皆さま、こんにちは!
来春のダイヤ改正で廃止なるのではないかとの
噂が出ている根室本線(花咲線)初田牛駅。
定期利用者が1人/日を下回っている駅でしたが、
花咲線にはもうひとつ、
初田牛駅と同レベルの乗車客数を持つ駅があるのですよ。
ちなみにその駅の駅前風景はこんな感じでした。
民家は1軒も見えず、乗車客数の少なさは仕方がないのかな?
とも思いましたけど…
厚岸町にあるこちらの駅でした。
根室本線・糸魚沢(いといざわ)駅です!
根室本線(当時は釧路本線)が厚岸駅まで延伸開通した
大正8年に開設された駅でした。
花咲線の無人駅では古い木造駅舎が最後まで残っていた駅だそうですが、
駅舎の隣りに広く空いてる土地が見えますけど、
旧駅舎はここにあったみたいです。
糸魚沢駅は極端に利用者が少ない駅ということですけど、
それじゃ秘境駅なのかといったら全然そんな雰囲気はなく、
駅の目の前を交通量が多い根釧国道(国道44号線)が横切るのです。
その他にも、グーグルマップによれば
駅のそばに集落と簡易郵便局もあるみたいで…
なぜ糸魚沢駅の利用者数が少ないのか疑問に思っちゃいました。
新しい駅舎に変わった糸魚沢駅、まだまだ元気な証拠ですよね?
新しく生まれ変わった駅舎は
JR北海道の無人駅でよく見かけるログハウス風のモノ。
それでは中を覗いてみます。
明かり窓がこれしかないから結構薄暗い印象。
この暗さは雨天のせいだけではありませんよね。
列車の発車案内を見る。
花咲線の厚岸駅以北はただでさえ列車の本数が少ないのに、
糸魚沢駅は快速通過駅なので
上下合わせて9本の列車しか停車しないみたいです。
そんな駅だからこそ、駅ファンは惚れるのですよ。
糸魚沢駅にも訪れたファンが記帳する駅ノートがありました。
それとトヨタの鍵とロッカーの鍵も。
トヨタの鍵はイモビライザー付きだと1万円以上しますから、
早く所有者の元に返ればいいのですけど。
それと、なぜか聖書もここにありました。
そういえば、糸魚沢駅の殺風景な駅前にこんなモノが立ってましたっけ。
近くに教会でもあるのかしら?
世界が平和であることはもちろんですが、
個人的には、糸魚沢駅がいつまでも安泰でいられることを願ってます。
ここ数年はダイヤ改正のたびに、
根室本線の利用者僅少駅が廃止に追い込まれてますからね。
お次はホームです。
糸魚沢駅は単式ホームが1本あるだけの棒線構造駅でした。
かつては相対式ホーム2面2線構造で列車の退避が可能だったとのこと。
昭和46年に貨物列車が廃止されると
外側のホームは廃止されたようですけど、
交換設備は比較的後年まで残されていたみたいですね。
保線用の線路が剥がされた跡を発見!
小さい頃は真っ当な大人になろうと努力してたのに
こんなのを見て興奮しちゃうオヤジになるとは…
人生、何があるかわかりませんね。
最後は糸魚沢駅の駅名標で〆ます。
糸魚沢駅は湿原(木が邪魔して駅からは見えない)が目の前の
ステキなロケーションにある駅らしいのですけど…
糸魚沢駅がいつまでも安泰で入れますように。
世界人類が平和でありますように。
糸魚沢駅(平成28年8月29日)
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