皆さま、おはようございます！
昨日のブログでも書きましたが、
明日は向山駅愛好会の恒例イベント、
「おらんどの駅祭り」の開催日でした。
今日の東北地方は夕方過ぎまで雨模様ですが、明日は好天みたい。
一日楽しく過ごせそうですね。
どうぞ、明日の朝は早起きが出来ますように。
さて今朝は、２年前に訪れました
根室本線・茶内（ちゃない）駅の訪問記です。
茶内駅は浜中町の茶内集落の玄関口として大正８年に開設された駅でした。
浜中町と言えばルパン三世の原作者であるモンキー・パンチさんの出身地。
町内ではルパン三世での街興しが行われている最中なのです。
ルパン三世やふ～じこちゃ～んが浜中町出身という設定であること、
ここで初めて知りました。
浜中町内には茶内駅・浜中駅・姉別駅の３つのJR駅がありますが、
いずれもキャラクターに出会える「ルパン・スポット」になってます。
茶内駅の構内もスゴイことになってたのですよ。
入口にルパン三世！
駅名標の隣りは銭形のとっつあん！
駅舎内もご覧の通りでした。
これ、ルパン三世好きには堪らないのではないでしょうかね？
ルパン三世で記憶に残っているのは
劇場版の「カリオストロの城」に登場するクラリス姫が
シトロエン2CVを操っていて、
これがきっかけで西武自動車で販売していた同車がバカ売れした話です。
シトロエン2CVってシフトレバーはヘンテコだしパワステ付いてないし、
今思うと、女の子が気軽に操れる車種ではなかったと思うのですけど…
あのデザインを現行車に取り入れれば今でも売れるような気がしますが、
それがシトロエンC3でしたっけ？
今度ディーラーに行って確かめてこよっと！
ルパンじゃないけど、こんな顔ハメ看板もありました。
駅舎の内側から顔を出せってことかな？
待合室の中です。
自分が茶内駅に着いた時は
駅舎内に大勢のお客さんがいらっしゃいましたが、
この写真を撮るため列車の到着をしばらく待ちましたよ。
渾身の１枚ですけど…いつもの写真と代わり映えせんのぅ。
続いてはホームに入ります。
茶内駅は２本のホームが千鳥配置された相対式２面２線構造。
駅舎の西側には国鉄時代に使われていた貨物ホームが残ってました。
今になって気づいたのですが、
茶内駅の駅舎は古い木造のモノだったのですね。
色の鮮やかさに惑わされましたが昭和25年に建てられた年代物らしい。
貴重な駅舎でした。
構内には駅舎の他にも年季が入ったモノがありまして…
３連竹ヤリ!?
上尾幌駅の駅便（駅の便所）には敵いませんが、
茶内駅にもそこそこ古い駅便が備わってましたよ。
ちなみにこちらは昭和45年に建てられたモノ。
間もなく50周年を迎える駅便でした。
中は食事中の方がいらっしゃるかもしれませんので自粛しますが、
ここは看板が素晴らしいのです。
「便」の字のその点、学が無い自分は初めて見ましたよ。
こうして構内が「ルパン三世」だらけの茶内駅を楽しんできましたが、
ここに来たなら、鉄道ファンにはぜひ見てほしいモノがあるのです。
昭和47年に廃止されるまで、茶内駅から北側に伸びる
町が経営する簡易軌道の「浜中町営軌道」が存在し、
そこで活躍した車両が今でも保存されてるのでした。
場所は茶内駅から徒歩10分で着く「ふるさと公園」ですぜ☆
あったあった、これですよコレ！
一般的な「鉄道」とは違い「軌道法」に定められた基準を満たさなくても
敷設することが出来た簡易軌道。
道内には各地に簡易軌道が伸びてましたけど、
浜中町営軌道は最後まで残された簡易軌道だったんですって。
ここで活躍したディーゼル機関車と自走客車（ディーゼルカー）が
ふるさと公園で保存されてたのです。
が…残念なことに自走客車の方は老朽したために車体は解体済みで
台車だけが残されてました。
でもでも、古典的は菱枠台車が見れただけでも満足ですよね。
機関車は昭和40年に釧路製作所で製造されたモノだそうです。
町内には簡易軌道の廃線跡があちらこちらにあるみたいですが、
今回は時間切れでここまで。
北海道はどこを旅しても時間が足りなさ過ぎてホントに困ってましたよ。
ひょっとして保存車両の外周の鉄柵も古レールだったの!?
今になってもっと時間を作っおくべきだったと後悔していた
茶内駅の訪問記でした。
茶内駅（平成28年８月29日）
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