皆さま、おはようございます!
昨日のブログで、昨年3月に開業したばかりの
三陸鉄道リアス線・十府ヶ浦海岸駅の訪問記をUPしましたが、
今回はその続きです。
駅の構内をひと通り見終えた後に
駅の向い側にある十府ヶ浦公園の看板を見たところ、
駅から600メートルほど歩いた場所に
「ほたてんぼうだい」なる展望台があることに気づいた自分。
次の列車の到着時刻まで1時間近くもありますし、
ならばここに行くっきゃない!
…ってことで、列車の待ち時間を利用して
「ほたてんぼうだい」に向かうことにしました。
展望台に向かう道のりはとてもわかりやすく、
駅前を横切る国道45号線をまっすぐ進めば着きます。
途中、この看板を見て知ったのですが、
十府ヶ浦海岸駅から「道の駅のだ」までは結構近い模様。
「道の駅のだ」は陸中野田駅を併設した施設でした。
十府ヶ浦海岸駅~陸中野田駅間の鉄道の営業距離は
2.3キロしかなかったみたいです。
それなら展望台を見終えた後に、道の駅に向かって
名物の「塩ソフトクリーム」をゲットするのもアリかも。
あれ、めっちゃ美味いんですよね。
そんなことを考えながら展望台に向け進みます。
こちらは移動中の国道45号線から見た風景でした。
展望台から見た景色、いけるんとちゃいます?
8分ぐらい歩いたかな?
「ほたてんぼうだい」の看板が見えてきました。
ここを左折すれば展望台があるはずなのですけど…
うわぁ、めっちゃホタテしてますやん!
施設名の「ほたてんぼうだい」由来ですけど…
改めて説明する必要はありませんよね。
展望台がある野田村は肉厚なホタテが獲れる漁場だそうで、
初冬には「野田ホタテまつり」も催されてるんですって。
ここでは良質のホタテが安価でゲット出来るみたいですよ。
中はご覧の通り。
館内は営業時間内にであれば自由に観覧することができます。
なお、この建物の壁材にはホタテの貝殻が使用されてるらしく。
とことんホタテにこだわって造られた展望台でした。
そして「ほたてんぼうだい」から見た野田湾の景色ですけど…
絶景ですが晴れてる日は外から眺めた方が良さそう。
そこで外に出てみると、
更に高い位置に展望スポットが設けられていたみたいです。
さっそく場所を移して野田湾を眺めてみたところ…
ひゃっほ~う!!!
これ、絶景過ぎやしません?
奥に砂浜が見えますけど震災前は海水浴場だったのかな?
この辺りでの絶景スポットを探すなら、ここ一択で間違いないでしょう。
実は、この広場には気になるモニュメントが置かれてまして…
まるで「どこでもドア」の扉を開けたような形のモニュメント、
東日本大震災の大津波記念碑だそうです。
自分は震災による野田村の被害についてまったく無知でいたのですが、
ここも大津波が押し寄せ、37名の尊い命が犠牲になったとのこと。
亡くなった方々の魂がいつでも故郷の野田村に帰ってこれるように、
海に向けて扉が開けられているんですって。
そして、重ねられた3枚の石板で作られた扉にも理由があり、
震災後に整備された3つの防潮堤
(①堤防②国道45号線・三陸鉄道線③線状形盛土)を意味するそう。
このモニュメントには、「将来にわたり村民の命を守る」という決意が
込められてるみたいですね。
ここに着いて、最初は浮かれ気分で景色を眺めてましたけど、
最後は気が引き締まる思いで合掌して展望台を後にしました。
先にも書きました通り、この後は十府ヶ浦海岸駅には戻らず、
「道の駅のだ」を併設した陸中野田駅に向かうことにしました。
展望台から駅までの距離は約1.5キロ(実測)ですぜ☆
このルートはほぼ下り坂なので歩くは超ラクチン。
毎回こんな場面になると、脳内で
「となりトトロ」の挿入歌の「さんぽ」が流れるのは自分だけかな?
20分ほど歩いて「道の駅のだ」に到着~!
この日も「道の駅のだ」の塩ソフトクリームは大人気でした。
平日だというのに、これを求めて大勢の観光客が訪れてましたっけ。
天然塩の「のだ塩」を使ったソフトクリームですけど、
塩気は殆どなく甘みが濃厚になった感じ。
通常のバニラソフトよりも50円高いですけど、
美味さは保証しますのでお試しあれ。
こうして無事に十府ヶ浦海岸駅訪問を終了しましたけど…
今年の秋には新駅の新田老駅が開業予定なのですよね。
全駅訪問を維持するためにもまたここに来なきゃ!
「野田ホタテまつり」も気になるから、
年内の再訪は一度だけじゃ終わりそうもないかな?
摂待駅
島越駅
十府ヶ浦海岸駅(平成31年4月19日) 前編 ・後編
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