皆さま、おはようございます!

 

今朝は今月初旬に訪れたばかりの

三陸鉄道リアス線・摂待(せったい)駅の訪問記です。

旧・北リアス線区間は今まで何度も列車で通過しているので

摂待駅は車窓から何度も見てはいるのですが、

駅のホームに立つのは今回が初めてである自分。

 

夢中になって駅の写真を撮っていると、

手前に置かれたスーツケースの持ち主のカップルさんが

「写真の邪魔になりません?よけましょうか?」

と声を掛けられたのです。

置きっぱなしでも大丈夫ですよ…と返したところ、

「駅がお好きなんですか?私たちも気になって下車したのです」

とのことでした。

 

この言葉に自分も嬉しくなって

「そうなんですよ!」と威勢よく応えましたら、

「すっごく眺めがいい駅ですよ、お楽しみに」

と超ネタバレなお話をされたのですよ。

わぉ!その話って、名探偵コナンの映画で

最初に犯人が誰かチクられるようなもんじゃないですか!

うそうそ、こうして旅先で同好の方とお会い出来たのだから

めっちゃ嬉しかったですよ。

 

その話を聞き、ワクワクしながら階段を上がっていくと…

 

おっ?ホームの上にも人がいらっしゃった。

 

そして摂待駅のホームから見えた景色は…

確かにイイ!!!

ホームにいた単身の方も、先ほどのカップルさんとは別に、

全線開通したばかりの三陸鉄道を旅する最中、

摂待駅からの景色が良くて下車された方なんですって。

絶景駅ブーム、全国的に広まってるんじゃないですか?

 

ここで摂待駅の歴史を振り返ります。

昭和59年に三陸鉄道リアス線(当時は北リアス線)が開通した際に

新駅として設けられた駅でした。

 

駅舎は無く、小高い築堤上のホームの上に

待合室だけがある無人駅ですけど、

待合室に刻まれた竣工年を見ると、

開通の1年以上前には既に駅が完成していたようです。

リアス線は元々、日本鉄道建設公団が

太平洋沿岸の縦断路線として敷設工事を進めていた路線。

国鉄再建法の施行されると工事が中断されてしまいましたが、

リアス線の構造物にはそれ以前の

昭和50年代に造られたモノも数多くありますので、

製造銘鈑は注目ですからね。

 

摂待駅の単式ホームです。

 

摂待駅の駅名標に描かれ写真は「オオワシ」なり。

 

なぜ摂待駅がオオワシなのかが気になりましたが、

名所案内を眺めたらすぐにわかりましたよ。

摂待駅の最寄りの海岸沿い…

といっても駅から2キロほど離れてますけど、

絶滅危惧種であるオジロワシの飛来地があるそうで。

旅行サイトで宮古のホテルを検索するたびに出てくる

「休暇村 陸中宮古」では、

オジロワシの観察会も催されてるそうです。

宮古市摂待地区、鳥好きなら堪らん地域なのではなでしょうかね?

 

摂待駅のホームからの眺めなり~

 

高い場所からの眺めは期待を裏切りませんな。

なお上の写真に写る立派な建物は公衆便所。

構内には他にも施設がありまして…

 

駅の入口付近に野菜直売所がありました。

 

自分がここを訪れたのは平日で、この日は残念ながらお休みでしたが、

ウワサによれば、ここでは新鮮なお野菜が相当安く買えるらしい。

市価の半値程度の相場(歩王調べ)で販売されてるみたいです。

今年の秋には近くに新田老駅(新駅)が開業しますし、

お野菜がゲット出来るチャンスはリアス線を再訪問予定のその時か!?

以上、訪れて魅力に気づかされたリアス線の摂待駅でした。

 

 

訪問駅リスト(第三セクター 私鉄線 ほか)

三陸鉄道リアス線(宮古駅-久慈駅)

 

↑(宮古駅方面)

山口団地駅(平成27年9月19日)

一の渡駅(平成27年9月19日)

佐羽根駅(平成31年4月3日)

田老駅(平成31年4月3日)

摂待駅(平成31年4月3日)

小本駅(平成25年2月10日) ・岩泉小本駅改称後(平成31年4月3日)

島越駅(平成31年4月3日)

田野畑駅(平成26年6月30日)

普代駅(平成25年2月10日)

白井海岸駅(平成25年2月9日)

堀内駅(平成25年2月10日)

野田玉川駅(平成25年2月9日)

十府ヶ浦海岸駅(平成31年4月19日) 前編 ・後編

陸中野田駅(平成25年2月9日)

陸中宇部駅(平成25年2月9日)

久慈駅(平成25年2月10日)

 

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