こんにちはニコニコ

 
 
 
 
 
くのあきこです。
 
 
 
 
 
ウチの息子は
自分が出かけるとき
私が出かけるとき
 
 
 
 
 
必ず手をタッチします。
 
 
(これは足だね…)
 
 
 
 
朝学校に行くとき
私が見送るまで何度も
 
 
 
 
 
行ってきます
 
 
 
 
 
というので
 
 
 
 
 
半強制的にタッチと見送りをしています。
 
 
 
 
 
そんな息子を見て
ふと私の母親を思い出しました。
 
 
 
 
 
 
私の母親は
誰かが出かけるときは
必ず外まで見送りに出ます。
 
 
 
 
 
 
昔から今も。
 
 
 
 
 
 
寒くても
朝早くても
土砂降りでも。
 
 
 
 
 
 
高校生の時、私は
家にいるのが嫌で朝6時前には家を出ていました。
 
 
 
 
 
摂食障害になっていたので
母親が私のために食事を用意するのが嫌だったんです。
 
 
 
 
 
それでも母親は毎朝私を見送りましたが
それもすごく嫌でした。
 
 
 
 
 
 
家にいたくない気持ちや
母親をないがしろにしてる気持ちを
責められてるような
罪悪感を刺激されるから。
 
 
 
 
 
別にいちいち出て来なくていいから!
 
 
 
 
 
とイライラしながら何度も言ってきましたし
見送ってるのがわかってても振り返るのが嫌でした。
 
 
 
 
 
でも
 
 
 
 
 
そうか。
と言いながら姿が見えなくなるまで見送る母親。
 
 
 
 
 
母親は自分の父親を突然の事故で亡くしてますし
私も保育園児のとき
妹と二人でピアノ教室に向かう途中
トラックにはねられる事故にあってるので
 
 
 

 
なんでもない人に比べたら複雑な思いがあったかもしれない。
 
 


 
 
口を利かない笑いもしない私を
どんな思いで見送っていたんだろう。。
 
 
 
 
 
 
そんな母親の愛を
めっちゃ受け取り拒否していたんですね私。
 
 
 
 
 
 
「行ってきます」も「ただいま」も
ほぼ言ったことがありませんでした。
 
 
 
 
 
 
「行ってらっしゃい」
 
 
 
 
 
出かけるその人に対して
無事に帰ってきてください。
という意味が込められたパワーのある言葉。
 
 
 
 
 
 
「おかえりなさい」
 
 
 
 
 
無事に帰ってきてくれてありがとうという感謝の気持ちが込められた言葉。
 
 
 
 
 
自分は
どうせいてもいなくてもいい存在で
ずっと我慢ばかりさせられて
誰もわかってくれない
 
 
 
 
 
 
 
まるで
一人で大きくなったような
気持ちでいっぱいでしたが
 
 
 
 
 
 
ちゃんとそこには
ずーっと変わらない愛があり守られていたんです。
 
 
 
 
 
 
 
 
もう1年以上も実家には帰っていませんが
 
 
 
 
次に帰ったときにはちゃんと言おうと思います。
 
 
 
 
 
ただいま~。