今年はカナダウグイとでも呼べるピーマウスで釣り初めをすべくさまよったが、結局いつものマウンテンホワイトフィッシュで始まった。

その後晩冬から晩春まで日本に滞在し、旧日本第70種目から第79種目まで駒を進めた。

そしてカナダに帰国後は、5月初旬にアメリカはミネソタ州、ウィスコンシン州、ミシガン州の五大湖周辺へ遠征し、悲願のロングノーズサッカーをゲットしたが、もう一つのターゲットであるラウンドホワイトフィッシュは叶わなかった。

6月には再びアメリカに遠征し、北西部でブリッジリップサッカーとマウンテンサッカーを狙ったが、どちらも釣れずに終わった。

7月はカナダ国内でブリッジリップサッカーを釣るべく、ブリティッシュコロンビア州内の内陸部へ何度か足を運び、未成魚には多く遭遇したものの、どうしても釣ることは叶わなかった。結果的にこれがカナダでの最後の釣りとなった。

9月には最後のアメリカ遠征を敢行し、長年北米で追い求めていたクイルバックをイリノイ州でゲット。その翌日にはジョージア州でショールバスをゲットし、ブラックバス全魚種制覇を達成するとともに、アメリカ百目に大手をかけた。

そしてその翌日、再びイリノイ州に戻り、百種目となるべきギザードシャッドを狙ったが、やはりどうしても釣れなかったので、第二候補に切り替え、運良くリバーカープサッカーを釣り上げ、ついにアメリカ百目が達成された。

そして9月の終わりに、16年住んだカナダを離れ、日本に帰国した。帰国後は全く釣りをしなかった。
 


カワヨシノボリ (4月、大分県にて)

 


ウロハぜ (4月、大分県にて)

 


ギギ (4月、福岡県にて)

 


チチブ (4月、大分県にて)

 


シモフリシマハゼ (4月、佐賀県にて)

 


オオヨシノボリ (4月、鹿児島県にて)

 


カワアナゴ (4月、熊本県にて)

 


モザンビークティラピア (4月、大分県にて)

 


セイゴ (4月、佐賀県にて)

 


ジルティラピア (4月、鹿児島県にて)

 


ロングノーズサッカー (5月、アメリカ・ウィスコンシン州スペリオール湖支流にて)

 


クイルバック (9月、アメリカ・イリノイ州カスカスキアリバーにて)

 


ショールバス (9月、アメリカ・ジョージア州フリントリバーにて)

 


リバーカープサッカー (9月、アメリカ・イリノイ州カスカスキアリバーにて)


このように、今年はブラックバス全魚種制覇アメリカ百目の二つを達成することができ、また海外生活に終止符を打つという、節目の年となった。来年以降は、なるべく日本固有種の、それもこれまで近縁種を釣っていないような魚種に絞って釣り歩きながら、日本百目に向かっていきたいと考えている。