パワースポットの第３７回　龍神様とつながるらしい神社さん１「九頭龍神社」

第３７回　龍神様とつながるらしい神社さん１「九頭龍神社」
　　　　

　今回から、金運や開運と関係が深い「龍神様」をテーマに、その道の方々が良いと言われている神社さんについて、シリーズでお伝えしたいと思います。（私が、知りたいというのもありますが・・・）

因みに、龍神様は、神様と人をつなげるという役割があるそうですので、できれば、仲良くしたいものです。

　今回ご紹介する九頭龍神社さんは、箱根駅伝で有名な箱根にある神社さんで、箱根神社の末社という位置づけです。本宮は、境外社ですが、新宮は境内にあります。でも、本宮に行かないと、龍神様とはつながらないようです。

　箱根神社の主祭神は、箱根大神様で、瓊瓊杵尊（ニニギノミコト）様、木花咲耶姫命（コノハナサクヤヒメノミコト）様、彦火火出見尊（ヒコホホデノミコト）様の３神のことです。

　ニニギノミコト様は、天孫降臨（てんそんこうりん）で有名な神様で、天照大御神様のお孫さんです。最初は、日向の国の高千穂に降臨されたのですが、箱根にも下りられたとのことです。

　コノハナサクヤヒメノミコト様は、富士山の神様として、その筋の方には有名な山の神様です。

　ヒコホホデノミコト様は、ニニギノミコト様とコノハナサクヤヒメノミコト様の間に生まれた子供でして、親子３人で、箱根を守っておられるということです。

　なお、箱根神社にも、奥宮があるようでして、造化三神（天之御中主神（あめのみなかぬし）様、高皇産巣日之神（たかみむすびのかみ）様、神皇産巣日之神（かみむすびのかみ）様）が祀られています。

（※造化三神とは、世の中がないときに、高天原（たかまがはら）に最初に降臨された神様です。どちらから来られたかは、定かではありません。）

　本題の龍神様ですが、日本では、竜宮城に住んでおられる神様という説があります。浦島太郎などのお話にも出てくるぐらい有名なので、何となくわかるような気はします。

　一方、九頭龍様は、九つの頭を持った龍神様ということで、他の龍神様とは違う、何やらヤマタノオロチに似たような伝承があるようでして、今回の「九頭龍神社」さんに伝承されているお話は、以下の通りです。

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　奈良時代のこと。

　万字ヶ池（現・芦ノ湖）には九頭の毒龍が住み、たびたび大波を起こしては里人たちを苦しめていたという。
　困った里人たちは若い娘をいけにえとして差し出すことで毒龍を鎮めることにした。

　しかし、天平宝字元年（757）、駒ヶ岳で修行を積み箱根大神の加護をいただいた萬巻（まんがん）上人がついに毒龍退治に挑む。

　上人は池の中に石壇を設けてそこに座り、連日祈祷をして法力でもって毒龍を調伏した。

　観念した九頭龍は宝珠と錫杖と水瓶を手に水面に現れ「もう悪さはしない。この池と土地を守っていこう」と誓った。

　こうして萬巻上人は箱根神社里宮に続き、万字ヶ池のほとりに九頭龍大神を祀ったのだった。
『箱根・九頭龍神社社伝』要約
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　ということで、元々、芦ノ湖に住んでいた龍神様のようです。

　箱根神社の末社になっているのも、二度と暴れないように監視するために、箱根大神の家臣となっているのかもしれません。

　ということで、箱根大神にお参りしてから、九頭龍神社の本宮に行って、作法を守って、お参りするのですが、出来れば、水晶を持って行った方が、良いという方もおられます。

　龍神様は、水が好きなので、陸に来てもらうためには、水晶が良いとのこと。

　龍神様に気に入ってもらえると、一生、お金に困らない、人や仕事に恵まれるとのご利益がありますから、どうしてもご利益に授かりたい方は、奮発して、でっかい水晶でも用意しては、如何でしょうか？（私は、そこそこの大きさにしておきます。重いので・・・）

　因みに、九頭龍神社の本宮へは、月次祭（つきなみさい）がある毎月１３日以外は、船が出ないので、徒歩かボートで行かなくては、ならないそうです。

パワースポットの第３７回 龍神様とつながるらしい神社さん１「九頭龍神社」

パワースポットの第３７回　龍神様とつながるらしい神社さん１「九頭龍神社」