛くなるが多く、食事を摂った後によくなる傾向があります。


夜間寝ている時に痛みがおこることもあります。


これは空腹時、夜間にも強い胃酸分泌がおこるためです。


しかし、自覚症状を感じる例は半数以下と意外に少なく、ステロイド薬開始後、1~3か月で突然、吐血、下血をすることで、初めて診断されるケースもあります。


 


NSAIDs(非ステロイド薬)が潰瘍のリスクを高める


ステロイド薬単独では、消化性潰瘍のリスクは低く、実際には、NSAIDs(非ステロイド薬)の併用が消化性潰瘍のリスクを上昇させるとみられています 2)


NSAIDs というのは、「エヌセイド」とよばれる、非ステロイド薬


Non-Steroidal Anti-Inflammatory Drugs の頭文字をとった略称で、ステロイド薬以外の抗炎症作用、鎮痛作用、解熱作用をもった医薬品全般をひっくるめて指す言葉です。


NSAIDs(非ステロイド薬)には、消化性潰瘍の副作用があるため、この副作用が出にくいタイプのNSAIDs(COX-2選択的阻害薬)も使われています。


ステロイド薬を使用すると、消化性潰瘍のリスクを2倍程度高める 1) という報告がある一方。


6,602名の患者を含むメタアナリシスの結果では、ステロイド薬の投与のためにおこる消化性潰瘍はまれであると報告されています 3)


そのため、消化性潰瘍があるからといって、必ずしも、病気の治療に「ステロイド薬を使えない」とするべきでないというわけです。


 


消化性潰瘍を予防するには?


消化性潰瘍を予防するのに、必要に応じて、胃酸の分泌をおさえる薬(製品名:タケプロンなど)を服用します。


しかし、ステロイド潰瘍の予防的治療による効果は、十分な検討までされていないのが、実際のところです。


そのため、現在の健康保険では、ステロイド潰瘍発症を予防する目的で、処方が認められている薬はありません。


過去に消化性潰瘍があった場合では、ステロイド薬による治療は慎重におこない、治療中も検査で、潰瘍がないかチェックする必要があります。


 


 


 


関連記事:

ステロイド薬を内服した場合の副作用とは?

骨粗鬆症(こつそしょうしょう)……ステロイド薬の全身的な副作用(6)

無菌性骨壊死(むきんせい・こつえし)……ステロイド薬の全身的な副作用(7)


参考文献:

1) 木下 芳一, 古田 賢司: ステロイド療法の実際:ステロイド潰瘍. Modern Physician 29(5): 683-686, 2009.


2) Piper JM, Ray WA, Daugherty JR, et al: Corticosteroid use and peptic ulcer disease: role of nonsteroidal anti-inflammatory drugs. Ann Intern Med 114: 735-40, 1991.


3) Conn H, Poynard T: Corticosteroids and peptic ulcer: meta-analysis of adverse events during steroid therapy. J Intern Med 236: 619-632, 1994.


頭をよくかゆがるのですが、どうしたらいいですか?


こんにちは。橋本です。


夜中、子どもが頭をかきむしってなかなか寝つかない。


アトピー、またはアトピーの心配がある子にはよく見られる話です。


眠くなると、頭をこすったり、かきむしるクセがついてしまう赤ちゃん。


手持ちぶたさに、何かと頭をかきむしってしまう子ども。


見ているとつらくなってしまうのですが、どうにかする方法はないのでしょうか?


アトピー:頭をかきむしる


 


自然によくなることも


赤ちゃんの時期。


とくに、母体にいたときのホルモンの影響が薄れてくる生後3か月頃から、


赤ちゃんが、かきやすい所:

こめかみ(側頭部)

後頭部


こういったところを中心に、自分の爪でひっかき傷をつくるようになる赤ちゃんってけっこういるんですよね。


かきグセがつくと、部分的に髪が薄くなったりすることもあります。


とくに、眠くなったり、体が温まったりすると、かゆくなってしまう傾向があるようです。


枕やシーツ、ママの服に頭をこすりつけたり。


ひどいと、「チキショー」っていう感じで、まるで漫画家がアイディアに煮詰まったかのように、両手でかきむしるなんてことも。


しかし、これが赤ちゃんの時期におこる、軽い症状、特有な症状である場合もあります。


「あれっ?」と、気がついた時には、


「そういえば最近、頭かきむしってなくない?」


というケースも、赤ちゃんではよくあることです。


つまり、ある時期が来れば、自然に治ってしまうこともあるわけです。


それまでは大変ですが、場合によっては、ツメをこまめに切ったりとか。


もしくは、ミトンをうまく利用したりして、うまくやり過ごすというのも、決して間違ってはいません。


ただ、その一方で、アトピーの症状であれば、やり過ごすだけでは、症状がひどくなってしまうケースがあるのもたしかです。


 


きちんと眠れているか?


子どもが、かゆくてなかなか寝つけない、という場合。


ひとつ心配なのは、成長に影響が出てしまわないか、ということ。


多少の寝つけない、眠りが浅いことぐらいでは、成長に反映されるというわけではないかもしれないですが、少なからずいいことじゃないですよね。


まず、アトピーの症状があるなら、


頭皮にも炎症があるのではないか?


ということも疑われます。


アトピーによって頭皮に炎症があれば、かゆみがおさまらなくても不思議はありません。


 


炎症があれば、おさえてあげる


通常の肌を見たり触ったりするのと違って、頭皮は髪が邪魔するため、地肌の状態を見るのに苦労します。


しかし、頭皮に炎症やかゆみがあるのなら、ていねいに地肌を見てあげることも大切。


頭:湿疹


かき傷があったり、赤みがあったりするなら、ローションタイプのステロイド外用薬できちんと炎症をおさえてあげる。


そして、保湿剤でフォローアップしてあげると、かゆみがおさまってくれることもあります。


ローションタイプには、白っぽい乳状のものと、透明なアルコール状のものがありますが。


かき傷があると、アルコール状のローションタイプスプレータイプのものは、しみたり、刺激を感じたりして、逆にかゆみが増すことも。


そういう意味では、乳状のもののほうが無難です。


乳状でも刺激に感じているようなら、お医者さんとよく相談して、クリームや軟膏に変えてみるのもありですね。


また、頭皮にあきらかな湿疹、鱗屑(りんせつ:肌がボロボロはがれているもの)などがあれば、ローションタイプではなかなか効かないこともあります。


その場合も、塗りにくいですが、頭皮の炎症、かゆみがおさまるまでは、軟膏タイプを使うというのも、ひとつの手です。


薬で見た目、頭皮がきれいになっても、皮膚の内部に、見えない炎症が残っている。


そういった状態では、かゆみが出る、かゆみが出やすくなることもあります。


きちんと、「炎症の根っこ」までおさえる。


つまり、「いつまで塗るか?」といった「塗る期間」について、お医者さんとよく話し合うことも大事ですね。


 


ていねいな診察をしてもらうことも大事


ただし、頭のかゆみは、頭皮の炎症をおさえさえすれば、必ず解決するというわけでありません。


頭にかゆみがおこる原因は、いろんな可能性が考えられます。


だからこそ、単なる頭のかゆみとはいっても、長く続くようであれば、お医者さんにきちんと診てもらうこと。


やっぱり、これが大事なんですね。


皮膚の状態を見分けること、とくに髪に隠れた地肌をみるのは難しいものです。


幅広い知識、皮膚をみるトレーニングをしっかり積んだお医者さんに、きちんとした診断してもらう必要があります。


子どもの頭にかゆみがおきやすくなるのには、次のような原因も考えられます。


頭をかゆがる原因(アトピーによる「頭皮の炎症」以外のもの):

1) 汚れなどの刺激によるもの

2) 洗いすぎの乾燥によるもの

3) シャンプーのすすぎ不足

4) 真菌(カビ)によるもの(脂漏性皮膚炎, 頭部白癬)

5) ほかの病気感染症によるもの(アタマジラミなど)


1つずつの原因については、また詳しくほかの記事でお話ししていきますね。


 


 


 


関連記事:

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触らないお医者さん


ステロイドによる骨粗鬆症(こつそしょうしょう)


こんにちは。橋本です。


多量のステロイド薬の服用を続けると、骨の密度が薄くなることで、骨がもろくなる症状。


いわゆる骨粗鬆症(こつそしょうしょう)をおこすことがあります。


ただし、同じくステロイドを内服した場合におきることがある副作用、無菌性骨壊死(むきんせい・こつえし)とは、また違ったメカニズムでおこります。


 


骨粗鬆症(こつそしょうしょう)とは?


骨粗鬆症(こつそしょうしょう)とは、骨の中がスカスカの状態になり、骨がもろくなる病気です。


骨粗鬆症の(しょう)は、難しい漢字なので、よく「骨粗しょう症」と、ひらがなで病名が書かれていることも多いですよね。


鬆(しょう)というのは、鬆(す)と読むこともできます。


料理では、「中がスカスカになっている」ことを、よく「“す”が入ってる」と言ったりしますが、この“す”っていうのが、じつは漢字で書くと“鬆”


「“鬆(す)”が入ってる」って書くんですね。


“鬆”の漢字は、松の葉の重なりように、向こうがすけて見える状態をあらわしたもの。


つまり、「中がスカスカな状態」です。


ステロイド副作用:骨粗鬆症


ダイコンやゴボウ、スイカ。それから、豆腐、茶碗蒸し、スポンジケーキの中に大きな気泡が入ってしまうのを、「“鬆(す)”が入ってる」なんて言います。


あの状態が、骨の中におきるのが、骨粗鬆症とイメージしてもらえればいいのかなと思います。


骨の中が粗く(あらく)、スカスカになってしまう病気。


だから、骨粗鬆症なんですね。


 


子どもは、骨粗鬆症とは無縁じゃないの?


「でも、骨粗鬆症なんて、おばあちゃんがなる病気じゃないの?」


たしかに、その通りです。


よほど、「運動しない」「屋外に出ない」「栄養がかたよっている」といったことがない限り、子どもが骨粗鬆症になることが、普通はありません。


ただし、ステロイド薬を内服などで、全身に投与していると、子どもでも骨粗鬆症のリスクが上がることが知られています。


 


骨も日々、新しいものに入れ替わる


目には見えないですが、皮膚や血と一緒で、人間の「骨」も、じつは日々新しいものに入れ替わっています。


といっても、一気に入れ替わるものではなく、1年に骨全体のおよそ20~30%が入れ替わる、非常にゆっくりしたスピードだといわれています。


皮膚や血の再生に比べれば、とてもゆっくりですよね。


ゆっくりだとしても、日々新しいものに入れ替わってるからこそ、骨折しても、きちんと元に戻るわけです。


骨の入れ替わりには、体の2つの機能がかかわっています。


 


「骨吸収」とは?


その1つが、骨吸収(こつ・きゅうしゅう)


骨には、破骨細胞(はこつ・さいぼう)という「骨の解体工事」の役目をする細胞がいます。


この破骨細胞が古い骨を溶かし、溶けたカルシウム(Ca)が血液中に吸収されていく。


それを、骨吸収とよんでいます。


 


もう1つの「骨形成」とは?


反対に、「骨吸収」によって破壊された骨を再生させる体の機能。


これを骨形成(こつ・けいせい)とよんでいます。


古い骨を溶かしていた破骨細胞に対して、新しい骨を作る骨芽細胞(こつが・さいぼう)。


この骨芽細胞が新しい骨を作る「骨形成」をおこないます。


骨吸収 → 古い骨を溶かす

骨形成 → 新しい骨を作る


単純にいうと、人間は、この「骨吸収」と「骨形成」を常に繰り返して、骨をキープしているわけ。


骨吸収:骨形成


子どもの骨が順調に大きくなっていくのも、この繰り返しをうまくおこなっているからこそ、なんですね。


 


なんで、ステロイドで骨粗鬆症になるんだい?


しかし、ステロイド薬を投与すると、骨形成の機能が低下する反面、逆に骨吸収の機能は向上してしまいます。


正常だった「骨形成」と「骨吸収」のバランス。


つまり、保たれていた「新しい骨を作る」と「古い骨を溶かす」のバランスが崩れてしまう。


「新しい骨を作る」機能が弱くなり、「古い骨を溶かす」機能が優位になってしまうわけです。


実際には、ステロイド薬を投与すると、


・ 腸からのカルシウム(Ca)の吸収が低下する


・ 尿からカルシウム(Ca)が多く排出されやすくなる


女性ホルモン(または男性ホルモン)がおさえられることで、骨吸収が進む


破骨細胞の自然死がおさえられるため、破骨細胞が活動しやすくなる


自然死をしやすい骨芽細胞の割合が増えるため、骨芽細胞が活動しにくくなる


といったことがおこるといわれています。


ちょっと内容がややこしくて、考えてると目が寄り目になりそうですが(苦笑)。


高齢者の方で、骨粗鬆症がおこりやすいのは、閉経後に女性ホルモンがおさえられるために、骨吸収が進むからなんですね。


ステロイド薬投与の場合には、さらに「骨芽細胞が活動しにくくなる」要素も加わるので、より注意が必要なわけです。


ただし、同じくステロイドを内服した場合におきることがある副作用、無菌性骨壊死(むきんせい・こつえし)


これも、「ようは骨粗鬆症と同じだろ?」と思ってしまいがちですが、おこりかた、メカニズム、治療法がまったく違うので、そこにも注意ですね。


 


最初の数ヶ月は骨折に要注意


ステロイド薬による骨粗鬆症は、高齢者、更年期以降の女性。そして、子どもでも、より出やすくなります。


とくに、運動をしていない、ベッドで安静にしている状態だと出やすくなります。


骨量の減少率は、ステロイド投与後、初めの数ヶ月は8~12%と高く、その後は年に2~4%の割合で骨量が減少していくという報告もあります 1)


つまり、ステロイド薬を長期投与する場合は、最初の数ヶ月~半年ぐらいまでは、とくに骨粗鬆症に注意しておく必要があります。


骨粗鬆症で、通常の骨折をしてしまうのはもちろん。


とくに圧迫骨折という、腰や背中の骨がもろくなってつぶれる骨折。


こういった骨折は、QOLを急激に低下させるので、ステロイドによる骨粗鬆症を予防することは、とても大切です。


 


骨塩定量(こつえんていりょう)を測る


長期のステロイドの内服が必要と判断される場合は、骨塩定量(こつえんていりょう:骨の密度を測る検査)を定期的に受けて、骨粗鬆症の危険がないか、経過をチェックします。


骨の密度を測る検査


骨塩定量は、放射線を照射して、骨のミネラルを測り、骨の密度を予測する検査です。


あくまでも予測なので、骨塩定量が、正確に骨粗鬆症の状態をあらわすわけではありません。


しかし、たとえ背中や腰などに痛みがなくても、骨粗鬆症を早期発見するには、骨塩定量による定期検査によるデータが、大きな参考になります。


 


予防するには?


まず一番にできる骨粗鬆症の予防は、適度な運動。


そして、十分なタンパク質、牛乳、小魚、葉野菜、緑黄色野菜、海草類などの十分なカルシウム(Ca)を含んだ食事を摂ることが大事です。


さらには、ステロイド薬の投与が長期におよぶことが、あらかじめ分かっている場合。


予防段階では必要に応じて、活性型ビタミンD3製剤(製品名:ワンアルファなど)などの治療薬を服用します。


さらに骨粗鬆症のリスクが高いと思われた場合、ビスホスホネートという骨吸収をおさえる治療薬を使うことがあります。


古い骨が溶かされていくのをおさえることで、骨粗鬆症にならないようにするわけですね。


ただ、子どもの場合には、ビスホスホネートは注意が必要です。


ビスホスホネートは高用量で効果がみられたという報告があるのはたしかです。


しかしその反面、長期の使用によりアゴの骨に異常が出たり、足の骨に(骨粗鬆症でない)骨折をおこしたりすることが知られています 2)


そのため、ビスホスホネートの使用は、お医者さんと症状についてよく話しあった上で、慎重に決めることが望まれます。


 


 


 


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無菌性骨壊死(むきんせい・こつえし)……ステロイド薬の全身的な副作用(7)

不眠、いらいら……ステロイド薬の全身的な副作用(8)


参考文献:

1) 鈴木 康夫, 若林 孝幸, 齋藤 栄子, 小宮 喜代里, 野口 淳: ステロイド性骨粗鬆症の海外の予防・治療ガイドライン. THE BONE 19(5): 583-587, 2005.

2) Hiroyuki Tanaka: Glucocorticoid induced osteoporosis in childhood:prophylaxis and treatment. Clinical Calcium 19(4): 569, 2009.