皆さま、おばんです!
四国には海水浴シーズンしか営業しない、
世にも珍しい臨時駅があるのですよ。
徳島県美波町にある牟岐線・田井ノ浜(たいのはま)駅です。
屈指の水質を誇る田井ノ浜海水浴場のアクセスとして
昭和39年に開業した臨時駅で、今期も絶賛営業中でした。
自分は4年前にここを訪れてましたが、
この日はシーズンオフだったために営業中の様子を伺うことが出来ず…。
今年の夏はそのリベンジを果たすために、
四国旅行の予定を立ててたのです。
そして今日のこと。
計画通り、高松空港経由で四国入りすることが出来ました。
う~ん、この日を迎えるのに4年もかかってもうた。
予定では、今日は予讃線の駅巡りを楽しみ
明後日(旅の最終日)に田井ノ浜駅を再訪するはずでしたけど、
スマホで停車する列車(1日に3往復しか停車しません)の
時刻を調べてみると、驚愕の情報が記載されてまして…
田井ノ浜駅の今期の営業日、今日がラストなの!?
田井ノ浜海水浴場自体は今月末まで営業しているので、
駅もてっきり月末までやってると思ってましたわ。
そんなことで急遽、予定を変更。
営業日ギリギリでしたが
田井ノ浜駅再訪のリベンジが果たせましたよ。
美波町の今日の最高気温は33度でしたっけ?
こんな日に海水浴場に来れるだなんて幸せだなぁ。
最初に言っておきますけど、ここはホントにJR駅なのです。
駅から徒歩0分で来れちゃう海水浴場は
全国中を探してもここだけではないでしょうかね?
ホームからこんな景色が楽しめるとか、田井ノ浜駅はやっぱすげぇわ。
ここで改めて田井ノ浜駅をチェックします。
駅舎や待合室はありませんが、
2階部分が監視員の詰所になってる監視塔がありました。
1階部分は出札窓口だった形跡がありますが、
田井ノ浜駅に停車する列車はワンマン運転のために
現在は塞がれてしまってた模様。
この辺りの様子は前回来た時と変わりは無さそうですね。
田井ノ浜駅に停車&通過する列車の時刻表です。
特急列車はもちろん、普通列車も大部分が通過する田井ノ浜駅。
列車で来るには難易度が高い駅なのです。
田井ノ浜駅は単式ホームが1本あるだけの棒線構造の駅でしたよ。
それとついでに、田井ノ浜海水浴場の情報もちょっとだけ。
無料で使えるシャワーが駅と駐車場付近に設置されているので
列車で訪れても着替えの問題はナッシングです。
砂浜には飲食が可能な「海の家」がありますから
水着とタオル(それとお金)があれば一日中楽しむことが出来ますぜ☆
なお「海の家」では
荷物の預かり(1日500円)も対応してくれるとのこと。
どうです?これなら安心して列車でも来れちゃうのではないかしら?
…と言っても駅の今期の営業は今日で終了ですけどね。
こうなると気になるのが、
どれだけの人たちが田井ノ浜駅を利用してるかってことです。
お昼過ぎに上下線の列車が停車するタイミングがありましたので
覗いてみました。
最初にやって来たのは徳島駅方面行きの上り列車です。
わぉ、列車に乗り込むお客さんが結構いる!
それと、これから海水浴を楽しむのかな?
下車するお客さんもそこそこにいた感じでした。
海水浴場には広い無料駐車場があるので
クルマでの訪問者が多いと思いましたが、牟岐線も頑張ってたんだ。
続いては海部駅方面行きの下り列車が到着。
今度は鉄道ファンがいっぱい降りてきた!
そりゃそうですよね。
今日は田井ノ浜駅の今期最後の営業日ですもん。
営業中の駅の様子を見届けたい気持ち、よ~くわかります。
せっかくなので海水浴を楽しみました。
こんなこともあろうと思って
海水パンツ持参で来たのは正解!
駅に貼られてたポスターによると、
田井ノ浜は西日本の中で、屈指の「きれいな水質」を誇る海水浴場らしい。
それを確かめるべく海の中にズボズボ入ってみたのですが…
見てください、海水の透明さを!
JR四国がポスターで言っていたことは間違いありませんでした。
温水プールみたいに水温が高くて
めっちゃ気持ちがいい~!!!
こんな幸福感に包まれてた臨時駅の田井ノ浜駅。
次回はぜひ大勢の仲間と一緒に来たいです。
そして自分で言うのもなんですけど…
この歳になって、よく独りで海水浴が出来たもんだ。
牟岐線(阿佐室戸シーサイドライン)
↑(徳島駅方面)
(臨)田井ノ浜駅(平成27年5月20日) ・営業日の様子(令和元年8月4日)
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