皆さま、おはようございます!

 

「単式ホームが1本あるだけの棒線駅」と聞くと、

どこにでもありそうな、没個性的な駅を思い浮かべますけど、

牟岐線にはとても奇妙な棒線駅が存在するんです。

f10032/牟岐線・西原駅

牟岐線・西原(にしばら)駅です!

西原駅の何が奇妙なのか、その全貌は後ほど見ることにしまして…

 

西原駅は昭和39年に開業した停留所タイプの駅でした。

牟岐線とクロスする県道128号線の真下にあり、

町道の脇にある踏切からホームに進入することが出来ますの。

f10030/牟岐線・西原駅

f10031/牟岐線・西原駅

 

町道に面したところに長いスロープを伝ってホームに入ります。

f10033/牟岐線・西原駅

f10034/牟岐線・西原駅

 

西原駅は駅舎は無く、単式ホームがあるだけ。

ホーム中央に大きな上屋があるのですが…ん?

f10035/牟岐線・西原駅

f1003d/牟岐線・西原駅

f10036/牟岐線・西原駅

おわかりいただけただろうか。

ホームの母屋根の背後に写り込む古めかしい上屋の姿。

丈夫な鉄骨造りの母屋根を羨む気持ちが具現化した

木造の母屋根の背後霊の姿なのか…?

 

その後も古めかしい母屋根は姿を消すこと無く、

老いた姿を晒し続けたという。

f10037/牟岐線・西原駅

冗談はこの位にしておきまして…

見ての通り、西原駅のホームには

寄りかかるように2つの上屋が連なってあるのです。

まるで大きな子供におぶさるおじいちゃんのようですね。

で、西原駅の古い写真で確認したところ、

元々は後ろにある上屋(当時は待合室)だけだったところに

改修工事で新しい上屋が造られたのですが、

古い方は撤去されずにそのまま待合室的に使われているらしく。

 

こちらは反対側から見た背後霊、もとい待合室です。

f10038/牟岐線・西原駅

木造の古めかしいベンチが残りなかなか良い雰囲気です。

 

待合室には国鉄時代の感謝状が掲げられておりました。

この空間はまさに昭和ですな。

f10039/牟岐線・西原駅

 

なお、西原駅には更に便所も設置された模様です。

地元の有志の方の寄付金によって造らえれたものとか。

寄付された3人の方の名が便所に刻まれておりましたよ。

駅便に名前とは…かっちょ良すぎ!

f1003b/牟岐線・西原駅

f1003c/牟岐線・西原駅

…以上、世にも奇妙な棒線駅の牟岐線・西原駅でした。

なお西原駅に来ても霊的現象は起こりませんので、念のために。

そもそも自分、まったく霊感ないし。

 

 

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