皆さま、おばんです!

 

前回は高徳線内の

ちっちゃな木造駅舎を持つ神前駅の訪問記でしたが、

今回はでっかな木造駅舎を持つ引田(ひけた)駅の訪問記です。

高徳線は高松駅と徳島駅、

香川県と徳島県の両県庁所在地を結ぶ主要幹線ですが、

高徳線を全通する普通列車は意外に少なく、

多くの普通列車が、高松口はこちらの引田駅(一部は三本松駅)で、

徳島口は板野駅(一部は引田駅)や鳴門線の終点・鳴門駅で

折り返し運行されてました。

 

引田駅は折り返す普通列車がホームに待機している時間も多く、

いつもディーゼルカーのアイドリング音が響き渡る賑やかな駅です。

引田駅が開業したのは昭和3年のことで、

高徳線が昭和10年に全線開通するまでの7年間は

ここが終着駅だったみたいですね。

 

駅舎はおそらくは開業当時から使われているモノ。

自信無さげに書いたのには理由がありまして、

国鉄時代の駅舎の写真と比べると大きさが違ってたからなのですよ。

特に車寄せ(出入口)から右側の部分が。

 

現在、この部分には喫茶店が入居してました。

高徳線・引田駅

Wikipediaによれば、以前はここに

JR直営のラーメン店やキヨスクが入居していたらしく。

駅舎内に店舗スペースを確保するために

駅舎を増築したのだと思いますけど…

明治時代に造られた駅舎を神殿風に魔改造しちゃうJR四国です。

古い駅舎をよりデカくしちゃうとか、

JR四国ならやっちゃいそうな話かもしれませんね。

 

そういえば、引田駅の屋根にも謎な明かり窓が付けられてましたが…

高徳線・引田駅

中から覗いてもそれらしいモノが見当たらず。

JR四国の匠、ちょいと遊び過ぎてはいませんか?

 

駅舎に入ると最初に喫茶店の玄関が見えてきます。

高徳線・引田駅

 

更に奥に進むと出札窓口がある待合室が現れましたよ。

高徳線・引田駅

入場券を購入し(すみません、ここにはレンタカーで来ちゃいました)

窓口にいた社員さんに改札してもらってからホームに入ります。

 

すると対応してくれた社員さん、直後にカバンを抱えながら小走で進み、

一番遠い3番線ホームに停車中の普通列車に飛び乗りました。

高徳線・引田駅

先ほどの社員さん、実は運転士さんだったんす!?

ワンマン列車の運転士さんは運転業務以外にも

車内での客対応をしなきゃいけないのに、更に駅業務も兼ねてたとか…

JR四国の社員さんの手際の良さには心から尊敬しますよ。

 

引田駅の構内はこんな感じです。

列車の退避が可能な相対式&島式ホームによる複合2面3線構造でした。

高徳線・引田駅

 

2本のホームは跨線橋で結ばれてましたよ。

高徳線・引田駅

 

跨線橋の上から構内を眺めていると

踏切の音が聞こえて、やがて列車が近づく気配を感じたのです。

振り返ると、徳島駅行きの特急「うずしお19号」が入線してきました。

高徳線・引田駅

 

すると今度は反対側からも列車が近づいてる気配が…

高徳線・引田駅

高松駅行きの特急「うずしお20号」、

最新型の2700系気動車じゃないですか!!!

実はあとから知ったのですけど、

自分が高徳線の駅巡りを楽しんだ8月6日は

2700系気動車の初営業日だったようです。

高松駅では出発式も催されてたみたいで。

どおりで沿線に撮り鉄さんが大勢いたわけだ。

 

引田駅の賑やかさが一気に3倍に膨れ上がりましたが、

こんな列車同士の邂逅シーンが好きな人、

きっと多いのではないでしょうかね?

高徳線・引田駅

本当は構内の喫茶店でゆっくり過ごす予定でしたけど、

昭和47年に廃止された鍛冶屋原線(板野駅-鍛冶屋原駅間)の

廃駅跡巡りにてこずってしまい、今回はスルーしてしまいました。

四国は年内に再訪する予定、次回は絶対に寄らせていただきますよ!

 

 

訪問駅リスト(JR線)

高徳線

 

↑(高松駅方面)

昭和町駅

栗林公園北口駅

栗林駅

木太町駅

屋島駅

古高松南駅

八栗口駅

讃岐牟礼駅

志度駅

オレンジタウン駅

造田駅

神前駅(令和元年8月5日)

讃岐津田駅

鶴羽駅

丹生駅

三本松駅

讃岐白鳥駅

引田駅(令和元年8月6日)

讃岐相生駅

阿波大宮駅

板野駅

阿波川端駅

坂東駅

池谷駅

勝瑞駅

吉成駅

佐古駅

徳島駅(平成27年5月19日)

 

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