■ パートナーが料理を作るのは？
パートナー(夫または恋人)が料理を作る場面があるのは？、解答は次の通り。
- ザ・ゲーム(Even Money)
- マーメイドの祈り(Mermaid Chair)
両方とも2006年の作品。夫はなかなかできた夫なのだが、妻(キム姐さん)は、わりとだらしない状態である(笑)。
◆ ザ・ゲーム(Even Money)
作家のキャロリン・カーヴァー(キム姐さん)は、小説を書けないというスランプからか、ついカジノに手を出してしまう。そしてどんどん深みにはまってしまう。
夫のトム(レイ・リオッタ)は大学教授。キャロリンの行動が怪しいので、当然浮気を疑うのだが、カジノ通いを言うわけにもいかないのでキャロリンは曖昧な返事をする。ますます疑われる。13歳の娘ニコルも疑っている。
作家としての仕事も主婦としての仕事もさぼっている状態になる。なのでトムがニコルのために食事を作ったりしている。
よくできた夫ではあるが、キャロリンがニコルの進学資金まで使い込んでいると判明して、トムはキャロリンに離婚を言い渡す。キム姐さんが出演作の中で離婚されるのは本作のみ。注、「あなたに恋のリフレイン」では同じ相手と結婚を四回、離婚を三回するが、すべてヴィッキー(キム姐さん)から離婚を言い渡す。
この結論は自業自得とはいえ可哀そうだが、キャロリンはカジノで知り合った落ちぶれたマジシャンをヒントにして「アメイジング・エイブラハム」という小説を書きあげる。
◆ マーメイドの祈り(Mermaid Chair)
ジェシー・サリヴァン(キム姐さん)は、母親がケガをしたとの連絡が入って、故郷の人魚伝説がある島に戻った。
島に戻って父親が死亡した秘密を知ることになる。それはジェシーが父親に抱いていた申し訳ないという事柄と関係があり、また母親のケガとも関係がある。
上記の内容は別の機会にしておいて、島にはベネディクト会の修道院がある。そして修道院のトーマス修道士(アレックス・カーター)との間であってはならない関係となる。
ジェシーがなかなか帰ってこないので、夫のヒュー(ブルース・グリーンウッド)は島を訪れる。ジェシーは絵を描くのだが、その絵から浮気がバレてしまい、ヒューは指輪を外して帰ってしまう。
さてヒューが料理をする場面。ジェシーが島に帰る日の朝、ヒューは料理を作ってジェシーに出す。この夫婦は朝食は夫が作るというルールのようである。
そしてジェシーが島から帰ってきた夜、ジェシーはヒューに浮気のことを謝るがヒューは答えない。これは当たり前だろう。「疲れた」とか言って相手にしない。明確に言わないのは迷っていたからか？
しかし次の日の朝、ヒューが前と同じように料理を作ってジェシーに差し出す。そして自分の分の一部をジェシーに黙ってプレゼントする。これがヒューのやり方のようである。二人はなんとなく(！)元のさやに戻る。美人は得だな(笑)。
蛇足。島の女性の友達連中は「ダメになったら、いつでも戻っておいで」と煽るようなことを言う。
◆ キム・ベイシンガー
(1978)ケイティ/Katie: Portrait of a Centerfold
(1981)解剖室殺人事件/KillJoy/Who Murdered Joy Morgan
(1982)大金塊/Mother Lode
(1984)ナチュラル/The Natural
(1986)ノーマーシィ/非情の愛/No Mercy
(1987)ブラインドデート/Blind Date
(1987)消えたセクシーショット/Nadine
(1988)花嫁はエイリアン/My Stepmother Is an Alien
(1989)バットマン/Batman
(1991)あなたに恋のリフレイン/The Marrying Man/Too hot to handle
(1992)愛という名の疑惑/Final Analysis
(1992)クールワールド/Cool World
(1993)ブロンディー/女銀行強盗/The Real McCoy
(1994)ゲッタウェイ/The Getway
(1994)プレタポルテ/Ready to Wear/Pret-a-Porter
(2000)永遠のアフリカ/I Dreamed of Africa
(2000)ブレス・ザ・チャイルド/Bless the Child
(2004)トラブル IN ベガス/Elvis Has Left the Building
(2004)セルラー/Cellular
(2006)マーメイドの祈り/The Mermaid Chair
(2006)ザ・ゲーム/Even Money
(2013)リベンジ・マッチ/Grudge Match
ザ・ゲーム
ザ・ゲーム
マーメイドの祈り
マーメイドの祈り
陰謀の星条旗
