皆さま、こんにちは!
今日はJR四国の高徳線から
讃岐相生(さぬきあいおい)駅の訪問記です。
自分が讃岐相生駅を訪れたのは
今から5年前のこと。
この時は、古い木造駅舎が残るステキな駅だな…
程度に見てましたが、
その後にNHKの朝の連ドラ「ブギウギ」を見て、
ドラマのモデルになった笠置シヅ子さんが
讃岐相生駅がある旧相生村(現在の東かがわ市の一部)で
生まれたことを知りました。
駅前の案内看板に
相生が笠置シヅ子さんの出生地であることが
書かれてましたっけ。
「ブギウギ」を見ながらたくさんの涙を流した自分。
今時期のに讃岐相生駅を訪れていたら
駅を違った目線で見てたかもしれません。
なお、笠置さんが讃岐相生駅を
利用したことがあるか否かですけど、
讃岐相生駅が開業したのは昭和10年、
笠置さんが21歳のときです。
笠置さんは生後間もなく、居住の地を
旧引田町(こちらも現在の東かがわ市の一部)に移してますので
利用したことは無いんじゃないかな…
と思ってましたよ。
そんな讃岐相生駅は巨木で覆われた空間の中に
駅舎がありました。
最近知りましたけど、
この巨木たちは現在は撤去されたそうで。
巨木は鉄道防風林ってワケじゃなかったんだ。
駅が開業した昭和10年に駅舎が竣工したことを記す
建物財産標です。
建物財産標の下にあるブツって、
ひょっとしたら貴重な代物じゃありませんの?
JRに移行する際駅に舎は減築されましたが、
開業当時の駅舎が現役なのがありがたいです。
改装により失った駅舎部分の基礎が
今も残っている点にも注目ですよ。
駅舎に入ります。
Wikipediaによると、
讃井相生駅は昭和47年に無人化された後も
簡易委託駅として出札窓口で営業していたそうです。
現在は完全無人化されましたけど、
当時使われていた窓口が塞がれずに残ってました。
待合室はこんな感じです。
続いてはホームにイン。
讃岐相生駅は相対式ホームによる2面2線構造です。
開業当時から変わらぬ構造でした。
2本のホームは跨線橋で結ばれてましたよ。
ここで古い航空写真をチェックしたところ、
今は存在しないモノが写っていることに気づきました。
下は国土地理院のサイトから転載した
昭和22年撮影の航空写真ですが
赤い矢印の先に注目ください。
上り線ホーム側より分岐している線路が見えますかね?
安全側線(冒進した列車を本線に進入させないために逃がす側線)
にしては長すぎるので気になってましたが、
おそらくは、貨物ホームに貨車を引き込む際に使用していた
待避線ではないかと。
高松駅方面から到着した貨車は
一旦この待避線に押し込まれてから
本線を行き交う列車の合間を見て、
駅舎の東側にある貨物ホームに
入れられたのではないでしょうか?
讃岐相生駅の貨物の取り扱いは
昭和45年(今から54年前)に廃止されましたが、
貨物ホームは今も見ることが出来ました。
駅の無人化に合わせて、
それまで無かった南口にも出入口が設けられたみたいですね。
ホーム側の上屋の上に駅舎の屋根が重なる造りは
開業当時からのオリジナルだそうですよ。
ドラマ「ブギウギ」では
東かがわ市内でもロケが行われたとのこと。
いつか再訪したいですけど
仙台からは遠いのよねぇ。
ロケ地の最寄り駅は隣の引田駅です。
念のために言っておきますね。
↑(高松駅方面)
屋島駅
志度駅
三本松駅
讃岐白鳥駅
讃岐相生駅(令和元年8月6日)
阿波大宮駅
池谷駅
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