以前
ズボラな完璧主義のお話をしましたが
ではその完璧主義を
人に求めるとどうなっていくか。
独身時代に働いていた職場に
仕事を完璧にこなす人がいました。
デスク周りどころか
店舗全体が綺麗に整理されていて隙がない。
ストックは常にたくさんあり在庫を切らすことはないし
先回りしてスタッフの仕事をフォローする。
たしかに仕事は出来るのですが
他者にもそれを求めるので
無言の圧力が凄まじい。
鉛筆一本すら放置できないし
ちょっとでも引き出しが開いていたら指摘され
先回りして仕事ができないと使えないと言われる。
めちゃくちゃ息がつまる。
そして
私もそうでしたが
完璧を求める余り
やっぱり全てをこなすことは難しく
ちょこちょこ仕事を忘れたり
うっかりミスをするんですよ。
ただ
ちょっとしたことでも自分のミスは絶対に認めない。
彼の思い通りにならなかったり
ミスを指摘すると
人のせいにしたり
めちゃくちゃ機嫌が悪くなったり
逆ギレして言い訳をしたり。
言う通りに動いてくれる人や
新しくきた人には
気持ち悪いくらい
過剰に世話を焼いたり可愛いがる。
多くのスタッフが不快を感じていて
嫌がられていたんですね。
完璧主義な人って
常に「ない」意識があって行動してたりします。
価値がない
努力が足りない
知識がない
認められない
などの潜在意識に突き動かされているので
とても頑張り屋さんです。
でも顕在意識では「ない」を感じたくないから
ミスする自分は認めず
出来ない人を見下したり
劣等感を与えたり
マウントを取ろうとする。
「ない」状態から抜け出すために
常にエネルギーを消費するので
すぐに枯渇してしまい人から奪うようになります。
他者をコントロールしたり
認められたいとかわからないけど
そういう意識をまき散らす。
実は根っこにある劣等感を隠すために
優越感を感じようとする行動にでる。
一緒に働くスタッフは
エネルギーを奪われて不快だししんどいですよね。
過剰に世話を焼いてくれるときも
「ない」意識で行動してるのでやっぱり奪う。
相手はやる気をなくしたり
他者の仕事や役割も奪っていくんです。
そして
奪ったものは奪われるのが宇宙の法則。
彼の下につく部下には
仕事ができない人や
思い通りにならない人がきたり
役割を放棄したり
仕事をしなくなる人が出てきたり
彼の仕事はどんどん増え
部下のフォローに忙しく
エネルギーを奪われ不快な思いをさせられてました。
でもますます
部下をコントロールしようとする。
負のループです。
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