こんばんは、なかしんです。
富士の高速コーナー安全性向上のため、避けて通れぬGTウイング。
候補はVOLTEX Type12.5と、
エスプリ GTウイング042の2択。
それぞれ長所があり悩みましたが、
最終的にはホームの富士での高速域における揚抗バランスを重視し、法規適合させる苦難を覚悟のうえでエスプリを選びました。もしホームコースがツクバやSUGOのようなテクニカルサーキットなら間違いなくVOLTEXでした。
それぞれ実物を見たからできる判断でした。
先駆者tiaさんには感謝しかありません。
6月に楽天で注文し盆休み前に届きました。
待ちきれず開封前に載せるバカ。
直接置くアホ。
ウマでハイマウントにするマヌケ。
さて、エスプリは保安基準がそのままでは通らないので魔改造が必要です。
今日は保安基準18条編をお届けします。
歩行者の傷害要素にならないよう、全幅ポイントから165mm以上、内側に入っている必要があります。
V37の全幅は1,820mmなので、ウイングの全幅は1,820-(165×2)=1,490mm未満なら法規適合です。
定規を組合せて精密に測定しました。
何度測っても1,495mmでした。笑
余裕を見て1,487mm狙いで片側4mm斬ります。
FRP専用サンダーを調達済。キリッ
逝くぜ、ザクっとな!
ああ、南無三・・・!
翼よ、君に罪はない。
法規のためだ、許してくれ!
角を削って丸めたら空洞が露出したのは計画通りで、カーボンクロスを貼って塞ぎます。
カーボンクロスの上からエポキシ樹脂を塗り重ね、
ヒートガンで焼き付け、
硬化後に研磨したら何も無かったかの如く。
CFRPの補修は初めてでしたが、想像よりも上手く仕上がりました。
ちなみにウイングはDIYで加工ができるよう、ドライカーボンではなくウェットカーボンを選んでいます。
肝心のウイング幅は・・・
狙い通り1,487mm。完璧!
これで保安基準18条はOK。
保安基準39条は後日お届けします。
夏休みだというのに、パパの工作ばかりで家族サービスが疎かになるとマズいので、地球博物館に行ってきました。
驚異的な生命の進化に感嘆しつつ、今この瞬間、自分に命がある現実が奇跡のように感じました。
研究者達の情熱と執念に感謝。
2024年8月17日 なかしん