ブラウンソースのポークキーマカレー
カレーだけの男と思われるのがシャクで、先日ブラウンソースから作るハヤシライスを作って素晴らしい出来栄えだったのだが、ふとそのブラウンソースとカレーを合体させたら、いわゆる 「日本式の洋食屋カレー」 に近い物が出来るんじゃないかと思った。
結局はカレーに戻ってくるというインド文化の恐ろしさである。
・キーマカレー
玉ねぎ 中サイズ2個
セロリ 1本分を適当にみじん切り
トマト 缶詰なら1缶の3分の1
生姜・ニンニク 3cm角を目安に摩り下ろす
豚ひき肉 400g
サラダ油 大さじ1
水 500cc
マスタードシード 小さじ1
カルダモン 3個
ヒーング 耳かき1杯
シナモン 1本
ターメリックパウダー 小さじ1
唐辛子粉 小さじ1
ブラックペッパー 小さじ1
・ブラウンソース
小麦粉 40g
バター 30g
赤ワイン 50cc
水400cc
コンソメ 小さじ2
ケチャップ 大さじ1
まずはブラウンソースを先に作る。フライパンでバターを熱し、小麦粉が褐色になるまで弱火でじっくり炒める。本来はトマト・水・赤ワインなんかを入れて少し煮込んで完成なんだが……
今回はカレーなので、ブラウンソースの中にスパイスを混ぜ込んでしまう。ベイリーフ以外はフードプロセッサー的なマスィーンで粉状にしておくこと。
<スパイス>
クミンパウダー 小さじ2
コリアンダーパウダー 大さじ1
クローブ 2本
フェンネル 小さじ半分
ベイリーフ 2枚
ブラウンソースを少量(30cc程度) の水で溶いてペースト状にしつつ、そこにパウダースパイスとベイリーフを入れて1~2分ほど炒める。
残りの水と赤ワインを入れ、コンソメとケチャップで味を付け、中火でコトコト煮込んだらひとまず完成。
続いてキーマカレーを作る。
大さじ1杯程度のサラダ油をフライパンに敷き、温まったらマスタードシードから入れる。続いてハサミでお尻の部分に切り込みを入れたカルダモン(こうしないと香りが出ない) とシナモンを入れる。
油にスパイスの香りが移ったら玉ねぎを入れ、少ししんなりしたところでヒーング・摩り下ろした生姜とニンニク・セロリを入れる。
玉ねぎがペースト状に近づいたらターメリックを入れるんだが、おそらくこのレシピだとターメリックを炒めるだけの油量がないと思う。
なのですぐに豚ひき肉を投入。これを弱火でじっくり炒めて脂を出し、その脂にターメリックを混ぜ込んで臭みを取る。最初に入れる油の量を増やすと、豚ひき肉の脂が加わって大変な事になるので、なるべく少なめを心がけると丁度良くなるはず。
豚ひき肉に全体的に色が付いて細かくなったらトマトを入れて炒める。
次に唐辛子粉とブラックペッパーを入れて炒める。
水を500cc入れ、強火で15分ほど煮込む。強火のまま放置するので、それに耐えられるフライパンかどうか確認した方がいい。(物によって加工が剥がれる可能性アリ)
ブラウンソースを合わせ、塩を小さじ1杯~1杯半ほど入れ、塩気がぴったり決まるまで煮込む。最終的に25分くらい煮込めばベストなはず。
塩気が足りないと思ったら、安易に塩を足すのではなく、煮詰めて味を濃くすべし。
完成!
以前紹介したキーマカレーに近い味なんだが、ブラウンソースが加わる事によってもったりマイルドな口当たりに。全体的な香りはまさにルーで作ったカレーのようである。
またこのカレーはそのままパスタにかけても非常に美味しい。カレー風味のボロネーゼってな具合で、作りたてよりも1晩寝かしたカレーにトマトを追加したりするとよりパスタソース向きな味になる。
ちょっと手間はかかるけど、スパイシーさと日本式カレーのもったりさが両立したステキなお味なので、もしその気になったらやってみれ。
■後日談
中途半端に余ったので、翌日ジャガイモと合わせてコロッケにしてみたらベラボウにうまかった!お惣菜屋さんのカレーコロッケ的なチープな魅力はないが、その分ちゃんと作ったカレーパン的な旨さがある。これは素晴らしい発見だ!
ウチの奥方様が世に問う衝撃的な問題作。
「マジメに成形したのに n型 に揚がる不思議なコロッケ」
アイツは何らかの病気なんだろうか?
■初心者用 超基本手順
<油にスパイスの香りを移す=スタータースパイス>
1.何らかの油を底の深いフライパンか鍋に敷き、中火程度で温める(サラダ油が無難)
2.油が温まったら種状のスパイス(ホールスパイス) を必要量入れる
3.充分に熱してスパイスの香りを立たせ、なおかつ焦げ付く前にみじん切りの玉ねぎを入れてスパイスと絡める(クミンやマスタードなどは丁度いい頃合いでパチパチ弾けるので目安になる)
4.玉ねぎが透き通ってしんなりするまで炒め、必要ならばニンニクやショウガも入れる
<香りと刺激を決める>
5.ターメリックを入れて残っている油と絡めていく
6.火を通す必要がある具材を入れて炒める
7.コリアンダー・クミン・カルダモン・シナモンなどの香りを出すパウダースパイスと、唐辛子(粉)やブラックペッパーといった辛味(刺激) を出すスパイスを入れる
<仕上げ>
8.ざく切りにした生トマトかトマト缶を入れて火を通す(粘度が出るまでしっかり火を通す)
9.必要ならば分量分の水を入れて少し煮込む
10.塩で味を調整し、最後にガラムマサラを振りかけて香りを強調したら完成(※スパイスの中には火を入れ続けると香りが飛ぶものがあるので、最後に補強してやる必要がある)
■初心者用記事
スパイス料理を始めてみようという方は、まずはこれらの記事から読んでください。
・その1【スパイス初心者専用】 スパイス活用の基本的な考え方
基本中の基本となる情報をまとめてます。
・その2(失敗のリカバリー方法として流用できる) 大根と白菜と手羽元のスープカレー
もし失敗してしまった時はこの記事を読んでリカバーしてね。
・その3 香取薫氏、スパイス業界に対して吠える!
スパイスの名称について初心者が最初に知っておくべきお話。
■板橋区リンク
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■番外編 「正しい板橋区の歩き方」 シリーズ
正しい板橋区の歩き方 大山編その1
正しい板橋区の歩き方 大山編その2
正しい板橋区の歩き方 大山編その3
正しい板橋区の歩き方 区役所前編 その1
正しい板橋区の歩き方 志村坂上編
正しい板橋区の歩き方 小竹向原編その1
正しい板橋区の歩き方 小竹向原編その2
正しい板橋区の歩き方 突発徒歩デート編その1
正しい板橋区の歩き方 突発徒歩デート編その2
正しい板橋区の歩き方 突発徒歩デート編その3
正しい板橋区の歩き方 ぶらり東武東上線の旅 その1
正しい板橋区の歩き方 JR板橋駅編その1
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水 500cc
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ターメリックパウダー 小さじ1
唐辛子粉 小さじ1
ブラックペッパー 小さじ1
・ブラウンソース
小麦粉 40g
バター 30g
赤ワイン 50cc
水400cc
コンソメ 小さじ2
ケチャップ 大さじ1
まずはブラウンソースを先に作る。フライパンでバターを熱し、小麦粉が褐色になるまで弱火でじっくり炒める。本来はトマト・水・赤ワインなんかを入れて少し煮込んで完成なんだが……
今回はカレーなので、ブラウンソースの中にスパイスを混ぜ込んでしまう。ベイリーフ以外はフードプロセッサー的なマスィーンで粉状にしておくこと。
<スパイス>
クミンパウダー 小さじ2
コリアンダーパウダー 大さじ1
クローブ 2本
フェンネル 小さじ半分
ベイリーフ 2枚
ブラウンソースを少量(30cc程度) の水で溶いてペースト状にしつつ、そこにパウダースパイスとベイリーフを入れて1~2分ほど炒める。
残りの水と赤ワインを入れ、コンソメとケチャップで味を付け、中火でコトコト煮込んだらひとまず完成。
続いてキーマカレーを作る。
大さじ1杯程度のサラダ油をフライパンに敷き、温まったらマスタードシードから入れる。続いてハサミでお尻の部分に切り込みを入れたカルダモン(こうしないと香りが出ない) とシナモンを入れる。
油にスパイスの香りが移ったら玉ねぎを入れ、少ししんなりしたところでヒーング・摩り下ろした生姜とニンニク・セロリを入れる。
玉ねぎがペースト状に近づいたらターメリックを入れるんだが、おそらくこのレシピだとターメリックを炒めるだけの油量がないと思う。
なのですぐに豚ひき肉を投入。これを弱火でじっくり炒めて脂を出し、その脂にターメリックを混ぜ込んで臭みを取る。最初に入れる油の量を増やすと、豚ひき肉の脂が加わって大変な事になるので、なるべく少なめを心がけると丁度良くなるはず。
豚ひき肉に全体的に色が付いて細かくなったらトマトを入れて炒める。
次に唐辛子粉とブラックペッパーを入れて炒める。
水を500cc入れ、強火で15分ほど煮込む。強火のまま放置するので、それに耐えられるフライパンかどうか確認した方がいい。(物によって加工が剥がれる可能性アリ)
ブラウンソースを合わせ、塩を小さじ1杯~1杯半ほど入れ、塩気がぴったり決まるまで煮込む。最終的に25分くらい煮込めばベストなはず。
塩気が足りないと思ったら、安易に塩を足すのではなく、煮詰めて味を濃くすべし。
完成!
以前紹介したキーマカレーに近い味なんだが、ブラウンソースが加わる事によってもったりマイルドな口当たりに。全体的な香りはまさにルーで作ったカレーのようである。
またこのカレーはそのままパスタにかけても非常に美味しい。カレー風味のボロネーゼってな具合で、作りたてよりも1晩寝かしたカレーにトマトを追加したりするとよりパスタソース向きな味になる。
ちょっと手間はかかるけど、スパイシーさと日本式カレーのもったりさが両立したステキなお味なので、もしその気になったらやってみれ。
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中途半端に余ったので、翌日ジャガイモと合わせてコロッケにしてみたらベラボウにうまかった!お惣菜屋さんのカレーコロッケ的なチープな魅力はないが、その分ちゃんと作ったカレーパン的な旨さがある。これは素晴らしい発見だ!
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<油にスパイスの香りを移す=スタータースパイス>
1.何らかの油を底の深いフライパンか鍋に敷き、中火程度で温める(サラダ油が無難)
2.油が温まったら種状のスパイス(ホールスパイス) を必要量入れる
3.充分に熱してスパイスの香りを立たせ、なおかつ焦げ付く前にみじん切りの玉ねぎを入れてスパイスと絡める(クミンやマスタードなどは丁度いい頃合いでパチパチ弾けるので目安になる)
4.玉ねぎが透き通ってしんなりするまで炒め、必要ならばニンニクやショウガも入れる
<香りと刺激を決める>
5.ターメリックを入れて残っている油と絡めていく
6.火を通す必要がある具材を入れて炒める
7.コリアンダー・クミン・カルダモン・シナモンなどの香りを出すパウダースパイスと、唐辛子(粉)やブラックペッパーといった辛味(刺激) を出すスパイスを入れる
<仕上げ>
8.ざく切りにした生トマトかトマト缶を入れて火を通す(粘度が出るまでしっかり火を通す)
9.必要ならば分量分の水を入れて少し煮込む
10.塩で味を調整し、最後にガラムマサラを振りかけて香りを強調したら完成(※スパイスの中には火を入れ続けると香りが飛ぶものがあるので、最後に補強してやる必要がある)
■初心者用記事
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・その1【スパイス初心者専用】 スパイス活用の基本的な考え方
基本中の基本となる情報をまとめてます。
・その2(失敗のリカバリー方法として流用できる) 大根と白菜と手羽元のスープカレー
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