皆さま、こんにちは!
駅巡りが楽しくて、機会あるごとに各地の駅を渡り歩いてましたが、
それと一緒に楽しんでいたのが貨車やクルマの廃車体探しでした。
この趣味も中毒性が高くてマジでやばいっす。
先月、札幌市内を旅した時のこと。
この日も沿道を横見しながらレンタカーを走らせていたのですが、
ふと、倉庫代わりに置かれている貨車の廃車体に目が行ったのですよ。
とび色の廃貨車で、一見すると
どこにでもありそうなワムハチ(ワム80000)の廃車体かと思いましたが、
※ワムハチは5両の試作車を除き山屋根構造です。
そこで改めて廃貨車を見直しましたら、
15トン積みのワムハチではなくて、
30トン積みの有蓋貨車・ワキ5000だったのですよ。
ちなみに1,515両が製造されたワキ5000のうち
初期の414両が丸屋根構造だったみたいですね。
それにしても巨大な車体のワキ5000を倉庫に使うとは…
北海道はどこを見てもスケールがでかいです。
牟岐線・山河内(やまがわち)駅です!
昭和17年、牟岐線の牟岐駅延伸に併せて開業した駅でした。
山河内駅は山間の中の小さな集落のど真ん中にあります。
ここもかつては駅員配置駅で、
上の写真の芝生の位置に木造駅舎があったらしい。
貨車輸送も盛んに行われていたようですけど、
辺りがあまりにも静かすぎて、まるで嘘のような話に思えましたよ。
ここに駅舎があった証拠?井戸を塞いだ跡がありました。
駅舎があった位置からやや急な階段を上がると
山河内駅のホームに入れます。
山河内駅は単式ホームが1本あるだけの棒線構造ですが、
このホーム、よく見るとかつては島式だったようですね。
行き違い設備は国鉄時代末期には、既に撤去されていた模様。
こちらは徳島駅寄りに今でも残る貨物ホーム跡です。
ここに立って目を瞑ると、
手押しでホームに押し込められるワムの姿が浮かんできます。
自分の中のイマジネーション、どこかで実益にならないかしら?
さてさて、山河内駅のチェックを終えた後に駅の周囲を歩いてみました。
と言いますのも、とても気になる施設が視界に入ったからなのです。
山河内天文台?
なぜこんな場所に天文台が?と思いネットで調べてたところ、
天文ファンの施設主さんが手作りで制作した天体望遠鏡なんですって。
自宅で天体観測をすることが
天文ファンにとって最大の楽しみとは聞いておりましたけど、
コレほどのものを手作りしちゃうとはすごい!
こちらは完全予約制のフレンチレストランだそうです。
やはりネットで調べたのですが、評価のあまりの高さにビックリ!
以来、ラトリエ・あべさんのことが気になって気になって…
この辺りで夏場はホタルの姿も楽しめるって言うし、
来年の夏に山河内の再訪、真剣に考えよっと!
次に、駅前にある廃屋を抜けて牟岐駅方向に進んだところ、
バスの廃車体!
バスの知識は皆無でもなぜか気になっちゃうんですよね。
車体前方にはこのマークが。
バスの廃車体をぼんやり眺めていたら、
奥で作業をしていた家主さんが話しかけてくれました。
そしたら家主さん、このバス以外にも近所に廃車体があるよって、
その在処を教えてくれたのですよ。
家主さんが優しすぎて涙が出ちゃいそうになりました。
「こんなの写真撮って嬉しいの?」と聞かれましたけど、そりゃもう。
「こちら、昭和30年代後半に製造されたバスだと思いますが、
この頃はまだ、国内でのガラス加工の技術が発展途上のために
曲面ガラスの大量生産が出来ず、
前面窓は平面ガラスを組み合わせて構成されているのですよ。
ほら、前の角の部分、モールを境に折れてますよね?
ちなみにこの時代の鉄道車両も同様の事案が見られまして、
名鉄7000系パノラマカーや近鉄10000系ビスタカー、
東武1720系DRCの前面窓、国鉄の20系客車の初期の車両…
ナハフ20やそれを改造したナハネフ30の一部にも
平面ガラスが採用された例が見受けられますよ」
…などというと「気持ち悪い、帰れ!」って言われそうでしたので、
ひと言「古いバスが好きなんです」と返しておきました。
ところで、このバスって何時頃に製造されたものなんでしょうかね?
ついつい知ったかぶりしてここまで書いちゃいましたけど、
実はもっと新しいものだったりして。
特異な形状の国鉄時代の駅舎の写真が掲載されてます。
牟岐線(阿佐室戸シーサイドライン)
↑(徳島駅方面)
(臨)田井ノ浜駅(平成27年5月20日) ・営業日の様子(令和元年8月4日)
山河内駅(平成27年5月20日)
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