皆さま、おはようございます！
高松市内の駅巡りを楽しんでいると、たまに
駅舎の中や周辺で「よんてつ不動産」という会社さんを目にします。
高徳線・栗林駅に併設された「よんてつ不動産」
看板にも書いてますが、JR四国グループの不動産会社だそうですよ。
他のJR会社でも経営を安定化するために
ホテル事業や不動産会社を手掛けているのは知ってましたが、
JR四国も頑張っていたみたい。
…というか「四鉄」を「よんてつ」って読むの、今知りました。
ずっと「してつ」って呼んでましたわ。
そんなJR四国はなんと！パン屋さんまで経営されているとか。
お店の名前は「ウィリーウィンキー」でした。
店員さんに「ここはJRがやってるお店ですか？」とお聞きしたら、
ハッキリ「はい」と告げられたから間違いないです。
JR直営のパン屋さん、なんかスゴクありませんか？
そんなパン屋さんが入居してた駅が
牟岐線・南小松島（みなみこまつしま）駅でしたよ。
南小松島駅は牟岐線の前身である阿南鉄道の手により
大正５年に開業した駅です。
駅舎はこじゃれた雰囲気に改装されてますが、
国鉄時代の木造駅舎の写真と大きさ、窓割が一致してますので、
開業当時から使われてる駅舎ではないでようかね？
「小松島」といえば、国鉄時代に「一番短い路線」として有名だった
小松島線（中田駅-小松島駅間1.9キロ 昭和60年廃止）です。
小松島駅の敷地は整地されて「ステーションパーク」に変わりましたが、
現地に行くには中田駅からではなく、ここから歩けば所要時間10分、
800メートルほど歩けば辿り着けるみたいです。
ただし、小松島線の配線跡を辿ることは出来なくなりますけど。
南小松島駅は小松島市の中心部にあり、
こちらが玄関口のために駅前広場は広く
バスが頻繁に発着してました。
駅前広場の公園にはタヌキの像がありましたよ。
ジブリ映画「平成狸合戦ぽんぽこ」のモデルにもなった
金長たぬきの像だそうです。
同じ敷地内には湧き水の飲み場もありました。
自分がここを訪れたのは先週のこと。
真夏の炎天下の中、喉がカラッカラだったので戴きましたが
めっちゃ美味しいの！
汗っかきな同志の皆さん、ここは激ウマなお水が飲み放題です!!!
駅巡り最中の休憩にはぴったりな駅ですからね。
それでは構内のチェックを開始、まずは駅舎の中からです。
南小松島駅は駅員さんが出札業務を行う駅（業務委託駅？）でした。
駅舎の中には観光案内所も入居してますが、
気になるのはやはりパン屋さんかな？
だって窓越しに美味しそうなパンが沢山並んでいるんですもん。
ほほぅ、スタンプカードなんてモノもあるのですね。
パンを買うたびにハンコをポポンと押してもらえるあのカード。
世の中はICカードや、なんちゃらPAYの時代に変わっちゃいましたけど、
サービスカードは紙のカードに限りますね。
財布の中が嵩張りますけど。
構内踏切を渡ってホームに入ります。
おっ、古めかしそうな上屋が見えてきましたぞ！
南小松島駅は列車の行き違いが可能な島式ホーム１面２線構造。
中央に立派な上屋が備わります。
上屋の上でカラスがカーカー鳴いてましたけど、
レトロな上屋を見ながら興奮している自分を不審に思ったか？
上屋の佇まいがあまりにも素晴らしくて、
「ひょっとしたら阿南鉄道時代から残るモノ？」
と期待しながら建物財産票を探したのですけど…
建物財産票をみ～つけた！
うむむ？昭和24年築とな？
古いことは間違いありませんが戦前に建てられたモノでした。
昭和20年７月に受けた徳島大空襲では
小松島市内も甚大な被害を被ったみたいですが、
当時の駅の様子が気になります。
駅のチェックを終えた後は再び駅前広場に戻りましたが…
やっぱりパン屋さんのことが気になる！
南小松島駅はパン屋さんがあるアピールがすごいんだから。
そんなことで、店員さんおススメの塩パンをゲットしちゃいました。
これ、夏場はクセになりますね！
塩パンを頬張りながら湧き水でのどを潤す！
これが南小松島駅での正調な過ごし方だと思いますよ。
JRが焼いたパンが楽しめる駅、近所にもそんな駅が現れないかしら？
牟岐線（阿佐室戸シーサイドライン）
↑（徳島駅方面）
南小松島駅（令和元年８月４日）
（臨）田井ノ浜駅（平成27年５月20日） ・営業日の様子（令和元年８月４日）
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