魚は頭から腐るため、優秀な人材から逃げだします。
『上司の話は聞きたくない』というメロンパンの名前です(笑)。
見た目のとおり、シュークリームメロンパンという商品らしいのですが(笑)
お味の方は『話も味もシンプルに』との意味を込めてプレーン味になっています。
冗談のようで、本当の商品名です。
社員の遊びから作られたそうだからビックリ!
ロシアの諺に『魚は頭から腐る』というものがあります。
組織の腐敗は上層部から始まり、しだいに下層部へと広がっていくという意味です。
ちなみに質問ですが、
上層部はまともだが、下層部は腐っているという組織をご覧になったことがありますか?
社長が仕事に興味なくて、放漫経営をしているなどは分かり易い事例ですが、
人間的に立派な社長だが、幹部社員たちが好き放題やっている場合なども、頭は腐っていることになります。
部下が上司の顔色を伺って仕事をするのは普通です。
これは上司が自分の『生殺与奪』を握っているからです。
※生殺与奪
部下を生かすも殺すも、与えるも奪うもそれは上司しだいという意味。
当然のように部下は上司の顔色を伺い、忖度します。
つまり組織が腐るのは、上層部の価値観が下層部に浸透することによるものです。
優秀な人材は、視野が広いので危険を察知する能力も高くなります。
また、他の企業でも充分に働ける自信があるので、長期的な視点から腐った企業から離れた方が得だと判断するわけです。
腐った、又は腐りかけの企業から優秀な人材から逃げて行く理由がここにあります。
すると、他社では働く自信のない人材ばかりが溜まって行くため、さらに企業は腐って行きます。
そこに新しい優秀な人材が入っても、腐った社員達を見て逃げてしまうか、又は腐らされてしまうのです。
腐った社員は、新しく頑張ろうとする社員が邪魔になります。
今、頑張ることをせず楽をしているのに、それを邪魔されたくないからです。
好調な企業には、優秀な人材がいます。
環境や資本により、簡単に業績好調になるなど現在の社会状況ではあり得ません。
人間的に尊敬・信頼されているリーダーがいるから、その影響力が組織の隅々までに広がるのです。
具体的には、次のようなポイントがあります。
◇客観的な視点による日常的な会話
見えていない視点から話をされることで、新たな発見や気づきが生まれる。
部下は自分の視野が狭くて全体が見えていなかったことに気づき、未熟さゆえに不満を感じていたことを反省できます。
◇本質的な問題点を問う質問
表面的な答を与えて、考えずにやれという姿勢には反発を感じるものです。
しかしなぜそれをするのかという本質的な質問をされることで、考える人材が育ちます。
◇結果だけではなくプロセスに対するフィードバックがある
部下をきちんと見てくれているという安心感があるので、進んでチャレンジすることができます。
仮に失敗したとしても、努力している過程を見てくれていれば頑張れるものです。
部下にとって自分の成長はとても大切であり、そのヒントを提供してくれる上司を大切することは自然です。
そして、人間として信頼も尊敬もできない上司の話を聞きたくないと思うのもまた自然なことです。
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パチスロ大学で講師をさせていただきます。