正しい板橋区の歩き方 大山編その2 | C.I.L.

正しい板橋区の歩き方 大山編その2

こんな殺伐とした時期に空気も読まずに板橋グルメ。

例えるならば砂漠に水。


まさに一服の清涼剤。




というわけで、飲み友達から 「今日の夜、いっぱつ飲みでもどうっすか!?」 とメールが届いた。


お祭り好きなオレ様は 「だったら今から大山ではしご酒だ!」 と、「明日の朝6時に三崎港に来てくれ!」 という山岡バリの返信。





で、今回も前回の 「板橋区の歩き方 大山編1」 と同じくこの交差点からスタート。


最初の目的地は右側奥にある大山一の名居酒屋 『鳥多希』 に決定。




クオリティも小汚さも板橋一じゃないかと思われる鳥多希。


衛生的な問題がどうこうとか、この外観にしり込みするヤツは今すぐページ閉じてぐるなびでも見てろ!




と、無駄に毒づいたところで、この店は焼き鳥で有名な店なのに、なぜか生肉が美味い。こんな小汚い店なのに生肉が美味い。


なんだろうこの究極の選択は。




炙りしめ鯖さん。

肉厚でほどよい脂と絶妙なしめ加減が最高。




馬刺しさん。

こちらも想像以上に身が厚くて、脂身は少なく、純粋に赤身の美味さを堪能できる逸品。




鳥多希名物の手羽先。

2皿にわかれてますが、これで1人前です。1人で行った時は 「手羽先1本だけちょーだい!」 と注文した方が身のため。




鳥多希というと手羽先で有名なんだけど、オレが一番好きなのはこのニンニク挟み。正肉の間にニンニクを挟んで焼いただけなんだが、肉にニンニクの香りが移ってて破壊的な美味さである。




隠れた鳥多希名物である豆腐サラダ。

甘めの黒ゴマとマヨネーズのドレッシングが相性抜群。極端に和の解釈をほどこしたシーザスサラダとでも呼ぶべきか?



彼女さんがどうしてもと頼んだ小海老の唐揚。

小海老というからには川海老的な物が出てくると思いきや、想像以上に身が立派で、エビフライと唐揚の両方の味わいが楽しめる傑作だった。今まで頼んだことなかったけど、これは当たりだなあ。


と、ここで鳥多希がラストオーダーの時間になってしまったため、「夜はまだまだこれからだしな!」 と店を後にするボクら。



・鳥多希でのお会計

写真のメニュー以外に中生×5、焼酎×1で5,700円。3人だったのでお一人様1,900円なり。





前回同様にもと来た道を戻ってハッピーロード大山商店街へ。




ハッピーロード内の八百屋さんの角を右に曲がって直進。




すぐ右手にセブンイレブンが出てくるが、まだまだ直進。




本日2軒目のお店は、大山でも有数の 「とにかく安い大衆居酒屋」 である鏑屋。

ここも鳥多希に負けず劣らず小汚い…。


この店先で売れっ子政治ライターのぽよ橋本先生 と合流し、総勢4名に。




そんな鏑屋の必殺技がこちらのモツ煮込み。

まったりまろやか系のお味で、東京でも10本指くらいには入れていいんじゃないかと思えるほど美味い。鏑屋はこの煮込みのためだけに存在すると言っていいほど美味い。




小汚い店でまたしても生肉。

マグロの中落ちだそうだが、本当にマグロなんだかどうか確認する勇気はない。マグロだと信じて食えばきっとマグロだ。




鏑屋に行ったら必ず頼んで欲しいのがこのコーンの掻き揚げ。

ベスト・オブ・チープな品だが妙に美味い。きっと皆も味が想像できるだろうが美味い物は美味い…。付け合せの露骨なまでに冷凍チックなポテトフライもたまらない。




ここで橋本先生が大冒険の白子ぽん酢を注文。

こんな店で出てくる白子とはいったいなんの白子なのかと小一時間(ry


恐る恐る食べてみたら普通に美味しかった。なんかちょっと悔しい。




朝鮮もやし。

もやしのナムルとかではなく、あくまで朝鮮もやし。この名付け方の潔さに惚れる。味付けもほどよく酸味があって酒のアテに最適である。



誰かが頼んだ野菜の煮物。

どうもオレ様はホッピーを飲みすぎたらしく、不思議なほどに味の記憶がない。明らかに悪酔いである。





納豆マニアな彼女さんが頼んだ厚揚げ納豆。アホみたいにでかい厚揚げの上に、大量のネギと納豆が。脇役のかつお節と卵も良い仕事してます。




お家でお母さんが作ってくれた的なポテトサラダ。

しみじみと落ち着く優しい味である。


で、残念なことに鏑屋も閉店時間となってしまったため、お店を出るボクら。



・鏑屋でのお会計

写真のメニュー以外に、ホッピーしこたま(何回おかわりしたか覚えてなひ)とレモンサワー×1で7,500円。4人なのでお1人様1,900円くらい。





「もう家帰って寝ろよ!」 という声が聞こえて来そうだが、微妙に飲み足らなかったボクらは、深夜の大山を徘徊して3軒目を探すことに。


とりあえず写真奥の遊座大山商店街へ突撃。




てくてく歩き回った結果、記念すべき3軒目は大山駅からほど近くにあるもんじゃ焼き屋 「じゃんじゃん3号店」 に決定。夜中の2時までやっててくれるステキなお店である。




豚肉+ベビースター+そばもんじゃ。

ベビースターと焼きそばのダブル麺である。これが孤独のグルメだったら間違いなく 「それじゃ麺がかぶっちゃう!」 と怒られてしまいそうだ。


が、安酒で脳味噌がとろけてたボクらは、ラムネサワーなどを飲みつつもしゃもしゃ。味もへったくれもなく黙々と食って呑み、呑んで食う。




もんじゃ連続だとさすがにナニがアレだったので、気分転換にもやしガーリックバター。この辺になるともはや記憶もあいまいなんだが、たしかにもやしとガーリックとバターだった。以上。





本日のグランドフィナーレ。(といっても皆でゲロを吐いたわけじゃないぞ!)


明太もちチーズもんじゃさんなんだが、どんな味だったか記憶がない!正直スマンかった!


・じゃんじゃん3号店でのお会計

写真のメニュー以外に、ラムネサワー×4、中生×2くらい、あと他にも何か飲んだ気が…。で、4人でお会計が6,000円だった。(お会計だけは覚えてるオレ)

というわけで、3軒はしごして足元がおぼつかなくなるほどヘロヘロになったのに、お1人様1,900円×2+1,500円=5,300円という見事な板橋価格でございました。


ありがとう板橋!


ありがとう大山!


ありがとう貧民街!




■今回訪れたお店

・鳥多希

住所:板橋区大山町57-2

TEL:03-3972-3609

営業時間:17:00~23:00(23:00を過ぎたら適当な時間に店じまい)

定休日:月曜日

URL:http://ameblo.jp/oharan/entry-10015133698.html



・鏑屋

住所:板橋区大山町14-6 下田ビル1F

TEL:03-5995-9941

営業時間:17:00~24:00

定休日:月曜日

URL:http://www.908.st/mt/ohara/archives/002881.html



・じゃんじゃん3号店

住所:東京都板橋区大山東町55-6 水上ビル2F

TEL:03-3963-6660

営業時間:月~金、祝日=17:00~02:00 土曜日=11:30~02:00 日曜日=16:00~01:00

URL:http://r.gnavi.co.jp/b078202/