昨日は大分県下の某川へとレンタカーを走らせた。一年前に車がないために行けなくて時間切れとなった場所だった。目的はカワヨシノボリだった。
ポイントに到着後、ホリデー小継の穂先4本のドボン仕掛のタナゴバリ極小に通販で手に入れたアカムシをつけ、岸辺の流れの緩いポイントの石の下をラン&ガンしていった。
その結果、釣れた5尾のうち、4尾は胸鰭条数が19本以上の陸封されたトウヨシノボリだったが、二尾目に釣れた個体は同条数が15ないし16本で、待望のカワヨシノボリだった!
この後、この川の本流の河口へ下り、テトラポッドや護岸の下をキヂで探ってカワアナゴを狙ったが、釣れども釣れどもヌマチチブだった。
そんな中、一尾だけ別のハゼが釣れ、帰宅後に同定を試みた結果、頭部上面のほくろ状の小黒点が決め手となってウロハゼと結論した。自身初物だった。
この後、対岸へ移動し、堰の直下を探ったが、ここでも釣れて来るのはヌマチチブばかりで、カワアナゴではなかった。
そんな中、岸辺のコンクリートの柱を横に重ねた護岸になっている、割と流れのあるポイントの底を探っていた時、アタリがあり、ちょっと間を置いてアワセたところヌマチチブとは違う引きだったので、待望のカワアナゴか!と思った。
ところが水面を割って飛び出てきたのは、カワアナゴにしては細長すぎる魚だった。すぐにギギだとわかったが、ここでは全く想定に入れていなかったので驚いた。
初ギギと書いたが、釣りを始めた頃に兵庫県の武庫川で棘のある魚を釣って刺されたような40年以上前の遠い記憶があるので、本種だったのかもしれない。
また、ギギは今年熊本県の球磨川下流で狙う予定にしていたのだが、これでその必要がなくなった。
このギギも球磨川のギギと同様に琵琶湖のコアユの放流に混じって移植されて増えた個体だと思っていたが、調べたらもともと分布していることがわかった。ということは、釣れたのはかなりラッキーだったわけだ。
これで日本第72種目まで伸ばせた。カワアナゴは別の川で探すことにしよう。