皆さま、こんにちは!
今日は5年前に訪れた高徳線から
三本松(さんぼんまつ)駅の訪問記です。
四国を旅していると、
つくづく羨ましく感じることがありまして…
国鉄時代の駅舎をリノベーションした駅が
数多くあるのですよ。
三本松駅もそんな駅のひとつで、
一見した感じは南国風の装いの駅舎ですが
実は国鉄時代に造られたモノで
三本松駅が開業した昭和3年に竣工したそうです。
パッと見た印象ですけど、
とても戦前に造られた駅舎には見えませんよね。
ちなみに三本松駅から
高徳線の8駅先にある池谷駅まで
国鉄駅舎を改造した駅が連続するのですからスゴイ!
JR東日本エリアでは
そんな区間は見当たりませんから。
鼻息を荒くしながらこの区間を周りましたよ。
そんな三本松駅は
特急列車も停車する高徳線の主要駅でした。
こちらが駅前の街並みです。
自分が三本松駅を訪れたのが午後4時過ぎだったことと、
近くに県立三本松高校があることから
駅は部活帰りの高校生だらけでしたっけ。
カメラを持って構内をウロウロしていた自分、
きっと不審に思われてたでしょうね。
駅前に「伸びてゆく三本松の風光る」と詠う歌碑ありました。
有名なお方の俳句なのでしょうか?
文学については浅学過ぎてホントに申し訳ないです。
それでは駅舎を覗いてみましょう。
先にも書きました通り、
三本松駅は特急列車停車駅とのことで
訪問時は「みどりの窓口」がありましたが…
Wikipediaで知りましたけど、
令和3年に「みどりの券売機プラス」に
変わってしまったそうです。
JR四国ではスマホのアプリ(しこくスマートえきちゃん)で
簡単に格安な特急乗車券がゲット出来るので
致し方ないでしょうね。
待合所はこんな感じでした。
お次はホームにイン。
三本松駅は列車の行き違いが可能な
相対式&島式ホームによる2面3線構造でした。
2本のホームは跨線橋で結ばれてましたよ。
一日に3往復ですけど
高松駅~三本松駅を結ぶ区間列車が運行されてるとのこと。
島式ホームの北側にある3番線は
区間列車が停まるホームかと思いきや、
特にその限りではないみたいですね。
ホームに水飲み場がありました。
最近は見る機会が減った駅アイテムです。
三本松駅の駅便(駅の便所)は竹槍4本出しでした。
直管でかっちょいい~!
これはたぶん…
国鉄時代に設けられた、
鉄道現場の安全を祈念した
緑十字の塔の残骸ではないでしょうか?
上から見ると緑色の十の字になってましたよ。
ちなみにこちらは島式ホームの東端にありました。
三本松駅は国鉄時代、
昭和59年まで貨物の取り扱いがあり
駅舎の西隣に貨物ホームと
島式ホームの北側に貨車の留置線がありました。
(貨車の留置線は保線車両用に変わり現存してます)
緑十字の塔が旅客ホームにあるのは珍しいですけど、
貨物ホームに押し込まれる貨車は
構内を横断していたので
目立つ場所に置かれていたのではないでしょうか?
最後は三本松駅を発車する列車の画像で〆ます。
大勢の高校生たちが列車を待ってる中で
構内の写真を撮りまくっていた自分。
それなりにポリシーを持ちながら写真を撮ってましたが
気恥ずかしさがあるのも事実です。
駅好きの皆さんと集われた際、
通学時間帯に駅を訪れた時の写真問題を
語らいたいですね。
夏休みの最中なのに大勢の生徒さんと遭遇、
三本松高校のパワーを感じた三本松駅でした。
↑(高松駅方面)
屋島駅
志度駅
三本松駅(令和元年8月6日)
阿波大宮駅
池谷駅
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