皆さま、こんにちは！
今月、４月２～３日日にかけて、
全線開通したばかりの三陸鉄道リアス線の駅巡りを楽しんできました。
今回の旅の目的は、未訪問だったリアス線の駅すべてを訪れること。
入念に計画を立て予定通りに駅を周ってきたのですよ。
自宅に戻り、「これでリアス線の全駅を見終えた」と
安堵な気持ちで時刻表を見たのですが、
そこには衝撃の事実が…
十府ヶ浦海岸駅、聞いたことが無い駅名が載ってる!?
「駅ファンを語ってるクセに無関心すぎる」と怒られそうですが、
昨年３月に新駅の「十府ヶ浦海岸駅」が開業してたのですね。
そのことに、まったく気づきませんでしたわ。
全駅を周り終えたと思っていたら１駅だけ残していた…
気持ちがスッキリしないというか、
我が地元の仙台ではこのような状態を「いずい」と言いますけど、
こんな不健康な精神状態を続けていてもいけませんので
今週の北海道旅の帰路で、十府ヶ浦海岸駅に立ち寄ることにしました。
宿泊先の青森市内から青い森鉄道の始発電車に乗り
八戸駅から八戸線に乗り換え、８時57分に久慈駅に到着。
八戸線の気動車はセミクロスシートの上、
眺められる車窓風景も豊かなので、全然飽きずにいられますよね。
久慈駅では１時間43分の待ち合わせで三陸鉄道の気動車に乗り換えます。
そして10時57分に、ようやく目的地の
十府ヶ浦海岸（とふがうらかいがん）駅に到着！
この時点で既に、青森駅を出発してから5時間以上が経過してますけど、
１駅を周るってこんなに苦労することなのか？
乗車した気動車を見送る。
次に十府ヶ浦海岸駅に列車がやって来るのは
１時間半近くも後のこと。
時間をたっぷり使って十府ヶ浦海岸駅を満喫しますぜ☆
まずは駅の仕様ですけど、三陸鉄道の新駅らしく
単式ホームと待合室があるだけの比較的簡素な造りの駅でした。
線路は高い築堤上にあるので、
こちらの階段を伝ってホームに入ることが出来ます。
駅舎全体にイラストが描かれてますが、
こちらは「スマイルとうほくプロジェクト」
（地元新聞社のバックアップにより震災被災地に笑顔を取り戻す活動）
の元で、久慈高校の生徒さんたちが描いたモノなんですって。
なお、十府ヶ浦海岸駅が開業した経緯ですが、
災害公営住宅の米田高台団地が造成されたことから、
その最寄り駅として野田村が出資して完成した請願駅だそうですよ。
駅から住宅は見えませんでしたが、団地は近くにあるのでしょうかね？
十府ヶ浦海岸駅の単式ホームです。
待合室の中には訪問者が記帳する駅ノートがありましたが、
訪れてるのは鉄道ファンばかりのようで。
観光名所が近くにあれば、
それ目当てで訪れる旅行者も増えるのでしょうけど…
名所案内もこんな状態ですので、
周辺地の整備が終わるのは、まだまだ先の話なのかもしれません。
…ここまで費やした時間は15分、
次の列車が到着するまでは時間がたっぷりあり余ってます。
何か面白いモノがないか周辺をホームから見渡しましたが、
気になったのは以下の３か所。
トイレらしき建物と、堤防の奥に行けそうなトンネル、
それと正体がわからない何かが置かれてました。
まずは正体不明の物体ですが…
震災遺構のひとつである「米田歩道橋」とのこと。
水門近くの高い位置に架けられた歩道橋ですけど、
東日本大震災による津波で千切られてしまったそうです。
毎回言いますけど、津波って本当に恐ろしいですね。
続いては、堤防の裏側に行けそうなトンネルですけど…
ありゃま、閉まってましたわ。
そりゃそうですよね、ここが開いていたら堤防の意味がありません。
トイレらしき建物は…やっぱりトイレでした。
手前に観光案内の看板があり確認したところ、
十府ヶ浦海岸駅から600メートル？ほど歩くと
「ほたてんぼうだい」なる施設があるみたいです。
施設のネーミングもやたらと気になりましたが、
そもそもこの辺りは海岸線に近い高台で、
しかもそこに展望台があるとなったら
見える景色は絶景であること間違いなしです。
時間もたっぷりあるし行くっきゃありませんよね！
そこで「ほたてんぼうだい」に向かって歩き始めたのですけど、
間もなくこちらの看板が目に入りまして…
道の駅のだ（陸中野田駅の併設施設です）まで
２キロしかないの!?
そこまで歩けば名物の塩ソフトも食べられちゃう？
そんなことでこの後、
「ほたてんぼうだい」と陸中野田駅を目指すことにしたのですが…
長くなりましたので次回に続きます。
（続きもぜひチェックくださいね）
【まったり駅探訪】三陸鉄道リアス線・十府ヶ浦海岸駅に行ってきました。（後編）
摂待駅
島越駅
十府ヶ浦海岸駅（平成31年４月19日） 前編 ・後編
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