皆さま、こんにちは!
今日はとびっきり素敵な駅の訪問記ですぜ☆
国内で最長の第三セクター路線である三陸鉄道リアス線。
路線には40駅(平成31年4月現在)が存在しますが、
その中で一番好きな駅かも(あくまでも主観ですけど)。
旧・北リアス線内にある佐羽根(さばね)駅です。
この日はレンタカーに乗って佐羽根駅にやって来た自分。
「鉄道ファンのクセになんでクルマで?」と怒られそうですけど、
再来週に三陸鉄道を再訪問し
久慈駅~盛駅間を乗り継いできますので、今回は許してくだされ。
レンタカーのナビの目的地を「佐羽根駅」にセットして
ここに到着したのですけが…はて、佐羽根駅はどこに?
確かに対岸に佐羽根駅らしき待合室が見えますけど、
今いる場所との間には急流の田代川が流れてます。
どうやって対岸側に渡ればいいのでしょうね?
そこで辺りを見渡すと、田代川のど真ん中に
橋が架けられた跡(橋脚)を見つけました。
それと、その傍らに橋の本体も。
ひょっとして佐羽根駅に渡れなくなってる!?
そういえば、平成28年8月に台風が日本全土を直撃して
岩手県内も大きな被害を被ったはずです。
まさかとは思いますが
その頃から佐羽根駅のアクセスが絶たれているとか?
自分、今日は佐羽根駅に入れませんの?
こんな状態じゃ、付近の住民は
佐羽根駅が使えないのではないかと思いましたが、
辺りに民家は十数軒しかなく、
駅の1日当たりの乗車客数も片手で収まる数しかないらしいです。
巨額な費用を投じてまで直さなくてもいいという結論に
至ったのかもしれません。
せっかくここまで来たのに佐羽根駅を諦めることは出来ず、
10分ちょっと歩いて(迂回して)佐羽根駅の駅前までやって来ました。
改めて壊れた橋を眺めます。
三陸鉄道リアス線の秘境駅は、お隣りにある一の渡駅が有名ですが、
今はこちらの方がランキング的に上ではないでしょうかね?
クセがある駅が大好きな自分はこれだけでも大満足ですが、
佐羽根駅はこれで終わりではなかったのです。
この先を心してご覧くださいませ。
ホームには、こちらの長い階段を伝って進入します。
ホームが見えてきましたね。
佐羽根駅は一の渡駅や田老駅と同様に、
昭和47年に開通した国鉄宮古線の駅として開業。
昭和59年に第三セクター化され三陸鉄道の駅に変わりました。
線路のすれすれに駅の入口があるのですが、
こんな場所が大好きな人、手を挙げて~!
さてさて、佐羽根駅は
単式ホームに待合室があるだけの簡素な仕様で
駅自体の面白さは期待してなかったのですが、甘かった…
あなた方、そこで何してるんですの!?
駅名標の上にお猿さん。
お猿さんの目線いただきました。
お猿さんだけじゃありません、熊さんもいます。
アナタがそれを言っていいのかしら?
ここに来てビックリしたのですが、
佐羽根駅は動物だらけの駅だったのですね…ピクリとも動きませんが。
自分が三陸鉄道リアス線の駅で、佐羽根駅が推しなのはこれが理由。
だって、めっちゃ楽しめたのですもん。
通過する列車の車窓から佐羽根駅を眺めてるだけじゃ
もったいなさ過ぎますぞ!
動物たちと一緒に「列車が来ないかな~」と待ちましたが、
残念ながらタイミングが合いませんでした。
次回はぜひ、車窓から佐羽根駅を見て驚く、
観光客の皆さんの顔を眺めてみたいと思います。
その前に「あそこにブタもいるよ~」とか言われないよう
ダイエットしなきゃ。
…以上、動物園状態の三陸鉄道リアス線・佐羽根駅でした。
ここで見てほしいのはあくまでも木彫りの動物たちですので。
間違っても、リアルな熊たちに遭遇しないようご注意くださいませ。
佐羽根駅(平成31年4月3日)
小本駅(平成25年2月10日) ・岩泉小本駅改称後(平成31年4月3日)
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