心理マーケティングの視点〜どうすれば成果を出すことができるのか〜 -4ページ目

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能力の無いリーダーが高い成績を出せる秘密？

高い気温が続いているせいなのか、家の前にはホタルに続いてカブトムシのオスが現れました。さすがにまだ６月も前半にカブトムシを見ることなどなかったので、もしかしたらクワガタ、それともG、と思って驚いたしだいです。地面を背中にしてジタバタしていたので近くの木につけてあげました。暑い日が続いておりますので、皆さまも体調管理にはお気をつけください。

いや～、京都は半端ない猛暑です。新幹線を降りてビックリです。こんな時期に35度を超えるなんて凄すぎとしかいいようがありません。母の大好きだった『河道屋の蕎麦ぼうる』と妻の大好きな『京ばあむ』がおみやげです。

前日お会いした好業績を出し続けているリーダーが、『自分には特別な能力などなく、いつも優秀な部下に恵まれ、助けてもらえてるだけなんですよ』とおっしゃっていました。

過去にお会いした業績低迷に困窮しているリーダーは、『業績を改善する方法を思い描くことはできるんですが、なんせ周りがついて来れないんですよ』とおっしゃっていました。

人に『運』はつきものです。

たまたま優秀な部下に恵まれることはあります。

また、連続して能力の低い部下しかいない場合もあります。

これを『確率の問題だからな』と思ってしまへば、あなたは周囲の環境に依存した成績しか出せない人生を歩むことになります。

『結果』と『成果』

高い成績を出すリーダーに『行動が早い』人が多いのには理由があります。

それは、行動すれば必然的に結果が出るからです。

それが好ましい場合もあれば、好ましくない場合を含めて、『起きた事実』が結果です。

つまり行動すると、どうするとダメで、どうすると良いか、それが分かることになります。

出た結果を修正して繰り返せば、着実に成果へ近づいて行くのです。

成果とは、成し遂げた結果の最終状態が「目指した状態（目標）」になっていることを意味します。

社内プレゼンテーションなどは、一回で通らないのが普通です。

それを一回で通らなかったからと『あきらめる』人がいます。

とても残念な考え方です。

最初のプレゼンなどスタートにすぎません。

回数を重ねるごとにゴールに近づくのです。

『社内プレゼンは、同一テーマは３回までに決まっているんですが』

業績低迷にあえぐ店舗の部長さんが、そのように言っていました。

これなど『結果』にフォーカスした、業務効率優先の考え方だといえます。

人材育成という『視点』からは、何回でもチャレンジさせるべきでしょう。

（もちろんプレゼン自体が目的になっては本末転倒ですが）

市場が縮小していく中で残る企業同士の競争は、資本力ではなく人材力による差となって現れるからです。

【結果を出せる承認】と【成果を出せない承認】

結果承認よりも、プロセス承認の方がモチベーションは上がります。

結果を承認してしまうと、結果を出せなかった場合の失敗を恐れてしまうからです。

結果が出せないと承認されないというリスクから、高い目標にチャレンジしなくなり、安易な目標を設定するようになります。

それに対して、目標に対しての努力を承認すれば、結果に左右されることなく、一生懸命になれるからです。

結果は時として『運』に左右されます。

なので『結果』ではなく『過程』を承認するという考え方です。

ただし、結果よりもプロセス行動が単純に重視されてしまうと、好ましい結果がコントロールできなくなります。

アマチュアであれば、行動自体に価値があるかもしれません。

しかしプロであれば結果が求められるからです。

利益が目的ではありませんが、利益が出ないと企業の存続ができなくなります。

ドラッカーの言葉を引用すれば、

『利益とは、企業が事業を継続・発展させていくための条件である』

ということです。

結論から言えば、『結果』も『過程』も承認することが大切。

という結論でしょうか。