誰かに初めて会ったとき
"Nice to meet you."
と言いますよね?
この表現ですが
"to meet"
という不定詞ではなく
"meeting"
という動名詞のバージョンも
聞いたことがあると思います
つまり
"Nice meeting you."
という言い方です
この
"Nice to meet you."
"Nice meeting you."
の2種類は
実はそれぞれ違った意味を
もっています
"Nice to meet you."
の方はそのまま
「はじめまして」
という意味で初対面の
人に対して使う表現です
一方
"Nice meeting you."
の方は
「会えてよかったです」
と初めて会った人と
初めてのさよならを言う時に
使う表現です
したがって、たまに
"It was nice meeting you."
のように過去のことを表す
"It was" を付ける人もいます
ということは
初めて会って
「はじめまして」
と言いたいときに
"Nice meeting you."
はおかしいですし
「知り合えてよかったです、またね」
の時に
"Nice to meet you."
と言ってもおかしく
聞こえます
これは慣れてくると
言葉の響きで感じられるように
なりますが
「不定詞には、これからのこと
動名詞には、過去のことを表現する」
という文法が存在するからです
例文:
"Be sure to lock the door."
(鍵をかけるの忘れないでね)
不定詞 = これからのこと
"I remember doing that yesterday."
(昨日それをしたのを覚えているよ)
動名詞 = 過去のこと
実は中学校の文法にも
出てくる内容なのですが
会話などではついつい
忘れがちになりやすいものです
この不定詞と動名詞を
意識して話していると
いずれ、それぞれが
未来と過去の内容と結びついて
自然とそれが感じられる
ようになると思います
それまでは
この文法を頼りに
してみてください
-1ppei
////////////////////////