キム姐さんはだいたいにおいて髪が長い。初期のころは長く、次第に短くなってくる。
 


■ 長いのは「大金塊」

きちんと測れるわけではないが、このあたりが一番長い。

この映画は、金鉱を探しに行って消えた恋人を追いかけるストーリー。恋人自身は消えているので登場しない。

恋人の同僚と水上飛行機に乗ってカナダのブリティッシュコロンビアの奥地に飛び立つ。ブリティッシュコロンビアは、かってゴールドラッシュに沸いたところ。飛行機から見る景色がきれい。

そして奥地に30年間住んでいる怪しい老人(チャールトン・ヘストン)に出会う。
 


■ 短いのは「グッバイ・デイヴィッド」

一番髪が短いのはこちら。わりと初期の映画である。

この映画はフランス映画のリメイクで、(ある種の病気で)数多くの女性と付き合った男性のストーリー。

ディヴッド役はバート・レイノルズで、精神療法医マリアンナとしてジュリー・アンドリュースが出演している。ルイーズ(キム姐さん)は、付き合った女性の一人だが、その中では一番出番が多い。ルイーズが非常に上品な雰囲気なのが特筆。

タイトルが「グッバイ」となっているのは、本作時点ではディヴッドは死亡しており、マリアンナの回想という形でストーリーが展開されるから。
 


■ 髪を切るのは「L.A.コンフィデンシャル」

この映画はロスアンゼルスの麻薬犯罪に絡むもの。市警察の中に悪人がいる。

キム姐さんは、ヴェロニカ・レイク似の娼婦リン・ブラッケン役。ヴェロニカ・レイクに似せた長い髪をしている。例のフードを被ったスタイルは、「奥様は魔女」のジェニファー(ヴェロニカ・レイク)を真似たもの。

最後に刑事のバド(ラッセル・クロウ)が退職してリンと一緒にリンの故郷に帰る。その時はリンは髪を切っている。この映画のインタヴュー動画でも、同じ髪をしているので、本当に髪を切ったのだろう。

リンは出番が少ないのが残念だが、きちんと個性が感じられるのが不思議である。
 


■ 余計なこと

大金塊では、上記のように髪が長いが、もう少し髪が短い場面もある。撮影期間の途中で髪をカットしたのか?

それと「アライブ」では、チンピラに追跡されて逃げている途中で髪型が変わっている。

「このくらいなら分からないだろう」と思ったのか。ちゃんと見てるからね。
 


キム・ベイシンガー
(1978)ケイティ/Katie: Portrait of a Centerfold
(1981)解剖室殺人事件/KillJoy/Who Murdered Joy Morgan
(1982)大金塊/Mother Lode
(1984)ナチュラル/The Natural
(1986)ノーマーシィ/非情の愛/No Mercy
(1987)ブラインドデート/Blind Date
(1987)消えたセクシーショット/Nadine
(1988)花嫁はエイリアン/My Stepmother Is an Alien
(1989)バットマン/Batman
(1991)あなたに恋のリフレイン/The Marrying Man/Too hot to handle
(1992)愛という名の疑惑/Final Analysis
(1992)クールワールド/Cool World
(1993)ブロンディー/女銀行強盗/The Real McCoy
(1994)ゲッタウェイ/The Getway
(1994)プレタポルテ/Ready to Wear/Pret-a-Porter
(2000)永遠のアフリカ/I Dreamed of Africa
(2000)ブレス・ザ・チャイルド/Bless the Child
(2004)トラブル IN ベガス/Elvis Has Left the Building
(2004)セルラー/Cellular
(2006)マーメイドの祈り/The Mermaid Chair
(2006)ザ・ゲーム/Even Money
(2013)リベンジ・マッチ/Grudge Match


大金塊

 

大金塊 - もう少し短いものもある、美容院はあるの?

グッバイ・ディヴッド

L.A.コンフィデンシャル - ヴェロニカ・レイクのような髪

L.A.コンフィデンシャル - 最後に髪を切る