Joon's blog -30ページ目

Joon's blog

どんな傑作にも100点を、どんな駄作でも0点を与えないのが信念です

よくあるじゃないですか、製作記事を探し当てたと思って開いたら、ちっとも参考にならない製作ブログ。

当ブログもそんな感じで、製作はしているけどサッパリ進捗してないし、ロクに参考にならない&つまんねー記事になってる自覚はあるので、シリーズ記事化しなくてもいいかなと考え中です。

ただ、写真1枚と1行の文章しかないような所に比べれば少しはマシだと自己擁護しますが…。←人、それを無駄口という

 

…って事で、ようやく整形作業を全て終え、塗装準備に入りました。

うっわ、この分量…!

MGならフレームを組んだ後、ポーズを取らせながら塗装する技法がありますが、HG程度のなんちゃってフレームでそれは無理な話で。

二つ以上のパーツを組んだ状態で塗装できるパーツがあまりないんですよね。合わせ目レスのためにパーツを分割してるものですから。

 

で、全てのパーツをバラした後、まずは洗浄。

こいつの出番です!

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これを買ってから塗装の意欲が高まってきたというか、塗装やらなきゃという強迫観念が強まったというか(笑)。

ささくれや毛羽立ちは取りきれないけど削りカスは一掃できて、ちゃんとスジ彫りできてるやん!と自画自賛(そういう写真を撮らないのが当ブログのダメな点です)。

お金を掛けずに自分で洗うのもアリですが、手間はさておき、小さいパーツの紛失を防げるのが超音波洗浄機の存在意義!と思ってます。

先の写真の分量のパーツを全て手洗いしろと言われたら、早めに塗装を断念してたよ…。

 

さらにこの後、各パーツに持ち手を付けるわけですが、持ち手や置台の大きさも足りないし、フレーム系と外装系で分けようと考えてます。

昨今のHGはパーツが増えたし、RGならそれ以上です。この辺をサクッとフル塗装して終わらせられる人は、どんだけ能率よく作業しているんだろう。

 

…が、これらのパーツは本体のみ。武器に関しては何も手を付けていないんですよ。

こちらに関しても、容赦ないゲートの抉れが多々散見されているので、今は考えないようにする…。

 

 

『買った、中古『HG M9D ファルケ』

『HG M9D ファルケ』~その1~

『HG M9D ファルケ』~その2~

『HG M9D ファルケ』~その3~

『HG M9D ファルケ』~その4~

『HG M9D ファルケ』~その5~

『HG M9D ファルケ』~その6~

『HG M9D ファルケ』~その7~

『HG M9D ファルケ』~その8~

さっさと観終えないと、最新作=『エクスペンダブルズ4 ニューブラッド』が公開されちゃうじゃん!という事で、急いで(?)『エクスペンダブルズ2』を観ました。

 

ネパールで中国人の救出に成功したエクスペンダブルズ。ヤンは一時脱退する事になるが、新顔のビリーも加入してチームは順調だ。

バーニーは前回のヴィレーナ島の一件を依頼したチャーチと再会。ヴィレーナの件は結果的には解決したものの、数々のペナルティを犯しており、約束の金は払えないという。これを帳消しにする代わりに、墜落した輸送機にある荷物を回収するという新たな依頼を引き受けるバーニー。

チャーチの配下であるマギーを連れ、墜落現場に向かうエクスペンダブルズ。荷物は無事に回収するが、ビリーを人質に取った謎の武装集団に遭遇。荷物は奪われ、ビリーも殺され怒りに震えるバーニーたち。

サングと呼ばれる先の集団の目的は旧ソ連が鉱山に隠したというプルトニウム。その発掘のため、近隣の村の男らはサングに拉致された上で強制労働をさせられているという。単なる仕事としてではなく、復讐のためバーニーはサングの首領ヴィランの元へ向かう……といったお話。

 

シリーズ第2弾です。

見どころはシルベスター・スタローンさん、アーノルド・シュワルツェネッガーさん、ブルース・ウィリスさんらによる夢のスリーショットが、今度こそ本当に拝める点ですね。前作では”出演”でしたが、ついに今作で“共演”が叶いました。このお三方が1画面内に収まるという奇跡、80~90年代では考えられまい…!

それだけではなく、ジャン=クロード・ヴァン・ダムさんやチャック・ノリスさん(なぜ『続・夕陽のガンマン』っ?)らも参戦し、いよいよオールスター映画の様相が強まってきました。…おっと、今風に言うならアベンジャーズってか?←ないない!

 

ヴィランというキャラ名もそのまんま、今作の大ボスを演じるのがヴァン・ダムさんです。

一方、ガンナーも復帰したという事でドルフ・ラングレンさんも続投って事で、ラストはこの二人のサシでの勝負でしょう!と想像したけど、さすがにそこまでミーハーな真似はしませんよね。ユニバーサル・ソルジャー対決に期待した人は少なくないと思うんだ…。

にしても、今作ではガンナーがいいムードメーカー役を担っているのがいいですね。クスリをやってなきゃ、そんなに面白系の人だったのか、アンタ…。

 

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Blu-ray版の映像特典は未公開映像やNG集。NG集にある、例の3人がゲラゲラ笑ってる画とか実にほっこりしますね。

そしてもちろん、今作も吹替版はオススメに値する豪華キャストです。まだ見てないけど…。

さて、2024年最初に観る映画は『劇場版 推しが武道館いってくれたら死ぬ』です。

 

初見=劇場で観た際の感想はコチラ

 

久々の再見ですが、やっぱり面白い。

ちなみに、2023年は映画館で8本ほどの作品を観ましたが、個人的に満足度ナンバー1だった作品です。

 

ChamJamが東京で路上ライブを行った後、あまりのリアクションの薄さにれおは落ち込みますが、これはめいぷる♡どーるのメイの存在が大いに関係しているからなんじゃないかと。

テレビ版の後半あたりでメイと再会してからのれおは、明らかに焦りを見せ始めましたしね。

メイよりも遥かに後れを取っている焦りというか、”武道館”というワードを聞いて色めき立つChamJamのメンバーに対し、武道館とメイが直結しているれおだけはシリアスなムードになるんだよね。

それを知っても安っぽく話しかける事なく静かに見守るに留める空音や、嫌味ではなく心底より応援するメイ、そして下心なんか1ミリもなく純粋に応援するくまささん等々、れおはいい人に囲まれてるなぁ……運営には恵まれてないけど(笑)。

 

俺ッチ同様、クライマックスのライブで感動したという人が意外にいるようです。

別に毎度お馴染みなライブなのに、まぁ3曲目は狙ってるのが分かるけど、そうでない曲でヘタすりゃ泣きそうにすらなるんですが、これは一体どんな感情が湧いてきているんでしょうね? よく分かんないけど、どこか泣けてしまうんですよ。

サプライズ=その場で決まった事なのにダンスが揃いすぎだろ!というツッコミは無粋すぎるので控えましょう。

 

にしても、主人公の衣装がここまで少ない実写映画もなかなかありません。何しろ、えりぴよの衣装と言えば赤ジャージとパン屋のコック服、これだけだもんね(笑)。

くまささんや基[モトイ]の方がよっぽど身だしなみがしっかりしているという。

男のオタクはルックス(と臭い)に無頓着というイメージがありますが、アイドル本人との接触がある以上、悪印象を持たれないための気遣いをしているんだから、”陽”のエリートオタクの姿ですね。

 

続編を臭わせる終わり方だったのかどうかは判別しがたいですが、個人的には、少なくとも実写版はこれで完結としても何も問題がないどころか、むしろ清々しい終わり方に思えました。

武道館でライブをしてるところが見たい!なんて意見はあまり見えませんが、分かってる人が多いなぁって気がします。

 

にしても舞菜ちん、「…え?」が多くないかい(笑)?

 

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配信版はないようです。

俺ッチは↑のBlu-ray版を買いましたが、んま~高い。定価で9680円とかあり得ないでしょ。

特典としてCDが付いてくるものの、あんま思い入れの湧かないサントラ(もちろんエンディング曲『Chance』は未収録)なんか要らないんだよ。もう少し安くした通常盤のみの販売があっても良かったと思うんだよ。

当ブログには熱烈な読者はいないため年始の挨拶は省略。たまたま目にした皆さんは良い年にしてね。

 

年が明けたところで、やっぱりボーッと過ごしています……って、バカヤロー、俺ッチにゃ『HG M9Dファルケ Ver.IV』を完成させる使命があるだろう!

 

整形は年内に終えて、年明けから塗装に入るぞ!という予定もどこ吹く風です。

だって寒いんだもん。

 

二度切り後の、抉れるほどのゲートカットの修正はどうにか完了。

これを

ここまで直しました。

ほぼ全てのパーツがこんな調子だから、サッパリ進まぬ…。

他にも干渉部分の調整とか、色々メンドくせー事ばっかやってます。

 

ゲート跡だけ直せばいいやと思ってたけど、触っている時間が長くなるほど愛着が湧いてくるというか、直したい部分が出てきちゃうよね。

胴体の豪快な肉抜きも塞いじゃいました。

エポパテを詰め込んでツライチに削って終了ってのも考えたけど、側面からの延長で段付きになってた方がいいかなと。

中央側はヨレヨレですが(笑)、あまり見えない部分は手を抜かないと永遠に終わりが来ませんからね。

この手の整形作業に慣れてる人はサッと思い付いてソッコー実行できるんだろうけど、俺ッチはこういうのを考える時間が長いんだよな。

 

製作に当たり、先達者の知恵も借りたいから“ファルケ””製作”で調べても、

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こっちばっかヒットしちゃうんだよなぁ(笑)。

“M9D”を追加してもパチ組みレビューばっかりで役に立たないし、大マジに作っている人が少ないんですよね。

 

次に考えるのは塗装ですが、俺ッチは『フルメタル・パニック!』という作品はまるで思い入れがないので、好き勝手な色で塗る予定。

その昔、ロボット系の線画を集めた塗り絵サイトがあったんだけど、いつしか消えちゃったんだよね。プラモの塗装シミュレーション用に、スゲー役立ってたんだけど…。

なので、拾い画像から自分用の塗り絵データを作成中。

スゲー時間掛かるやん、この作業…。

同様に使いたい人に向けて上げてみたけど、画像保存できないんだねぇ。F12を駆使してみて下さいな。

 

 

 

『買った、中古『HG M9D ファルケ』

『HG M9D ファルケ』~その1~

『HG M9D ファルケ』~その2~

『HG M9D ファルケ』~その3~

『HG M9D ファルケ』~その4~

『HG M9D ファルケ』~その5~

『HG M9D ファルケ』~その6~

『HG M9D ファルケ』~その7~

『HG M9D ファルケ』~その8~

年の締め括りに見る作品はチトこだわりたいという事で、2023年ラストとして『さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち』を観ました。

 

西暦2201年。ガミラスとの戦いで絶滅寸前に陥っていた地球は復興を果たし、繁栄の道を歩んでいた。

かつてヤマトの乗組員だった古代は、輸送船の護衛任務の最中に謎のメッセージを受信。銀河系外で巨大な白い彗星が出現し、行く先々の惑星を侵略、もしくは破壊をし続けているという。

宇宙で起きている危機を見過ごせない古代だったが、これを他人事と捉える地球連邦は耳を貸そうともしない。それどころか、ヤマトの廃艦処分を下してしまう。

古代を初めとする元ヤマトの乗組員たちは、軍への反逆を覚悟でヤマトを発進。メッセージを発していたテレサのいる星へと向かう。その道中、ヤマトは白色彗星の艦隊に遭遇、これを撃退する。

白色彗星=ガトランティス帝国の大帝ズォーダーはヤマトに目を付け、ヤマトに因縁のある男を出撃させる……といったお話。

 

近々、リマスター版がリバイバル上映されるらしいですが、映画館に観に行くつもりはありません(バンダイが絡んでいると思しき一律料金システムも気に入らないし)。

だって、ドバ泣きしちゃうんだもん(笑)。

そうしょっちゅうではないにしろ何回か観ている作品だし、歳も取って冷めてしまってるだろうなと思いつつ今回の鑑賞に臨んだところ、我ながら引くほど泣いたよね。しかも、泣きポイントが増えているんだから我ながら手に負えません(笑)。

いいオッサンがみっともねーなー!と言われようが、本作を観て、せめて目頭がチト熱くなるくらいの感受性はいつまでも持っていたいものです。

 

近年では本作のリメイク版=『宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち』という作品が作られましたが、本作=オリジナル版が揺るぎない名作である事を確約してくれる作品でした。俺ッチとしては珍しく途中切りするくらいにコレジャナイ感に富んでいたからです。

確か、古代の前に何故かズォーダーが現れて、愛がどうとかとかグシャグシャと御託を並べるシーンがあった回かな? 悪役として描かれるキャラに、不可抗力気味に悪行に走らざるを得ないバックボーンをでっち上げてしまうのが近年のリメイク作品の良くない点(の一つ)です。

敵は酌量の余地もない絶対悪でいいじゃないですか? 過去の悲しい出来事なんて要らねぇ、そしてうるせぇ(笑)!

 

劇場用完全オリジナル作品でありながら151分という尺の長さも異例であり、ヤマト人気がどれほどのものだったかが伺えます。

あえてダメ出しをするなら、長尺だからって多くを詰め込みすぎているんですよね。特に後半は盛り上がりっぱなしで、起承転転転結くらいに感じます(笑)。

燃えるわ泣けるわで、本当にカロリーを消費する作品だから、観るペースは数年に1度くらいでいいんですよ。

 

いつも以上に泣いたのはエンディング曲『ヤマトより愛をこめて』が流れるところで、”うちゅうせんかんやまと”なんて言葉なんか入っていないのに、キチンと作品にリンクしているのがいいんですよ。

曲の1番は総じて本作のテーマを、2番はエンディング後の世界を想像できるんだから、これぞ主題歌、さすが阿久悠さん!

歌っているのは沢田研二さんで、注目すべきはこれを歌った年代。本作の公開は1978年で、ジュリーさんが『勝手にしやがれ』でレコード大賞を獲ったのが1977年。

当時は見下されていたであろうアニメ作品ごときの主題歌に去年レコ大を獲った人を起用するのって、令和でもなかなか真似できないんじゃないんですかね? ジュリーさんが、今でもたまにライブでこれを歌っているという話を聞くと嬉しくなりますね。

 

重い印象が強い本作の中で、無心で熱くなれるのはヤマト発進のシーンですね。

海面から飛び立つヤマトのバックに流れる『元祖ヤマトのテーマ』、ふふふ震える~!

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Blu-ray版の映像特典は静止画が満載、かつ最後のテロップの内容が異なるバージョンを収録しているようです(こっちはまだ未見)。

 

デジタル作業でさほどの手間が掛からないからなのか、作画ミスを修正している点は許せませんね。

山本はそんな敬礼をする奴じゃないんだ!

『劇場版 仮面ライダーオーズ WONDERFUL 将軍と21のコアメダル』を観ました。

 

800年前にコアメダルを作ったというガラのメダルを求め、ドイツにやって来た鴻上ファウンデーション。その発掘作業中に大量のセルメダルが噴出しただけでなく、ガラまでもが復活してしまう。

ガラの目的はこの世を終わらせ自らがオーズとなる事。ガラが作った欲望の天秤は、欲望を満たした人間から出てくるセルメダルが一定数に達すると世界の一部が場所や時間を超えて入れ替わる力を生み出し、これが続く事で世界が破滅に近付くという。

この影響により江戸時代の城下町にやって来た仮面ライダーオーズ=映司たち。その身なりから町人らに怪物呼ばわりされるが、徳田新之助という男により誤解が解ける。

世界は次々と入れ替わり、着々と破滅に近付く中、捕らわれの身となっている鴻上会長は、映司の欲望を満たしてはどうかとガラに提案し……といったお話。

 

映司と仲間たちが江戸時代の世界に飛ばされるという展開は、ひと昔前のスーパー戦隊(のVSシリーズ)でしょっちゅうやってた、とっくにカビの生えたシチュエーションですが、長きに渡る江戸時代の中で徳川吉宗が将軍の座に就いていた時代に行き着いたのは、なかなかのラッキーでしょう。

そして江戸の城下町で知り合った、貧乏旗本の三男坊である徳田新之助と名乗る男……そう、本作は『暴れん坊将軍』とのちょっとしたコラボレーションなのです。

そんな設定を拝借した上で、まさか松平健さんが同役で仮面ライダーに出演してくれるんだから、まぁ時代は変わったよね。

これが仮に、この手の変身ヒーロードラマが”ジャリ番”などと見下されていた時代であれば、そんな作品に出演する松平さんが落ちぶれたなどと揶揄されるところでしょうが、仮面ライダーシリーズに主演していた若手俳優の台頭が珍しいものではなくなった今においては、そんな考えはとうに時代遅れです。

松平さんを含め、日本国民の過半数に名が知られているようなベテラン俳優が仮面ライダー作品に出演したところで、その後の仕事には何の影響もない=ライダー出演以降も順調に仕事があるのが根拠です。

 

劇場で本作を観た当時にはさほどの興味もなかったけど、『暴れん坊将軍』に関する知識が激増した今であれば、本作での扱いには色々と不満や要望が噴出します(笑)。

まずは『暴れん坊将軍』サイドからは吉宗=新之助しか登場しない点ですよね。新之助が吉宗である事を説明する役割を持ったキャラがいても良かったんじゃないかなと。特にお庭番ならアクションも多めだし、この手の作品との親和性も高いしね。

「お前たち、どこで寝泊まりするつもりなんだ? 少々やかましい所でも良ければ紹介するぞ?」と世話焼き新さんの本領を発揮して、め組に案内してやったりなんてのも面白そうじゃないですか?

脚本の小林靖子さんは、「俺は貧乏旗本の三男坊、徳田新之助だ」というセリフを自分が書けるなんて!と歓喜していたようですから、これに近い事を書いてみたかったんじゃないかなぁ…。

 

『仮面ライダーオーズ』と言えば、先頃テレビ版=本編2周目を観終えたんですが、久々に観ると仮面ライダーがオーズとバースしか登場しない点にホッとします。この劇場版に関しては3人ですが……あ、馬にライドしている人はノーカウントですよ(笑)?

余談ながら、例えば5種類として、一人で5種類にフォームチェンジできるライダーと5人のライダー、スポンサー的にはどっちが売れるんでしょうね。

 

にしても、『仮面ライダーオーズ』という作品は意外に複雑なストーリーで、俺ッチも劇場で観た=初見ではピンと来ないところもありました。

クライマックス直前の映司の二択とかね、要は回りくどいんですよ。

ただ、2回目以降の鑑賞でそれが理解できると一気に深みが増すのも脚本の妙というか、『~オーズ』の魅力です。

 

本作のゲストは松平健さんのネームバリューが大きすぎて霞んでしまいますが、酒井美紀さんの出演も密かな見どころです。

ヤマザキ春のパン祭りの頃からすればかなり歳を召しましたが、育ちが良さそうな雰囲気はいまだ健在。そんな酒井さんが悪役であり、かつ優しいお母さんでもあるというギャップもいいですね。

にしても、仕事のせいで約束をドタキャンされた子供が”お母さんorお父さんなんて嫌いだ―!“という展開も、そろそろいい加減にして欲しいですね…。

 

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どうせ見るなら劇場公開版より7分長いディレクターズカット版がオススメです。

大した差異は感じないだろうけど、シーン間の隙間が埋まるような感じなんだろうな。

『エクスペンダブルズ』を観ました。

 

ソマリア海域に現れた武装海賊を退治した男たち。彼らは自らを消耗品=エクスペンダブルズと名乗る最強の傭兵チームに、

今日も新たな依頼が舞い込む。その内容は、人口も僅かなヴィレーナ島で軍事政権を樹立させた独裁者ガルザ将軍の抹殺。

リーダーであるバーニーは仲間のクリスマスと共にヴィレーナ島への調査に向かう。現地の案内人であるサンドラと行動する中、ガルザの手下と交戦する羽目になったバーニーらは島からの脱出を図る。

ヴィレーナ島の真の元凶はガルザを裏で手を引いている元CIAのモンローだった。実はガルザの娘だったサンドラが気になるバーニーは、たった一人で再びヴィレーナに向かう。かつての仲間だったガンナーがモンローの元に身を寄せている事を知らずに……といったお話。

 

腕っぷしの強い男たちが軍隊を相手にズガガガガ&うおおおおと戦う、ありきたりなアクション作品です。

…が、それを覆すのが本作におけるキャスティングの妙。

全員を列挙はしませんが、製作側として中心人物にもなっているシルベスター・スタローンさんを始め、80~90年代のアクション映画で体を張ってきた俳優が勢揃いしているんだから、何とも豪華この上ない贅沢な作品です。

60~70年代のハリウッドの大作にはオールスター映画と呼ばれるものがありましたが、あれらに比べれば規模は小さいながら、本作も立派にオールスター映画しているんですよ。

別名、彼らの黄金期の作品群を知っている初老ほど、内容はどうあれ、キャストの並びだけで熱くなれるというかね。40代未満の若造は付いて来んな(笑)!


そんなオジサンとしては、アーノルド・シュワルツェネッガーさんやブルース・ウィリスさんが出演している点に熱くなります(個人的にはウィリスさんはあまり思い入れはないんですが…)。

けど、蓋を開けてみれば、あくまで“出演”であって、大して共演はしていないんですよね。絶妙にスリーショットも実現できてないし。

ランボーとメイトリックスが背中を預け合って戦うようなシーンを期待していたんですが…。

 

個人的にはジェット・リーさんの登板が嬉しいですね。ハリウッドに進出した頃の作品はよく観ていたのでね。粗筋を読んで失笑した『ダニー・ザ・ドッグ』から見なくなりましたが(リュック・ベッソンじゃなぁ…)。

そんなリーさんもエクスペンダブルズの一人であるヤンを演じていますが、序盤では違和感を抱きまくりです。だって、リーさんは銃火器を持たせるより、カンフーアクションで闘う方が強いしカッコ良いじゃん!と。

リーさんの無駄遣いというか、宝の持ち腐れになる可能性も感じましたが、危惧に終わってくれて安心。もちろん、若かりし頃のキレッキレの動きとまでは行きませんが、こうでなきゃ!と思わせるシーンもあったのは良かったですね。

 

アクションシーンにはチト見づらいというか、何が起きているのかが分からないカットが多めだった点にはストレスを感じました。

映画の中の映像にはダイナミズムというか抑揚があるもので、アクションシーンは1カットを短くしてスピード感を表すものですが、この1カットが短すぎるんですよ。バーニーたちが宮殿の廊下で闘うシーンとか、誰と誰がどうやって戦っているんだ?みたいな。

先にも綴ったように、本作を意欲的に観るのは初老のオジサンなんだから、もう少し分かりやすくというか、見えやすくして欲しかったですね。若い人にはちゃんと見えているんですかねぇ…?

 

エクスペンダブルズは銃火器や刃物で闘う兵士という事で、もちろん怪我は負うものの、誰も死なないのが意外でした。

メソメソさせるようなシーンなんて要らねぇ! 熱く闘うむさ苦しい男たちには涙は無用!と開き直った作風が潔いですね。女キャラの登場は仕方ないにしても、エロ要素がないのも好印象です。

 

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Blu-ray版は吹替版も収録していますが、こちらの声優陣もオールスター級! 吹替のキャスティングした人、グッジョブにも程があるでしょ!

俺ッチは吹き替えマニアではないけど、この面々を知ってしまえば吹替版は必見というか、必聴を迫られているようなものですね。

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『仮面ライダー THE WINTER MOVIE ガッチャード&ギーツ 最強ケミー★ガッチャ大作戦』を観てきました。

 

宝太郎=仮面ライダーガッチャードを初めとする錬金アカデミーの面々は、錬金術により生み出された生命体ケミーの捕獲に成功。そこに現れた謎の怪人たちを追ってきた、英寿[エース]を初めとする、かつてデザイアグランプリの参加者たち。

宝太郎や英寿らが共闘する中、英寿の仲間が何者かの手によりケミー化させられてしまう。その上、レベルナンバー10のケミーが5体も現れ、これらは同じくレベルナンバー10でありながら人間の言葉を話せるケミー、クロスウィザードの仕業だった。

3人を元の姿に戻すため宝太郎と英寿らは、レベル10のケミーらを捕獲する“最強のケミー捕獲ゲーム”に参加する……といったお話。

 

昨今では卑しい大人によりトレーディングカードゲームが歪んだブームを引き起こしていますが、『仮面ライダーガッチャード』はそこに乗っかった作品に思えます。だからって、ああいう(無秩序な)社会現象にまでは至らないでしょう。

何しろ、まずケミーが可愛くないってところから始まるよね(笑)。

ホッパー1とか、鳴き声にやや愛嬌を感じるくらいで、あんなデカい節足動物とか現れたら猛ダッシュで逃げますよ(笑)。そんなホッパー1くん、人間の言葉を喋らすと意外と口が悪いんだな…。

 

ケミーというのは錬金術による生み出された生命体との事ですが、動物やら虫やら植物ならまだしも、UFOや飛行機、しまいにゃ城までもがケミーと言い出すんだから、テレビ版=本編を見ていても意味が分かりません(笑)。

基本的にケミーは自分の名前しか喋れず、それだけで喜怒哀楽を表現しなきゃならないんだから、これを演じる声優は大変ですね。しかもケミー役にはベテラン声優を多用するんだから、ある意味においては贅沢極まりない作品なのかもしれません。

 

本作で登場する、”降り立つ気高き神秘”に先を越されたような名前(笑)の新ライダーも見どころの一つです。

…なんだけど、ネットニュースやらオモチャメーカーやら、公開初日から大っぴらにネタバレさせてしまう配慮のなさにはガッカリしますね。せめて公開から1週間くらい黙れないのかよ

劇場版に新ライダーが出るのは毎度の事ですが、その先まで言っちゃうのが不粋なんですよ。“この新ライダーは誰が変身するんだ?”くらいに留められないものかと。

殊にバンダイというメーカーに対しては、商売っ気を大優先させたいのは分かるけど、映画の楽しみ方を知らないなら映画に関わるなと言いたい。公開初日に見ない方が悪いんじゃん?とでも言いたげな態度がナメてます。

オモチャの宣伝がかなり遅めだった『シン・仮面ライダー』は、かなり厳しめの箝口令が敷かれていたんだろうな。

 

劇場版となると最終ボスになるゲスト俳優が招聘されるものですが、今回はそれがありません。

舞台挨拶等でも両作のレギュラーに混じって本宮奏風さんがいる程度で、そもそも本宮さんは本編=テレビ版で釘宮リヒトという役を演じてるし、なら最終ボスはどんな奴なんだ?と思ったら、実に意外な人でした。

なるべく早めに見に行った方がいいよ?とだけ言っておきましょうかね。

 

ギーツ組の再登場は当然なんですが、出演メンバーが少なすぎやしませんか? 謎に推されていたパンクジャックとか出るかと思ってたんだけど。

変身まではしなくても、『~ギーツ』という作品における和みの存在たる景和の姉ちゃんは登場して欲しかったんだ…。

 

まぁ、ご本人のトラブルではないからセーフだったけど、珠美=宝太郎のお母さんを演じる南野陽子さんも無事(?)に登場しています。個人的に、ナンノさんの出演は『~ガッチャード』という作品を観るためのモチベーションの一つなので…。

公開を中止すべきだとか言い出すバカもいたんだろうけどね、そんな愉快犯に付き合う必要はないから強行突破で正解です。

ナンノさんが東映ドラマに出るという事で、多くのオジサンが予期したであろうあのネタは、ついに本作で解禁しちゃいました。やれやれ。

 

ところで……九堂りんねを演じる松本麗世さんって、乃木坂46時代に福神入りする前=まだ垢抜けてなかった頃の西野七瀬さんを思い出しませんか? 髪型もひと役買っているんでしょうが、斜め前方から顔を映した時、奥の方の目元を見ると、そんな感じがするんですよね。

まぁ、テレビ本編が始まって1クールも過ぎようとしている現在、未だに誰もそんな事を言っていない時点で、俺ッチが見るいつもの幻覚なんでしょう…。


にしても、仲間になったクロスウィザードをそんな名前で呼んじゃうとか、無邪気すぎるぞ宝太郎よ。

ちょっと不健全なオジサンはドキッとしたぞ…(笑)。

 

こちらも毎度おなじみの話ですが、

最強の副読本たる劇場プログラムはもちろん買いです。

ちなみに800円で、特に写真の多さは相変わらず。宝太郎の学校でのテストの点数も丸分かりで、これじゃ母ちゃんにも怒られますよ(笑)。

叱られて家を飛び出す宝太郎に珠美=ナンノさんがアドリブで放った、あのひと言(土佐弁)についても言及されていますよ。



☆ 追記 ☆

映画公開直後のテレビ版=本編の16話を観ましたが、たまたま早めに本作を観たから良かったものの、本編のみの情報ではナニソレ事象が多い故、先週の放送を見逃したのかと感じる人も多いんじゃないかな。

要は劇場版を見てなきゃ通じないんですよね。映画版は15.5話にあたるという事でもあるというか。

映画版とは番外編みたいなもので、本編の延長線上にあるのは当然だけど、本編に影響を与えないよう分をわきまえるのが番外編としてのマナーだと思うんですよ。

“真の最終回は映画版で!”みたいな無配慮を感じます。

『マイケル・ジャクソン THIS IS IT』を観ました。

 

2009年の春、マイケル・ジャクソンは全50公演のコンサート『THIS IS IT』の開催を発表する。

それに向けて世界中のパフォーマーが集結、マイケルと共に入念なリハーサルを重ねる光景を追い続ける……といった内容。

 

キング・オブ・ポップことマイケル・ジャクソンさん、いや、親しみを込めてマイケルは2009年6月25日、50歳で亡くなりました。

常に追いかけてるわけではなかったけど、俺ッチの生涯で最も好きな歌手は誰?と訊かれれば、即答でマイケルと答える俺ッチですから。そりゃマイケルの死にはショックを受けました。50歳なんて、まだ死ぬべき年齢じゃないしね。

でも、そんな歳で亡くなって良かったと思う気持ちも少なからずあるんですよ。

50どころか40も過ぎれば、ほとんどの人間は身体的にもターニングポイントを迎えます。仮にマイケルが50,60と年齢を重ねたとして、我々を楽しませてくれた若かりし頃のようなパフォーマンスが思うようにできなくなるのも当然ですし、老いて精彩を欠いたマイケルの姿なんて見たくないじゃないですか?

…とは思うものの、本作におけるマイケルを観る限り、50歳にしてなお余裕のあるパフォーマンスができているのを見てしまうと、せめてあと5年くらいは現役で頑張って欲しかったなぁと、口惜しさに駆られます。

 

本来であれば同年にコンサートが開催されるはずでしたが、そんな理由から中止となったため、その穴埋めという意図からか、マイケルの個人的な記録映像を編集して作られたのが本作です。まぁドキュメント映像ですよ。

公開当時、俺ッチも劇場に足を運んだものの、マイケル最後の姿を見れるとは言えリハーサル映像集=中途半端なものにお金を払う事に抵抗を感じていました。

…ところがどっこい、実際に本作を観てみれば、単なる練習風景でも水準が違いすぎる事に驚きました。コンサート本番どころか、リハーサルでもお金を取れるレベルじゃない?

マイケルくらいの大御所であれば、ダンサーやコーラスといったパフォーマーへの指導はコーチのような人に全て任せて、自分は本番前日にのみ現れるって事もできなくはなさそうなところですが、マイケルはそうはしないんですよね。キチンと自分が手本となり、彼らと一緒になって歌ったり踊ったりする姿が実に真摯です。

時に意思の行き違いが生じても、

『怒っているんじゃないよ 、“愛”なんだ』

なんて言えるようなゆとり、なかなか真似できないですよね。

…と、この辺はあくまで本作を観て感じた事なので、カメラが回っていないところではどうだったのかは考えないようにします(笑)。

 

実際のコンサートではマイケルらがパフォーマンスをするのはもちろんの事、背後の大型モニターに映像を流す事も検討されていたようです。

この映像がちょっとした映画レベルで、けっこう作り込まれているので見応えがあります(Blu-ray版の映像特典に収録されています)。

マイケルとボギー(=ハンフリー・ボガードさん)の共演とか夢がありすぎる!

 

もしマイケルが亡くなっていなかったとしても、本作は作られていたんでしょうか?

というのも、本作にはマイケルが死んだ旨の情報は一切ないんですよ。まぁ、改めてわざわざ言わなくても、事実を知った上で見る人ばかりでしょうしね。

俺ッチは映画館で観た際、エンディングで流れるマイケル最新&最後の曲である『This is it』を聴きながら、「ああ、もうマイケルはいないんだ…」という気持ちになってしまい泣きましたよ。

今回の鑑賞もそうでしたが。『This is it』という曲を聴くたびに少なからずの心苦しさを感じてしまいます。

 

FOREVER、マイケル!

 

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Blu-ray版は映像特典満載。スタッフやパフォーマーのインタビュー等で、当然ながらマイケルの姿はありません…。

会場で流す予定だったショートフィルムも2編ほど収録されています。できれば『Earth Song』も欲しかったなぁ。

 

本作で流れた曲を集めた、ある意味のサントラでもあるCDもオススメです。

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マイケル入門としても良い選曲のアルバムですよ。

先日、中古で買った『HG M9Dファルケ Ver.Ⅳ』を弄ってます。他の山積みになった在庫=積みプラを尻目に、我ながらよくもまぁ…。

 

パチ組みされた中古キットの改修で、まずやるべき事はバラし作業です。

自分で作ったセパレーターを使っているんですが、単にバラすのではなく、正確にはダボ外し作業ですからね、ま~難しいというか気を遣います。

素手では外せない所にセパレーターを使うわけですが、それでもノーダメージではバラせないよね。もういくつかダボ折っちゃったし。

 

その後、バラしたパーツを整形。主にゲート処理の後始末ですね。

ゲート二度切りの二度目のカットでニッパーを密着させすぎという中古キットあるあるに遭遇します。

割と切れ味が良いニッパーを使っているようですが、パーツを抉るまでに密着させないでくれよぅ…。

ゲート跡が凸ってるなら削ればいいけど、凹んじゃってるのは盛らなきゃならないからねぇ。これに時間を割かれるんですよ。

 

それらが終わってようやく整形に入れるんですが、やっぱりバンダイ製というか、みっともない面取りや勘合の悪さは相変わらず、4000円近い割にパーツの出来は良くないんだよね。notガンプラのHGなんだから、もう少しビシッとした造形にできなかったかな。

 

やれやれと思いつつ地道に整形手術を続けていますが、趣味だからこその楽しい苦しみを体感しています。

欠品や破損が見当たらないだけでもありがたいと思わなけりゃな…。

 

 

 

『買った、中古『HG M9D ファルケ』

『HG M9D ファルケ』~その1~

『HG M9D ファルケ』~その2~

『HG M9D ファルケ』~その3~

『HG M9D ファルケ』~その4~

『HG M9D ファルケ』~その5~

『HG M9D ファルケ』~その6~

『HG M9D ファルケ』~その7~

『HG M9D ファルケ』~その8~