【金昼】キャラバン隊がやってきた♪
今日の福音朗読箇所は、ルカによる福音8章1-3節でした。「イエスは神の国を宣べ伝え、その福音を告げ知らせながら、町や村を巡って旅を続けられた。十二人も一緒だった。悪霊を追い出して病気をいやしていただいた何人かの婦人たち、すなわち、七つの悪霊を追い出していただいたマグダラの女と呼ばれるマリア、ヘロデの家令クザの妻ヨハナ、それにスサンナ、そのほか多くの婦人たちも一緒であった。彼女たちは、自分の持ち物を出し合って、一行に奉仕していた。」『 野を越え、山を越え、いろんな所にね、このキャラバン隊、旅をしたわけで、むっつり黙って旅をしているわけじゃない。笑いあり、からかったり、失敗があり、みんなでほんとに、だんだん信頼関係と仲間意識が高まって、神さまによって出会わせてもらった、この私たち、これ以上のものは世界にない、そんな思いでまわっていくこのキャラバン隊の魅力は、どこの街や村でも光輝いたでしょうし、それが福音宣教のしるしとして、人々を救っていったわけですからね。先週の福音塾の合宿なんか、ほんとにちょっと、このキャラバン隊っぽくてね。福音塾は、牧師たちが集まって、月に一度は一緒にメシ食ってるんだけど、それで加計呂麻島合宿をしたり、長崎合宿をしたり、京都合宿もあった、岐阜合宿もあった、今回は岩手合宿ってことで、来年は名古屋合宿の予定だったのに、名古屋の牧師先生が「うちの教会に来てくれてもいいんだけど、屋久島にしませんか」とかって言い出して、屋久島合宿になりそうですけど。まあ、それはどこでもいいんですが、神父が主催して、牧師が集まって、そこに信者じゃない若者たちが手伝ってくれているという、なかなかなキャラバン隊なんですよ。この岩手の釜石合宿も、普段福音塾で飯を作ってくれている若者が2人いるんですけど、その子たちも一緒に合宿に参加した。信者じゃないんですよ。入門講座か何かに来ている、まだ学生ですから自由だからね、「手伝ってよ」って言ったら、「あぁ、行く行く!」って言ってくれるような青年たち。彼ら、もうこういう合宿に、つまり福音家族のリアルに、イエスのキャラバン隊の現代版にもう触れているんですよ。おのずと膨らんでいくんですよね。そこに、「仲間に入れて」って、向こうから言ってくるんですよ。こんなもうおじいさんが、そんなの主催してても体ついていかないんで、ちょっと次の世代に、ノウハウとまでは言わないけど、真実をきちんと伝えていかないとねってますます思うわけですよ。釜石に行ったら、そこの教会(プロテスタントの釜石教会)の青年がいるわけですよね。牧師先生のいろんな手伝いをやってきている。それが、今回牧師に頼まれて、福音塾の合宿のバーベキューも手伝ってくれてるわけです。東京から同世代がやって来て、合宿に参加してる。当然、話もはずむ。LINE交換して、仲間になって、一緒に泊って、一緒に温泉入って、一緒にメシ食ってってやってるわけですよ。ぼくが、「こんなのいっぱいいるから、東京に来たときは、他にもいろんな集まりがあるんで、顔出してよ」「はい、行きます」なんて言って、先週福音塾で、今週もう来たんですよ。今週、3日間、この教会に泊っていった。すごい信頼関係ですよね。昨日、入門講座の食事会にまで出ていった。ビックリもし、感動もし、そして救われもして、深夜バスでまた帰っていきましたけど、「東京に住むって決心した」って言い出したんですよ。パワーすごいでしょ?一週間前は、そんなつもりなかったんですよ。一週間後には東京に来て、3日一緒に暮らしたら、東京に住むって言い出して、ここにいる間に仕事見つけて、アパートは急に借りれないから、「アパート見つけるまで、泊めてね」って言って、深夜バスで帰っていった。いろんな福音家族に顔出すと思いますよ。この・・・イエスを囲んで、助け合って、一緒にごはんを食べて、キャラバン隊をやっている、そんな仲間たちの持っているポテンシャル。二週間前と人生、変わっちゃった。その彼、ぼくにつくづくと言ってましたけど、実を言うと、パワハラみたいな現場で、ものすごく傷つけられて、もう1分間に何回、「バカ」と言われたか、数えられないくらいバカと言われて、1年半耐えてきたけど、心がこわれた。夜眠れなくなって、寝ようとするとその罵声が聞こえてくる。朝、仕事に出ようと思うと、動悸がすごくって出ていけなくなる。苦しんで、苦しんで、1年半。逃げるようにして実家に帰ってきたけど、実家にも居づらくなって。そんなときにキャラバン隊がやって来て、で、神父の講演、聴いているわけですよ。福音家族っていうのがどれほど素晴らしいか。それをみんなでやってこうよ。翌週は東京に出てきて、もう仕事見つけて、「福音家族の手伝いをしたい」と言ってくれている。昨日は早速うぐいす食堂のお米を4袋、結果的にはぼくが持っていたのを「それも持ちますよ」って言ったから、5袋になったと思う。5×5=25キロ、運んでくれました。もう手伝っているんですよ。イエスの集まりが、二千年経って、全世界13億人になるのはよくわかる。次の世代にきちんと、「神の国を宣べ伝え、その福音を告げ知らせ」なければ、そのしるしとして、「町や村を巡って旅を続け」なければ、みんな一緒に、「持っている物を出し合って」、奉仕し合わなければ、とつくづくと思わされております。』引きこもっていた青年や傷を負った青年が合宿に参加することになった話をいくつか聴いてきて、最近はなんとなく当たり前のように聴いてしまっていましたが、本当に素晴らしいことだなぁと思いました。出てくることは、すごく、実際、勇気がいると思います。福音家族パワーに触れることを待っている青年たちに、その力が届きますように。名古屋合宿の予定が屋久島合宿に変わった来年も、もしかしたら神さまが・・・なんて思いつつ。釜石の青年は、福音家族に出会って、道を探求する旅を始めたわけですが、その旅の途中であることは誰でもが同じ。天の父がその道を導き、守ってくださいますように。『 いつくしみ深い天の父よ今日も私たちをこうして、このあなたのみもとに集めてくださったのはあなたのみ旨によるものだとそう信じます。どうか私たちを祝福して、力づけてください。主キリストによって』アーメン。来週は、分かち合いです。お茶とお菓子でのんびりしに来てくださいLydia