こんばんは、なかしんです。
サーキット攻略は振り返りが重要ですが、
自分は特に、ここを重点的に見ています。
タイヤの能力を引き出せているかが丸裸になるからです。
タイヤには摩擦円という概念があり、サーキットでは常に摩擦円限界を感じながら操縦しています。
※注 摩擦円の概念は本来Gではなくグリップ力ですが、車の動きに置き換えてイメージしやすいように、便宜上Gに置き換えています。
摩擦円がわかると、運転は更に楽しくなるので、
①加減速Gと旋回Gで配分を分け合っている。
②摩擦円の径(=最大G)は、荷重で変化する。
の2つの理論ついて、超簡単に紹介致します。
まずは
①加減速Gと旋回Gで配分を分け合っている。
について。
自分の車&タイヤの場合、概ね1.2G位が限界です。
減速で1.2G。
旋回で1.2G。
で、減速1.2Gと旋回1.2Gは、摩擦円限界を超えるので、同時には発揮できません。
減速Gと旋回Gの合成1.2Gが限界になります。
(合計ではなく、合成)
「0.85G+0.85G=1.7Gなんじゃないの?」
と思う方もいるかもしれませんが・・・
三平方の定理で1.2Gになる訳です。
限りある摩擦円(グリップ)を、加減速Gと旋回Gで分け合っている訳ですね。
次に、
②摩擦円の径(=最大G)は、荷重で変化する。
について。
物体を動かす時、必要な力Fは
F=μmgとなります。
で、荷重というパラメーターでFが変動するのがミソで、各輪の摩擦円の大きさは走行中の荷重移動で目まぐるしく変動する訳です。
400Rに体重60kgの人が1人乗る場合、
(自分の場合、Bose付/サンルーフ無で前軸1,000kg/後軸770kg)
静止&一定速では前56%/後44%の重量配分なので、
タイヤ摩擦円は前輪のほうがやや大きくなります。
(大きさの差は誇張しています。以下同)
で、加速+右旋回中は、
右輪より左輪、前輪より後輪が大きくなる訳です。
以上、超ザックリ摩擦円理論でした。
摩擦円の大きさは、頭で考えながら走るのは無理ですが、感じながら走っています。あ~、もうこれ以上ハンドルこじったら左前輪滑るな~、とか。
アレですアレ、妙〇山の名シーン、
俺の400Rが・・
いけると教えてくれている・・!!
ってやつです(笑)
冒頭に話を戻すと、Gを見ていると言いましたが、
コーナー進入フルブレーキで減速後、
クリッピングに向かうシーンにおいて、このようにGの軌跡がヨレヨレだと下手で、
このように摩擦円のフチを舐めると上手な訳です。
摩擦円の限界付近で走り続けるのが一番速い訳ですが、これが激ムズで、アクセル/ブレーキ操作と、ハンドル操作の匙加減を神業のようにバランスさせる必要があるので、なかなか上手くいかないんです。
G視点でリプレイを見ると面白いです。
超へたっぴだった頃。
23年10月18日、2分09秒86
特にAコーナーのG軌跡がヨレヨレなのがお解り頂けるかと思います。
現時点最速、今月11日の1分58秒49。
それなりにマシになってきました。
ビフォー、
アフター。
2年間の成長の証です。
難しくてゴールが無いからサーキット飽きません。更に腕を磨き、いつか一流と呼ばれるような走りが出来たら最高ですね。
お金が続くかは知りませんが(爆)
2025年12月20日 なかしん


































































































































