皆さま、こんにちは!
ここしばらく雨の日が続いてましたね。
来週は札幌エリアの駅巡りを楽しむ予定でしたけど、
予報を見ると雨なの。
自分は雨男なので雨天は慣れっこですけど、
さすがに法則がこれだけ頻繁に発動すると引いちゃいます。
天気予報は「曇り時どき雨 降水確率60%」、
寝静まってる時間帯にまとめて降ってくれるとありがたいのですが…。
今からちょうど2年前、大雨の中で訪れたのが
根室本線・別保(べっぽ)駅でした。
どれだけ雨が強く降ってるかというと…
この画像から様子がわかりますでしょうかね?
雨が強く降り続いていたので
透明なビニール傘を差しながら駅を撮影してました。
画像の所々にUFOみたいなのが飛んでますけど、
傘に付いた留め紐ですので気にしないでください。
別保駅は大正6年に上別保駅として開業した駅です。
大正12年には南側に別保信号場が開設されましたが、
昭和3年に信号場が駅に昇格した際、駅名が東根室駅に変わったために、
昭和27年にこちらが別保駅に改称されたとのこと。
戦前は別保炭鉱(昭和24年に閉山)からの石炭輸送で
賑わってた駅みたいですね。
下は昭和22年に撮影された航空写真ですけど、
右下に別府炭鉱に繋がる貨物専用線の姿が写ってました。
こちらがその先にある別府炭鉱周辺の写真です。
専用線は馬車軌道を敷き直したモノで、
閉山後は別保南地区に繋がる町道に転用された模様。
別府炭鉱は当時の施設跡が今でも多く残っているらしく、
廃墟マニア垂涎のスポットだそうですよ。
自分も廃墟には興味がありましたけど、
なんせこの日はこんな土砂降りですから。
その分、駅をじっくり眺めることにしました。
先ずは駅舎からです。
現在の駅舎は開業当時からの駅舎に代わって
JRに移行の際に建て替えされたモノだそうです。
壁面のツルの電照が見えますけど、
こちらは冬期間限定で灯されるみたい。
日本一の「タンチョウの飛来地」として知られている釧路湿原ですけど、
区域的には釧路町にまたがっているみたいですね。
駅舎の中はご覧の通りです。
別保駅は平成4年まで簡易委託駅だったそうですけど、
切符を販売する出札窓口らしきものは見当たらず…。
駅前に商店がありますので、
こちらで構外販売してたのかもしれません。
別保駅は単式ホームが1本あるだけの棒線構造の駅でした。
ホームのすぐ上に長い歩道橋が見えますけど、
これは国鉄時代に構内に存在していた数本の側線を跨ぐためのモノ。
もちろん、この上からも構内を眺めてみましたよ。
うむ、雨の降り方が尋常じゃない。
奥の右手側に別保鉱山があったのですが…
閉山して間もなく70年が経過、
さすがに当時の駅の賑やかさを感じさせるものは
何も残ってませんでした。
土砂降りの中、駅前広場にある公園で佇む。
地図の右下に別保小学校が見えますけど、
この先がかつて別保鉱山があった場所です。
自分は駅便(駅の便所)好き、もちろんこれも撮らなきゃね。
しばらくすれば雨が止むかな?なんて考えてましたけど甘かった…
外に出れない虚しさを感じながら窓辺の人形を眺めてましたが、
コレ、髪の毛が伸びてないです?
人形の毛ってこんなに不揃いなモノなんすかね?
こちらはボンバーマン、それともビーダマンなのか?
2者の違いがよくわからず、
スマホで調べながら時間を過ごしてました。
今思うと、仙台からわざわざ道東まで出てきてまで
ビーダマンのことなんか調べなくてもいいのに。
つくづく自分は時間の使い方が下手だと感じました。
ツル形が神々しく光っている別保駅を見てみたいのですけど、
いつの日になることやら…
それ以前に、別保駅に到着する列車は1日に7往復しかないようで。
訪れるにもハードルが高そうな花咲線の別保駅でしたよ。
別保駅(平成28年8月30日)
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