皆さま、こんにちは!

 

今日は11月18日、

ミッキーマウスの誕生日(スクリーンデビューの日)です。

今日はツムツムが丸一日プレイし放題の日で

「24時間ツムツムをやり続けるぞー」なんて意気込んでたのですが、

始めてから1時間で飽きてしまいました。

美味しいモノも量を間違えちゃうと旅飽きちゃう現象と一緒ですね。

ブログアップを終えたらキャラクターを変えて再始動したいと思います。

 

さて今日は、2年前に訪れました

根室本線・厚岸(あっけし)駅の訪問記です。

厚岸駅は大正6年に開設された駅。

花咲線の主要駅でここを始発終着駅とする列車も設定されてます。

花咲線の中間駅では唯一の有人駅とのこと。

事前の情報によれば、

名産の牡蠣を具材に使った駅弁「かきめし」が有名な駅だそうで、

訪れるのを楽しみにしていた駅でした。

 

駅前風景はこんな感じです。

厚岸駅から厚岸湾の海岸線までの距離は約200メートル。

港にも出てみましたけど、それは後ほどに。

 

重厚なRC造りの駅舎は昭和40年に建てられたモノらしい。

それでは駅舎に入ってみましょう。

 

花咲線唯一の有人駅とのことで

賑やかな構内をイメージしていたのですけど、

どちらかと言うと静まり返っているような印象…

 

どひゃ~!!!

ええっと、ええっと…

ネットの情報によると厚岸駅の窓口営業は6:20-15:10まで…

只今の時刻は15:50過ぎ…

やってもうた。

現在は「わがまちご当地入場券」の取り扱い対象駅にもなってる厚岸駅。

窓口の営業時間は意外に早い時刻に終わりますので

訪問予定の方はご注意くださいませ。

 

なお、かつては構内にキヨスクがあったみたいですけど、

こちらも現在は撤退してしまったっぽく。

名物弁当の「かきめし」は駅前にある「氏家待合所」さんで

ゲット出来るそうですので気になる方はぜひこちらへ。

 

駅舎に掲げられた巨大な観光案内の看板を見る。

厚岸湖は牡蠣の群生地とのこと。

だから厚岸駅の名物弁当は「かきめし」なのですね。

 

ホームに入りますが、ここで厚岸駅が

ちょっと変わった構造であることに気づきました。

ホームは駅舎に面せず、通路を渡ったその先にあるのです。

これには何か深い意味がありそうな予感…

 

対面のホームから見ると、駅舎とホームはこれだけ離れてましたよ。

 

跨線橋の上から見るとこんな感じ、どこか不思議な構内配線ですよね。

実は厚岸駅、国鉄時代は島式ホーム1面2線を持つ駅構造で

駅舎寄りには貨車を停泊させるための留置線がありました。

しかしこのままでは、利用客は必ず跨線橋を渡らなければならないので

貨物列車が廃止されたのを機に留置線の上に単式ホームを新設。

交換列車が無い場合は列車は、列車は新設ホームに停車させることにして

跨線橋を渡る不便を解消したんですって。

 

こうした構内配線の変更から、

跨線橋を渡って入る対面側のホームには、

列車が行き違う時以外は列車は停車しなくなったそうですけど…

最新の時刻表を見たら、

ここで行き違う列車は現在は設定されてないみたい。

すべての列車が手前の新設ホームに停車してるようです。

厚床駅みたいにホームが廃止されなければいいのですけど。

 

利用者が皆無となった跨線橋ですが、こちらも注目ですぜ☆

 

戦前に造られたモノかと思いますが、道内では珍しく

サッシ化されぬままのオリジナルの状態を保つ跨線橋なのです。

清い、清すぎますって!

 

支柱に使われている古レールを見れば

いつの時代に造られたモノかがわかるかと思い、

ホームギリギリの位置に立って眺めたのですが無理だった…。

 

ホームに立てられていた名所案内です。

イラストに描かれてたのは厚岸湾と厚岸湖の境に架かる厚岸大橋でした。

コレを見ると相当に長い橋みたいですね。

 

それでは実際に目の前で見ると、どれだけ長い橋なのか?

厚岸大橋を眺められる場所にやってきました!

う~ん 確かに長いわ。

渡ってみたい気もしますが、花咲線から離れることになり

駅巡りが出来なくなるので今回はここで眺めて終わり。

漁船の基地である厚岸港はこの先にあるみたいです。

 

…というか、この日の天候は土砂降り。

カモメたちが、カメラを構える自分をアホを見る目で見てました。

そりゃそうよね、台風が近づいてる最中にここに立ってるのですから。

 

実はここに来たのには理由がありまして…

現在は花咲線の中間駅である厚岸駅ですが、

大正6年に開業した当時はここ厚岸町に根室本線の終点があったのです。

厚岸駅が終点?いやいやそうではなくて、

厚岸駅から東方1.2キロの地点に浜厚岸駅(貨物駅)があり、

ここが根室本線の終点でしたの。

大正8年に根室本線は厚岸駅から延伸され、

浜厚岸駅に繋がる線路は貨物支線に変更されますが、

昭和57年に廃止されるまで線路は残っていたみたいですね。

 

下は国土地理院のサイトから転載した昭和23年撮影の航空写真です。

厚岸駅から本線と分岐した貨物支線は

一旦スイッチバックしてから荷役ホームに繋がっていたようで。

 

余談ですけど、厚岸駅周辺は

貨物支線と本線(根室駅方面)を結ぶ短絡線が敷かれ

デルタ線となっていた模様。

根室本線を延伸する際に、漁港に面した浜厚岸駅で水切りした資材を

現場に輸送するための線路かと思います。

こんな発見があるから航空写真ウォッチは止められません。

 

昭和57年に廃止された浜厚岸駅の形跡を見たくて

海岸線近くにやってきたのですけど…

ハッキリ言います。駅跡らしきものは何も残っていない…はず。

エーウロコがあるこの辺りが、

貨物列車が一旦スイッチバックして向きを変える

線路の終端だと思うのですけど…

違ってたらごめんなさい。

 

歩道の左側がかつて鉄道用地だった場所ですが、

倉庫は当時から使われているモノなのかな?

 

周辺には看板建築を持つ家屋が数軒残ってました。

この辺りが港町として栄えてた時代の名残りなのでしょうね。

こうして浜厚岸駅の駅跡の一部を見て撤収。

肝心の、浜厚岸駅の荷役ホームがあった場所と

厚岸駅と浜厚岸駅を結ぶ廃線跡(現在も確認できるっぽい)を見ずに

帰ってきてしまいました。

なぜかって?

下調べをしてなかったからです。

ここに来る前日も時間がたっぷりあったってのにねぇ。

今思うと、ずっとツムツムしてたんだよなぁ。

…ということでミッキーさん、90歳の誕生日おめでとうございます。

 

 

訪問駅リスト(JR線)

根室本線(花咲線)

 

↑(釧路駅方面)

東釧路駅(平成28年8月30日)

武佐駅(平成28年8月30日)

別保駅(平成28年8月30日)

上尾幌駅(平成28年8月30日)

尾幌駅(平成28年8月30日)

門静駅(平成28年8月30日)

厚岸駅(平成28年8月29日)

糸魚沢駅(平成28年8月29日)

茶内駅(平成28年8月29日)

浜中駅(平成28年8月29日)

姉別駅(平成28年8月29日)

厚床駅(平成28年8月29日)

初田牛駅(平成28年8月29日)

別当賀駅(平成28年8月29日)

落石駅(平成28年8月29日)

昆布盛駅(平成28年8月29日)

西和田駅(平成28年8月29日)

東根室駅(平成28年8月29日)

根室駅(平成28年8月29日)

 

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