源氏イラスト訳【若紫241】案内 | 【受験古文速読法】源氏物語イラスト訳

源氏イラスト訳【若紫241】案内

人入れて案内せさす。わざとかう立ち寄りたまへることと、言はせたれば、入りて、

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けっして面白いものではありませんが、

がんばって視聴してもらうと、古文の速読力が身についてきます。

ためしに見てみてくださいねっ♪

おねがい

【源氏物語イラスト訳】

 

入れ案内さす。

訳)惟光は従者入れ取り次ぎを請せる

 

 

わざとかう立ち寄りたまへことと、言はたれ

訳)わざわざこのように立ち寄りなさっを、

 

 

入り

訳)入って行っ

 

 

 

【古文】

入れ案内さすわざとかう立ち寄りたまへことと、言はたれ入り

 

【訳】

惟光は従者入れ取り次ぎを請せるわざわざこのように立ち寄りなさっを、(惟光は従者に)言わので、(取り次ぎに出た家の者は)中に入っ

 

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

■【人】…お供の者。従者

■【入れ】…ラ行下二段動詞「入る」連用形

■【て】…単純接続の接続助詞

■【案内(あない)】…取り次ぎを請う

■【せ】…サ変動詞「す」未然形

■【さす】…使役の助動詞「さす」終止形

■【わざと】…わざわざ

■【かう】…このように

■【立ち寄り】…ラ行四段動詞「立ち寄る」連用形

■【たまへ】…ハ行四段動詞「たまふ」已然形

※【たまふ】…尊敬の補助動詞(作者⇒光源氏)

■【こと】…

■【と】…引用の格助詞

■【言は】…ハ行四段動詞「言ふ」未然形

■【せ】…使役の助動詞「す」連用形

■【たれ】…完了の助動詞「たり」已然形

■【ば】…順接確定条件(原因・理由)の接続助詞

■【入(い)り】…ラ行四段動詞「入る」連用形

■【て】…単純接続の接続助詞

 

重要古語一覧はこちら

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☆本日の『源氏物語』☆

 

…この部分、まったく主語が書かれていません。

ゲロー

 

そういう場合、主語を見分けるポイントになるのは

「敬語の有無」です。

 

今回は、「案内せさす」「言はせたれば」「入りて」

の述部には、敬語が入っていませんね。

 

尊敬語を使っていないということは

主語は従者でしょう。

 

「言はせたれば」/「入りて」

    ↑

この「/」の前後で主語が変わるので

 

光源氏の従者の行為から、尼君の従者へと

主体が変わったことが確認できます。

絶望

 

このような主語の移り変わりを

イラスト訳で、イメージを持たせながら

理解していきましょうね♪

照れ

 

 


 

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