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日本第52種目として釣ったシモフリシマハゼを探して有明海に注ぐ川の河口近くの水門をキヂで探っていた際に、最初に掛かったのが意外にもセイゴだった。ヨリモドシにヒットしたのかもしれないが、すぐに水面でバレた。

こうして偶然セイゴの居場所を知ることになったので、2015年の4月のこの日は満潮からの下げ始めに同じポイントに出かけてセイゴを狙うことにした。

タックルは2500番のスピニングのトラウト用で、ラインは6ポンド、1/8オンスのジグヘッドを直結し、前日からの雨で濁っていたのでグラスミノーMのチャートリュースシャイナーを付けた。

前回掛かった所の対岸からチェックし始め、徐々に前回の場所へとノーヒットのまま移動した。

そして本命のスポットへ。扇状へキャストするも依然ヒットなし。こりゃダメかな、ミミズのウキ釣りに切り替えようかなどと考えながら、護岸に沿ってキャストし水深1メートル以内をノーマルリトリーブしていた時、グンとロッドに重みが!

反射的にアワセると、魚の感触が伝わってきた。ヒットだ!

エラ洗いでセイゴだと確認。念のためもう一度アワセを入れ、ファイトをいなした後、護岸の梯子を降りて行ってネットでランディングした。やったー!魚種としてはスズキをゲットした!
 


初めて釣ったセイゴ、30センチ。


期待していた背側の斑点や第一背鰭の棘間膜のソーガー のそれのような模様はほとんどなかった。有明海のスズキのうちの、より普通のスズキに近いバリエーションの個体ということだろう。

 


初セイゴの俯瞰

 


初セイゴの腹側

 


初セイゴの顔

 


初セイゴ別影


この年日本に帰省して暖かくなる前の仕事として、本の電子化を行ったが、その中に「ダイワルアー・フライ」があった。35年以上前の本だが、その中でフッコの船からのルアー釣りが紹介してあって、当時、いつかはやってみたいと思ったものだ。

それがこの日オカッパリながらようやく現実となったわけで、感慨深いものがあった。今度はタイリクスズキに近い個体を釣ってみたいものだと思った。

 

セイゴのハビタット