皆さま、こんにちは！
職場に「お城めぐり」にハマっている同僚がおりました。
お城が大好きな推しのアイドルさんがいて、
ファンレター（彼はコレを"お手紙"と呼んでいる）に書く
ネタ造りでお城を周っていたら、
いつのまにか本人が夢中になってしまったらしい。
始めた動機はアレですけど、ハマりにハマって
最近はお城だけではなく城址もしっかりとチェックしてるそうですよ。
城址の石積みには法則性があって、とても魅力的なんですって。
この話を聞き、最初は「ふ～ん」と聞き流してましたけど、
よくよく考えたら古い木造駅舎巡りは「お城めぐり」、
木造駅舎が消えた駅巡りは「城址巡り」と感覚が似てるのかなぁと。
「お城の石積み」の魅力なんて、駅ホームのそれとまんま一緒でしたから。
今度、同僚に会った時には駅の魅力を語っちゃおうかな？
アイドルさんが駅に興味を持たなければ、
彼もまた興味を持たないのでしょうけどね。
さてさて、今回は１年半前の夏に訪れた
根室本線・門静（もんしず）駅の訪問記です。
門静駅を訪れるまえに事前に調べてき情報ですが…
・最近（とは言っても平成15年ですが）まで古い木造駅舎があった
・かつて砂利線が伸びていて、国鉄時代は砂利輸送で栄えていた
とのことです。
どちらも現役だった頃に見れたら大興奮しちゃったのでしょうが、
なんせ今から15年前の話です。
気持ちを「お城めぐり」から「城址めぐり」に切り替えて、
門静駅の現状と砂利線の廃線跡を眺めることにしました。
とはいうものの…
自分が訪れたこの日は大雨（翌日は台風が直撃）で強風が酷く、
セコマで買ったばかりのビニール傘は一瞬にして全身骨折。
門静駅の駅舎は道内では珍しい開放的な造りですけど、
こんな日は当然、中もびしょ濡れな状態です。
密閉式の待合室もあるっちゃあるのですが…
中は狭く、くつろぎのスペースからは程遠い印象。
雨風さえ無ければ、きっと素敵な駅舎だったでしょうに。
駅巡りはやはり晴れた日に限りますね。
でも仕方がないのですよ。
今回の旅行は３カ月前から決めていたのですから。
今回は雨のせいで廃線跡巡りは断念しちゃいましたが、
砂利線は駅の西側から約２キロ先の採掘場まで伸びてました。
こちらは昭和53年に撮影された航空写真です。
採掘場には合計６本の側線があったみたいですね。
下は同じ日に撮影された門静駅の写真。
この頃は列車の行き違いが可能な島式ホームと、
貨物列車を留置させるための側線の姿は駅舎寄りに見えます。
そして現在の門静駅の姿でしたが…
構内にあった貨物側線はすべて撤去され、
駅舎も改築の際にホーム近くに移転された模様。
従来、駅舎があった場所も広場の一部に充てられたために
駅前広場が拡大されたみたい。
以前（航空写真が撮影された頃）と比べて
民家の数が減ってるように感じたのは気のせいでしょうか？
そしてこちらが門静駅のホームです。
島式ホームは単式化され、すっかり寂しく変わっちゃいましたね。
かつての広かった構内は
今でも一部が資材置き場になってるようですけど、
貨車ではなく、保線車両によって運搬されてるようですよ。
門静駅が寂しく変わっちゃったのは、
駅舎の姿を見た時点で察してはいたのですが…
やはり、古い駅舎が残っているうちに訪れたかったですね。
廃線跡巡りを残してますので、いずれはここも再訪せねば。
話は変わりまして、
例年、期間限定で利用が可能な「北海道＆東日本パス」に、
今年は同チケット用の「北海道特急線特急オプション券」が
販売されることが発表されました。
同パスを利用の際にオプション券（１日6千円）を購入すれば
北海道新幹線を含む道内の特急列車に乗車が可能になるそうです。
北海道旅行者にとっては特報！と思ったのですけど…
新青森駅を朝６時過ぎに出発し、特急列車を乗り継いでも
門静駅に近い釧路駅に到着するのは夕方４時過ぎなのですよね。
本当に北海道は広い！
門静駅の再訪はハードルがかなり高そうです。
門静駅（平成28年８月30日）
駅探訪記、旅情報を不定期に更新中。
新着情報がすぐ受け取れる読者登録をお願いします！
