パワースポットの第４３回　龍神様とつながるらしい神社さん７（八坂神社）

第４３回　龍神様とつながるらしい神社さん７（八坂神社）

　今回は、京都の祇園祭で、超有名な八坂神社さんです。

　前回のお話の貴船神社さんが、龍神様の専門店の本家だとすると、八坂神社さんは、本家でありながら、主祭神でもある須佐之男命（スサノオノミコト）をキーテナントとしたショッピングモールみたいな神社さんで、各地の総本宮から分祀された神様が、専門店を出店しているような感じです。

　しかも、オールスターなみの布陣ですので、やっぱりパワースポットなのだと思います。

　お忙しい方で、ワンストップショッピング型の参拝をされたい方には、お勧めの神社さんだと思います。

＜主祭神＞

中御座：素戔嗚尊（すさのおのみこと）
東御座：櫛稲田姫命（くしなだひめのみこと）･･･出雲における素戔嗚尊の最初の妻
西御座：八柱御子神（やはしらのみこがみ）･･･素戔嗚尊の御子8柱の総称

素戔嗚尊の八柱の御子神とは、
八島篠見神、五十猛神、大屋比売神、抓津比売神、大年神、宇迦之御魂神、大屋毘古神、須勢理毘売命

＜配神＞

（東御座に同座）神大市比売命、佐美良比売命･･･素戔嗚尊の妻たち
（西御座に御座）稲田宮主須賀之八耳神･･･大山積神の御子で櫛稲田姫命の父神

＜摂社＞

疫神社　・・・・　祭神：蘇民将来
悪王子社　・・・　祭神：素戔嗚尊の荒魂
冠者殿社　・・・　祭神：天照大御神との誓約時の素戔嗚尊の御気

＜末社＞

北向蛭子社　・・　祭神：事代主神　※恵比寿様です。
大神宮　・・・・　祭神：天照大神・豊受大神
美御前社　・・・　祭神：多岐理比売命・多岐津比売命・市杵島比売命　※美容水があります。
大国主社　・・・　祭神：大国主神・事代主神・少彦名命
玉光稲荷社　・・　祭神：宇迦之御魂神。玉光稲荷社権殿の「命婦稲荷社」と二社で一体とされている。
日吉社　・・・・　祭神：大山咋神・大物主神
刃物神社　・・・　祭神：天目一箇神
厳島社　・・・・　祭神：市杵島比売命
太田社　・・・・　祭神：猿田彦命・宇受女命
大年社　・・・・　祭神：大年社・巷社神

＜十社＞
以下の神社さんを合祀しています。

多賀社（伊邪那岐命）
熊野社（伊邪那美命）
白山社（白山比咩命）
愛宕社（伊邪那美命、火産霊命）
金峰社（金山彦命、磐長比売命）
春日社（天児屋根命、武甕槌神、斎主神、比売神）
香取社（経津主神）
諏訪社（建御名方神）
松尾社（大山咋命）
阿蘇社（健磐龍神、阿蘇都比咩命、速甕玉命）

＜五社＞
以下の神社さんを合祀しています。

八幡社（応神天皇）
竈神社（奥津日子神、奥津比売神）
風神社（天御柱命、国御柱命）
天神社（少彦名命）
水神社（高龗神、罔象女神）※貴船神社さんです。

以上、八坂神様モールのご紹介でした。

で、今回のテーマである肝心な龍神様ですが、

１．本殿自体が龍穴の上に建っているとのことで、青龍石なるものがあって、持って帰れますので、お心づけを払って、頂きましょう。東の守りに使えます。今年は、東が凶方位なので、必須アイテムかもしれません。

２．本殿に向かって右側に湧水「祇園の御神水」通称「力水」というのがありまして、本殿下の龍穴から湧き出している水とのこと。たくさん飲んで、青龍パワーを体内に取り込みましょう。

３．＜５社＞に、貴船神社の神様「高龗神（たかおかみのかみ）」様がおられますので、忘れずに、参拝されることをお勧めします。

龍神様とは関係ありませんが、八坂神社と言えば、「蘇民将来（そみんしょうらい）様ですので、無病息災を祈願されると良いかと思います。
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蘇民将来と巨旦将来は兄弟である。そして、兄の蘇民は貧しく、弟の巨旦は裕福である。

ある日、旅の男「武塔神（むとうのかみ）」が一夜の宿を求めてやってきた。巨旦は裕福であるにもかかわらず、これを断った。蘇民は貧しいながらも精一杯もてなして差し上げた。

旅の男は、帰り際にこう言った。「我は速須佐之男（スサノオ）の神である。もし疫病が流行したら、蘇民将来の子孫であると名乗り、茅の輪を腰につけておきなさい。そうすれば災難から逃れられるであろう」
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で、祇園祭では、子孫でもないのに「蘇民将来子孫也」と文字を書いた服を着るようになったとのお話です。
皆様も、可能なら、護符を手に入れましょう！

因みに、蘇民将来様の弟「巨旦」は、武塔神に滅ぼされました・・・

と、表向きは、以上のようなお話になっていますが、原文には、「子と婦と置きて、皆ことごとく殺し亡ぼしてき。」と書いてあり、真相は、どうやら、蘇民将来様も殺され、残ったのは、蘇民の娘だけとの話もあります。

武塔神が、地方豪族であった将来一族を滅ぼしたなんてのが、真相かもしれません。（将来がない・・）

兎に角、子孫は、守られるので、やっぱり、護符です。