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2015年の4月、思わぬ形で初ウロハゼを釣った後、カワアナゴを求めて対岸へ移動し、堰の直下を探ったが、ここでも釣れて来るのはヌマチチブばかりで、カワアナゴではなかった。

そんな中、岸辺のコンクリートの柱を横に重ねた護岸になっている、わりと流れのあるポイントの底を探っていた時、アタリがあり、ちょっと間を置いてアワセたところヌマチチブとは違う引きだったので、待望のカワアナゴか!と思った。

ところが水面を割って飛び出てきたのは、カワアナゴにしては細長すぎる魚だった。すぐにギギだとわかったが、ここでは全く想定に入れていなかったので驚いた。

 


初めて釣ったギギ尾鰭の切れ込みが深いことでアリアケギバチと容易に識別できた。

 


初ギギ俯瞰

 


初ギギの腹側

 


初ギギの顔

 


初ギギ別影


初ギギと書いたが、釣りを始めた頃に兵庫県の武庫川で棘のある魚を釣って刺されたような40年以上前の遠い記憶があるので、本種だったのかもしれない。

また、ギギはこの年に熊本県の球磨川下流で狙う予定にしていたのだが、これでその必要がなくなった。

この初ギギも球磨川のギギと同様に琵琶湖のコアユの放流に混じって移植され増えた個体だと思っていたが、調べたらもともと分布していることがわかった。改めてこの川の豊かさに感謝した。

 

ギギのハビタット

 

2020年10月に兵庫県内で石の間からの穴釣りで釣れたギギ4尾。黄身練りかキヂ使用。

 

福岡県内でヤリタナゴ狙いの黄身練りで釣れたかわいいギギっ子、2021年11月