皆さま、こんにちは!
昨晩、無事に釧路空港から新千歳空港に戻ってきました。
道央と道東を結ぶ根室本線の特急列車と
道東自動車道経由で運行される高速バスが、
共に台風の影響で運休しておりまして、
根室本線を旅していた自分は釧路市内で取り残されていたのですよ。
釧路駅には、特急や高速バスの回復を待つお客さんがいましたが…
復旧にものすごい時間がかかりそうですけど、大丈夫だったのかしら?
今朝は一昨日訪れた根室本線(花咲線)から尾幌(おぼろ)駅です。
尾幌駅は厚岸町の尾幌集落に大正6年に開業した駅。
駅前には根釧国道(国道44号線)が走り、
すぐ近くにはガススタやセイコーマートもあります。
それにしても、尾幌駅の駅舎のカラフルなことときたら…
見ての通り、廃貨車の車体を利用したダルマ駅で、
種車は車掌車のヨ3500、道内ではよく見かける仕様ですね。
「車輪のリンク付」「尾灯付」「片側デッキ潰し」が
根室本線のダルマ駅の定番仕様のようですが、
路線によって仕様が異なるのって、何が理由なのでしょう?
ちなみに尾灯付のダルマ駅は、
横からのディテール。
もひとつ、妻面からも。
派手なイラストですが、
最近見られるようなラッピングやシール張りではなく、
すべて手書きなところがすごい!
このイラスト、側面同士、妻面同士がそれぞれ同じものですが、
完璧なほどにズレなくトレースされているのですよ。
この仕事の職人技、まるでセル画1枚1枚を手書きしていた頃の
昭和のアニメを見ているようですね。
デッキから待合室に進入する。
このワクワク感…
ミッキーに会うためにミッキーの家に来た、あの瞬間そのもの。
おじゃましま~す!
ダルマ駅としての目新しさはありませんが、
車掌車時代のベンチが撤去され、新たにベンチが設けられております。
奥に見えるのは便所…ではなくて、残念ながら物置でした。
尾幌駅は単式ホームが1本あるだけの棒線駅です。
ここもかつては列車の行き違いが可能な相対式2面2線構造で、
貨物列車の留置線もあったようですけど、
昭和59年に現在の配線に改修されてのちに木造駅舎も撤去、
昭和61年に現在の姿に変ってんですって。
それにしても尾幌駅のイラスト、素敵だと思いません?
タコちゃんイラストの鵜苫駅も素敵でしたけど…
イラストのかわいさでは、尾幌駅は道内一の駅ではないかしら?
尾幌駅(平成28年8月30日)
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